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私は如何にして心配するのを
止めて社内勉強会を開催したか
DeveLove関西
高橋 直樹@uniunix
自己紹介
名前
高橋 直樹(タカハシ ナオキ)
職業
プログラマー
職位
平社員(中途入社 多分5年目)
Twitter
@uniunix
Blog
http://uniunix.com/
自己紹介
興味のある技術とか:
Windows, WP8, iOS, Firefox OS, Objective-C,
C, Java, Scala, agile, BLE, Wi-Fi, mbed, etc..
!
!
参加コミュニティ:
わんくま同盟、関西Firefox OS勉強会、
DevLOVE関西 etc…
お約束
本スライドの内容は個人の見解であり、
所属する組織の公式見解ではありません。
あくまで事例の一つなので、これが正解
という訳ではありません。何かの参考に
なれば幸いです。
本日のアジェンダ
• 社内の状況について
• 勉強会を実施するまで
• 勉強会を実施した効果
• 今後の課題等
• まとめ
社内の状況について
会社の規模等
社員数:100名前後(支社)
 組織:開発一部、二部、総務課
 仕事:Java、組み込み、インフラ等
ただし、開発者はほぼ全員が、客先で
常駐して業務に当たっている状況。
社内勉強会自体は、
数年前から既にありました。
題名からすると、自分が社内勉強会を
始めたように見えるかもしれませんが、
実は・・・
月に一度、帰社日があり、その日に
合わせて、1時間程度のスクール形式
の勉強会が行われていました。
良かった点
• 講師役以外の参加が受動的
• 制約が多く成果が見えにくい
気になっていた
点
• 勉強会の環境がある
• IT技術以外も学べる
勉強会を実施するまで
能動的に参加してもらうには?
成果が見えるようにするには?
ワークショップやハンズオン形式の勉強会
を、希望者を募って実施すれば良いのでは?
そんな時に参加した、DevLOVE関西のイベ
ントで、会社で実施したい等の相談にもの
るとの話が。
行くしかない!
それからの流れ・・・
1. 上司に相談する
2. 参加者を募る
3. 費用について
4. 開催日の調整
5. 事前打ち合わせ
6. 懇親会の準備
7. そして当日へ
上司に相談する
• 自社の会議室で開催可能か?
• 当日の責任者は?
• 費用はだれが負担するのか?
• 勤怠を付けるか?
参加者を募る
• 社内報を利用して募集する
• 合った際に直接聞いてみる
• メールで確認する
費用について
• 講師の方に費用の確認
• 上司に会社で負担できるか確認
• 参加者に負担できるか確認
開催日の調整
• 講師の方に可能な日を確認
• 参加希望者に予定を確認
• できるだけ、全員参加可能な日を選ぶ
事前打ち合わせ
• 勉強会の目的をきちんと話す
• 当日必要なもの(紙、ペン等)の確認
• チーム分け等があれば決めておく
懇親会の準備
• 予算3500円くらいで・・・
• 人数が変わってもオッケーな店
• 全員(講師の方含む)に参加確認
そして当日へ
• 必要なら、机の配置等を変更
• ペンや付箋、印刷物の準備
• 欠席者は多分居るので、居た場合の準備
後は、しっかり楽しむ!
勉強会を実施した効果
何が変わったか?
• 外部講師を呼ぶ事例が社内にできた
• 能動的に参加してくれるメンバー
一度事例を作る事により、「何が可能」で「何が出
来ないか」の線引きが出来たので、社内に講師を招
く形式の勉強会がし易くなった。
15名程度ですが、直接声を掛ける等すれば勉強会
が成り立つくらいの人数が集まってくれる事が分かっ
た。
何が変わらなかったか?
• 勉強会の内容を現場に活かせていない
勉強会で学んだ内容について、受託や常駐の現場
で活かせていない。 
• 一回のみの実施で後が続いていない
外部から講師に着てもらった事例が1度のみで、
後が続いていない。または、他の社員からそんな
声が上がらない。
自分に対して
• 自信をもてた
• 交流が増えた
中途入社という事もあり、あまり目立とうという
考えは無かったが、少し積極的に頑張ろうという
考えが持て、会社に対する姿勢が変わった。
社内で勉強会をやるだけでなく、外部のコミュニ
ティへも積極的に顔を出すようになり、顔見知り
が増えた。
今後の課題
継続する
• 勉強会を続けて行く
外部から講師を呼ぶ形式の勉強会も含め、参加する
意思のあるメンバーが積極的に学べる場を提供して
行く。
!
続けて行く事により、社内に勉強会の文化を根付か
せ、他のメンバーからも同じような事をしたい!と
いう声が上がる事を期待。
今後やりたいこと
• 若手が勉強会を開く手伝い
経験10年以上のベテランではなく、入社2∼3
年の若手が積極的に勉強会を開けるような環境を。
• 内部から外部へ公開する
会社発の勉強会を、社外へも公開し、IT業界へ貢
献。
まとめ
• メンバーを集めは直接声がけ
• 定期的に継続していく
• 文化として勉強会を定着させる
• まずは始める
ご清聴、ありがとうございました。

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