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みんなのメトリクス 公開用

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WACATE 2017 Winter

Publié dans : Ingénierie
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みんなのメトリクス 公開用

  1. 1. みんなのメトリクス WACATE2017 冬
  2. 2. 自己紹介 • 氏名:なかむら こうじ • あなたとテストの関わり:1~2年に1案件くらいやる • 組織の主な業務:SIです • 業務担当している主な分野:なんでも。今はシステムテスト。 • テストに関連する資格:JSTQB AL TM/TA, JCSQE 中級 • あなたの派閥:猫派 2017/12/17 WACATE 2017 Winter 2
  3. 3. 本セッションの目的 • データ収集のお悩みに対するヒントを見つけてもらう –ルールだからと面倒なデータの入力や測定をやらされる –集めたデータを何に使っているか分からない –分析できるようなまともなデータが集まらない 2017/12/17 WACATE 2017 Winter 3
  4. 4. おしながき • ワーク① • 情報ニーズ • ワーク② • 測定対象の性格のお話 • 正しいデータを集めるために • 事例紹介 2017/12/17 WACATE 2017 Winter 4
  5. 5. ワーク① • みなさんの職場ではどのようなデータがありますか? • 班の中で出し合ってみてください。(10分) –例えば… • 工数 • 欠陥の数 2017/12/17 WACATE 2017 Winter 5
  6. 6. 情報ニーズ • どうしてわざわざ手間をかけてデータを集めるのでしょうか? • ワークで出てきたデータは何に使われていますか? • こんなことはないでしょうか –何に使うか分からないけどルールだから –なんとなく測れそうだから測っている –今は使わないけどもしかしたら将来使えるかも • それにかかった手間(コスト)が報われる日がくるといいですね。 2017/12/17 WACATE 2017 Winter 6
  7. 7. 情報ニーズ • 情報ニーズを考えよう –誰が、いつ、何を知りたいのか –どの程度の正確性が必要か –どの程度タイムリーであるべきか –集めた情報はどのような方法で受け取りたいのか 2017/12/17 WACATE 2017 Winter 7
  8. 8. 情報ニーズ • GQM (じーきゅーえむ; Goal, Question, Metric) • ソフトウェア工学におけるあらゆる計測は、無目的にメトリクスやデータを集 めるのではなく、何のために測定するのか、前提となるモデルは何か、結果 をどう解釈するかなどを明確にした上で実施されるべきである – ゴール層 (G、概念レベル) • 測定を行う目的の定義。測定の対象、理由、観点、およびコンテキストを定めるもので ある。 – クエスチョン層 (Q、運用レベル) • 目的の達成のために評価すべき質問の定義。ゴールが達成されたか否かを判断する具 体的な基準となるものである。 – メトリクス層 (M、定量レベル) • 前提となるモデルに基づいて測定可能なメトリクス。上記の質問に対する答えを提供す るのに必要な情報を提供するものである。 2017/12/17 WACATE 2017 Winter 8 Wikipediaより
  9. 9. 情報ニーズ –ルールだからと面倒なデータの入力や測定をやらされる –集めたデータを何に使っているか分からない –情報ニーズをあきらかにするところから始めてみては? • 背景が分かれば頑張れるかもしれない • ニーズに合わない測定はやめたり改善したりできるかもしれない 2017/12/17 WACATE 2017 Winter 9
  10. 10. ワーク② • 先ほどのワークで挙がったデータに対して –誰がどのようなニーズを持っていますか? –正確さ、タイミング、提供方法はニーズに合ったものでしょうか? • 班の中で話し合ってみてください( 10分) –例えば、こんなちぐはぐ起きてないですか? • タイムリーに知りたい情報なのに定期的な報告を待たされる • ざっくり速報で良いのに正確性を上げるために時間がかかっている • 正確な数字が知りたいのに重複や誤りが混ざっている 2017/12/17 WACATE 2017 Winter 10
  11. 11. 測定対象の性格のお話 • 尺度の類型 –名義尺度 • 測定値は、分類した結果を示す。 –順序尺度 • 測定値は、離散的な階級に分けた結果を示す。 –間隔尺度 • 測定値は、属性の等しい量に対応して等しい距離をもつ。 –比尺度 • 測定値は、属性の等しい量に対応して等しい距離をもち、 ゼロという値は、その属性に対応するものが存在しないことを示す。 2017/12/17 WACATE 2017 Winter 11 JIS X 0141:2009 (ISO/IEC 15939:2007)より
