SlideShare une entreprise Scribd logo
1  sur  43
Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved
アジャイルとクラウドの
『危険なカンケイ』 2016年10月25日
KDDIの技術の裏側見せます!
〜アジャイル、クラウド、大規模ネットワーク編〜
Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved
「KDDIの技術の裏側見せます!」
というタイトルに反して、、、、
私のセッションでは
技術の話は一切しません!
ごめんなさい。。。。。
1
自己紹介
Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved
2
大橋 衛(オオハシマモル)
1974/10/01(42歳)
アプリエンジニア12年
インフラエンジニア4年
クラウドエンジニア3年(=AWS歴)
AWSコンサル/セキュリティ監査
クラウドアーキテクト
家族:妻、娘2人、両親、祖母
趣味:スノーボード、読書、DIY
絶賛本名プレイ中
@mamohacy
http://blog.mamohacy.com/
AWS Summit Tokyo 2016に登壇しました
Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved
3
http://cloudblog.kddi.com/iaaspaas/4279/
アジャイル、
やってますか?
Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved
グローバルのトレンド
Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved
5
【導入の効果Top4】
①優先順位による柔軟な変更管理、②生産性向上、③プロ
ジェクトの可視化、④チームのモチベーション向上
出典:VERSIONONE 9th ANNUAL State of Agile Survey 2015
海外ではアジャイル開発などの新たな開発方法が主流
国内のトレンド
Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved
6
リクルート、楽天をはじめとする先進的Web系企業のみではなく、金融、自動車、鉄鋼業でのエ
ンタープライズ系システム開発に本格的な導入が始まっている。
導入事例
• トヨタ自動車
• アクサ生命
• 東京海上日動
• 神戸製鋼
• JFE
ここ数年で、大手企業が積極的に採用
約50%がアジャイル開発案件となっている(NTT-DATA調査)
一方で・・・・
Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved
7
実際に導入したが、継続してAgile開発を行っている
企業は全体の30%強程度というデータもある
出典:一般社団法人PMI日本支部 アジャイル プロジェクト マネジメント 意識調査報告 2015
36%
31%
クラウド、
使ってますか?
Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved
グローバルでの市場動向
Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved
9
2016年度の世界のパブリッククラウド市場予測では、2040億ド
ルもの規模に到達。
2015年からの1年間で16.5%もの成長が見込まれている。
出典:ガートナー社 パブリッククラウドのセグメント別市場規模 2016年1月25日
16.5%
一方、国内では
Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved
10
この5年間で6ポイント近く上昇し、全体平均で16.1%の採用率
ただし2015年比では0.3%の微増に留まる
出典:ガートナー社 クラウド・コンピューティングに関する調査 2016年4月
16.1%
KDDIの選択
Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved
11
1. Agileの利用を継続的に行っている国内の
IT企業はまだ半数にも遠く及ばない
1. Cloudの採用率に至っては国内全体の1/6程度
しかも伸び悩んでいるようにも見える
しかし
KDDIは Agile も Cloud も
正式に採用することを決めた
ナゼ?
Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved
KDDIが
Agileを選んだ理由
Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved
KDDIがAgileを選んだ理由
Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved
14
一、最初から誤差のない計画など立てられない
二、市場を取り巻く環境は常に変化し続けている
三、作られた機能の六割以上は使われない
WaterFall型開発が無視し続けている課題を
避けられない現実として受け入れるため
①最初から誤差のない計画など立てられない
Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved
15
出典:プロジェクトの本質とは何か 日経ITPro 2013年10月
不確実性は初期段階では大きく、時間が経っていくことで
減っていく。ならば「進みながら計画を立ていくやり方」を
受け入れるしか他に方法がない
不確実性のコーン
②市場を取り巻く環境は常に変化し続けている
Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved
16
??
時間の経過とともに市場をとりまく環境はひたすら変わり続ける
。今日決めた要件は明日には陳腐化する可能性すらある。
「じっくり狙い撃つ」ことを最初から諦める
③作られた機能の殆どが使われない
Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved
17
最初に決めて作られたソフトウェアの機能のうち64%は「まった
く使わない」か「めったに使わない」。ならば最も確定的で優先
度の高いものから作り、まず市場に出してみればいい
前進
漸進
KDDIが
Publicクラウドを
採用した理由
Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved
KDDIがPublicクラウドを採用した理由
Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved
19
一、工期の足を引っ張る「インフラ開発」
二、規模変化に迅速に対応できない
三、Infrastructure As Codeの採用
インフラ開発工期の絶対的短縮と規模変化への
リアルタイムな追従をコードで実装させるため
①工期の足を引っ張る「インフラ開発」
Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved
20
開発全体の工期のうち、インフラの設計・調達・設置・SIにかか
る割合はおよそ3割。容量設計も調達リードタイムも不要な
Publicクラウドならインフラ開発工数を絶対的に削減できる
要
件
定
義
設
計
イ
ン
フ
ラ
開
発
ア
プ
リ
開
発
試
験
導
入
/
移
行
開発全体の工期(100%)
限りなく0へ!
②規模変化に迅速に追従できない
Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved
21
システムへの想定外のアクセス急増があった時にその場でいきな
り増強/増設が可能。さらに予測が外れたとしても全システムを
クローズし費用をゼロにできるのはPublicクラウドだけ。
Public Cloud
Only
③Infrastructure As Codeの採用
Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved
22
システムを取り巻く状況の把握とそれに伴う構成変更をプログラ
ムコードで実現させる。「ボタンひとつで云々」はPublicクラウ
ドの魅力のほんの一握りでしかない。
出典:AWS January 2016 Webinar Series - Managing your Infrastructure as Code 2016年1月
Agile
Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved
ホンモノのAgility
+ Cloud
=
ある社内案件の例
Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved
24
API
Consumer-A Consumer-B Consumer-C
Provider-1
Provider-2
Provider-3
Provider-4
Provider-5
Provider-6 Provider-7
MySQL
memcached
Proxy
ある社内案件の例
Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved
25
API
Consumer-A Consumer-B Consumer-C
Provider-1
Provider-2
Provider-3
Provider-4
Provider-5
Provider-6 Provider-7
MySQL
memcached
Proxy
Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved
26
 インフラプロビ
 インフラコンフィグ
 インフラテスト
 アプリケーション
 ユニットテスト
 結合テスト
 上記のフロー制御
全てをコードで書けるから
アジャイルで回せる!
”怒り”から生まれたアジャイルとクラウド
Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved
27
アジャイルとクラウドはどちらも現場で苦しむプログラマの苦悩
から生み出された"究極の現実解"。コーディング能力やアーキテ
クティングと組み合わせてこそその効果が最大化される。
どちらもプログラマの"怒り"から生みだされた
Agile
Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved
一度繋げて使ってしまったら
もう2度と離れられない…
もはや"麻薬"のよう
と Cloud
エンタープライズ業界における
システムエンジニア生存戦略
Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved
エンプラ業界でのシステムエンジニアの立ち位置
Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved
30
お
客
様
ユ
ー
ザ
オ
ー
ナ
ー
シ
ス
テ
ム
エ
ン
ジ
ニ
ア
デ
ベ
ロ
ッ
パ
フィードバック
サービス提供
要求事項
・製品
・ドキュメント
・ドキュメント
・マネジメント
・製品
・ドキュメント
ビジネス
判断
成果物
評価
・設計
・製造
・試験
非常に長いターンアラウンドタイム
オーナーの意図が作り手に伝わり難い
エンプラ業界でのシステムエンジニアの立ち位置
Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved
31
お
客
様
ユ
ー
ザ
シ
ス
テ
ム
エ
ン
ジ
ニ
ア
フィードバック
サービス提供
要求事項
製品
・設計
・製造
・試験
オ
ー
ナ
ー
ビジネス
判断
「フルスタック・エンジニ
ア」
エンジニアも
ビジネスサイド
志向へ!
組み合せ型アーキテクチャ
Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved
32
あらゆるレイヤーの仮想化が進めば、究極的にはインフラや実行環境は
作り手の意識から消えてなくなる。今後もSaaSは増え続けるから、最後は
「スクラッチ」と「SaaS」の組み合わせのバランス取りがキモになる
調べる
使う
作る
組み
合せる
生み出す
OSS/プロプラ + フルスクラッチ
SaaS + コンフィグ
未来に繋がるエンジニアスキル
Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved
33
どれが欠けても生き残るのは難しい
技術力 コミュ力
コーディング
力
好奇心
人脈力
会話力
まとめ
Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved
Today’s Wrap-up
35
Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved
 日本国内市場におけるAgile採用率は約35%、
クラウド採用率は約16%
 Agileの本質は、製品の市場へのリーチを早め
ユーザーニーズにずっと追随し続けること
 Cloudの本質は、インフラをコードで書ける意味を理解
しソフトウェア開発のノウハウを活かすこと
 エンプラ業界のエンジニアは高い技術力と強い好奇心、
そしてそれを支えるコミュ力が生き残りのカギ
One More Things....
Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved
僕たちは共に戦い、共に笑い、共に成長していく仲間を求めています!
We are
Hiring!
ここで募集してます! 38
Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved
http://recruiting-site.jp/s/career-kddi-864/
アジャイル開発センターの設立
Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved
39
http://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2016/09/07/2011.html
「アジャイル開発センター」
アジャイル開発センターの機能
Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved
40
アジャイル開発センターが保有する様々なリソースを共有化し
KDDI内のアジャイル開発を支援・促進する
Publicクラウド( )の積極利用
Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved
41
Privateクラウド(KCPS)も
Publicクラウド(AWS)も
まったく同じセキュリティ規準・規定で使えます!
社内セキュリティ規準に準拠
 弊社セキュリティ規準をAWSに
当てはめて正式に準拠!
 安全にAWSを使う方法と運用の
両方を整備
社内クラウド利用規定に準拠
 「社内認定Publicクラウド」
としてAWSが利用可能に!
 クラウド管理統制業務の運用
体制を整備
ご清聴有り難うございました!

