課題解決PJ

1. NHK×大学
〜NHKが伝える能動的な学び〜
日本放送協会（NHK）
チーム NHK×FAMILY

2. 01
02
03
04
05
現状分析と課題発見
テーマ解釈
解決策と実現方法
検証・可能性
目次
まとめ

3. 01
01テーマ解釈

4. 01
テーマ解釈
テーマ解釈
公共メディアとしての
NHKの価値
NHKのリソースを自由に使えるとして、25歳以下の
若い世代に「公共メディア」としてのNHKの価値を
どうやって届けるか考えてください。
25歳以下の特徴
↓
テーマから考えたこと

5. 01
テーマ解釈
①「公共メディア」としてのNHKの価値
② 25歳以下の特徴
・歴史がある、信頼がある
・多様なコンテンツ
・ジャンルが多彩
・受信料で成り立っている
・膨大な文化的知見と技術的知見
国内、海外での文化体験、また海外へ留学、シニア留学の旅のプラ
ニングをお手伝い
・SNSに強い
・新しいもの、流行に敏感
・しかし、コンテンツが増えすぎてて消費しきれてない
・少子高齢化による人口減少
・趣味嗜好の多様化

6. 「NHKには豊富な知見がある」
そんなNHKが
人口減少傾向にある若者の、人生の通り道になる
のはどうだろうか
そこで私たちが考えたコンセプトは...
01
テーマ解釈
テーマについて考えてみて...
ことが分かった。

7. 01
テーマ解釈
「能動的な学びを求める大学生に
豊富な知見を持つNHKが伝える
完全オンライン授業の大学を」
コンセプト

8. 02
02現状分析と
課題発見

9. 02
現状分析
強み
・発信力
・多種多様なジャンル
・信頼がある
弱み
・広告が出せない
・真面目で堅苦しいイメージ
・新鮮さがない
機会
・DX(デジタルトランスフォーメーション)
・教育方針の変化
脅威
・テレビ保有率の低下
・受信料に対する反感
・少子高齢化(人口減少)
NHKのSWOT分析

10. 02
現状分析
・発信力
①2018年（平成30年）現行の放送法、第64条（旧
32条）「協会の放送を受信することのできる受信設
備を設置した者は、協会とその放送の受信について
の契約をしなければならない」
②受信料で成り立っている
・多種多様なジャンル
→ニュース、ドキュメンタリー、教育番組、ドラマ
情報番組etc
・信頼がある
→歴史が長い（1953年〜）
情報資料が豊富
強み

11. 02
現状分析
・広告が出せない
→公共放送が広告収入を得ることは放送法で禁じら
れている
・真面目で堅苦しいイメージ
→アンケート結果
NHKと聞いてニュースを思い浮かべる人が多い
弱み
・新鮮さがない
→アンケート結果

12. 02
現状分析
・DX（デジタルトランスフォーメーション）
→コンテンツのデジタル化により、
オンラインでいつでもどこでも視聴可能になった
（NHKオンデマンド、NHK +）
・教育方針の変化
→アクティブラーニングのような主体的・対話的で
深い学びの実現に向けた授業改善に向けて、文部
科学省が動き始めている
機会

13. 02
現状分析
・テレビ保有率の低下
→【テレビ世帯保有率】
2009年〜2020年の10年間で98.6％から93.8％に
4.8％の減少（⇨収入源の減少につながる？）
・受信料に対する反感
→例）NHK党
脅威
・少子高齢化（人口減少）
→テレビを所有する人も減少

14. 02
課題発見 どうしてテーマが
実現できていないのか
発見した課題
・真面目で堅苦しいイメージ（弱み）
・新鮮さがない（弱み）
・DXを最大限に活かせない（弱み×機会）
→DXにより一般企業はメディア露出の機会が増加しているなか、
NHKは広告を出すことができないため。

15. 強み
・発信力
・多種多様なジャンル
・信頼がある
弱み
・広告が出せない
・真面目で堅苦しいイメージ
・新鮮さがない
機会
・DX
(デジタルトランスフォーメーション）
・教育方針の変化
・新しいアプリに参入する
・短い動画をSNSに投稿
・既存アプリの利用者を増やす
・DXを最大限に活かせないなら
デジタルよりアナログ重視
脅威
・少子高齢化による人口減少
・テレビ保有率の低下
・受信料に対する反感
・みんなが通る道になりたい
・番組の見どころ、切り抜きなど
を発信
・NHKに対するイメージを
良い方向に活かしたい
02
課題発見
NHKのクロスSWOT分析

