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    育休後カフェ レクチャー
       両立の心構え
                      2013.3.3
          育休後コンサルタント 山口理栄
            http://1995consultant.com/
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    母親の仕事の子どもへの影響

       母親が働くことが子どもの発達に与える影響/長時間保育が子どもの発達に与える影
        響


       5000人の子供について、生後4ヶ月から小学校入学までの6回、定期検診を行い、心身
        の発達状況を追跡研究したレポート:『乳幼児の心身発達と環境-大阪リポートと精神
        医学的観点』 名古屋大学出版会/服部祥子・原田正文

       「母親の就労の有無や就労形態は、子供の心身発達のどの面についても、差をもたら
        さない」
       論文「長時間保育の子どもの発達への影響に関する追跡研究 : 3年後の子どもの発達に
        関連する要因に焦点をあてて」より子どもの3年後の発達に影響を与える要因につい
        て、長時間保育を含む保育形態、育児環境、属性等の関連を明らかにした。とした。
        その結果、

       3年後の子どもの発達への有意な関連要因として、「保育時間」はいずれの分析でも
        有意とならない
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    短時間勤務制度(1)

     制度利用により可能になること
        短縮した時間を育児や家事のために使える
     留意すべきこと
        福利厚生制度ではなく貴重な人材の離職を防ぎ活用する制度
        時間の制約により部署や業務が変わる可能性がある
        短縮分の給与が(場合により賞与も)カットされる
        研修や教育が短時間勤務時間外に設定される場合、参加が難し
         いことがある




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    短時間勤務制度(2)

       短時間勤務制度を使う場合の注意
           短縮された時間以上働かない(申告と実態を一致させる)
       通常勤務に戻すための工夫
           「長時間保育は子どもの発育に影響しない」ことを理解
           一度に戻すことが心配な場合は段階的に(2h→1h→0hなど)
           通勤時間を短縮(引っ越し、車の利用など)
           保育園の送り迎えのどちらかをパートナー等と分担
           勇気を持って「通常勤務&残業なし&成果を出す」スタイルに
           便利な住環境、通勤のための駐車場代、延長(二重)保育料、
            家事の外注などに「投資」

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    短時間勤務制度(3)

     上司の評価:よくやっている
         通常勤務者と同じように仕事を与えている
         時間あたりの生産性が高い
     上司の本音:マネジメントが難しい
        自分は高く評価しているが他のマネージャーと評価がずれ
         る
        打合せ時間の調整が難しい
        周りの社員から「配慮過剰」と見られているのではないか
        軽い業務しか任せられずバックアップメンバーに負担
        自分の限界を認めてしまう人、あきらめ感がある人への対
         処
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        在宅、フレックス利用で明らかにアウトプットが尐ない人
         がいる
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    復帰面談で上司に伝えること(1)

           上司は復帰時点でのあなたの就業条件を何も知らないことを
            認識しよう
           自分から情報提供すべきこと
            勤務時間、保育園に預ける時間
            短時間勤務制度の利用の有無(有の場合、利用期間)
            家族などによる協力体制
            繁忙時などあらかじめ決めた日に時間外労働できるかどうか
            復職に際しての会社への感謝、仕事への意気込み
            アサインされた仕事に関する要望や提案
            休業中に取得した資格/勉強したこと
            子どもの健康状態など伝えておくべきこと(あれば)


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    復帰面談で上司に伝えること(2)

           上司から聞くべきこと
            育児休業中の社内の出来事、業績、組織や人の異動、業務プロセス
             や規則の変更点
            上記以外で自分が気づいた職場環境の変化
           両者で話し合うこと
            今後担当する仕事の内容、範囲について実現可能と思えるレベルま
             で具体的に
            子どもの病気などで休むことを前提としたバックアップ体制
            面談等で上記情報のアップデートをかかさずに




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    育児の仕事への影響

       仕事に対する割り切りが必要、「この大変さがいつまで続くのか」と
        思わない
           今ここにいる自分が今日一日できることをやって、その結果を受け止める
           あせらず、かといってあきらめなければ必ずチャンスがやってくる

       自分だけ帰っては申し訳ないと思い悩まない
           会社・同僚の役に立たない/自分は疲れる/子どものためにならない
           ◯時になったら帰ると決めたら、それまでは集中し、その後さっさと帰る。
            本人の状況がはっきりしていれば周囲は打つ手がある。
           会社や職場に対して「貸し借り」の感覚を持つ。借りを返すのは10年後で
            も20年後でもよく、同じ人に対してでなくてもよい。

