Contenu connexe
Similaire à (ロフトワーク テクニカルディレクターがこっそり教える)運営スタッフに喜ばれる CMSの選び方 超入門 (20)
(ロフトワーク テクニカルディレクターがこっそり教える)運営スタッフに喜ばれる CMSの選び方 超入門
- 4. 川竹 敏晴
よく知ってるCMS
Toshiharu Kawatake
• Movable Type
• concrete5
• WebRelease2
• NOREN
• Sitecore
知ってるCMS
• WordPress
• a blog cms
• baserCMS
• EC-CUBE
• MODX
• ExpressionEngine
• Adobe Experience Manager
知りたいCMS
• Drupal
• Typo3
• Jimdo
• Wix
• SIRASAGI
株式会社ロフトワーク
テクニカルディレクター
- 40. 2000年、アントワープ大学の二人の学生のDries Buytaert と Hans Snijderは信頼できるインターネットコネクションが必
要でした。しかし、アントワープの学生にとって常時接続のインターネットは珍しいものだったので、DriesとHansは、8人の学
生でシェアしていたHansのADSLで無線ブリッジをセットアップしました。それは正常に機能しましたが、何かが足りないような
気がしたのです。それは、他者と語り合う場所でした。
Driesはその足りない何かを、チャンスに変えたのです。彼はウェブボードで小さなニュースサイトを始めました。彼と彼の友人た
ちは、どこで夕食を食べるかや、興味深いニュースなどのノートをネットワークに投稿することができるようになりました。彼らは
小さなコンテンツのフレームワークを作ったのです。
少しの間、彼らが構築したソフトウェアには名前がありませんでした。しかし、Driesが卒寮したとき、お互いに連絡を取り合う手
段が必要になったので、内部のサイトをオンラインにすることにしました。良いドメイン名を探しているとき、Driesはdorp.org
を思いつきました。”Dorp"はオランダ語で、”村”を意味するので、彼らが作った小さなコミュニティに合っていると思ったのです。
Driesが”dorp.org"が誰にも使われていないか調べていると、彼は間違って”dorp”を”drop"と打ってしまいました。その失敗
が、そのまま留まったのです。一度 drop.orgがウェブに出ると、利用者は変わりました。drop.orgは新しいメンバーを魅了し、
彼らは、モデレーションやシンジケーション、レーティング、分散認証などの、新しいウェブテクノロジーについて話し始めました。
Drop.orgは少しずつ、変幻自在のアイディアが溢れ出る会話によって、個人的な実験環境になっていきました。これらのアイデア
は将来的にdrop.orgを動かすソフトウエアの基礎になりました。
2001年の1月、ドリーはついにソフトウェアをdrop.orgにリリースしようと決めました。その目的は、多くの人々が使い、実験
の場をひろげることによって、より多くの人々がウェブ発展の道を探究できるようにすることでした。彼はそのソフトウェアをオラ
ンダ語で”しずく”を意味する”druppel”を英語の発音にした、”Drupal”と呼びました。
Drupal公式サイト「私たちの歴史」から抜粋
https://www.drupal.org/about/history (英語・原文)
訳 : 荒木 彩音