Code for Japan Summit2016の「住みたい・生みたい地域サポートを考えるワークショップ」でNPO法人マドレボニータの事例紹介をしたスライドです。 http://summit2016.code4japan.org/regional-support/

1. 事例紹介
⼦育てのスタートに
必要なこと
NPO法⼈マドレボニータ
理事 林 理恵
Code For Japan Summit 2016
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2. マドレボニータとは？
⽇本の⺟⼦保健のシステム
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3. 「産後を起点とする社会問題の解決」
全国60か所
40,177⼈が参加
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4. ⼦育てのスタートに潜む課題
出産で⼥性の体に起きていること
①
4

5. 妊娠中の出産のイメージ
鼻の穴からスイ
カが出るくらい
痛いんだって！
生まれた瞬間
は感動して痛
かったのも忘
れたって
陣痛が24時間
続いて大変だ
ったって！
全て出産の瞬間のこと。
出産したら、
その後「産後」があります。
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6. その頃の生活
なんて
なってみないと
わからないよ
妊娠中の産後のイメージ
大変そうだけ
赤ちゃんは
かわいい！
私の体？
考えたこと
なかった・・・
赤ちゃんのため
の準備万端。
だから大丈夫！
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7. 「産後」のリアル
体 ⼼
出産が母体に与える
ダメージは想像以上。
痛みと違和感が全身
を襲います
赤ちゃんにあわせる
生活
終わりの見えない
睡眠不足
赤ちゃんの命を預
っている
緊張と重圧
新生児のお世話は
初めてのことだらけ
泣いている理由がわ
からないことも
気付くと、
人と話さない日々
社会から
孤立していく不安
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8. 「産後」のリアル こんなの聞いて
ないよー！！
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妻：この辛さを伝えたいけど説明できず、ただイライラ
夫：妻が何を求めているのか、なぜイライラしているのかわからない

9. 産後の三⼤危機
■⼦どものいる家庭の離婚は産後2年以内が最多
※⺟⼦世帯になった時の末⼦の年齢は「0〜2歳」が最も多く34.2%
（厚⽣労働省 平成23年度)
■⼼中以外の虐待死で死亡した
⼦ども：0歳が43.1%
■0歳児の虐待死に占める
0か⽉児の割合：4割
■虐待死の加害者の約6割は実⺟
（厚⽣労働省 平成26
年）
■産後うつと診断された⺟親は
11⼈に1⼈（約9%）
（厚⽣労働省 平成25年度）
■「診断はされていないが
産後うつだったと思う」と
回答した産後⼥性は約８割
（マドレボニータ調べ）
①
産後うつ
②
夫婦の
不和
③
乳児虐待
9

10. 全治2ヶ⽉の
傷を負ってるの
と同じ状態
たいばん
胎盤
出産後の体
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11. 急激なホルモン変化
出典：「産前産後の妻を守るためのガイドブック」
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12. ⼦育てのスタート
に必要なこと
産後ケアの取り組みの紹介
②
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13. 社会復帰モードへ
気持ちと生活を切
り替えていく
仕事の感覚を取り
戻しスキルアップ
復職後のシミュレ
ーションを行う
心身のリハビリ
⇒社会と再びつな
がるきっかけ
⇒自信を得る
励まし合える仲間
を得る
社
会
復
帰
産褥期
（出産〜産後8週間）
産後リハビリ期
(産後２〜６ヶ⽉)
産後8週間までは
養生
他（夫/親/外部）の
協力のもと、出産に
よる身体のダメージ
からの回復に専念
社会復帰準備期
(産後7ヶ⽉〜)
「産後」は3つの時期に分かれます
出
産
受けるケア 取り組むケア 社会復帰の準備
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14. さんじょくき
出産でダメージ
を受けた体を
徹底的に休めて
回復させる時期
⾷事と授乳以外は
基本、布団の上で過ごす
○家事も他の⼈に任せる
○携帯・パソコンは控える
産褥期
出産〜産後８週間
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15. 産後2〜6ヶ⽉
(産後リハビリ期)
積極的に外に出て、⼼⾝をリハビリし、
⼀⼈の⼈間としてのアイデンティティを⽴て直すとき
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16. どんな時期？⇒どんなリハビリ？
・体⼒の低下、⾻盤や筋⼒は未回復
・社会からの孤⽴感
・今の延⻑線上に仕事に復帰するイメ
ージがつかない
産後リハビリ期
産後の⾝体に適切な運動
「⼤⼈」とのコミュニケーション、仲間作り
⾃分の⽣き⽅、働き⽅を考え、⾔葉にする
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17. マドレボニータの「産後ケア教室」
産後の「⼼」と「体」に必要な３つの柱
１. 体のケア ２.⼼のケア
３. ⾃宅でできるケア
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⽀え
合える
仲間

18. 産後7ヶ⽉以降〜
(社会復帰準備期)
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19. 産後7ヶ⽉以降〜
(社会復帰準備期)
【⼦ども】
離れて過ごす⼼の準備を始める。
信頼して預けられる保育先を探す。
【夫婦】
どう⽣きていきたいか・働いていきたいか
コミュニケーションをとり、
⼀緒にシミュレーション・準備を⾏う
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20. 産褥期
（1ヶ⽉）
リハビリ期
（2〜6ヶ⽉）
社会復帰
準備期
（7〜12ヶ⽉）
出
産
受けるケア 取り組むケア 社会復帰の準備
妊娠前 妊娠中
情報共有と準備
⼤切なのは妊娠中からの「準備」
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21. ⼦育てしやすい
地域とは
マドレボニータの考え
③
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22. 産後ケア教室 受講者の声
• 相談できる友⼈が欲しいがいない
• 新しく⼈間関係を作るのは難しい
• そもそもそんな気⼒も体⼒もない
• 夫は帰宅が遅くほとんど会話がない
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23. ⼦育てにまず必要なのは
産後⼥性の⼼⾝の回復
夫婦のコミュニケーション
＋
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地域の仲間

24. 地域の仲間ってどんな仲間？
⼦育てや⽣活を
現実的に助け合える仲間
前提となるのは・・
出産と産後についての理解
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25. 仲間づくりの⼀助
準備：アプリ「ファミリースタート」
養⽣：産褥ヘルプ
リハビリ：産後ケア教室
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26. アプリ「ファミリースタート」
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27. マドレ式産褥ヘルプ
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28. 28
１. 体のケア ２.⼼のケア
３. ⾃宅でできるケア
地域に
⽀え
合える
仲間
産後ケア教室

29. ⼦育てのしやすい地域とは？
⼦育てや⽣活を
現実的に助け合えるコミュニティ
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