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2009/6/1




    経験から未来へ                 将来構想の基本的内容
-何をしてきて、何をしたいのか-       • 京都大学における図書館機能の戦略
                         的位置づけ
          抜粋版          • キャンパスごとの図書館・室間連携の
                         強化
                       • 図書館職員の位置づけと力量の向上
                       • 図書館財政の安定的確保と系統的な
 平成21年5月29日(金)           コレクション構築
 附属図書館4階スタッフラウンジ
                       • 図書館施設の量的・質的整備
               川瀬 正幸




                        機構と各図書館・室の関係1
                       • 定員削減と歴史的経緯
                        – 部局単位での割り当て
                        – どの掛で減らすかは部局の判断
私の理解した将来構想のポイント           • 部局ごとのアンバランス
                       • 戸籍上の所属と現住所
                        – 定員削減割り振り方法の変更
                          • 全学の図書系職員をベースに(一般職とは
                            別枠で)
                             枠
                        – 戸籍上の所属定員数と実際の配置
                          • 部局のインセンティブを考慮
                       • 図書館・室の予算の取り扱い




                                                        1
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     機構と各図書館・室の関係2                   拠点図書館とサービスポイント2
• サービス対象とサービス水準                     • 前提条件
 – 全学的な利用者サ ビスの平準化
   全学的な利用者サービスの平準化                   – 図書館 室の予算の取り扱いの整理
                                       図書館・室の予算の取り扱いの整理
     • ユニバーサル・サービス “いつでもどこでも同じ内容”    – インフラの整備:搬送システム、発注システム等
 – 学問分野におけるサービス内容の差異への配慮            • 更に
• 拠点図書館とサービス・ポイント                    – 業務の集中化
 – 役割の明確化                              • バックヤード部門の全学集中化 センター化
 – サービス内容や時間の振り分け
   サ ビス内容や時間の振り分け                    – 能力活用
• 全体と個                                 • 再雇用制度の活用

 – 部局ではなく全体(機構)の職員としての               – 地域への拡大
   意識




 拠点図書館とサービスポイント1                             図書館職員の確保
                                    • 定員削減対策
• 機能分担                               – 再雇用制度の活用
 – それぞれの役割を明確に                       – 柔軟な勤務形態 同一労働同一賃金
 – サービス・ポイントはサービス業務に限定              • 仕事の見直し、作業の見直し
• 効率的な運営                             – 無駄の排除、常識の見直し
 –   業務集中化による効率化                    • アウトソーシングとセンター化
 –   サービス業務のローテーション化                 – 長所短所の見極め
 –   常駐と非常駐                          – 何をアウトソーシングするか
 –   一人職場の解消                               業務の空洞化を避ける
 –   サービス向上                         • インセンティブ
                                     – 働きがいとは何か




                                                                      2
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          財政基盤の安定強化
    • 共通経費化
     –   永久に増額要求を続けることは出来ない
     –
     –
         学内ルール
         電子ジャーナルの高騰化への対処法
                                   キャリアの形成について
     –   学生用図書費の確保
    • 外部資金の獲得
     – 情報の入手
     – 企画力、プレゼン能力




                                           アメリカの事情
     図書館施設の量的・質的整備
                              • 図書館職員とスタッフの二重構造
• 長期的なグランドデザインの必要性
                              • 労働者の流動性:永久就職ではない
    – 新図書館建設 キャンパス プランとの関係
      新図書館建設←キャンパス・プランとの関係
                              • 州立大学と私立大学の違い
    – 図書館機能の洗い直し
                                – 州立大学:昇進とテニュア(tenure)制度
    – 拠点図書館、サービス・ポイントetc.
                                – 私立大学:テニュア制度無し、ポストは変わらず
•   耐震補強
                              • Job Description
•   既存建物の改造・修理
                                – 詳細な仕事内容の記述
                                        容
•   書庫の整備→自動化書庫の導入
    書庫 整備 自動 書庫 導
                              • 異動とポストアップ
•   利用者環境の整備←利用形態の変化            – 原則異動はなし、ポストアップは公募で
    – 来館型と非来館型
                              • 業績評価と昇給




                                                                 3
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University of Washington, Seattle
                                                           仕事の種類と給与の対照表
                                                                        (Harvard Universityの例)

