2. 欧州統合とドイツ中小企業3つの流れ
海外の低賃金・低コスト圧力で淘汰と下請け脱却、顧客種別拡大
欧州統合により東欧の低賃金との競争により、競争力の無いベンダーが淘汰
大手の下請け型から独自形への転換が図られる。リーマン・ショック後に自動車
産業以外の顧客へリスク分散。
長期的な判断
家族経営が多いため、長期的な視野の意思決定となる。多分、サラリーマン社長
ではないので強い危機感を持っていたと予測される。
デュアルシステム
「勉学」と会社での「実習」の両輪を回す仕組みのため技能教育がしっかりされている。
Copyright 2014 WEGLO Japan Inc. All rights reserved.
4. 主要なプレーヤー
経済技術省 /
Federal
Ministry
of
Economics
and
Technology
在外ドイツ商工会議所(80カ国)
ドイツ国際協力公社(JICAに近い)
130カ国、17,000人(70%がローカルスタッフ)
ドイツ貿易・投資振興機関
Copyright 2014 WEGLO Japan Inc. All rights reserved.
10. ドイツの中小企業の基本戦略
一点突破
+
取引先の面を広げて規模を取る戦略
ランチェスター経営の基本(強い敵は一点集中で砕く)
「ドイツのMi"elstand(ミッテルスタンド:中小企業)は、
“Don’t
dance
where
the
elephants
play.”、“We
only
focus
on
one
thing,
but
we
do
it
be"er
than
anyone
else.”
といった言葉に表されるように、他社との競合が激しい分野で
は 戦わず、特定の差別化された分野でリーダー的地位に 立つ
ことを目指し、そして、輸出や海外進出を積極的に行うことによ
り、特化した市場であってもビジネス 規模を確保する、と言わ
れる」
(経産省資料より)
※他の欧州圏の失業率は高く、欧州域内での失業輸出の批判もある。
Copyright 2014 WEGLO Japan Inc. All rights reserved.