       子育てで鍛えられる即断即決の意思決定力、胆力(度胸のよさ)を仕
        事に活かす


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    タイムマネジメント(個人編)

       時間を増やす
             通勤時間の活用(1日のスケジュール確認/勉強/メール処理)
             早朝時間(4時起き)の活用(自分時間/早朝勉強会/朝活)
             定期的に残業できる日を確保(エンドレスで仕事/飲み会/女子会/映画)
       スケジューリングを工夫する
             手帳術/スケジューリング手法を身につける
       作業時間を短縮する
             パソコンの単語登録/ショートカットキー/Execlのマクロ
             ビジネスメールのスキルアップ/ひな形の利用
             資料は短く、早く出す(書式を貯めておく)/議事録は会議中に完成
       人の時間&自分の時間を大切にする姿勢を貫く
       人(ブレーン)を味方にする
             一番詳しい人に聞く/知り合いを増やす/ランチでつながりキープ
       参考サイト:シゴタノ http://cyblog.jp/modules/weblogs/
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    子どもの体調を管理する(1)

       健康かつ機嫌よく過ごさせるためには、規則正しい生活リズ
        ムが不可欠
           起床、昼寝、就寝時間
               添い寝&寝落ち覚悟!で早寝を習慣づける(大変な苦労だが期間は短い)
           食事の回数、時間、量
               毎日同じ時間に食べさせることが中味と同じくらい大事:保育園の夕食サービス
                /ファミレス/お弁当・総菜などを利用する
           保育園の送迎時間
               送迎の人が変わっても時間を一定に:保育園の時間の流れにうまく乗れないと子
                どもも保育士さんも負担
           遊びに行ったとき
               どこへ行っても生活リズムを守る
               せっかく来たからといって無理をさせない(途中で休む、帰る、寝かせる)


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    子どもの体調を管理する(2)

       体調変化への対忚
           仕事を休む(休まない)決断は早目に
               決断が遅くなると関係者への連絡がぎりぎりになり迷惑
               迷った結果休まず、結局保育園から呼び出された場合、自分が
                後悔するし、保育園との信頼関係が失われる
           病気の説明に「まれに◯◯を引き起こすことがあります」と書い
            てあったら「まれ」の可能性を排除しない
           親が休めないときのための病児保育、ファミリーサポート、ベ
            ビーシッターなどの登録はあらかじめしておく
           明日休んでも大丈夫なように、と常に考えて仕事をする




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    パパの育児休業(1)

       取得の実態
           男性の3割が育児休業を取りたいと考えているが、実際の取得率は
            2.63%(2011年度)
           前年度の1.38%からは1.9倍の伸び
           「育児休業」という名目でなく、有給休暇や配偶者出産休暇として
            妻の出産後に休暇をとる男性(=隠れ育休と呼ばれることも)は
            46.6%(2011年度)

       2010年施行された制度の改正ポイント
           パパ・ママ育休プラス:父母がともに育休をとる場合、子が1歳2ヶ
            月に達するまで取れる
           妻の出産後8週間以内に父親が育休を取得した場合、もう一度育休
            を取れる
           妻が専業主婦でも育休を取れる
+                                                                 13

    パパの育児休業(2)

       取得のメリット
           育児に自信ができ、その後の子育てに積極的にかかわれるようになる
           夫婦の信頼関係が強くなる
           妻の育児の負担を軽減できる
           育児休業終了後も、効率よく仕事をして早く帰ろうという気持ちになる

       取得の難しい点
           職場の上司や同僚から理解が得られにくい
           収入が減ることが家計に影響を及ぼす
           女性より取るタイミングの自由度が高い分、かえって調整しにくい

       (参考)さんきゅーパパプロジェクト・座談会                           職場のハードル
        編
           http://www.youtube.com/watchv=DA5yX3d_SLU
+                                                                              14

    育休取れないパパもこれでOK

       ママにとって最も頼れるパートナーになる!
           毎日保育園の送り迎えのどちらか一方を担当
           週に1回以上ママに残業または息抜きの時間をプレゼント
           自分の身の回りのことは全て自分の責任と肝に銘じる
           子どもを風呂に入れる、食事させる、寝かしつけることを率先してやる
           食器洗い、洗濯、部屋の片付け、料理を率先してやる
           外食、家事の外注などお金で時間を買うことに反対しない
           子どもと2人だけで1日過ごせるようになる
           NPO法人ファザーリング・ジャパンの活動に参加する
           パパスクール
             さいたまパパ・スクール(2012/10〜2013/1)
            http://www.city.saitama.jp/www/contents/1314596600648/index.html
             ファザーリングスクール(2012/11〜2013/3)
            http://www.fathering.jp/school/school.html
+                                                                                  15