                                                   •   Cataloging: Grade 56~60
                                                              g g
                                                   •   Collection Development: Grade 56~60
                                                   •   Reference: Grade 56~59
                                                   •   Library Management:
                                                                     Grade 56~62
                                                       – G d 毎に給料は決ま ている
                                                         Grade毎に給料は決まっている
                                                       – Grade毎にポストに必要な条件が
                                                         決まっている
                                                       – 日本のような定期昇給はない




図書館職員の地位・身分と任用・昇任の関係    University of Washington
                                                             ポストに必要な要件(例)
                                                                            Harvard University
                                                   • Collection Development
                                                      – Grade 56: 小規模の図書館の選書担当者(キャリアの最初の
                                                                   レ ル)
                                                                   レベル)
                                                                    図書館学の学位もしくは同等の学位
                                                                    2年の経験
                                                                    特定の主題の知識と経験が望ましい
                                                      – Grade 60: 大規模或いは特大規模の図書館
                                                                 の蔵書構築部門の長
                                                                  2つ目の専門の学位もしくは同等の
                                                                 学位が必要(博士号もしくは同等の学
                                                                 位が望ましい)
                                                                  6~10年の経験
                                                                  特定の言語の技能があることが望ましい
                                                                  最低4年以上の管理者の経験 等々




                                                                                                       4
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               日本では                               評価とインセンティブ
• キャリアパスって何?                               • 職員評価制度の導入
 – 平成20年度国立大学図書館協会シンポジウム                    – まだまだ試行段階
     「図書館職員としてのキャリア形成を求めるあなたに-望まれるキャリアパス    – 何を評価するのか?
     制度をめざして」                               – 専門性の評価を誰が行うのか?
 –   米国の図書館に比べ職員数が少ない(集団の規模)               • 個人評価とグループ評価
 –   スペシャリストよりゼネラリスト(数年毎の異動)                – 仕事は一人でする訳ではない
 –   ラインとスタッフ                               – グループ評価の問題
 –   果
     果たしてどんなパスがあるのか
                あ
                                           • 絶対評価と相対評価
 –   図書館員の専門性は主張できるのか
                                            – 到達度の評価と評価の反映方法
 –   アウトソーシング
 –   資格認定
                                           • 何がインセンティブになるのか?
                                            – 昇給、昇格・・・




          処遇と地位の関係

 • サラリーグレードとポジション
   サラリ グレ ドとポジション
     – 資格と給与と職位の関係はどうあるべきか
 • 資格認定をどうするか
     – 誰が評価するのか
     – 資格認定制度




                                                                     5

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20090529 ku-librarians勉強会 #111 : 第111回 経験から未来へ: 何をしてきて、何をしたいのか

