アクセシビリティの祭典(2018)のライトニング・トークにて使用したスライドです。Amazon Alexaをターゲットに、Amazon Echoなどのデバイス、コンパニオンアプリ、Alexaスキルのアクセシビリティ面での現状と課題をまとめています。

1. Amazon Alexaスキルとデバイスの
アクセシビリティを考える
持田 徹

2. Amazon Alexaの構成要素(主なもの)
Photo credit: Norio.NAKAYAMA on Visualhunt.com / CC BY-NC-SA
AVSデバイス
(Amazon Echoなど)
Alexaスキル コンパニオンアプリと
スキルカード

3. AVS(デバイス)のアクセシビリティ
 現時点でできること :
 Alexaの発話内容をスキルカードに出す
(聴覚; 開発者の領域)
 Bluetoothスピーカーへの出力(聴覚)
 音量の調節(聴覚)
 ウェイクワードの変更(認知障害など)
 現時点ではできないこと :
 はやく話す / ゆっくり話す(聴覚)
 言語障害(構音障害・吃音症など)への対応
 柔軟なウェイクワード(認知障害など)
 柔軟な発話への対応(認知障害など)

4. スキルカードのアクセシビリティ
Amazon Alexa
(コンパニオンアプリ)
 現時点でできること :
 発話と等価な情報を出す
(視覚; 開発者の領域)
 スキルカードに出す画像の
コントラスト (視覚; 開発者の領域)
 スクリーンリーダーのサポート
 現時点でできないこと :
 読み上げられない要素がある
(視覚; コンパニオンアプリの領域)
iOSの場合: 週間予報の天気

5. Alexaスキルのアクセシビリティ
Alexaスキル
 現時点でできること :
 発話と等価な情報をスキルカードに出す(視覚)
 スキルカードに出す画像のコントラスト(視覚)
 スキルカードに依存しない(視覚)
 同音異義語に注意する
 音声で理解しやすい語順・言い回しを使う

6. 展示で体験いただけます！
Alexaスキル
「音声メールM」Amazon Echo