≪ファイナリスト≫ NPO法人 ネオ | 第1回 NPOによるICTサービス活用自慢大会
- 3. (C) NPO NEO & M.Yamashita
和歌山県 那智勝浦町
ネオグループの所在地
東京から5時間半
大阪から4時間
名古屋から4時間
県庁まで3時間
- 4. (C) NPO NEO & M.Yamashita
和歌山
の自慢
世界遺産 熊野古道 那智の滝
パンダの数 日本一
- 6. (C) NPO NEO & M.Yamashita
特非)ネオ 合同)ネオ
相談支援事業所
地域活動
支援センター
グループホーム
訪問看護
ステーション・相談の支援
・日中活動の支援
・居所の支援
・地域医療の支援
ネオグループの概要
2013年設立 2017年設立
スタッフ:8名(うち女性7名)
スタッフ:3名(うち女性3名)
- 7. (C) NPO NEO & M.Yamashita
■なぜネオでICTが必要か
• サービスターゲットは障がいのある方、その家族
• 通常の個人情報に併せて、障がいや疾患情報は機
微情報として扱う必要がある(国ガイドライン)
→絶対に漏洩してはダメ
大切な情報を守るためのICT活用
• 地方のため訪問に往復2時間以上かかる場合もある
• 戻ってきてから記録の入力は大変で残業になる
→訪問先で記録ができれば
情報の共有のためのICT活用
- 8. (C) NPO NEO & M.Yamashita
■活用しているICTサービス一覧
ローカル(オンプレミス)
• Windows Server Essentials
• Microsoft Office
• VPN(YAMAHA RTX他)
• Raspberry Pi
クラウド
• cybozu kintone NPOプログラム
• cybozu メールワイズ NPOプログラム
• Box NPOプログラム
• 会計ソフトfreee
• Symantec Endpoint Protection Small Business Edition
• レンタルサーバー
- 10. (C) NPO NEO & M.Yamashita
■ローカル(オンプレミス)業務
各パソコンには個人情報を残さない
→ADにより個人情報は全てサーバーに保存
スタッフも利用者もパソコンを自由に使用したい
→移動プロファイルを利用してどのパソコンでも
自分の作業が可能
法人設立からの重要データの多重バックアップ
→サーバー内RAID+バックアップ拠点内RAID+
クラウドストレージ(Box)にバックアップ
どの拠点でも同じ環境と作業をしたい
→VPNによりどの拠点でも本部のサーバーを利用
パソコンが苦手な職員は自分でメンテが難しい
→グループポリシーとサーバー一括管理で実施
- 11. (C) NPO NEO & M.Yamashita
■クラウド業務
支援記録を安全に訪問先や外部の会議で使用したい
支援記録を訪問先でもスマホで入力・閲覧したい
→cybozu kintone で支援記録を管理
メール対応に抜け漏れが無いようにしたい
→cybozu メールワイズでメールの共有化
どの拠点でも会計入力をしたい
→クラウド会計ソフトfreeeで会計を管理
年度末の行政向け集計を簡単にしたい
→kintone+アプリで結果の整形と外部出力
スケジュールを共有したい
→kintoneでカレンダー共有アプリを使用
拠点が違っていてもスタッフ間で情報共有したい
→kintoneで情報共有アプリを使用
- 12. (C) NPO NEO & M.Yamashita
■ポータル画面(kintone)
※個人情報保護のため画像を一部加工しています
- 13. (C) NPO NEO & M.Yamashita
■スケジュール共有(kintone+カレンダーPlus)
※個人情報保護のため画像を一部加工しています
- 14. (C) NPO NEO & M.Yamashita
kintone導入前の
支援記録
EXCEL+VBA+Access
kintone
支援記録
アプリ
+Javascript
■支援記録の変遷
- 15. (C) NPO NEO & M.Yamashita
■ICTの導入手順(方法)
習うより慣れよう
基本的な内部研修は必要
計画的に導入期限を作って導入
分からなかったら勉強→ → →
(書籍、セミナー、ハンズオン)
スタッフの要望には可能な限り応える
kintoneはスタッフがアプリを使うだけはなく、
作れるように支援→簡単なレクチャーを行う
アプリは最初から完璧なものではなく、
実務で使用しながらブラッシュアップ
「とりあえず作ってみて使ってみる」
既存サービスを組み合わせて構築
例)kintone+Raspberry Pi+ICカード→タイムカードシステム
- 16. (C) NPO NEO & M.Yamashita
■ICTの導入の成果①
個人情報(センシティブ情報)は、ローカルのセ
キュア環境とバックアップで保護
事業別の共有フォルダにより、情報の共有と継承
どのパソコンでも同じ環境を使うため、パソコン
の台数を増やすのも容易
ローカルサーバー導入により、データの集中管理
やデータアクセスログ監査など、保守が楽になり、
以前メンテナンスは休日に1日かかっていたものが、
平日の夜に1時間程度で終わるようになった
支援記録等がクラウドにあるため、いつでもどこ
でも情報にセキュアにアクセスできる、これによ
り紙情報を出力しなくなった
- 17. (C) NPO NEO & M.Yamashita
■ICTの導入の成果②
基幹業務をクラウド上で行うことにより、事務業
務(スタッフへの連絡、スケジュール、物品購入、
会議録、出張、超過勤務・休日勤務・休暇申請・
管理)が決裁含め、リアルタイムにできている
スタッフが業務で必要になった場合にkintoneアプ
リを作って活用できるようになった、現在70以上
のアプリが作成・使用されている
会計をクラウド上で行うことにより、小口現金も
含めた事業別の収支がリアルタイムに把握できる
アプリを通してスタッフ間の情報の共有が進み、
チームコミュニケーションが活性化されてきた
支援記録のクラウド化は働き方に自由度ができ、
現在ほぼ残業は0で定時に帰ることができている
- 18. (C) NPO NEO & M.Yamashita
■今後の課題
組織外(例:役所保健師)との情報共有をICTでど
のように行っていくか
ICTは常に新しい技術が提供されており、スタッフ
の要望などから現場に取り入れたいアイディアは
たくさんあるが、新しい技術の導入とそれにかけ
る時間が取れなくなってきている
今はスタッフが趣味的に構築している部分があるが、
将来的にはスタッフだけで構築を継続するか、パート
ナーを探していくかの選択が必要になる
- 19. (C) NPO NEO & M.Yamashita
ご清聴ありがとうございました
ぜひ、和歌山に遊びにお越し下さい!
Iターンも大歓迎!