Contenu connexe

Tendances

今からおさえるクラウドとAWS活用のこれから2014
今からおさえるクラウドとAWS活用のこれから2014今からおさえるクラウドとAWS活用のこれから2014
今からおさえるクラウドとAWS活用のこれから2014
真吾 吉田
 

Tendances (20)

Open stack活用に求められる人材と育成について2017 0314
Open stack活用に求められる人材と育成について2017 0314Open stack活用に求められる人材と育成について2017 0314
Open stack活用に求められる人材と育成について2017 0314
 
【初公開】チャットワーク検索機能を支える技術
【初公開】チャットワーク検索機能を支える技術【初公開】チャットワーク検索機能を支える技術
【初公開】チャットワーク検索機能を支える技術
 
2014 jaws days-最強のawsに_rtc宮崎
2014 jaws days-最強のawsに_rtc宮崎2014 jaws days-最強のawsに_rtc宮崎
2014 jaws days-最強のawsに_rtc宮崎
 
20140220 gumistudy cloudformation
20140220 gumistudy cloudformation20140220 gumistudy cloudformation
20140220 gumistudy cloudformation
 
CloudFront、RedshiftなどAWSが支える動画広告の舞台裏~インフラのイノベーションがもたらす動画広告のイノベーション~
CloudFront、RedshiftなどAWSが支える動画広告の舞台裏~インフラのイノベーションがもたらす動画広告のイノベーション~CloudFront、RedshiftなどAWSが支える動画広告の舞台裏~インフラのイノベーションがもたらす動画広告のイノベーション~
CloudFront、RedshiftなどAWSが支える動画広告の舞台裏~インフラのイノベーションがもたらす動画広告のイノベーション~
 
AWS Wavelength最新情報(2020/12)
AWS Wavelength最新情報(2020/12)AWS Wavelength最新情報(2020/12)
AWS Wavelength最新情報(2020/12)
 
今からおさえるクラウドとAWS活用のこれから2014
今からおさえるクラウドとAWS活用のこれから2014今からおさえるクラウドとAWS活用のこれから2014
今からおさえるクラウドとAWS活用のこれから2014
 
【Japan Partner Conference 2019】『君、明日から Azure 担当ね!』 VMware パートナー様必見! 明日からできる最新...
【Japan Partner Conference 2019】『君、明日から Azure 担当ね!』 VMware パートナー様必見! 明日からできる最新...【Japan Partner Conference 2019】『君、明日から Azure 担当ね!』 VMware パートナー様必見! 明日からできる最新...
【Japan Partner Conference 2019】『君、明日から Azure 担当ね!』 VMware パートナー様必見! 明日からできる最新...
 
