S13_レガシー ID 管理者でも分かる Verifiable Credentials のセッション [Microsoft Japan Digital Days]
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Microsoft Corporation Senior Program Manager 兒玉 雄介 従来の Identity 管理者にとって「分散型 ID」は不思議の世界であり、多要素認証の展開もままならないのにさらに新しい Azure AD Verifiable Credential なんて学ぶ余裕がない！ という状況だと思います。安心してください、皆さんは独りではありません。このセッションでは従来型の Identity 管理者の皆さんに親しみやすい用語や例を用いて DID/VC について解説していきます。 【Microsoft Japan Digital Daysについて】 Microsoft Japan Digital Days は、お客様が競争力を高め、市場の変化に迅速に対応し、より多くのことを達成することを目的とした、日本マイクロソフトがお届けする最大級のデジタル イベントです。4 日間にわたる本イベントでは、一人一人の生産性や想像力を高め、クラウド時代の組織をデザインするモダンワークの最新事例や、変化の波をうまく乗り切り、企業の持続的な発展に必要なビジネスレジリエンス経営を支えるテクノロジの最新機能および、企業の競争優位性に欠かせないクラウド戦略のビジョンなどデジタル時代に必要な情報をお届けいたしました。（2021年10月11日～14日開催）
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- 1. Microsoft Japan Digital Days *本資料の内容 (添付文書、リンク先などを含む) は Microsoft Japan Digital Days における公開日時点のものであり、予告なく変更される場合があります。 #MSDD2021 レガシー ID 管理者でも分かる Verifiable Credentials のセッション マイクロソフトコーポレーション シニアプログラムマネージャー 兒玉 雄介 # S13
- 2. このセッションが終わったら 分散型 ID の概要とメリットをお茶しながら語れる なんとなく敷居が高い分散型 ID を少し身近に Azure AD Verifiable Credentials の概要を理解する Microsoft が何を提供しているのか 自組織のどこで利用可能性があるのかディスカッション開始できる 利用可能性のあるビジネスシナリオを一つ見つけて検証を開始
- 3. 92% 現在 ID Verification を 行っている企業の割合 社員、契約社員、顧客用 アカウントの提供 本人がその本人であることを確認 アプリやリソースへのアクセスコントロール 特定の条件を満たせばアクセス許可 アカウント回復のセルフサービス パスワード忘れ、多要素携帯紛失 Source Microsoft, survey of 3000 US-based companies, greater than 500 users
- 4. 82% ID verification の方法に改善余地を感じている企業 より早く より簡単に より安全に
- 6. 動作の仕組み Distributed Public key infrastructure
- 7. 以下の要件みなさんならどうデザインしますか？ Woodgrove の社員は Azure AD にアカウントを持っています Proseware は Woodgrove グループの通販会社で、グループ社員専用の社割を適用したいと考えています Proseware は高額商品を扱うウェブサイトなのでグループ会社社員であるということを厳密に確認してから割引を適 用する必要があります グループ内には 100 社の企業が存在し、それぞれが別々の ID 基盤 (Azure AD 以外を含む) を持っています 特定の業界認定資格を保持している人にはさらに 10% の割引を提供したい 何らかの信頼関係の構築 グループ統合 ID 基盤構想・・・
- 8. フロー①：発行フロー Distributed Public key infrastructure (分散型台帳) フロー②：提示フロー a b d e c 2 つのフローが分断されている構図が重要なポイント
- 9. Distributed Public key infrastructure (分散型台帳) アイデンティティ保持/管理の仕方がこれまでと異なる 事前の信頼関係 (フェデレーション) なし、疎結合 ID 検証する際にも発行元への確認なし (つまり Woodgrove システムが落ちてても OK） ID 提示の判断、選択は ユーザーに委ねられている 発行元はユーザーが何に VC を使ったのか知らない
- 10. Demo で実際の動きを見てみます “WoodGroove オンボーディング – 社員割引シナリオ” WoodGrove へ入社 社員としての証を取得したい ① True Identity という 外部サービスで本人確認 ② True Identity から VC 発行 ③ WoodGrove に True Identity か ら発行された VC を提示 ④ WoodGrove から社員 証が VC として発行される ⑤ WoodGrove 社員であ ることを VC の提示により証 明し、割引を受ける
- 11. Microsoft Japan Digital Days
- 12. Microsoft Japan Digital Days
