30代前半で精巣がんになった話
- 4. これまでの流れの概要
2014年 2015年 2016年
2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月
検
査
1
検
査
2
手
術
1
手
術
2
手
術
3
手
術
4
終
了
最
初
の
違
和
感
抗がん剤による治療病気が発覚するまで 残存細胞の除去手術 今後の予定
→順に説明していきます
- 16. 抗がん剤による治療(4/5)
• 抗がん剤による治療を要約すると以下の通り
– 副作用にひたすら耐え続ける
• 点滴中の5日間と直後1週間が特に辛い
• クールを重ねるごとにより深刻な副作用となってくる
• 抗がん剤の副作用による苦しみは無間地獄と表現される
– 副作用によって継続不能に陥らないよう体調を整える
• 吐き気があっても飲んだり食べたりする、など
• 気分転換も非常に重要
– 副作用によって継続不能に陥らないよう祈る
• 自分ではどうにもできない領域があるため
– 腫瘍マーカーが早く下がって陰性化してくれることを祈る
• 自分ではどうにもできない領域であるため
- 17. 抗がん剤による治療(5/5)
経験した副作用の一例
名前 概要 補足
皮膚,爪の異常 皮膚や爪がドス黒くなる。 実害はほぼ無いが、精神的に不安になる。
脱毛 身体中の様々な毛が抜ける。 男性であれば実害はほぼ無いが、精神的に不安になる。
下痢 自分で制御しきれないくらい酷い下痢が続く。 脱水症状にも注意が必要になる。
味覚障害 味を感じられなくなる。 実際になると相当辛い。治療中はしっかり食べないといけ
ない、というプレッシャーと合わせて精神的にも辛くなる。
吐き気、めまい 点滴中と点滴後数日に強く発生する。 5クール目終了時、1週間ほどずっと吐き続けたときがもっ
とも辛かった。
耳鳴り 高音の一部が全く聞こえず、常にキーンという音が
耳の中で鳴っている。
現在も治らず。体が慣れるのを数年単位で待つしかないら
しい。
末梢神経障害 手足が痺れる。最も酷い時は歩けなくなり車椅子で
生活していたり、触っても何も感じられなくなる。
現在も治らず。数ヶ月単位で徐々に回復に向かっているが、
治りきるまでには数年かかりそうな印象。
骨髄抑制 赤血球、白血球、血小板の減少が起きることで、感
染症の危険など、様々なリスクが増加する。
合計で輸血を10回近く行った。痛みなどは無いが、感染
症予防のため面会に制限がかかったりする。
薬剤性の間質性肺炎 治療薬の副作用により100人に1人程度発生する。
抗がん剤治療が続けられなくなるばかりか、急性増
悪により生命の危険が出ることがある危険な症状。
発症したことで抗がん剤治療が継続ができなくなり本当に
まずい状態になりかけたが、同じタイミングで腫瘍マーカー
が陰性化したおかげで奇跡的になんとかなった。
軽
重