170311 JAWS days 2017 fintech
170311 JAWS days 2017 fintech170311 JAWS days 2017 fintech
170311 JAWS days 2017 fintech
 
AWS & Google Cloudを使ったシステム開発/技術選定のはなし
AWS & Google Cloudを使ったシステム開発/技術選定のはなしAWS & Google Cloudを使ったシステム開発/技術選定のはなし
AWS & Google Cloudを使ったシステム開発/技術選定のはなし
 
2016年冬 IBMクラウド最新動向と概要
2016年冬 IBMクラウド最新動向と概要2016年冬 IBMクラウド最新動向と概要
2016年冬 IBMクラウド最新動向と概要
 
クラウドとコミュニティのこれまでとこれから 20150322_#JAWSDAYS
クラウドとコミュニティのこれまでとこれから 20150322_#JAWSDAYSクラウドとコミュニティのこれまでとこれから 20150322_#JAWSDAYS
クラウドとコミュニティのこれまでとこれから 20150322_#JAWSDAYS
 
クラウド+ソフトウェアで起こすイノベーション
クラウド+ソフトウェアで起こすイノベーションクラウド+ソフトウェアで起こすイノベーション
クラウド+ソフトウェアで起こすイノベーション
 
クラウドでDr(災害対策)に 取り組んでみる話
クラウドでDr(災害対策)に 取り組んでみる話クラウドでDr(災害対策)に 取り組んでみる話
クラウドでDr(災害対策)に 取り組んでみる話
 
AWS re:Invent 2018 re:Cap
AWS re:Invent 2018 re:CapAWS re:Invent 2018 re:Cap
AWS re:Invent 2018 re:Cap
 
re:port2017 hirayama
re:port2017 hirayamare:port2017 hirayama
re:port2017 hirayama
 
「クラウドの変質化」Yako presen 141005
「クラウドの変質化」Yako presen 141005「クラウドの変質化」Yako presen 141005
「クラウドの変質化」Yako presen 141005
 
第14回八子クラウド座談会資料 当日メモ付き 20141005
第14回八子クラウド座談会資料 当日メモ付き 20141005第14回八子クラウド座談会資料 当日メモ付き 20141005
第14回八子クラウド座談会資料 当日メモ付き 20141005
 
多様性・アジャイル・クラウドで変化に強いIT組織を作る
多様性・アジャイル・クラウドで変化に強いIT組織を作る多様性・アジャイル・クラウドで変化に強いIT組織を作る
多様性・アジャイル・クラウドで変化に強いIT組織を作る
 
IT infra summit 2015 "オンプレミス環境のクラウド化と運用を楽にする OpenStack ソリューション ~ハイブリッド・クラウドを見...
IT infra summit 2015 "オンプレミス環境のクラウド化と運用を楽にする OpenStack ソリューション ~ハイブリッド・クラウドを見...IT infra summit 2015 "オンプレミス環境のクラウド化と運用を楽にする OpenStack ソリューション ~ハイブリッド・クラウドを見...
IT infra summit 2015 "オンプレミス環境のクラウド化と運用を楽にする OpenStack ソリューション ~ハイブリッド・クラウドを見...
 

En vedette

En vedette (20)

ITハケンの品格 Final(Publish版)
ITハケンの品格 Final(Publish版)ITハケンの品格 Final(Publish版)
ITハケンの品格 Final(Publish版)
 
LambdaでBilling Alertを拡張してみた
LambdaでBilling Alertを拡張してみたLambdaでBilling Alertを拡張してみた
LambdaでBilling Alertを拡張してみた
 
エンタープライズ企業におけるAWS正式採用への挑戦〜レガシーを微笑みにかえて〜
エンタープライズ企業におけるAWS正式採用への挑戦〜レガシーを微笑みにかえて〜エンタープライズ企業におけるAWS正式採用への挑戦〜レガシーを微笑みにかえて〜
エンタープライズ企業におけるAWS正式採用への挑戦〜レガシーを微笑みにかえて〜
 
サーバサイドで動的にhtml生成していたりjQueryをガッツし使っている既存プロジェクトにAngularJSを部分的につっこんでみた @jscafe21
サーバサイドで動的にhtml生成していたりjQueryをガッツし使っている既存プロジェクトにAngularJSを部分的につっこんでみた @jscafe21サーバサイドで動的にhtml生成していたりjQueryをガッツし使っている既存プロジェクトにAngularJSを部分的につっこんでみた @jscafe21
サーバサイドで動的にhtml生成していたりjQueryをガッツし使っている既存プロジェクトにAngularJSを部分的につっこんでみた @jscafe21
 
小さな会社(チーム)で クールなアプリをつくる方法 Gunosy UI Design Study #1
小さな会社(チーム)で クールなアプリをつくる方法 Gunosy UI Design Study #1小さな会社(チーム)で クールなアプリをつくる方法 Gunosy UI Design Study #1
小さな会社(チーム)で クールなアプリをつくる方法 Gunosy UI Design Study #1
 
管理統制もLambdaで!
管理統制もLambdaで!管理統制もLambdaで!
管理統制もLambdaで!
 
2017年3月期第3四半期決算プレゼンテーション
2017年3月期第3四半期決算プレゼンテーション2017年3月期第3四半期決算プレゼンテーション
2017年3月期第3四半期決算プレゼンテーション
 
20150807 aws勉強会(v3)
20150807 aws勉強会(v3)20150807 aws勉強会(v3)
20150807 aws勉強会(v3)
 
Awsで構築したのだよ 06 ec2インスタンス起動時にCloudWatchのアラームを追加する
Awsで構築したのだよ 06 ec2インスタンス起動時にCloudWatchのアラームを追加するAwsで構築したのだよ 06 ec2インスタンス起動時にCloudWatchのアラームを追加する
Awsで構築したのだよ 06 ec2インスタンス起動時にCloudWatchのアラームを追加する
 
Microsoft Office 365への移行について
Microsoft Office 365への移行についてMicrosoft Office 365への移行について
Microsoft Office 365への移行について
 
はじめてのアジャイル - Agile in a nutshell
はじめてのアジャイル - Agile in a nutshellはじめてのアジャイル - Agile in a nutshell
はじめてのアジャイル - Agile in a nutshell
 
サーバーワークス re:invent_2016~新サービス・アップデート紹介~
サーバーワークス re:invent_2016~新サービス・アップデート紹介~サーバーワークス re:invent_2016~新サービス・アップデート紹介~
サーバーワークス re:invent_2016~新サービス・アップデート紹介~
 
Prott Story ( Prottができるまで )
Prott Story ( Prottができるまで )Prott Story ( Prottができるまで )
Prott Story ( Prottができるまで )
 
ZabbixによるAWS監視のコツ
ZabbixによるAWS監視のコツZabbixによるAWS監視のコツ
ZabbixによるAWS監視のコツ
 
Ameba流 scrumを浸透させていく方法
Ameba流 scrumを浸透させていく方法Ameba流 scrumを浸透させていく方法
Ameba流 scrumを浸透させていく方法
 