- 13. みんなに使って欲しいから標準準拠 Users People,Apps, andDevices Join, Collaborate, Contribute CCG Universal Resolver Identity Hub User Agent Stage: Published Standard Open ID Foundation Stage: Working Implementations Stage: Working Implementations Open ID Connect SIOP W3C Verifiable Credentials DecentralizedSystems Blockchains and Ledgers Stage: Working Implementations W3C Decentralized Identifiers did:// Stage: Published Standard
- 14. Microsoft が現在提供しているのは 3 つのしくみ
- 15. 多数の検証パートナーと実績のある SI パートナー In partnership with Identity verification leaders Accelerate adoption with partner solutions Acuant Au10tix Jumio Idemia VU Security Socure Onfido Lexis Nexis AffinitiQuest/Avaleris Unify Condatis CTC, Japan 192 Countries 6000 Identification documents 1000’s Organizational attributes Millions Individual ID attributes Decades of experience to go from idea to implementation in hours
- 16. これら 3 つが代表的利用シナリオ 社員、契約社員、顧客用 アカウントの提供 迅速なセルフサービスによるオン ボーディングを、信頼性が高く 業界をリードする ID 検証プロ バイダとの連携により実現 アプリやリソースへの アクセスコントロール 素早く資格情報を検証し、高 度なセキュリティ要件を持つ機 密リソースへのアクセスを許可 アカウント回復の セルフサービス 既存のアカウント回復手法より も強固でシンプルな方法を用い 実装。サポート問い合わせ件 数削減を実現
- 17. 社員、契約社員、顧客用アカウントの提供 登録サイトへアクセス 新社員向けウェブサイトに アクセスしオンボードを開始 ID 検証リクエスト 検証パートナーによる確認 アップロード ドキュメントや写真をアップロード 発行 検証パートナーによる Verifiable Credential が発行される 提示 検証済みの証である Verifiable Credential を会社に提示 Start 企業からの VC 発行 会社アカウント/パスワードの発行 (+ パスワードレス登録) など 迅速なセルフサービスによるオンボーディングを、信頼性が高く業界をリードする ID 検証プロバイダとの連携により実現
- 18. アプリケーションやリソースへのアクセスに ID 検証を付与 素早く資格情報を検証し、高度なセキュリティ要件を持つ機密リソースへのアクセスを許可 VC 履歴の確認 VC 提示 サインイン Start ユーザーが高度な権限を必要とする WoodGrove アプリケーションにアクセス ユーザーは指定された VC を提示 ユーザーはどの情報が提示されたの か自分で好きな時に確認できる Identity Verification and Verified Security Analyst credentials are needed to access this application
- 20. Case study link これからの技術ではなく、もう使われ始めている Keio University National Health Service Government of Flanders Case study link Case study link オンライン学生証、卒業証明書 オンライン授業 大学間連携 (単位互換など) 企業との連携にも応用 医師であることの証明を電子化 証明の更新作業を短縮 UK 内の医療組織間の職員異 動/一時的勤務をスムーズに 政府サービス向けに VC に利用 起業のプロセスを簡略化 各種政府サービスでの個人確 認に利用
- 21. このセッションが終わったら IT 担当者/開発者さんは 1. 技術の大枠を理解する (読んで欲しい Docs ①、②) 2. チュートリアルをやってみる (3, 4 時間) 3. 自社内のビジネス要件を見つけ、できればパートナーさんと PoC 実施 パートナーさんは 上記の 1,2 を実施 ユースケース作成 + PoC 実施までを数週間で行う支援メニューを作成 ユースケース発掘にはこの資料が参考になる: Verifiable Credentials Use Cases (w3.org)
- 22. もっと詳しく http://identity.foundation Industry working group for all things Decentralized ID (DID) http://aka.ms/didwhitepaper White paper by Microsoft: approach for DID + Verifiable Credentials http://aka.ms/didexplained Quick overview https://youtu.be/Whc9Im-U0Wg Overview for developers: scenario walk-through and how-to http://aka.ms/didfordevs Developer documentation http://aka.ms/azuread/did Blogs (including scale and performance and self-owned key recovery)
- 23. © 2021 Microsoft Corporation. All rights reserved. 本情報の内容 (添付文書、リンク先などを含む) は、公開日時点のものであり、予告なく変更される場合があります。 本コンテンツの著作権、および本コンテンツ中に出てくる商標権、団体名、ロゴ、製品、サービスなどはそれぞれ、各権利保有者に帰属します。