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本日の発表
自分のグループで情報共有を活発にしたいという思いで、
情報共有のサービスを作りました(家でコツコツひっそりと)
どうせならOSSで公開してみよう!という事でGitHubに
公開しています
せっかく作ったので紹介に来ました!!
自己紹介
Kodaといいます(はじめまして!)
「Web」とか「Cloud」とかが詳しいです
アプリケーション、インフラ、DBなんでもやります
マネージメントもしてます
最近はビッグデータや機械学習などのデータ活用について
も勉強中です
ITと温泉めぐりをして過ごしています
情報共有の課題
「インターネット」上には優れたサービスがあります
Qiita、stackoverflow、etc... (お世話になってます)
ただし、社内の情報は「インターネット」に公開してはいけな
いというルールがある組織は多い
RedmineやGitLabなど、プロジェクトで閉じた単位では情報
共有は活発な事が多い
その結果、情報が「個人」など狭い範囲に蓄積されてしまい、
「組織」の力に結びつかないときがあります
Redmine
XXXプロジェクト ⃝⃝⃝WG
メーリングリスト
プロジェクトやWGといった、狭い範囲では情報共有
は盛んにおこなわれている
そうしないと業務に支障がでる
その範囲を外れると、なかなか情報が手に入らない
どんな情報があるのかわからないので取りにもいけない
欲しい情報は
どこにあるの??
ナレッジマネジメント導入の課題
1. インターネットのサービスを利用する事は社内の規則に
より禁止されている
2. ナレッジマネジメントのシステムの社内への導入はコス
トが高い
3. ナレッジマネジメントのシステムを導入しても、なかなか
使われない
課題解決に向けて
1. インターネットのサービスを利用する事は社内の規則に
より禁止されている
2. ナレッジマネジメントのシステムは社内導入はコストが
高い
• オープンソースで情報共有の仕組みを作ってみよう!
• 家でコツコツ夜なべして作ってます
課題解決に向けて
3. ナレッジマネジメントのシステムを導入しても、なかなか
使われない
• 簡単に使えるように工夫しています
• 記事を”頑張って”書かなくても使えるようにしています
社内で「簡単」「気軽」に情報を共有できる
仕組みを運営して、情報共有を進める
• ナレッジ登録
• 添付ファイル登録
• 宛先(公開先)選択
• タグ付け
• Markdown
• 絵文字
• 下書き保存
• Bookmark登録
• 変更履歴管理
• ナレッジ検索
• キーワード検索
• 添付ファイルの中身も検索
• BookmarkはURLの先も検索
• タグで絞り込み
• ソーシャル
• コメントやりとり
• いいね!
• 記事のストック機能
• アカウント設定
• 他システム連携
• Ldap連携
• WebHook
• グループ設定
• グループに所属している人に限定
公開もできる
• さまざまな情報をあつかう
• スライドショー
• 独自テンプレート
• 数式表示
• イベント登録
• イベントの参加登録
• イベントのりマインド
• アンケート登録
• アンケート回答
• メール連携
• 投稿の通知
• 評価の通知
• メールから投稿
Features
特徴 - オープンソース
セルフホスト型の情報共有サービス
社内イントラネットで、外部に漏れない形でサービスを稼働
できる
オープンソース(Apache2ライセンス)
簡単セットアップ
Tomcatにwarを置くだけ
もしくはDockerHubにイメージがあるので、pullするだけ
特徴- 利用促進
流行りのMarkdownで編集
添付ファイルも登録できます
全文検索可能(添付ファイルの中身も検索する)
既にある資料を添付するだけで(本文を書かなくても)、情
報共有できます
PC/タブレット/スマフォ対応(レスポンシブデザイン)
「コメント」や「いいね」の機能もあります
特徴 - 社内利用
LDAPでログインできます
グループ管理ができます
公開範囲の指定
自分だけとか、指定のグループへとか(メールの代わりになる)
メールと連携
記事が投稿されたらメールで通知
メールから投稿(メーリングリスト流れた情報を自動で登録)
特徴 – 情報の集約
スライドショー作成機能
イベント開催通知
アンケート登録/回答
勉強会の情報をあつめる
数式表示
表現力を持たせてどんな情報でも登録できるように
History
2014-12-30
初公開(v0.2.1)
その後、定期的にバージョンアップ
2016-01-20
v1.0.0として公開
2017-06-10(この資料を更新した日)
v1.9.0が最新安定版です
情報共有はどうなった?
XXXプロジェクト ⃝⃝⃝WG
特に技術力の高いキーマン同士の情報共有が進むように
なった
投稿数もかなりの数 Knowledge
課題
閲覧者は増えているが、投稿者が増えない
発信する人の固定化(特に若手の発信が少ない)
発信するのは敷居が高い?
とりあえずリードオンリーでも効果はある
全社に公開するのは恥ずかしいという人は、自分だけの
メモの登録から初めてみませんか?
後から検索できるので便利!
さらに、後で人を限定して情報を公開することも可能
総ダウンロード数:7000↑
DockerhubでのPull数:1900↑
Star: 274
けっこう多くの組織で使われている
特に大学生からの問い合わせが
多いので、大学の導入が多いと
思われる。
(大手の企業から問い合わせが
来ることも。すごくびっくりしました。)
外部の利用状況:
オープンソースの活動
反響があると、とっても嬉しい
初めはびっくりするくらい反応が無い
開発に参加してくれる人が増えてきた
自分の知らない技術などを知る機会にもなる
業務と違い、かける時間が少ないのが課題
テスト&ドキュメント整備が、、、
まとめ
よかったら使ってみてください
ご意見、バグの報告はGitHubのissueにお願いします
Knowledgeの紹介(2017 Google I/O 報告会 @信州でのLT)

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