Re: ゼロから始める監視設計
Re: ゼロから始める監視設計Re: ゼロから始める監視設計
Re: ゼロから始める監視設計
 
AWS Black Belt Techシリーズ Amazon SNS モバイルプッシュ
AWS Black Belt Techシリーズ Amazon SNS モバイルプッシュAWS Black Belt Techシリーズ Amazon SNS モバイルプッシュ
AWS Black Belt Techシリーズ Amazon SNS モバイルプッシュ
 
5分で分かるアジャイルムーブメントの歴史 拡大版
5分で分かるアジャイルムーブメントの歴史 拡大版5分で分かるアジャイルムーブメントの歴史 拡大版
5分で分かるアジャイルムーブメントの歴史 拡大版
 
(旧版) オープンソースライセンスの基礎と実務
(旧版) オープンソースライセンスの基礎と実務(旧版) オープンソースライセンスの基礎と実務
(旧版) オープンソースライセンスの基礎と実務
 
株式会社Gunosy fix
株式会社Gunosy fix株式会社Gunosy fix
株式会社Gunosy fix
 

Similaire à アジャイルとクラウドの『危険なカンケイ』

cloud computing
cloud computingcloud computing
cloud computing
osaca z4
 
【VMware】jp developer-summit_2012_final_for_print
【VMware】jp developer-summit_2012_final_for_print【VMware】jp developer-summit_2012_final_for_print
【VMware】jp developer-summit_2012_final_for_print
VMwareKK
 
Drソリューション(ナレッジコミュニケーション)
Drソリューション(ナレッジコミュニケーション)Drソリューション(ナレッジコミュニケーション)
Drソリューション(ナレッジコミュニケーション)
nao-k
 

Similaire à アジャイルとクラウドの『危険なカンケイ』 (20)

re:Port 2017 #2 「AWS re:Invent 2017 参加レポート」
re:Port 2017 #2 「AWS re:Invent 2017 参加レポート」re:Port 2017 #2 「AWS re:Invent 2017 参加レポート」
re:Port 2017 #2 「AWS re:Invent 2017 参加レポート」
 
KDDIにおけるAWS×アジャイル開発
KDDIにおけるAWS×アジャイル開発KDDIにおけるAWS×アジャイル開発
KDDIにおけるAWS×アジャイル開発
 
ハイブリッドクラウドを構成するマイクロソフトテクノロジーへの取組み
ハイブリッドクラウドを構成するマイクロソフトテクノロジーへの取組みハイブリッドクラウドを構成するマイクロソフトテクノロジーへの取組み
ハイブリッドクラウドを構成するマイクロソフトテクノロジーへの取組み
 
知って得する!パブリッククラウドをオンプレミスのように使う裏ワザ
知って得する!パブリッククラウドをオンプレミスのように使う裏ワザ知って得する!パブリッククラウドをオンプレミスのように使う裏ワザ
知って得する!パブリッククラウドをオンプレミスのように使う裏ワザ
 
cloud computing
cloud computingcloud computing
cloud computing
 
JAWS DAYS 2020 AWS Well-Architected Frameworkの使いドコロとオートメーション化へのチャレンジ
JAWS DAYS 2020 AWS Well-Architected Frameworkの使いドコロとオートメーション化へのチャレンジJAWS DAYS 2020 AWS Well-Architected Frameworkの使いドコロとオートメーション化へのチャレンジ
JAWS DAYS 2020 AWS Well-Architected Frameworkの使いドコロとオートメーション化へのチャレンジ
 
AWS re:Invent Security re:Cap 2018 ( Deep Security x Security Hub )
AWS re:Invent Security re:Cap 2018 ( Deep Security x Security Hub )AWS re:Invent Security re:Cap 2018 ( Deep Security x Security Hub )
AWS re:Invent Security re:Cap 2018 ( Deep Security x Security Hub )
 
20150902_ビッグデータ/クラウドデータ連携自由自在 ~オンプレミスからSoftLayerへ! AWSからSoftLayerへ!~ by 株式会社イ...
20150902_ビッグデータ/クラウドデータ連携自由自在 ~オンプレミスからSoftLayerへ! AWSからSoftLayerへ!~ by 株式会社イ...20150902_ビッグデータ/クラウドデータ連携自由自在 ~オンプレミスからSoftLayerへ! AWSからSoftLayerへ!~ by 株式会社イ...
20150902_ビッグデータ/クラウドデータ連携自由自在 ~オンプレミスからSoftLayerへ! AWSからSoftLayerへ!~ by 株式会社イ...
 
【VMware】jp developer-summit_2012_final_for_print
【VMware】jp developer-summit_2012_final_for_print【VMware】jp developer-summit_2012_final_for_print
【VMware】jp developer-summit_2012_final_for_print
 
Dragon board+センサモジュール ハードウェア開発セミナー (2017 06-12) #ドローン #IoT #Azure #zephyr
Dragon board+センサモジュール ハードウェア開発セミナー (2017 06-12) #ドローン #IoT #Azure #zephyrDragon board+センサモジュール ハードウェア開発セミナー (2017 06-12) #ドローン #IoT #Azure #zephyr
Dragon board+センサモジュール ハードウェア開発セミナー (2017 06-12) #ドローン #IoT #Azure #zephyr
 
クラウド2.0のもたらす破壊力と大企業内でのイノベーション
クラウド2.0のもたらす破壊力と大企業内でのイノベーションクラウド2.0のもたらす破壊力と大企業内でのイノベーション
クラウド2.0のもたらす破壊力と大企業内でのイノベーション
 
AWSにおけるIaCを活かしたTerraformの使い方2選! ~循環型IaCとマルチクラウドチックなDR環境~ (HashiTalks: Japan 発...
AWSにおけるIaCを活かしたTerraformの使い方2選! ~循環型IaCとマルチクラウドチックなDR環境~ (HashiTalks: Japan 発...AWSにおけるIaCを活かしたTerraformの使い方2選! ~循環型IaCとマルチクラウドチックなDR環境~ (HashiTalks: Japan 発...
AWSにおけるIaCを活かしたTerraformの使い方2選! ~循環型IaCとマルチクラウドチックなDR環境~ (HashiTalks: Japan 発...
 