16. 発見した市場機会
・みんなが通る道になりたい
→人口減少傾向にある若者(脅威)に、豊富な知見(強み)を提供し、人生の通り道になる
・NHKに対するイメージを良い方向に活かしたい
→真面目で堅苦しいイメージ(弱み)を活かすことで、反感(脅威)を払拭する
・DXを最大限に活かせないならデジタルよりアナログ重視
→DXを最大限に活かせない(弱み×機会)という課題を、教育(機会)で解決
02
課題発見

17. 03
03解決策と
実現方法

18. 03
解決策
「NHK大学」を設立する
そこで私たちが考えた解決策は...

19. 03
解決策 「なぜNHKが大学を設立するのか」
①NHKが大学を設立するメリット
→・豊富な知見をもとに、ディスカッションやディベート、現場実習などの実践的な授業を提供することで、
日本の新たな大学の形として、先駆けになることができる
・NHK内の若い視点を増やすことができる
・NHKが欲しい人材を自分の手で育成できる
②NHKの職員が大学で講義を行うのではダメなのか？
→NHK大学は1講義や1授業だけではなく、常に能動的に学ぶことができる場を提供する。
本気でやりたい人にとっては1講義だけでは中途半端になってしまう一方、普通の大学に通う一般大学生に
NHK大学のカリキュラムを課すことは厳しいため、NHK大学を設立する必要がある。
NHKには長い歴史と、その歴史で培われてきた豊富な知見がある。
NHKが大学を作ることで知見をそのまま学びのとして提供することができる。
さらに、現場実習も行うことで日本の教育が求める主体的・対話的で
深い学びを実現し、能動的な人材を育成することができる。

20. 03
解決策 「NHK大学」を設立する
【NHK大学の形態】
・授業：完全オンライン＋現場実習（47都道府県それぞれにあるNHKの放送局）
・生徒：200名程度、10人程度の少人数クラス
・期間：4年制
【講義の内容】
・通常授業：ディスカッション、ディベート
・現場実習：番組の1コーナーを作る、見学、
フィールドワーク、ワークショップ

21. 03
解決策 「NHK大学」を設立する
【通常授業】
（ディベート）
時代ごとのメディアの役割の変化や今後の役割について学ぶ。
また今後メディアがどうあるべきなのかディベートをする。
【議題例：過去から現在までのNHKの映像資料を見て番組の変遷を
学び、公共メディアの価値についてディベートをする。】
画像出典︓photoAC
（ディスカッション）
直近のニュース映像を用いて、時事問題に関する現状、問題提起、
解決策の提示を自らの経験を含めてディスカッションで行う。
【議題例：新型コロナウイルス（Go To トラベルの可否、
ワクチン接種の可否、オンライン授業について）】
※課題解決プロジェクト運営事務局にて一部文言・画像を修正しております。

22. 03
解決策 「NHK大学」を設立する
【現場実習】
（番組の1コーナーを作る）
実際に放送局のスタジオを見学し、企画をグループごとで考え、
その地域を活かした番組の1コーナーを作る。
【例：地域のニュース番組の1コーナーの撮影・編集】
（見学）
既にオンラインカレッジやインターンシップなどで、業界やNHKを
知ってもらうための仕事見学や模擬体験は行われているが、その規
模をさらに大きく、専門的なものにする。
（https://rdc.ricoh.co.jp/case/05/） （https://www.nhk-tech.co.jp/case_study/）
（NHK 国際運行業務）
（日本放送協会 横浜放送局）

23. 03
解決策 「NHK大学」を設立する
【初期費用】
オンライン環境の整備費、サイト開設費、人件費、教材費、現場実習費
【協力者】
教授、事務員、生徒、カウンセラー、メンター

24. 03
解決策 「NHK大学」を設立する
【実現のプロセス】
設立の準備
・教材の準備
・人材の準備
・配信環境の整備
設立の申請
・文部科学省に大学の
設置に係る書類を提出
大学設立
・NHKの番組やSNSで
告知をする
授業開始
・全講義オンライン授業
・月に１回の現場実習
入学者の募集
・入学希望者を募る
・入学試験を行う

