7. SOCIAL のコンセプト
機会を共有し、自立した個が連帯して、いま現在を共有する。
上山集楽で行なわれていることは、社会性を帯びた事業(ソーシャルビジネス)を担う
当事者が、
Facebook などのソーシャルメディアを活用して現在進行形で発信するプロジェクトであ
る。
S HARE やりたいこと・課題を共有する仲間が集まる。
OPPORTUNITY なんでもやれる機会を提供する。
C OLLABOLATION 複数の主体が連帯する。
I DENTITY 自立した個が自分で判断する。
A CTION とにかくやってみる。
L IVE 今を発信する。
「楽しいことは正しいこと」であり、自らが心地よく感じる空間づくりをテーマ IT 人
にしている。
棚田再生を象徴とした地域環境において、主体的に考え、具体的に動く人が集ま
る。
UEYAMA VILLAGE CONVENTION 2012 All Rights Reserved.
8. 「上山集楽」は持続可能な地域社会の実験場
上山集楽では地域資源を外部の視点から吟味する人材を呼び込み、
地域資源を可視化させて地域内の自然資本や信頼資本を増大させて、
物流や情報の流通を円滑に進める IT とリアルが結びついたネットワークを構築して
いる。
地域おこし協力隊や英田上山棚田団などのメンバーが、
市村交易を担う「上山集楽」の中心的役割を担う。
人 中核 NPO や住民自治の仕組みを動かしていくノウハウを
蓄積していくことで、どこにもない田舎をつくり上げる。
金融資本に過度に依存したグローバル経済から分離した
地域 地域の自然資本や信頼資本に立脚した地域経済を確立し、
資本
IT 人
生活基盤に必要な食料・エネルギー・教育・福祉・冠婚葬祭など
IT 人
資本 を地域内で自給できる体制を確立する。
ソーシャルメディアなど IT のネットワークを活用する
ことで地域外との交易がスムーズにできる。
IT IT 資本 人
中央集権ではなく、地域分散型の社会基盤を確立し、
IT 人
地域間の交易を加速させていく。
UEYAMA VILLAGE CONVENTION 2012 All Rights Reserved.
9. 事業その1:耕作放棄地再生
西日本でも有数の耕作放棄地再生のメッカとなった上山集楽。
耕作放棄地再生マニュアルを作成するとともに、そこで栽培する作物や土壌改質の
ノウハウを提供し、6次産業化や障がい者雇用などを進めていく。
行政
(国・県・
市)
農商工連携
ノウハウ
企業 6次産業化
提供・連携 障がい者雇用
食育推進
地域住民
地元農家 に還元
耕作放棄地再生
事業 農業生産法人
管理委託 栽培作物のブランド化
モデル MLAT LLC
地域資源の再定義 etc.
UEYAMA VILLAGE CONVENTION 2012 All Rights Reserved.