    夫婦が良好な関係を保つ(1)

                                   パートナーが家事をする



                                                   互いの仕事に
           分担について文
                                                   合わせ柔軟に
            句が出やすい
                                                    分担可能
パートナーが私の                                                                   パートナーが私の
キャリアに理解が                                                                   キャリアに理解がある
ない

           分担してくれず                              分担不可だがアウ
           アウトソーシン                              トソーシングの利
            グにも反対                                 用に賛成


                                 パートナーが家事をしない
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    夫婦が良好な関係を保つ(2)

     自分自身を束縛していないか確認する
        家事は自分/相手がやるべきと思い込んでいないか
        相手のやり方に細かく口を出していないか
        育児は自分の仕事と決めつけて、子どもが相手になついた
         時に不安を感じていないか
     パートナーとのコミュニケーションをあきらめない
        何年かかっても気長に自分の気持ちを伝え続ける
        女性と比べて男性の方が仕事と私生活の板挟みになりやす
         いことを知っておく
        二人目以降は夫側が育児休業を取れないか検討/打診して
         みる

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    便利なサービス、道具の利用

       ワーキングペアレンツ三種の神器
           食洗機/全自動洗濯乾燥機/掃除ロボット(ルンバなど)

       買い物代行・夕食材料の宅配・デリバリー
           生協、オイシックス、らでぃっしゅぼーや、ネットスーパーなど

           夕食材料の宅配(メニューつき)ヨシケイ、タイヘイなど

           デリバリー:出前館、すかいらーくグループ、ぐるなびデリバリー、
            お届けケンタッキー、マックデリバリーなど

       家事代行:ベアーズ、ダスキンなど
       洗濯代行:デリウォッシュ、スマイルウォッシュなど

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    親からのサポート

       同居または近くに住んでいる場合
           親しき仲にも礼儀あり

           保育園で流行っている病気の親への感染に注意

       遠くに住んでいる場合
           必要に忚じて泊まりがけで数日〜長期間来てもらう

           (例)月曜日の昼に来て金曜日の昼に帰る

           細々と干渉されないという遠距離ならではの気軽さも




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    両立の工夫と心構え(体験談)

       仕事の履歴
            1984年   入社(23歳)
            1988年   結婚(27歳)
            1991年   技師(主任相当)に昇格(30歳)
            1991年〜1992年   米国へ社費留学(30〜31歳)
            1994年 11月第一子出産、育児休業(1年)(33歳)
            1995年   11月復職(34歳)
            1996年   11月第二子出産、育児休業(4ヶ月)(35歳)
            1997年   3月復職(36歳,2歳、0歳)
            1998年   主任技師(課長相当)昇格(37歳、3歳、1歳)
            2002年   部長相当職昇格(41歳、7歳、5歳)
            2006年 女性活躍推進プロジェクトリーダー就任(兼任)
             (45歳、11歳、9歳)
+                                                           20

    2度の妊娠→育休による心情の変化

       初めての妊娠期間(1994年2月〜9月)
           担当していた仕事を他の人に引き継ぐときは、理解はしていたものの残念、無念

       一度目の育休から復職(1995年11月〜1996年10月:1歳で復帰)
           復職直後に子どもが肺炎で1週間入院し付き添いをした:意気込んで戻っただけにショックが大きく
            落ち込むー>斜め上の立場の人に「気にしなくてよい」と言われ楽になった
           長時間残業から解放されてよかったという気持ちと周囲に申し訳ない気持ち
           ものづくりの第一線からはずれた仕事は「雑用」と感じた
           一方、朝自席に着くとホッとする。計画通りの「大人」の世界で自分を取り戻せた

       二度目の育休から復職(1997年3月21日:4ヶ月で復帰)
           2歳と0歳を抱えていながら、仕事があることが本当にありがたかった
           一度目、二度目とも時短を使わず裁量勤務で通した(1歳までは育児勤務)
           間接部門、管理部門の重要性が次第にわかってきて、「雑用」の勘違いに気づく