  12. 12. 測定対象の性格のお話 2017/12/17 WACATE 2017 Winter 12 尺度の類型 例 取扱い 名義尺度 電話番号 性別(1:男性,2:女性) 一致/不一致を識別し、数えることができる 大小はないので順序付けや四則演算はできない ・1:男性<2:女性(レディーファースト?) 順序尺度 地震の震度 着順(1位、2位、3位) 大小関係に基づいて比較や並び替えができる 間隔は同じとは限らないので四則演算はできない ・震度4は震度2の2倍揺れているわけではない 間隔尺度 日付(2017/12/17) 時刻(10:00) 間隔が等しいため差の比較ができる 直接、乗除の計算はできない ・2017/12/17×2÷3=??? 比尺度 日数(2日間) 時間(50分) 絶対的な基準「ゼロ」があり四則演算ができる ・365日÷7日=52週と1日
  13. 13. 測定対象の性格のお話 • 基本測定量 (base measure) • 単一の属性とそれを定量化するための方法とで定義した測定量。 • 導出測定量 (derived measure) • 複数の基本測定量の値の関数として定義した測定量。 • 例 –進捗率(%)=実績工数(人日)/予定工数(人日)×100 2017/12/17 WACATE 2017 Winter 13 JIS X 0141:2009 (ISO/IEC 15939:2007)より 導出測定量 基本測定量 基本測定量
  14. 14. 測定対象の性格のお話 • 性格を知っておくことは大事 –リスク分析とかでよくある「発生確率×影響度=???」 • 複数のリスクを比較するための順序尺度を導出している • 導出された数値自体や数値の差の大小には意味はない –進捗率などの導出測定量を集める場合 • 導出に必要な基本測定量を集めておけば「進捗率」自体は集めなくてもいい • 逆に言うと、基本測定量を集めてないと「進捗率」の妥当性は検証できない 2017/12/17 WACATE 2017 Winter 14
  15. 15. 正しいデータを集めるために • なぜ? • 分析する立場ではなく、測定する立場で考えてみましょう 2017/12/17 WACATE 2017 Winter 15 分析できるようなまともなデータが集まらない
  16. 16. 正しいデータを集めるために こんなのいやだ 2017/12/17 WACATE 2017 Winter 16 不具合No 0001 報告日 2017/11/23 報告者 〇〇太郎 システム名 サブシステム名 機能名 機能種別 登録画面 テスト工程 システムテスト テストチーム Aチーム テスト対象Ver. 1.2.12 テストケースID XX-0012 テストケース概要 設計担当者 Aさん 製造担当者 Bさん テスト担当者 Cさん 設計工数 4.2 製造工数 11.5 テスト工数 6.3 重要度 とても重要 影響度 やばい 優先度 最優先 天気 雨のち晴 気温 17℃ 湿度 48% 年齢 37 性別 男性 血液型 A型 緯度 北緯, 36° 経度 東経, 136° 標高 43m 件名 不具合内容 再現性 あり 添付資料 あり 自信 あり 登録モードの場合、画面右下に××ボタンを表示する仕様ですが、表示されません。 不具合票 〇〇システム ××サブシステム △△登録 ××ボタンをクリックして登録する ××ボタンが表示されない 不具合1件の報告に35項目記入 わざわざ別の 資料から調べて転記 意味不明
  17. 17. 正しいデータを集めるために • 現場の人は測定することが目的ではない –成果物を作成する目的の人にとって、面倒な測定項目の記入や意 味不明な測定作業は、目的達成の邪魔者となる –邪魔者のために人は頑張らない –適当にごまかす –簡単に間違える 2017/12/17 WACATE 2017 Winter 17
  18. 18. 正しいデータを集めるために • 分析結果は測定した人に直接的に恩恵をもたらさない –プロジェクトや工程の終盤に集まったデータを分析して、 「追加のテスト作業」といった形で測定した人に還元される –「測定によって仕事が増える」というネガティブイメージ –分析で問題が見つからないようにごまかす 2017/12/17 WACATE 2017 Winter 18
  19. 19. 正しいデータを集めるために • 測定することが現場の仕事の邪魔になってはならない –人に測ってもらうのをやめる –成果物から機械的に測定する • 測定する人にポジティブなフィードバックを与える –測定結果がタイムリーに自分たちの役にたつ –ノルマや評価のためではなく、見える化による安心感 2017/12/17 WACATE 2017 Winter 19

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