Infrastructure as Code (IaC) 談義 2022
Infrastructure as Code (IaC) 談義 2022Infrastructure as Code (IaC) 談義 2022
Infrastructure as Code (IaC) 談義 2022
 
Drソリューション(ナレッジコミュニケーション)
Drソリューション(ナレッジコミュニケーション)Drソリューション(ナレッジコミュニケーション)
Drソリューション(ナレッジコミュニケーション)
 
クラウドコンピューティング概論
クラウドコンピューティング概論クラウドコンピューティング概論
クラウドコンピューティング概論
 
Kubernetes The Hard Way をやってみた
Kubernetes The Hard Way をやってみたKubernetes The Hard Way をやってみた
Kubernetes The Hard Way をやってみた
 
Hybrid cloud
Hybrid cloudHybrid cloud
Hybrid cloud
 
[AWS初心者向けWebinar] AWSではじめよう、IoTシステム構築
[AWS初心者向けWebinar] AWSではじめよう、IoTシステム構築[AWS初心者向けWebinar] AWSではじめよう、IoTシステム構築
[AWS初心者向けWebinar] AWSではじめよう、IoTシステム構築
 
マルチクラウドの悩み
マルチクラウドの悩みマルチクラウドの悩み
マルチクラウドの悩み
 
[Cloud OnAir] Next ’19 サンフランシスコ最新情報 GCP 特集 2019年4月11日 放送
[Cloud OnAir] Next ’19 サンフランシスコ最新情報 GCP 特集 2019年4月11日 放送[Cloud OnAir] Next ’19 サンフランシスコ最新情報 GCP 特集 2019年4月11日 放送
[Cloud OnAir] Next ’19 サンフランシスコ最新情報 GCP 特集 2019年4月11日 放送
 

Plus de Mamoru Ohashi

Plus de Mamoru Ohashi (13)

SlideShareをやめて SpeakerDeckに移行します
SlideShareをやめて SpeakerDeckに移行しますSlideShareをやめて SpeakerDeckに移行します
SlideShareをやめて SpeakerDeckに移行します
 
ネットワークと絡めてこそ真価を発揮!AWS Outpostsの基本と概要
ネットワークと絡めてこそ真価を発揮!AWS Outpostsの基本と概要ネットワークと絡めてこそ真価を発揮!AWS Outpostsの基本と概要
ネットワークと絡めてこそ真価を発揮!AWS Outpostsの基本と概要
 
1人で始めた技術コミュニティ活動を1年で経営層に公認してもらうまで
1人で始めた技術コミュニティ活動を1年で経営層に公認してもらうまで1人で始めた技術コミュニティ活動を1年で経営層に公認してもらうまで
1人で始めた技術コミュニティ活動を1年で経営層に公認してもらうまで
 
コミュニティリーダーズサミット in 高知 2019初鰹編 参加レポート
コミュニティリーダーズサミット in 高知 2019初鰹編 参加レポートコミュニティリーダーズサミット in 高知 2019初鰹編 参加レポート
コミュニティリーダーズサミット in 高知 2019初鰹編 参加レポート
 
エンプラでコミュニティ活動を始めて半年 弊社の中で起こり始めた3つのムーブメント
エンプラでコミュニティ活動を始めて半年 弊社の中で起こり始めた3つのムーブメントエンプラでコミュニティ活動を始めて半年 弊社の中で起こり始めた3つのムーブメント
エンプラでコミュニティ活動を始めて半年 弊社の中で起こり始めた3つのムーブメント
 
DevRel活動における「つながり」の広げ方と育て方〜ナレッジ・エコシステムとその効果〜
DevRel活動における「つながり」の広げ方と育て方〜ナレッジ・エコシステムとその効果〜DevRel活動における「つながり」の広げ方と育て方〜ナレッジ・エコシステムとその効果〜
DevRel活動における「つながり」の広げ方と育て方〜ナレッジ・エコシステムとその効果〜
 
エンプラでDevRelコミュニティをゼロから作ってみた
エンプラでDevRelコミュニティをゼロから作ってみたエンプラでDevRelコミュニティをゼロから作ってみた
エンプラでDevRelコミュニティをゼロから作ってみた
 
スマホの写真+動画のバックアップ作業を完全自動化して撲滅したった件
スマホの写真+動画のバックアップ作業を完全自動化して撲滅したった件スマホの写真+動画のバックアップ作業を完全自動化して撲滅したった件
スマホの写真+動画のバックアップ作業を完全自動化して撲滅したった件
 
エンプラ社員が持つべきコミュニティとの付き合い方と心構え
エンプラ社員が持つべきコミュニティとの付き合い方と心構えエンプラ社員が持つべきコミュニティとの付き合い方と心構え
エンプラ社員が持つべきコミュニティとの付き合い方と心構え
 
ぼくらのアカウント戦略〜マルチアカウントでのガバナンスと権限管理の全て〜
ぼくらのアカウント戦略〜マルチアカウントでのガバナンスと権限管理の全て〜ぼくらのアカウント戦略〜マルチアカウントでのガバナンスと権限管理の全て〜
ぼくらのアカウント戦略〜マルチアカウントでのガバナンスと権限管理の全て〜
 
KDDI流 クラウド・セキュリティ 〜「大企業のクラウド適応」秘伝のレシピ〜 [AWS Summit Tokyo 2017]
KDDI流 クラウド・セキュリティ 〜「大企業のクラウド適応」秘伝のレシピ〜 [AWS Summit Tokyo 2017] KDDI流 クラウド・セキュリティ 〜「大企業のクラウド適応」秘伝のレシピ〜 [AWS Summit Tokyo 2017]
KDDI流 クラウド・セキュリティ 〜「大企業のクラウド適応」秘伝のレシピ〜 [AWS Summit Tokyo 2017]
 
第2回LT大会~ゴリラにもわかるスノーボード~
第2回LT大会~ゴリラにもわかるスノーボード~第2回LT大会~ゴリラにもわかるスノーボード~
第2回LT大会~ゴリラにもわかるスノーボード~
 
Difference of Fuel 〜理解していますか?レギュラー/ハイオク/軽油の違い〜
Difference of Fuel 〜理解していますか?レギュラー/ハイオク/軽油の違い〜Difference of Fuel 〜理解していますか?レギュラー/ハイオク/軽油の違い〜
Difference of Fuel 〜理解していますか?レギュラー/ハイオク/軽油の違い〜
 