           主任技師(課長)への道は断たれたと確信。それでも不思議と悩むことはなく、与えられた仕事に
            チャレンジして誰かのためになることがうれしかった
+                                          21

    管理職を引き受けるということ

     (まさかの)主任技師(課長)昇格(1998年8月)
      どうしよう?!(子どもは3歳と1歳)→立候補して昇格し
       た訳ではないし失敗しても自分の責任は1/2、あとは任命責
       任と考え、開き直る
     管理職を引き受けてよかったこと

           意思決定に必要な情報が大量に入る=仕事の優先順位が明確
            に
           自分の裁量でできることが広がる
           ほかの部署の課長に対等の立場で話を聞いてもらえる
           仕事のスケジュールが自分で立てられる → 時間でなく成果
           自分では気づかなかった(強み)を見つけることができる
+                                        22

    保育園での7年半

       11月復帰、自宅近くの認可には定員超過で入れず
       育休中月に1度土曜日に親子教室に参加していた無認可保育所に預
        けて復職。非常に満足度の高い保育だったのでそのまま転園せず二
        人預け続けることに
       「すみません、◯分遅れます」「気をつけて帰ってきて(運転し
        て)くださいね」に支えられる
       親の子育てを優しく、ときに厳しく指導
       子どもの様子をたくさん伝えれば伝えるほど園での様子を細かく
        フィードバックしてくれる(連絡ノートの活用)
       娘が卒園式で大人になったら何になりたいか聞かれ
         「ママみたいな『会社の人』になりたい」
+                                                                       23



    さあ、育休後からはじめよう

     甘えを捨て自分の力で人生を切り拓いて行こう

     第一号になる勇気を持とう

     今は脇役に徹してみるのもいい。必ず巻き返しの
    チャンスはやってくるからあせらない
     30代、40代からチャレンジできる自分に気づくと子
    育てが楽になる→「この子も将来自分の力で何とか
    やっていける」「かまいすぎや詰め込みは不要」
     父だけでなく母も積極的に「母の背中」を見せよう

     周囲への感謝の気持ちを忘れずに!


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+                                                                                  24


    おわりに

    ★参考文献
    治部れんげ ふたりの子育てルール
    山口理栄、新田香織「さあ、育休後からはじめよう 〜働くママへの忚援歌」労
    働調査会 http://www.chosakai.co.jp/purchase/books/syousai/1308.html

    吉越浩一郎 「残業ゼロ」の仕事力
    bizmom(ビズマム)2012 autumn「働く母がラクになる両立術」
    日経ビジネスアソシエ 2012年11月号「手帳術 2013」
    ★育児休業後の働き方について意見交換することを目的とし、毎月、育休後カ
    フェを開催しています。育休中の方も毎回参加されます。パパも歓迎。詳細は下
    記サイトをご覧ください。
    http://1995consultant.com/individual/1995cafe
    ★メールマガジン【1995通信】を発行しています。下記サイトからご登録くだ
    さい。
    http://1995consultant.com/mail_magazine/
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20130303 仕事と子育ての両立for cafe

