Recommandé
Contenu connexe
Tendances
Tendances (20)
Similaire à Scrumfestmikawa2021
Similaire à Scrumfestmikawa2021 (20)
Plus de Noriyuki Nemoto
Plus de Noriyuki Nemoto (15)
Scrumfestmikawa2021
- 2. ▪ 根本 紀之 @nemorine / CSM ▪ 札幌の某半導体メーカに 勤めるQAエンジニア。 北海道と美味しいものを こよなく愛す。アジャイ ル系とソフトウェアテス ト系の両方に足を突っ込 んで社外活動をしている。 ▪ アジャイル札幌代表 自己紹介 2
- 3. 時は令和… 3 溢れる『〇〇テスト』と、すれ違う想い テストの書 CPUとかメモリ とか見ればいい のかな？ それとも画面の レスポンス？ 次のスプリントは パフォーマンステスト をお願いします
- 5. 5 テストレベル
- 6. ▪ テストレベルは、系統的にまとめ、マネジメントしていくテストの活動のグ ループである。（中略）テストレベルはソフトウェア開発ライフサイクル内 の他の活動と関連付けられる。 ▪ JSTQBでは以下を規定している。 – コンポーネントテスト – 統合テスト – システムテスト – 受け入れテスト ※テストフェーズは別物 – テストフェーズは期間や日程を表すもの テストレベルの定義① 6 Ref. JSTQB FLシラバス
- 7. ▪ アジャイルテスティングにおけるテスト自動化ピラミッドもテストレベルの ひとつといえる。 テストレベルの定義② 7 Ref. Agile Testing Condensed
- 8. ▪ ソフトウェアを見つめなおして、自分達の認識を合わせる – 自分達のソフトウェアの具体的な構成図を見る。 – ソフトウェアの統合の単位かつテスト可能な単位で区切る。 – 〇〇テストを「〇〇レベル」に置き換えて違和感がなければOK。 ▪ 例）ソフトウェアの構成が以下のような場合 – コンポーネント / パッケージ / システム / 運用 テストレベルの整理 8 ・・・ システム パッケージ パッケージ コンポー ネント コンポー ネント コンポー ネント
- 10. 10 テストタイプ
- 11. ▪ テストタイプは、以下に列挙する特定のテストの目的から見たソフトウェア システム（あるいはシステムの一部分）の特性をテストするための活動を束 ねたものである。機能の品質特性、例えば完全、正確および適切であること などを評価する。 – 非機能の品質特性、例えば信頼性、性能効率性、セキュリティ、互換性、使用性などを評 価する。 – コンポーネントまたはシステムの、構造またはアーキテクチャーが正しく完全で仕様通り であることを評価する。 – 欠陥が修正されていることを確認するなどの変更による影響を評価し（確認テスト）、ソ フトウェアや環境の変更によって意図しない振る舞いの変化が発生していないかを探す （リグレッションテスト）。 テストタイプの定義 11 Ref. JSTQB FLシラバス
- 12. ▪ 必要なテスト目的を見つめなおして、自分達の認識を合わせる – 自分達の製品にどのような品質が求められてるか考える。 – その品質からどんなテストが必要か考える。 – テストに名前付けしたら、テスト目的と実際にやること書きだして紐づけておく。 – 〇〇テストを「〇〇を確認するテスト」に置き換えて違和感がなければOK。 テストタイプの整理 12 負荷テスト 目的： リソースの負荷を測定して、 前回リリースと変化ないこと を確認する。 やること： CPU、メモリ、DiskI/O、ネッ トワーク負荷測定する。 前回の結果と比較する。 UIレスポンステスト 目的： UIのレスポンスが速いことを 確認する。 やること： 各UIのレスポンスを確認する。 特にダウンロード処理や最大 件数表示のときのレスポンス を見る。 Webあぷり スッキリ
- 13. ▪ チーム内で既に共通の言葉がある場合は、それを使う。 ▪ 理想を追求しすぎて、背伸びして完全に網羅しようとしない。 – 品質特性はチェックリスト的に使う。 – 品質特性のそれっぽいワードを理解できてないのに使わない。 – ただし、対外的な説明で納得感を持たせるときは敢えて使うことはある。 テストタイプを整理するコツ 13 Ref.バグだけが品質と考えていませんか？ / IPA
- 14. 14 テストレベルとテストタイプ
- 15. ▪ 定義したテストレベルに必要なテストタイプを紐づける ▪ テストタイプ同士に依存があれば線を引く – 機能テスト→DB性能テスト ▪ 新しいテストタイプが見つかったら、必要性を検討して追加する テストレベルとテストタイプを紐づけ 15 コンポーネント パッケージ システム 負荷テスト 目的： リソースの負荷を測定して、 前回リリースと変化ないこと を確認する。 やること： CPU、メモリ、DiskI/O、ネッ トワーク負荷測定する。 前回の結果と比較する。 UIレスポンステスト 目的： UIのレスポンスが速いこと を確認する。 やること： 各UIのレスポンスを確認す る。特にダウンロード処理 や最大件数表示のときのレ スポンスを見る。 シナリオテスト 目的： ｘｘｘ やること： Ｘｘｘ 機能テスト 目的： ｘｘｘ やること： Ｘｘｘ エラーハンドリング テスト 目的： ｘｘｘ やること： Ｘｘｘ クラステスト 目的： ｘｘｘ やること： Ｘｘｘ DB性能テスト 目的： ｘｘｘ やること： Ｘｘｘ バージョンアップ/ダ ウンテスト 目的： ｘｘｘ やること： Ｘｘｘ
- 16. ▪ 最初は現状の整理として見える化することを意識する。 ▪ 改善する場合は、バグを早期に発見できるようにデザインする。 • アジャイルテストにおけるテストピラミッドに近いものをイメージすると良い。 • 特にシステムレベルで細かい確認をすると手戻りが多くなるので気を付けること。 テストレベルとテストタイプを紐づけるコツ① 16 コンポーネント パッケージ システム システム パッケージ コンポーネント NG OK
- 17. ▪ 別のテストレベルに同じテストタイプが入ることはある。この場合は目的 や範囲が変わってくる。 – パッケージレベル：負荷テスト（パッケージ単位の負荷を見る） – システムレベル：負荷テスト（システム全体の負荷を見る） ▪ 前のテストレベルでやったものと同じ目的のテストはしない。 – コンポーネントレベルでロジックの確認をしているのに、 システムレベルでも全く同じロジックの確認を実施するなど。 テストレベルとテストタイプを紐づけるコツ②
- 18. ▪ チーム全員の〇〇テストの認識が揃う – 認識が揃うことで必要なテストが見えてくる。 – 共通言語はショートカットキーみたいなもの。仕事が速くなる。 ▪ 必要なときに必要なテストをすることができる ▪ 開発者は設計、実装にフィードバックすることができる – 例えば、「この設計だとDB性能テストが通らないかも…」と考える。 ▪ テスターはテスト全体のデザインをしやすくなる – 背骨ができるので、実際の案件に対してはほぼ取捨選択で済む。 テストを再考するメリット 18
- 21. ▪ ここらへんが面白い。 – JSTQBシラバス：http://jstqb.jp/dl/JSTQB-SyllabusFoundation_Version2018V31.J03.pdf – テストを学び成長する：http://jasst.jp/symposium/jasst21hokuriku/pdf/A1.pdf – フェーズ、レベル、タイプ、技法：https://note.com/yumotsuyo/n/nf26bcb6051d5 Appendix 21