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Similaire à ミャンマー国ヤンゴンにおける公共交通オープンデータ開発の取組事例 (20)
ミャンマー国ヤンゴンにおける公共交通オープンデータ開発の取組事例
- 3. バス位置情報システムの現状 (2021年1⽉時点) その1
バスの改⾰施策として、ほとんどの⾞両に GPS が導⼊。
位置情報を取集・管理する組織として YBO (Yangon Bus Operator) が
設⽴。将来的には YRTA の下部組織となる予定だが、現在は⺠間企業の
管理下。
IC カードも導⼊推進中。
現状課題︓
• GNSS, 3軸加速度、エンジン稼働状況、Geo Fence ⼊退出データなどが確
保されているが、動態を集計しているのみで、モニターしたあとのアクションは⾏わ
れていない。
• モニタリングレポートはYRTA に提出されているが、YRTA がそれらを参照して何
らかのアクションを⾏っている様⼦はない。
公共交通運⾏データの収集に⼒を⼊れているが、その意味は
理解されていない。
(BʼSMART Myanmar)
(Myanmar Times)
- 4. バス位置情報システムの現状 (2021年1⽉時点)その2
YBOが取得している情報について、各バス事業者は⾃社が保有・
運⾏している⾞両に限りアクセス可能。 ⾞輛の位置情報や渋滞
情報を確認しながら、⾞両間隔の調整等を⾏っている事業者も
存在。
利⽤者向けの運⾏情報システムとして、多くの⺠間企業が独⾃に
スマートフォン向けアプリを開発・提供
リアルタイムの位置情報提供サービスも存在するが、YBO による
GPS 情報ではなく、もう⼀台余分にGPS を設置している。
すべてのバス⾞両にGPS を設置しているので、全路線・全⾞両の
リアルタイム位置情報を提供することも可能であるが、現状、YBO
が⺠間企業の傘下にあるため難しい。また、「テロなどのリスクから」
リアルタイム位置情報を出す事には消極的
(各種現地のアプリケーションより)
⺠間の努⼒に⽢えており、官側が連携をとれていない。
- 6. GTFS による乗換案内情報の提供と技術協⼒
GTFS による乗換案内情報の公開に向けて活動実施
• YRTA およびバス事業者からの委任状を取得・提出
• バス事業者・路線についての基礎情報を⽰すWebサイトを作成
• Googleの定めた要件を満たす情報の記載
運⾏スケジュール
予約制ではなく、特定の乗降所で乗降できるサービスであること
市⺠の⼀般的な交通⽬的に対して供されるサービスであること
• GTFS の作成 (Excel 形式のツールをもとにしている)
• Warning / Errors への対応
公営バス事業者の運⾏する 7路線 (全100路線)についてGTFS の公開済み。
全路線のGTFS は整備済み。Web サイトへの運⾏⽅法や企業理念の掲載にむけて、各事業者やYRTAと調
整中。並⾏して、GTFS-RT の導⼊についても働き掛け。
GTFS の作成・維持管理に関するマニュアルを作成し、現地バス事業者への技術移転について準備中
「⾒える化共通⼊⼒フォーマット」の英語版(簡易版)の作成準備
(Google Map)