  • 1. + 育休後カフェ レクチャー 両立の心構え 2013.3.3 育休後コンサルタント 山口理栄 http://1995consultant.com/
  • 2. + 2 母親の仕事の子どもへの影響  母親が働くことが子どもの発達に与える影響/長時間保育が子どもの発達に与える影 響  5000人の子供について、生後4ヶ月から小学校入学までの6回、定期検診を行い、心身 の発達状況を追跡研究したレポート:『乳幼児の心身発達と環境-大阪リポートと精神 医学的観点』 名古屋大学出版会/服部祥子・原田正文  「母親の就労の有無や就労形態は、子供の心身発達のどの面についても、差をもたら さない」  論文「長時間保育の子どもの発達への影響に関する追跡研究 : 3年後の子どもの発達に 関連する要因に焦点をあてて」より子どもの3年後の発達に影響を与える要因につい て、長時間保育を含む保育形態、育児環境、属性等の関連を明らかにした。とした。 その結果、  3年後の子どもの発達への有意な関連要因として、「保育時間」はいずれの分析でも 有意とならない Copyright(c) 2010,2013 1995consultant.com All right reserved.
  • 3. + 3 短時間勤務制度(1)  制度利用により可能になること  短縮した時間を育児や家事のために使える  留意すべきこと  福利厚生制度ではなく貴重な人材の離職を防ぎ活用する制度  時間の制約により部署や業務が変わる可能性がある  短縮分の給与が(場合により賞与も)カットされる  研修や教育が短時間勤務時間外に設定される場合、参加が難し いことがある Copyright(c) 2010,2013 1995consultant.com All right reserved.
  • 4. + 短時間勤務制度(2)  短時間勤務制度を使う場合の注意  短縮された時間以上働かない(申告と実態を一致させる)  通常勤務に戻すための工夫  「長時間保育は子どもの発育に影響しない」ことを理解  一度に戻すことが心配な場合は段階的に(2h→1h→0hなど)  通勤時間を短縮(引っ越し、車の利用など)  保育園の送り迎えのどちらかをパートナー等と分担  勇気を持って「通常勤務&残業なし&成果を出す」スタイルに  便利な住環境、通勤のための駐車場代、延長(二重)保育料、 家事の外注などに「投資」 Copyright(c) 2010,2013 1995consultant.com All right reserved.
  • 5. + 5 短時間勤務制度(3)  上司の評価:よくやっている  通常勤務者と同じように仕事を与えている  時間あたりの生産性が高い  上司の本音:マネジメントが難しい  自分は高く評価しているが他のマネージャーと評価がずれ る  打合せ時間の調整が難しい  周りの社員から「配慮過剰」と見られているのではないか  軽い業務しか任せられずバックアップメンバーに負担  自分の限界を認めてしまう人、あきらめ感がある人への対 処 Copyright(c) 2010,2013 1995consultant.com All right reserved.  在宅、フレックス利用で明らかにアウトプットが尐ない人 がいる
  • 6. + 6 復帰面談で上司に伝えること(1)  上司は復帰時点でのあなたの就業条件を何も知らないことを 認識しよう  自分から情報提供すべきこと  勤務時間、保育園に預ける時間  短時間勤務制度の利用の有無(有の場合、利用期間)  家族などによる協力体制  繁忙時などあらかじめ決めた日に時間外労働できるかどうか  復職に際しての会社への感謝、仕事への意気込み  アサインされた仕事に関する要望や提案  休業中に取得した資格/勉強したこと  子どもの健康状態など伝えておくべきこと(あれば) Copyright(c) 2010,2013 1995consultant.com All right reserved.
  • 7. + 7 復帰面談で上司に伝えること(2)  上司から聞くべきこと  育児休業中の社内の出来事、業績、組織や人の異動、業務プロセス や規則の変更点  上記以外で自分が気づいた職場環境の変化  両者で話し合うこと  今後担当する仕事の内容、範囲について実現可能と思えるレベルま で具体的に  子どもの病気などで休むことを前提としたバックアップ体制  面談等で上記情報のアップデートをかかさずに Copyright(c) 2010,2013 1995consultant.com All right reserved.
  • 8. + 8 育児の仕事への影響  仕事に対する割り切りが必要、「この大変さがいつまで続くのか」と 思わない  今ここにいる自分が今日一日できることをやって、その結果を受け止める  あせらず、かといってあきらめなければ必ずチャンスがやってくる  自分だけ帰っては申し訳ないと思い悩まない  会社・同僚の役に立たない/自分は疲れる/子どものためにならない  ◯時になったら帰ると決めたら、それまでは集中し、その後さっさと帰る。 本人の状況がはっきりしていれば周囲は打つ手がある。  会社や職場に対して「貸し借り」の感覚を持つ。借りを返すのは10年後で も20年後でもよく、同じ人に対してでなくてもよい。  子育てで鍛えられる即断即決の意思決定力、胆力(度胸のよさ)を仕 事に活かす Copyright(c) 2010,2013 1995consultant.com All right reserved.
