TFUG KANSAI発表資料２（ハンズオン）

1. 第一回
TFUG KANSAI
2017/5/27
株式会社パソナテック
エンジニアリング事業部
夏谷
1
初めてのPython Vol2

2. アジェンダ
 Pythonの実行方法
 数値の計算
 文字列の扱い
 関数を作ろう
 図形に挑戦
2

3. Pythonの実行方法
3
①スクリプトとして実行
・ソースファイルにPythonコードを書いて、名前をつけて保存する。（例:hello.py)
・コマンドプロンプトから、ファイルのあるディレクトリまで移動し、コマンドを実行する。
> python hello.py
・注意点：変数の値を表示するときはprint関数を使う。例 print(a), print(“hello")
②対話環境を使う
・対話環境を立ち上げ、pythonのコードを入力する。
・入力するたびに値が表示される。
・注意点：保存しないで対話環境を終了させると、ソースがなくなってしまう。
今日は②の対話環境を使いますが、①のやり方でやっていただいてもかまいません。

4. IDLEを起動する。
4
①Winキーを押し、ダイアログに idle と打ち込む
②idle.exeを起動

5. IDLEの画面
5
ここにプログラムを打ち込む
import thisと入力すると The Zen of Python （Pythonの考え方）が表示されます。
Beautiful is better than ugly (醜いより美しいほうがいい。.)
全訳はZen of Pythonで検索してください

6. IDLEの再起動
6
無限ループなど、何かおかし
い状態になったら、メニュー
のshellから、Restart Shellを
選択してください。
変数や、自作関数の情報は
消えてしまうので注意。

7. 数値を入力してみよう
7
>>> 3 + 3
6
>>> 10 * 2
20
>>> a = 5
>>> a * 2
10
>>>
>>> 3 / 2
1.5
>>> 3 // 2
1
>>>
数式を入力すると、計算結果が表
示されます。
変数aに5を代入しています。
以後、aで5の代わりに使えます。
Pythonでは変数に型の指定は不要です。代入時に自動的に決まります。
type(変数名)と打ち込むと、変数の型が分かります。
type(a)で型を調べてみましょう。

8. 文字列の扱い
8
>>> p = "テンサーフロー"
>>> p
'テンサーフロー'
>>> u = 'ユーザーグループ'
>>> p + u
'テンサーフローユーザーグループ'
>>> p * 3
'テンサーフローテンサーフローテンサーフロー'
>>> p * 2 + u
'テンサーフローテンサーフローユーザーグループ‘
>>> """"
'""'
>>> "''''"
"''''"
>>> '"""""'
'"""""'
>>>
ダブルクオーテーションでくるむと
文字列
シングルクオーテーションでくるん
でも文字列（標準）
”と”で囲まれた文字列の中では、’
は普通の文字。’と’で囲まれた文
字列の中では、”は普通の文字。
エスケープは不要

9. 文字列の扱い
9
>>> p = "テンサーフロー"
>>> a = 3
>>> p + a
Traceback (most recent call last):
File "<pyshell#24>", line 1, in
<module>
p + a
TypeError: must be str, not int
>>> b = '3'
>>> p + b
'テンサーフロー3'
>>>
>>> p + str(a)
'テンサーフロー3'
>>>
整数と文字列は足せない
のでエラーがでる。
文字列の’3’を使うか、str()
を使って文字列に変換す
る。

10. 繰り返そう
10
>>> for i in range(10):
print(i)
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
>>>
最後のコロンを忘れずに
改行を押すとインデントされ
るので、そのままprint(i)を打
ち込む
何も入力せず改行
range(10) で0から9までの整数を生成します。（10回繰り返します）
その整数がiに入ります。
インデントが { } の代わりになります。

11. 関数を作ろう
11
>>> def f(x):
x = x + 1
return x * x
>>> f(2)
9
>>>
引数に1を加えて二乗した数を返す関数を作る
def で関数の定義を行う。
関数名に続いて、()の中に仮引数を記載
する。
引数や戻り値の型宣言は不要
同じインデントが2行続いているので、 { }
の中が2行の意味
return の後に戻り値を記述

12. 条件分岐
12
>>> def f(x):
if x < 0:
return 0
else:
x = x + 1
return x * x
>>> f(2)
9
>>> f(-1)
0
>>>
引数に1を加えて二乗した数を返す関数を作る。
ただし、引数が負の値の時は0を返す。
ifとelseで条件分岐。
インデントが {} を表す。
>>> def f(x):
if x < 0:
return 0
x = x + 1
return x * x
>>>
この書き方でも同じ

13. 13
ちょっと休憩

14. 図形に挑戦
14
Pythonに標準で含まれるタートルグラフィックスを使う。
コマンドを駆使して亀を動かしながら絵を描こう。
Forward(100)

15. 図形に挑戦
15
>>> from turtle import *
>>> color('red')
>>> for i in range(38):
forward(200)
left(170)
>>>
import でライブラリが使える
ようになる。

16. 図形に挑戦2
16
余裕がある人はこっちにも挑戦してください
https://docs.python.jp/3/library/turtle.html

17. 行列に挑戦
17
行列の計算にはnumpyを使います。
>>> import numpy as np
>>> a = np.array([[1,2],[3,4]])
>>> b = np.array([[5,6],[7,8]])
>>> a + b
array([[ 6, 8],
[10, 12]])
>>> a * b
array([[ 5, 12],
[21, 32]])
>>> np.dot(a, b)
array([[19, 22],
[43, 50]])
>>> np.cross(a, b)
array([-4, -4])
a =
1 2
3 4
b =
5 6
7 8
要素の和
要素の積
内積
外積

18. 行列の計算に挑戦
18
>>> a = np.array([[1,2, 3],[4,5,6],[7,8,9]])
>>> a.max()
9
>>> a.mean()
5.0
>>> a.var()
6.666666666666667
>>> a > 5
array([[False, False, False],
[False, False, True],
[ True, True, True]], dtype=bool)
>>> a[a>5]
array([6, 7, 8, 9])
>>> a[a>5]=10
>>> a
array([[ 1, 2, 3],
[ 4, 5, 10],
[10, 10, 10]])
>>> a[a%2==0] = 0
>>> a
array([[1, 0, 3],
[0, 5, 0],
[0, 0, 0]])
最大、平均、分散
値が5以上ならTrueとなる
行列を返す
5以上の値を取り出す
5以上の値を10に置き換える
偶数の値を0にする
とにかく高機能。

19. さらなる勉強のために
19
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