25. 03
解決策
• 性 別：男性、女性
• 年 齢：18〜22歳 （高３、大学生）
• 職 業：学生（文系、理系）
• 居住地：日本
• 出身地：日本
• 学 歴：高卒
• スマートフォン：持っている
• 願 望：能動的な学びを求めている
専門的な学びを求めている
現場実習を求めている
ターゲット

26. 04
04検証・可能性

27. 04
検証
Q1
NHK大学と聞いてどのように
感じましたか？

28. 04
検証
Q1
NHK大学と聞いてどのように感じましたか？
（肯定的な意見）
専門的なこと
を学びたい方
にとってはい
いと思う
伝統あるメデ
ィア表現の手
法や歴史が学
べそう
NHKと提携した大
学なら、専門的な
ことを多く学ぶこ
とができる。就職
にも有利。
情報が豊かそう

29. 04
検証
Q1
NHK大学と聞いてどのように感じましたか？
（批判的な意見）
固そう
怪しい
何を学ぶかわから
ない、どんな学問
領域を扱うの
なんで設立するの
かわからない
賛否両論ありそう

30. 04
検証
Q1
NHK大学と聞いてどのように感じましたか？
（その他の意見）
放送大学や高校講
座に似ているのか
と思った
びっくりした
なんだそれは
もうすでにありそう
メディア、情報系
の大学？

31. 04
検証 Q2
(NHK大学の説明を読んだ上で)
もし、NHK大学が現実にあったと
したら入学を検討しますか？
計30％が入学を検討

32. 04
検証
検証のまとめ
【肯定的な意見】
・専門的な学びを求める学生に需要がある
・「情報が豊かそう」「伝統あるメディア表現の手法や歴史」
→NHKの信頼性の高さが窺える。
【否定的な意見】
・「怪しい」「国の影響を受けそう」
→実際の国立大学も国から悪い影響は受けているわけではない。
問題なく運営できるよう努める。
・「固そう」
→ディスカッションやディベートが主体の授業であるため、生徒が主体的に
行動できることを推す。国や学校側が生徒に干渉しすぎることはない。
【NHK大学の概要を読んで入学を検討する人は30％】
→少数精鋭の大学であるため、30％という割合は十分である。

33. 04
可能性
NHK大学が社会に与える可能性
①実践的かつ主体的・対話的で深い学びを得た
能動的で優秀な人材を生み出すことができる
②通信制でも対面制でもあり、一時的ではなく
常に能動的に学ぶことができる場を提供する
新たな大学の形を生み出すことができる

34. 04
可能性
NHK大学の模範は「ミネルバ大学」
ミネルバ大学の特徴
・キャンパスを持たずに全授業をオンライン
・4年間で7都市を移動しながら学ぶ全寮制
・少数精鋭の大学
・講義も全てディスカッション形式
・世界のエリートが入学を熱望し、合格率は2％未満
※アメリカのハーバード大学やスタンフォード大学
などよりも難関
⇨日本のミネルバ大学を目指したい

35. 05
05まとめ

36. 05
まとめ
NHKには豊富な知見、歴史、信頼がある
（NHKの公共メディアとしての価値）
↓
『若者の人生の通り道』で価値を活かす
（ターゲット：専門的な学びと現場実習を求める学生）
↓
オンライン授業と現場実習を兼ね備えた
大学を設立し能動的な学びを日常的に提供
（優秀な人材の育成、新たな大学の形）

37. 参考文献
・令和3年版 情報通信白書｜総務省
(https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r03/html/nd242510.html )
・令和２年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 報告書｜総務省
(https://www.soumu.go.jp/main_content/000765258.pdf)
・日本人が知らぬ超難関｢ミネルバ大学｣破壊的凄み｜東洋経済オンライン
(https://toyokeizai.net/articles/-/437415?page=2)
・新しい学習指導要領の考え方｜文部科学省
(https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-
cs/__icsFiles/afieldfile/2017/09/28/1396716_1.pdf#search=%27%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%8
3%86%E3%82%A3%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B
0+%E6%96%87%E9%83%A8%E7%A7%91%E5%AD%A6%E7%9C%81%27)
・大学の設置認可・届出制度｜文部科学省
(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/ninka/1368921.htm)
・テレビ放送の歴史 | NHK
(https://www2.nhk.or.jp/archives/search/special/detail/?d=history008)
・NHK経営計画｜NHK
(https://www.nhk.or.jp/info/pr/plan/)