  • 9. + 9 タイムマネジメント(個人編)  時間を増やす  通勤時間の活用(1日のスケジュール確認/勉強/メール処理)  早朝時間(4時起き)の活用(自分時間/早朝勉強会/朝活)  定期的に残業できる日を確保(エンドレスで仕事/飲み会/女子会/映画)  スケジューリングを工夫する  手帳術/スケジューリング手法を身につける  作業時間を短縮する  パソコンの単語登録/ショートカットキー/Execlのマクロ  ビジネスメールのスキルアップ/ひな形の利用  資料は短く、早く出す(書式を貯めておく)/議事録は会議中に完成  人の時間&自分の時間を大切にする姿勢を貫く  人(ブレーン)を味方にする  一番詳しい人に聞く/知り合いを増やす/ランチでつながりキープ  参考サイト:シゴタノ http://cyblog.jp/modules/weblogs/
  • 10. + 10 子どもの体調を管理する(1)  健康かつ機嫌よく過ごさせるためには、規則正しい生活リズ ムが不可欠  起床、昼寝、就寝時間  添い寝&寝落ち覚悟!で早寝を習慣づける(大変な苦労だが期間は短い)  食事の回数、時間、量  毎日同じ時間に食べさせることが中味と同じくらい大事:保育園の夕食サービス /ファミレス/お弁当・総菜などを利用する  保育園の送迎時間  送迎の人が変わっても時間を一定に:保育園の時間の流れにうまく乗れないと子 どもも保育士さんも負担  遊びに行ったとき  どこへ行っても生活リズムを守る  せっかく来たからといって無理をさせない(途中で休む、帰る、寝かせる) Copyright(c) 2010,2013 1995consultant.com All right reserved.
  • 11. + 子どもの体調を管理する(2)  体調変化への対忚  仕事を休む(休まない)決断は早目に  決断が遅くなると関係者への連絡がぎりぎりになり迷惑  迷った結果休まず、結局保育園から呼び出された場合、自分が 後悔するし、保育園との信頼関係が失われる  病気の説明に「まれに◯◯を引き起こすことがあります」と書い てあったら「まれ」の可能性を排除しない  親が休めないときのための病児保育、ファミリーサポート、ベ ビーシッターなどの登録はあらかじめしておく  明日休んでも大丈夫なように、と常に考えて仕事をする Copyright(c) 2010,2013 1995consultant.com All right reserved.
  • 12. + 12 パパの育児休業(1)  取得の実態  男性の3割が育児休業を取りたいと考えているが、実際の取得率は 2.63%(2011年度)  前年度の1.38%からは1.9倍の伸び  「育児休業」という名目でなく、有給休暇や配偶者出産休暇として 妻の出産後に休暇をとる男性(=隠れ育休と呼ばれることも)は 46.6%(2011年度)  2010年施行された制度の改正ポイント  パパ・ママ育休プラス:父母がともに育休をとる場合、子が1歳2ヶ 月に達するまで取れる  妻の出産後8週間以内に父親が育休を取得した場合、もう一度育休 を取れる  妻が専業主婦でも育休を取れる
  • 13. + 13 パパの育児休業(2)  取得のメリット  育児に自信ができ、その後の子育てに積極的にかかわれるようになる  夫婦の信頼関係が強くなる  妻の育児の負担を軽減できる  育児休業終了後も、効率よく仕事をして早く帰ろうという気持ちになる  取得の難しい点  職場の上司や同僚から理解が得られにくい  収入が減ることが家計に影響を及ぼす  女性より取るタイミングの自由度が高い分、かえって調整しにくい  (参考)さんきゅーパパプロジェクト・座談会 職場のハードル 編  http://www.youtube.com/watchv=DA5yX3d_SLU
  • 14. + 14 育休取れないパパもこれでOK  ママにとって最も頼れるパートナーになる!  毎日保育園の送り迎えのどちらか一方を担当  週に1回以上ママに残業または息抜きの時間をプレゼント  自分の身の回りのことは全て自分の責任と肝に銘じる  子どもを風呂に入れる、食事させる、寝かしつけることを率先してやる  食器洗い、洗濯、部屋の片付け、料理を率先してやる  外食、家事の外注などお金で時間を買うことに反対しない  子どもと2人だけで1日過ごせるようになる  NPO法人ファザーリング・ジャパンの活動に参加する  パパスクール  さいたまパパ・スクール(2012/10〜2013/1) http://www.city.saitama.jp/www/contents/1314596600648/index.html  ファザーリングスクール(2012/11〜2013/3) http://www.fathering.jp/school/school.html
