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Rubyistの
フィリピン留学
Twitter: @oakbow7
Github: @oakbow
Qiita: @oakbow
Blog: http://blog.oakbow.tokyo/
フィリピンの様子
Who am I ?
⇒ Webアプリ開発者(Ruby)
⇒ 英語力は平均的 (TOEIC475)
⇒ gemなどドキュメントは英語でも読む
⇒ 調べ物はとりあえず日本語から
なぜフィリピン?
• 日本から近い(欧米豪と比べて)
• 料金が安い(欧米豪と比べて)
• 奇麗な英語をしゃべる
• 先生が優しい
なぜフィリピン?
意外に英会話中心ではなく普通の授業
• Speaking
• Reading
• Writing
• Listening
フィリピンの授業
• リーディング能力がそこそこある
• デスクワークに慣れている
• 集中して何かをやることに慣れている
• 勉強に慣れている
Rubyistの強み
意外に単語力がある
⇒ プログラム言語で使う単語
concern, environment, abstract, process,
procedure, confirm, modify, contain
⇒ 業務関係で使ったりする単語
contract, absent, organization, inquiry,
questionnaire, approve,
⇒ その他IT系でよく見かける単語
invoice, sign up, expire, income, agenda,
seek, update, administrative
Rubyistの強み
• フィリピン人相手であれば普通に会話可能
• ネイティブだとややつらい(7割くらい)
• 映画やドラマなどはまだ無理(2割くらい)
• 英語のドキュメントの抵抗感が劇的に低下
• 英文読解で不安感をあまり感じない
6ヶ月(24週)留学した結果
TOEICの成績
400
450
500
550
600
650
700
750
800
850
900
2014年5月
2014年7月
2014年9月
2014年11月
2015年1月
2015年3月
2015年5月
2015年7月
2015年9月
2015年11月
2016年1月
2016年3月
475 ⇒ 730
参考図書