アジャイルとクラウドの『危険なカンケイ』

  • 1. Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved アジャイルとクラウドの 『危険なカンケイ』 2016年10月25日 KDDIの技術の裏側見せます! 〜アジャイル、クラウド、大規模ネットワーク編〜
  • 2. Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved 「KDDIの技術の裏側見せます!」 というタイトルに反して、、、、 私のセッションでは 技術の話は一切しません! ごめんなさい。。。。。 1
  • 3. 自己紹介 Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved 2 大橋 衛(オオハシマモル) 1974/10/01(42歳) アプリエンジニア12年 インフラエンジニア4年 クラウドエンジニア3年(=AWS歴) AWSコンサル/セキュリティ監査 クラウドアーキテクト 家族:妻、娘2人、両親、祖母 趣味:スノーボード、読書、DIY 絶賛本名プレイ中 @mamohacy http://blog.mamohacy.com/
  • 4. AWS Summit Tokyo 2016に登壇しました Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved 3 http://cloudblog.kddi.com/iaaspaas/4279/
  • 5. アジャイル、 やってますか? Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved
  • 6. グローバルのトレンド Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved 5 【導入の効果Top4】 ①優先順位による柔軟な変更管理、②生産性向上、③プロ ジェクトの可視化、④チームのモチベーション向上 出典:VERSIONONE 9th ANNUAL State of Agile Survey 2015 海外ではアジャイル開発などの新たな開発方法が主流
  • 7. 国内のトレンド Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved 6 リクルート、楽天をはじめとする先進的Web系企業のみではなく、金融、自動車、鉄鋼業でのエ ンタープライズ系システム開発に本格的な導入が始まっている。 導入事例 • トヨタ自動車 • アクサ生命 • 東京海上日動 • 神戸製鋼 • JFE ここ数年で、大手企業が積極的に採用 約50%がアジャイル開発案件となっている(NTT-DATA調査)
  • 8. 一方で・・・・ Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved 7 実際に導入したが、継続してAgile開発を行っている 企業は全体の30%強程度というデータもある 出典:一般社団法人PMI日本支部 アジャイル プロジェクト マネジメント 意識調査報告 2015 36% 31%
  • 9. クラウド、 使ってますか? Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved
  • 10. グローバルでの市場動向 Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved 9 2016年度の世界のパブリッククラウド市場予測では、2040億ド ルもの規模に到達。 2015年からの1年間で16.5%もの成長が見込まれている。 出典:ガートナー社 パブリッククラウドのセグメント別市場規模 2016年1月25日 16.5%
  • 11. 一方、国内では Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved 10 この5年間で6ポイント近く上昇し、全体平均で16.1%の採用率 ただし2015年比では0.3%の微増に留まる 出典:ガートナー社 クラウド・コンピューティングに関する調査 2016年4月 16.1%
  • 12. KDDIの選択 Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved 11 1. Agileの利用を継続的に行っている国内の IT企業はまだ半数にも遠く及ばない 1. Cloudの採用率に至っては国内全体の1/6程度 しかも伸び悩んでいるようにも見える しかし KDDIは Agile も Cloud も 正式に採用することを決めた
  • 13. ナゼ? Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved
  • 14. KDDIが Agileを選んだ理由 Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved
  • 15. KDDIがAgileを選んだ理由 Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved 14 一、最初から誤差のない計画など立てられない 二、市場を取り巻く環境は常に変化し続けている 三、作られた機能の六割以上は使われない WaterFall型開発が無視し続けている課題を 避けられない現実として受け入れるため
  • 16. ①最初から誤差のない計画など立てられない Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved 15 出典:プロジェクトの本質とは何か 日経ITPro 2013年10月 不確実性は初期段階では大きく、時間が経っていくことで 減っていく。ならば「進みながら計画を立ていくやり方」を 受け入れるしか他に方法がない 不確実性のコーン
  • 17. ②市場を取り巻く環境は常に変化し続けている Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved 16 ?? 時間の経過とともに市場をとりまく環境はひたすら変わり続ける 。今日決めた要件は明日には陳腐化する可能性すらある。 「じっくり狙い撃つ」ことを最初から諦める
  • 18. ③作られた機能の殆どが使われない Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved 17 最初に決めて作られたソフトウェアの機能のうち64%は「まった く使わない」か「めったに使わない」。ならば最も確定的で優先 度の高いものから作り、まず市場に出してみればいい 前進 漸進
  • 20. KDDIがPublicクラウドを採用した理由 Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved 19 一、工期の足を引っ張る「インフラ開発」 二、規模変化に迅速に対応できない 三、Infrastructure As Codeの採用 インフラ開発工期の絶対的短縮と規模変化への リアルタイムな追従をコードで実装させるため
  • 21. ①工期の足を引っ張る「インフラ開発」 Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved 20 開発全体の工期のうち、インフラの設計・調達・設置・SIにかか る割合はおよそ3割。容量設計も調達リードタイムも不要な Publicクラウドならインフラ開発工数を絶対的に削減できる 要 件 定 義 設 計 イ ン フ ラ 開 発 ア プ リ 開 発 試 験 導 入 / 移 行 開発全体の工期(100%) 限りなく0へ!