  • 1. 2009/6/1 経験から未来へ 将来構想の基本的内容 -何をしてきて、何をしたいのか- • 京都大学における図書館機能の戦略 的位置づけ 抜粋版 • キャンパスごとの図書館・室間連携の 強化 • 図書館職員の位置づけと力量の向上 • 図書館財政の安定的確保と系統的な 平成21年5月29日(金) コレクション構築 附属図書館4階スタッフラウンジ • 図書館施設の量的・質的整備 川瀬 正幸 機構と各図書館・室の関係1 • 定員削減と歴史的経緯 – 部局単位での割り当て – どの掛で減らすかは部局の判断 私の理解した将来構想のポイント • 部局ごとのアンバランス • 戸籍上の所属と現住所 – 定員削減割り振り方法の変更 • 全学の図書系職員をベースに(一般職とは 別枠で) 枠 – 戸籍上の所属定員数と実際の配置 • 部局のインセンティブを考慮 • 図書館・室の予算の取り扱い 1
  • 2. 2009/6/1 機構と各図書館・室の関係2 拠点図書館とサービスポイント2 • サービス対象とサービス水準 • 前提条件 – 全学的な利用者サ ビスの平準化 全学的な利用者サービスの平準化 – 図書館 室の予算の取り扱いの整理 図書館・室の予算の取り扱いの整理 • ユニバーサル・サービス “いつでもどこでも同じ内容” – インフラの整備:搬送システム、発注システム等 – 学問分野におけるサービス内容の差異への配慮 • 更に • 拠点図書館とサービス・ポイント – 業務の集中化 – 役割の明確化 • バックヤード部門の全学集中化 センター化 – サービス内容や時間の振り分け サ ビス内容や時間の振り分け – 能力活用 • 全体と個 • 再雇用制度の活用 – 部局ではなく全体(機構)の職員としての – 地域への拡大 意識 拠点図書館とサービスポイント1 図書館職員の確保 • 定員削減対策 • 機能分担 – 再雇用制度の活用 – それぞれの役割を明確に – 柔軟な勤務形態 同一労働同一賃金 – サービス・ポイントはサービス業務に限定 • 仕事の見直し、作業の見直し • 効率的な運営 – 無駄の排除、常識の見直し – 業務集中化による効率化 • アウトソーシングとセンター化 – サービス業務のローテーション化 – 長所短所の見極め – 常駐と非常駐 – 何をアウトソーシングするか – 一人職場の解消 業務の空洞化を避ける – サービス向上 • インセンティブ – 働きがいとは何か 2
  • 3. 2009/6/1 財政基盤の安定強化 • 共通経費化 – 永久に増額要求を続けることは出来ない – – 学内ルール 電子ジャーナルの高騰化への対処法 キャリアの形成について – 学生用図書費の確保 • 外部資金の獲得 – 情報の入手 – 企画力、プレゼン能力 アメリカの事情 図書館施設の量的・質的整備 • 図書館職員とスタッフの二重構造 • 長期的なグランドデザインの必要性 • 労働者の流動性:永久就職ではない – 新図書館建設 キャンパス プランとの関係 新図書館建設←キャンパス・プランとの関係 • 州立大学と私立大学の違い – 図書館機能の洗い直し – 州立大学:昇進とテニュア(tenure)制度 – 拠点図書館、サービス・ポイントetc. – 私立大学:テニュア制度無し、ポストは変わらず • 耐震補強 • Job Description • 既存建物の改造・修理 – 詳細な仕事内容の記述 容 • 書庫の整備→自動化書庫の導入 書庫 整備 自動 書庫 導 • 異動とポストアップ • 利用者環境の整備←利用形態の変化 – 原則異動はなし、ポストアップは公募で – 来館型と非来館型 • 業績評価と昇給 3
  • 4. 2009/6/1 University of Washington, Seattle 仕事の種類と給与の対照表 (Harvard Universityの例) • Cataloging: Grade 56~60 g g • Collection Development: Grade 56~60 • Reference: Grade 56~59 • Library Management: Grade 56~62 – G d 毎に給料は決ま ている Grade毎に給料は決まっている – Grade毎にポストに必要な条件が 決まっている – 日本のような定期昇給はない 図書館職員の地位・身分と任用・昇任の関係 University of Washington ポストに必要な要件(例) Harvard University • Collection Development – Grade 56: 小規模の図書館の選書担当者(キャリアの最初の レ ル) レベル) 図書館学の学位もしくは同等の学位 2年の経験 特定の主題の知識と経験が望ましい – Grade 60: 大規模或いは特大規模の図書館 の蔵書構築部門の長 2つ目の専門の学位もしくは同等の 学位が必要(博士号もしくは同等の学 位が望ましい) 6~10年の経験 特定の言語の技能があることが望ましい 最低4年以上の管理者の経験 等々 4
  • 5. 2009/6/1 日本では 評価とインセンティブ • キャリアパスって何? • 職員評価制度の導入 – 平成20年度国立大学図書館協会シンポジウム – まだまだ試行段階 「図書館職員としてのキャリア形成を求めるあなたに-望まれるキャリアパス – 何を評価するのか? 制度をめざして」 – 専門性の評価を誰が行うのか? – 米国の図書館に比べ職員数が少ない(集団の規模) • 個人評価とグループ評価 – スペシャリストよりゼネラリスト(数年毎の異動) – 仕事は一人でする訳ではない – ラインとスタッフ – グループ評価の問題 – 果 果たしてどんなパスがあるのか あ • 絶対評価と相対評価 – 図書館員の専門性は主張できるのか – 到達度の評価と評価の反映方法 – アウトソーシング – 資格認定 • 何がインセンティブになるのか? – 昇給、昇格・・・ 処遇と地位の関係 • サラリーグレードとポジション サラリ グレ ドとポジション – 資格と給与と職位の関係はどうあるべきか • 資格認定をどうするか – 誰が評価するのか – 資格認定制度 5