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Rubyist のフィリピン留学

Notes de l'éditeur

  1. 実際に滞在していた学校の屋上から撮影した、フィリピンの海の写真です。
  2. フィリピン留学の話をするにあたり、はじめに私の属性を軽く紹介したいと思います。 仕事はWebアプリケーションプログラマです。フリーランスでRuby使っています。 フィリピンに留学する1年ほど前にTOEICを初受験していて、この時のスコアは475でした。 この手の英語の話をする人って元から結構英語力高い人が多いですが、ほんとうに平均的だと思います。 TOEICのIPテストという、企業受験の平均が463なので。 Rails を使っていると gem の使い方やバグ情報を github などでチェックする必要が頻繁にあるので、英語のドキュメントは日常的に読んでいます。 それ以外の調べ物は、最初は日本語の情報から探し始めますが、なければ英語を探し始める、という感じです。 英語のドキュメントを避けたりはしませんが、どうしても正確に意味を理解できているのか自信を持てない時も多く、そのため何度も読み返す必要がありました。 なので長文だときついので気力のある時に本腰を入れてちゃんと読む、という感じでした。 こんな感じだったんですが、2015年4月から10月まで、半年間フィリピンに行ってました。
  3. じゃあ、いきなり本題。 なんで語学留学先がフィリピンなんでしょう? まず第一に距離です。 フィリピンはこんなに近いんです。 飛行機でだいたい5〜6時間くらい。 飛行機代は往復で6〜7万くらい。 LLCというお得な航空会社のものだとその半額、3万ちょっとで行けます。 以前だとアメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドが語学留学のメインだったんですが、 やっぱり距離の差はかなり大きいです。
  4. そして、物価が10分の1くらいなので、留学費用も安いです。 そのため、他の国だと貴重なマンツーマン授業をかなりたくさん受けることが出来ます。 フィリピンは英語が公用語でほとんどの人が英会話できるのもあり、癖のない奇麗なアメリカ英語をしゃべります。 とても聞き取りやすく分かりやすい英語を話すことで世界的にも有名なので、 フィリピンには欧米諸国を対象にしたコールセンターが数多くあり、一大産業になっています。 フィリピン人のホスピタリティーは世界的に定評があり、献身的です。 なので看護師、介護士、家政婦といった職業ではとても人気があります。 フィリピン人教師は生徒のことを親身になって考えてくれるので、受け身になりがちな日本人にはとても合っています。 英語はどんどん話さないと上達しないんですが、シャイな人の多いエンジニアにとって、フィリピン人は特に合っていると思います。 彼ら彼女らはとても陽気かつ気さくで、どんな相手にも分け隔てなく明るく接します。 特に英語力に自信のない頃はなかなか発言しづらいものですが、彼女たちはうまく手ほどきしてくれますよ。
  5. フィリピンの語学学校の授業がどのように行われているかって、イメージしにくいと思います。 行く前は簡単な英会話の例文を繰り返したりするのかなと思ったのですが、意外に普通の授業形式でした。 科目ごとに用意された教科書(テキスト)を使って、論理的に勉強する形です。 長文読解をやって音読したり、コラムを読んで社会事象に関する意見を述べたり、英文法がどのような理屈で成立しているか学んだり。 マンツーマンや少人数のグループクラスなので話す機会はかなり多いんですが、割と日本の授業ライクだな、という感じです。 そのような形式なので、英語の4技能と呼ばれるスピーキング、リーディング、ライティング、リスニングのうち、リーディングができるかどうかで授業へのついて行きやすさが大きく違います。 教科書に書かれている英文を理解できないと、授業や先生の解説を理解できないので。
  6. 他の職業の生徒と比べた場合、このあたりがエンジニアのアドバンテージかな、と思いました。 ・普段英語のドキュメントを読んでいるので、リーディング能力があります。 自信がない、大したことないって人はいくらでもいると思いますが、そもそも特別勉強しない限り、ほとんどの職業では英文を読む機会がありません。 ・デスクワークに慣れています デスクワークじゃない職業の人は、一日8コマとか、結構な数の授業で座りっぱなしになるのが結構苦痛だったりします。 ・集中することに慣れています プログラマの仕事は、結構集中力を要求される仕事です。 高い集中力を要求される仕事の人ってそんなにいないので、授業で集中し続けるのって結構大変でとても疲れるようです。 ・勉強に慣れている どの職業でも学び続ける姿勢は必要だろうとは思いますが、学校の勉強に近い形の勉強を続ける必要のある職業となると限られてきそうです。 ネットや書籍で技術の独学をやったり、セミナーや勉強会に出席したりしてるエンジニアは、授業にも抵抗なく入っていけると思います。
  7. あんまり認識していないと思いますが、結構単語力があります。 ここに挙げたあたりの単語って、仕事で使ったり見かけたりしたものが結構あると思います。 ちゃんと正確な意味を知らなくても、見覚えがあるというだけで非常に有利です。 意味を調べさえすればその単語を覚えられるので、まったくはじめて見た単語ばかりって人よりかなり有利です。
  8. 実際にフィリピンに留学するとどう変わるんでしょうか? 行く前はとてもじゃないけど英会話できるというレベルではありませんでした。 頭の中で話す言葉を日本語で考え、英語に翻訳してしゃべるんですが、まともな文法使う余裕はないので、数少ない手持ちの単語で意思表示をするだけ。 以前 heroku のお偉いさんの Morten Bagai さんという方が来日して講演したんですが、東京リージョン作ってくれってお願いするために話しかけた際、 頑張って言えたのは Tokyo Region と Latency の二つの単語だけでした。 まだまだ発展途上ですが、今は会話と呼べるレベルの文法と単語を使えるようになっているので、英会話の観点では劇的と言っても良いかな、と思っています。 英語学校の先生たちを誘ってご飯やカラオケに行って英語だけでしゃべったりできるようになっています。 Ruby Kaigiなどにやってきた外国人と、懇親会などで英語で話をすることが出来ています。 例えばRuby Kaigi のネイティブのスピーチを通訳なしで理解したりするのはまだ修行が必要ですが、継続してリスニングの訓練を頑張れば、遠くない未来にそれも可能になりそうだな、と思っています。
  9. そこそこ話せるようになったという実感はあるものの、やはり数値化された実績が欲しいもの。 2014年5月のTOEICが475だったんですが、今年、2016年3月のスコアは730でした。 ちょっと伸び悩んでいたんですが、悪くない点数が取れたかな、と思います。 実は今日もTOEICの日で、本当は受験しようと申し込んでいたんですが、TokyuRuby会議を優先しました。。
  10. フィリピン留学の実態をもっと知りたい場合、この本がお勧めです。 一冊500円の電子書籍ですが、無料キャンペーンを多分まだやっています。 買うにしてもワンコインだし、Kindle版だと半額の250円です。 本のタイトルは割と良くありがちなものですが、この本の実態はフィリピン留学の暴露本です。 フィリピン留学の良いところも悪いところも、「そこまで書いていいの?」ってくらい紹介されているので、 これから行こうかと考えている人は一読をお勧めします。 文章自体もブログを読む感じなので、とても読みやすいです。