  • 22. ②規模変化に迅速に追従できない Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved 21 システムへの想定外のアクセス急増があった時にその場でいきな り増強/増設が可能。さらに予測が外れたとしても全システムを クローズし費用をゼロにできるのはPublicクラウドだけ。 Public Cloud Only
  • 23. ③Infrastructure As Codeの採用 Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved 22 システムを取り巻く状況の把握とそれに伴う構成変更をプログラ ムコードで実現させる。「ボタンひとつで云々」はPublicクラウ ドの魅力のほんの一握りでしかない。 出典:AWS January 2016 Webinar Series - Managing your Infrastructure as Code 2016年1月
  • 24. Agile Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved ホンモノのAgility + Cloud =
  • 25. ある社内案件の例 Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved 24 API Consumer-A Consumer-B Consumer-C Provider-1 Provider-2 Provider-3 Provider-4 Provider-5 Provider-6 Provider-7 MySQL memcached Proxy
  • 26. ある社内案件の例 Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved 25 API Consumer-A Consumer-B Consumer-C Provider-1 Provider-2 Provider-3 Provider-4 Provider-5 Provider-6 Provider-7 MySQL memcached Proxy
  • 27. Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved 26  インフラプロビ  インフラコンフィグ  インフラテスト  アプリケーション  ユニットテスト  結合テスト  上記のフロー制御 全てをコードで書けるから アジャイルで回せる!
  • 28. ”怒り”から生まれたアジャイルとクラウド Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved 27 アジャイルとクラウドはどちらも現場で苦しむプログラマの苦悩 から生み出された"究極の現実解"。コーディング能力やアーキテ クティングと組み合わせてこそその効果が最大化される。 どちらもプログラマの"怒り"から生みだされた
  • 29. Agile Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved 一度繋げて使ってしまったら もう2度と離れられない… もはや"麻薬"のよう と Cloud
  • 31. エンプラ業界でのシステムエンジニアの立ち位置 Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved 30 お 客 様 ユ ー ザ オ ー ナ ー シ ス テ ム エ ン ジ ニ ア デ ベ ロ ッ パ フィードバック サービス提供 要求事項 ・製品 ・ドキュメント ・ドキュメント ・マネジメント ・製品 ・ドキュメント ビジネス 判断 成果物 評価 ・設計 ・製造 ・試験 非常に長いターンアラウンドタイム オーナーの意図が作り手に伝わり難い
  • 32. エンプラ業界でのシステムエンジニアの立ち位置 Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved 31 お 客 様 ユ ー ザ シ ス テ ム エ ン ジ ニ ア フィードバック サービス提供 要求事項 製品 ・設計 ・製造 ・試験 オ ー ナ ー ビジネス 判断 「フルスタック・エンジニ ア」 エンジニアも ビジネスサイド 志向へ!
  • 33. 組み合せ型アーキテクチャ Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved 32 あらゆるレイヤーの仮想化が進めば、究極的にはインフラや実行環境は 作り手の意識から消えてなくなる。今後もSaaSは増え続けるから、最後は 「スクラッチ」と「SaaS」の組み合わせのバランス取りがキモになる 調べる 使う 作る 組み 合せる 生み出す OSS/プロプラ + フルスクラッチ SaaS + コンフィグ
  • 34. 未来に繋がるエンジニアスキル Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved 33 どれが欠けても生き残るのは難しい 技術力 コミュ力 コーディング 力 好奇心 人脈力 会話力
  • 35. まとめ Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved
  • 36. Today’s Wrap-up 35 Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved  日本国内市場におけるAgile採用率は約35%、 クラウド採用率は約16%  Agileの本質は、製品の市場へのリーチを早め ユーザーニーズにずっと追随し続けること  Cloudの本質は、インフラをコードで書ける意味を理解 しソフトウェア開発のノウハウを活かすこと  エンプラ業界のエンジニアは高い技術力と強い好奇心、 そしてそれを支えるコミュ力が生き残りのカギ
  • 38. Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved 僕たちは共に戦い、共に笑い、共に成長していく仲間を求めています! We are Hiring!
  • 39. ここで募集してます! 38 Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved http://recruiting-site.jp/s/career-kddi-864/
  • 40. アジャイル開発センターの設立 Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved 39 http://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2016/09/07/2011.html 「アジャイル開発センター」
  • 41. アジャイル開発センターの機能 Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved 40 アジャイル開発センターが保有する様々なリソースを共有化し KDDI内のアジャイル開発を支援・促進する
  • 42. Publicクラウド( )の積極利用 Copyright © 2016 KDDI Corporation. All Rights Reserved 41 Privateクラウド(KCPS)も Publicクラウド(AWS)も まったく同じセキュリティ規準・規定で使えます! 社内セキュリティ規準に準拠  弊社セキュリティ規準をAWSに 当てはめて正式に準拠!  安全にAWSを使う方法と運用の 両方を整備 社内クラウド利用規定に準拠  「社内認定Publicクラウド」 としてAWSが利用可能に!  クラウド管理統制業務の運用 体制を整備

