1. R を使った空間情報の可視化
R を使った空間情報の可視化
縫村崇行
(NUIMURA, Takayuki)
環境学・雪氷研究室
R 勉強会 (CHERD)
2012/06/20
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2. R を使った空間情報の可視化
はじめに
自己紹介
専門:GIS や RS によるヒマラヤの氷河の変動把握
所属:名大・環境学・雪氷圏変動研究室 (理農館)
OSGeo1 財団 日本支部 運営委員
主な業務内容
氷河の空間分布 DB 作成
ヒマラヤでフィールド調査 (DGPS)
3D モニターを使ってステレオ写真測量
研究室で GIS や R 言語の指導
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The Open Source Geospatial Foundation
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3. R を使った空間情報の可視化
はじめに
自己紹介 (メイン業務以外の活動)
FOSS4G ツール勉強会@名古屋を主催
(第 1 回 2011/12/11、第 2 回 2012/4/14)
FOSS4Ga とは:QGIS、GRASS GIS、GMT や R など、
オープンソースの空間解析ソフトウェア
URL:https://sites.google.com/site/foss4gnagoya/
a
Free and Open Source Software for Geospatial
Nagoya.R (東海地方を中心とした R の勉強会)
名大の言語系の研究者の方が主催 (2011/3/26–2012/5/19)
URL:http://corpus-study.info/nagoyar/
世界各地の都市で同様のイベント
(ex. Tokyo.R、Tsukuba,R、London.R)
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4. R を使った空間情報の可視化
はじめに
空間情報について
空間情報とは
空間座標 (X,Y,(+Z)) を持ったデータ:
種類:点、線、面で代表されるデータ
例:気象観測地点、震源地、道路の経路、土地利用区分
=⇒ 今回は点データ を R を使って加工し、
Google Earth で可視化する方法について話します。
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5. R を使った空間情報の可視化
データ&手法
USGS [Latest Earthquakes: Feeds & Data]
Past 7 Days, M 2.5+ earthquakes (CSV 形式) を使用。
データ内容
Src,Eqid,Version,Datetime,Lat,Lon,Magnitude,Depth,NST,Region
us,c0005hua,6,"Monday, August 22, 2011 00:07:09 UTC",42.6731,143.2804,4.7,32.30,95,"Hokkaido, Japan region"
=⇒6 行目が X 座標 (Longitude)、5 行目が Y 座標 (Latitude)。
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6. R を使った空間情報の可視化
データ&手法
今回使用する R のパッケージ
1 rgdal:GIS データを取り扱う
=⇒XY 座標を元に Google Earth ファイル (KML) を作成するの
に使用
2 XML:XML ファイルを取り扱う
=⇒Google Earth ファイル (KML) を修正するのに使用
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7. R を使った空間情報の可視化
データ処理の流れ
パッケージを使う下準備
#rgdal1 , XML パッケージのインストール (最初だけ)
install.packages(“rgdal”)
install.packages(“XML”)
#rgdal, XML パッケージの読み込み、セッションの最初に毎回
library(rgdal)
library(XML)
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Windows では自動的に依存するパッケージもインストールしてくれる。Ubuntu linux の場合は、事前に OS のパッ
ケージマネージャで、”gdal”、”libgdal1-dev”、”libproj-dev” をインストールする必要がある。
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