Notes de l'éditeur

  1. それは、なぜか? 私は、本業務ではAWSの社内コンサルとアーキテクティングをやっているのですが、 今日はアジャイル開発センターの代表としてきましたので Publicクラウドの話はちょっとおいといて、アジャイルについての話に言及したいと思います。
  2. 最初に述べておきますが、私は過去に色々あってですね。。。 ウォーターフォール型開発が大っつつつつ嫌いです。 これはアジャイル開発センターの人間だから言っているのではありません。 KDDIの中ででも、アジャイルでやるべきかウォーターフォールでやるべきかは きちんとアセスメントをとってから判断しているので、当然のことながら 両方の開発プロセスが混在している、というより殆どがWFなのですが 私はWFが大嫌いなので、結構辛辣な言葉で表現しちゃうかもしれませんが 個人的な意見、ということでご容赦ください。 さて、KDDIがアジャイルを選択した理由はいくつかありますが、その中でも 大きなものつぎになります。
  3. それは、、、、 のちほど順次説明していきますが、 これらは、WF型開発を経験されている方の殆どが痛感していることだと思います。 もちろん、それは我々も例外ではありません。 実はWF型開発は米国から日本に取り入りれた際にそのメソッドが大ーーきく ねじ曲げられたのですが、ここに言及するとあと3時間くらいかかって しまいそうなのでやめておきますが、 要は、最初っからできないことをやれると言い張って、できないことを守ろうと するのがWFだと私は思っています。
  4. まず、1点目。。。。。。です。 みなさん、振り返ってみてください。 WF型開発で、過去に計画通りに進められたプロジェクトが過去にいくつあたでしょうか? 私の経験では、80 %の達成率というしきいちまで下げたとしても、そんなプロジェクトは 1つもありません。 この図をみてください。これは「不確実性のコーン」という有名なグラフですが、 プロジェクトの進行につれて見積もりのばらつきがどのように推移していくかを 表しています。ヨコ軸かマイルストーン、縦軸がその時期に見積もった工数やスケジュールです 初期段階では不確実性が非常に高いですが、これが意思決定をしながら 進んでくことでブレが減っていきます。 つまり、開発初期の段階では、確実なスケジュールや見積もりを立てることなど 事実上不可能だということです。 であれば、最初に建てた計画や見積もりを基準としてひたすらそれを守ろうとする やり方が、いかに非現実的で非効率であるかがわかると思います。 我々は、進みながら計画を立てて進んでいくやり方を受け入れなければならないんです。 WFでも、なんども手戻りが発生しているでしょう?手戻り禁止のプロセスのはなずなのに。 アジャイルではここを受け入れたプロセスになっています。
  5. 2点目。XXXXです。 たとえば、ある時点でオーナーから要件を集めたとして、それがその製品や サービスの目指す「完璧なゴール」であると言えるでしょうか? 所詮それはその時点での「スナップショット」でしかないですよね? 時間の経過とともに、市場や開発環境をとりまく状況はずーーっと 変化を続けているんです。もちろん、開発を行っている最中も、です。 競合相手がかわる、お客様からネガティブな反応があった、 オーナーが心変わりした、社内情勢的にそんなことやれなくなった、 まったく別の革新的な技術が登場してしまった、などなど。 ターゲットはずっと動きているのです。アーチェリーや射的のように、 最初から的をを絞って狙い撃つ!などということは現実的ではありません。
  6. 3つ目です。 ある市場調査によると、最初から作ると決めて開発されたソフトウェアのうち  約64%の機能が、まったく使わないか滅多に使わないのいずれかであるそうです。 要するに、オーナーを含めた開発プロジェジェクト全体の意見が、顧客やユーザーと 呼ばれる人たちとこれだけ意見の相違があるということです。 使われない機能があるかもしれないのに、「使うかもしれないから」「今後の拡張を考えて」 などといって、金と人と時間をかけて行った開発の6割以上が無駄になるんですよ? こんなバカなことがありますか? あなたが締め切りに追われて泣きながら徹夜して作った機能は、ほとんどの場合で 使われないから、役立たず呼ばわりされるんです。まったく嫌になりますよね。 だったら、市場へのリーチを早くして、最も確定的で優先度の高いもの、市場影響力の 大きいいものだけを先に作り、その反応を見て次を作っていけばいい。 使われなかったらそこを掘り下げなければいいし、反応が良ければそこに加えていけばいい。 決められた道をただただ進む「前進」ではなく、方向性はあっているが完璧であるかどうかは
  7. すでにクラウドを利用されている方であればご存知の内容だとは 思いますが、クラウドを採用する価値は、コストやスピードはもちろんそうですが、 インフラという考え方の次元がこれまでとはまったく違うという点にあります。
  8. たとえば、オンプレミスの開発において、インフラの設計から調達には非常に時間がかかります。 それはインフラが固定化されたものであり、後から変更することができないから、 ブレが少なくなるよう十分に検討する必要があったからです。 しかしPublicクラウドは違います。 使いたいと思ったその日、その瞬間から使い出すことができます。 しかも後からいくらでも変えられるし増やせるから、そもそも容量設計という考え方自体が不要です。 開発工程全体の3割とも言われているインフラ部分の工期が、殆どゼロに近い数字にまで 落とし込めるという魅力は、オンプレミス上で開発を余儀なくされてきたエンプラ技術者には 筆舌に変えがたいほどの魅力があります。
  9. アジャイルだけを追い求めても、長い開発タームのうちの 「ソフトウェア開発」の部分だけしかファーストリリースを 縮められなかった。 しかしCloudと組み合わせることで、インフラの調達リードタイムや 容量設計などもカットできるようになった。 しかも、そのCloudはコードで実装され、プログラミングのノウハウを 活かしてソフトウェアにおけるAgileと同じ要領で改修、回帰テスト、 リリースが可能になった。 AgileはCloudと出会ったことで「本物のアジリティ」を手に入れた
  10. インフラプロビ インフラコンフィグ ユニットテスト インフラテスト アプリケーション ユニットテスト 結合テスト 上記の制御 これらすべてをプログラムコードで!
  11. 快適すぎて、もう止めることはできない。 この関係を崩すことができない。。。。 そう、これが
  12. btocであれb2b2cであれ、我々エンジニアの先にはお客様と直接相対している「オーナー」がいる。 我々のようなエンタープライズ業界におけるエンジニアにとって、このオーナーにこそがお客様に当たる。 このスタイルには使うユーザーやオーナーにとって非常に不都合であることが多いんです。 なぜなら人が人に何かを渡すことでそこにギャップが生まれ、その数が多くなればなるほど、 要求内容や求める品質はどんどんズレていくからです。人と人との意思疎通をドキュメントで 埋めようとしても、パスが長くなればなるほど、もともとあった意思は伝言ゲームのごとく 薄れていくのは、理解いただける話だと思います。 しかし、いまは短納期を求められる時代。このやりかたをいくら洗練させても 限界があります。 では、どうするべきか。
  13. 我々はこう考えています。 オーナーと付かず離れずの関係をきずく。 要求事項をそのまま製品に落とし込み、一緒にビジネス判断も行う。 よくフルスタックエンジニアということばを耳にしますが、 究極的にはオーナーと一体となって開発を行う姿こそが、 真の意味でのフルスタック・エンジニアだと私は考えます。 今後、自社でWFをやるにせよやらないにせよ、短納期を実現していくためには このマインドは必要不可欠であると言え得るでしょう。
  14. 一方で、クラウドという言葉でまとめてしまいますが、 インフラレイヤーの仮想化はあらゆる領域に侵食していきます。 すでにチューニングレスのRDBMSや仮想サーバがありますし、 サーバレスというPaaSとはまた別の概念も登場しています。 また、マネージドサービス、昔のことばでいうとSaaSと表現される ものは、今後も続々と登場し続けるでしょう。 そんな中で、今まで通りにIaaSの上にミドルを乗せ、アプリを作るという 方法だけでものづくりをするとうことは、果たして正しいと言えるでしょうか? 私は違うと思います。 今後は、何かを作ろうと思ったときはまず調べて、ありものでどうにかならないか 使ってみて、それでもどうにもならない部分だけをスクラッチで作り、それらを 組み合わせてモノを生み出す時代になると確信しています。 我々システムエンジニアに必要なのは、このバランスをうまくとれる能力になっていくはずです。
  15. インフラ・アプリ関係なく「コーディング力」は必携の能力 常に最新の業界動向を追い続け、実際に手を動かしてみるという「好奇心」 自ら情報を発信し人との繋がりを太く大きくできる「人脈力」 オーナーの課題を技術で救い、それを通訳して伝えられる「会話力」
  16. 私のパートは以上となります。 ここで再び、平岡にバトンを戻したいと思います。 感じたことは
  17. 我々ももちろんAWSについての予備知識がまったくなかったので、 2013年の8月、3年前のAWSサミット明けから検証をスタートしました。 具体的な数字をお伝えできないのですが、このグラフは、 2013年に本格的にPoCをスタートして迎えた最初の四半期で発生した 利用費の平均を1とした場合の、月毎の利用費との比率推移を折れ線 グラフで表したものです。 2016年4月末時点で、当時との比較で実に 1 5 0 倍 以 上 の利用量増加となっています。 もちろんauでんきもこの中に含まれております。 実は、ここまでくるまでの3年間の間には、ほんとーーーーーに色んなことががありました。 技術的な課題はもちろんなのですが、エンタープライズ企業ならではの課題がいくつも、 いくつもいくつも登場し、そのたびに1つずつ着実にクリアしていきました。 話そうと思えば、このネタだけで1晩くらい飲めそうな勢いですが、、、 お時間の都合から残念ながら今回は割愛させて頂きたいと思います。