  • 15. + 15 夫婦が良好な関係を保つ(1) パートナーが家事をする 互いの仕事に 分担について文 合わせ柔軟に 句が出やすい 分担可能 パートナーが私の パートナーが私の キャリアに理解が キャリアに理解がある ない 分担してくれず 分担不可だがアウ アウトソーシン トソーシングの利 グにも反対 用に賛成 パートナーが家事をしない Copyright(c) 2010,2013 1995consultant.com All right reserved.
  • 16. + 16 夫婦が良好な関係を保つ(2)  自分自身を束縛していないか確認する  家事は自分/相手がやるべきと思い込んでいないか  相手のやり方に細かく口を出していないか  育児は自分の仕事と決めつけて、子どもが相手になついた 時に不安を感じていないか  パートナーとのコミュニケーションをあきらめない  何年かかっても気長に自分の気持ちを伝え続ける  女性と比べて男性の方が仕事と私生活の板挟みになりやす いことを知っておく  二人目以降は夫側が育児休業を取れないか検討/打診して みる Copyright(c) 2010,2013 1995consultant.com All right reserved.
  • 17. + 17 便利なサービス、道具の利用  ワーキングペアレンツ三種の神器  食洗機/全自動洗濯乾燥機/掃除ロボット(ルンバなど)  買い物代行・夕食材料の宅配・デリバリー  生協、オイシックス、らでぃっしゅぼーや、ネットスーパーなど  夕食材料の宅配(メニューつき)ヨシケイ、タイヘイなど  デリバリー:出前館、すかいらーくグループ、ぐるなびデリバリー、 お届けケンタッキー、マックデリバリーなど  家事代行:ベアーズ、ダスキンなど  洗濯代行:デリウォッシュ、スマイルウォッシュなど Copyright(c) 2010,2013 1995consultant.com All right reserved.
  • 18. + 18 親からのサポート  同居または近くに住んでいる場合  親しき仲にも礼儀あり  保育園で流行っている病気の親への感染に注意  遠くに住んでいる場合  必要に忚じて泊まりがけで数日〜長期間来てもらう  (例)月曜日の昼に来て金曜日の昼に帰る  細々と干渉されないという遠距離ならではの気軽さも Copyright(c) 2010,2013 1995consultant.com All right reserved.
  • 19. + 19 両立の工夫と心構え(体験談)  仕事の履歴  1984年 入社(23歳)  1988年 結婚(27歳)  1991年 技師(主任相当)に昇格(30歳)  1991年〜1992年 米国へ社費留学(30〜31歳)  1994年 11月第一子出産、育児休業(1年)(33歳)  1995年 11月復職(34歳)  1996年 11月第二子出産、育児休業(4ヶ月)(35歳)  1997年 3月復職(36歳,2歳、0歳)  1998年 主任技師(課長相当)昇格(37歳、3歳、1歳)  2002年 部長相当職昇格(41歳、7歳、5歳)  2006年 女性活躍推進プロジェクトリーダー就任(兼任) (45歳、11歳、9歳)
  • 20. + 20 2度の妊娠→育休による心情の変化  初めての妊娠期間(1994年2月〜9月)  担当していた仕事を他の人に引き継ぐときは、理解はしていたものの残念、無念  一度目の育休から復職(1995年11月〜1996年10月:1歳で復帰)  復職直後に子どもが肺炎で1週間入院し付き添いをした:意気込んで戻っただけにショックが大きく 落ち込むー>斜め上の立場の人に「気にしなくてよい」と言われ楽になった  長時間残業から解放されてよかったという気持ちと周囲に申し訳ない気持ち  ものづくりの第一線からはずれた仕事は「雑用」と感じた  一方、朝自席に着くとホッとする。計画通りの「大人」の世界で自分を取り戻せた  二度目の育休から復職(1997年3月21日:4ヶ月で復帰)  2歳と0歳を抱えていながら、仕事があることが本当にありがたかった  一度目、二度目とも時短を使わず裁量勤務で通した(1歳までは育児勤務)  間接部門、管理部門の重要性が次第にわかってきて、「雑用」の勘違いに気づく  主任技師(課長)への道は断たれたと確信。それでも不思議と悩むことはなく、与えられた仕事に チャレンジして誰かのためになることがうれしかった
  • 21. + 21 管理職を引き受けるということ  (まさかの)主任技師(課長)昇格(1998年8月)  どうしよう?!(子どもは3歳と1歳)→立候補して昇格し た訳ではないし失敗しても自分の責任は1/2、あとは任命責 任と考え、開き直る  管理職を引き受けてよかったこと  意思決定に必要な情報が大量に入る=仕事の優先順位が明確 に  自分の裁量でできることが広がる  ほかの部署の課長に対等の立場で話を聞いてもらえる  仕事のスケジュールが自分で立てられる → 時間でなく成果  自分では気づかなかった(強み)を見つけることができる
  • 22. + 22 保育園での7年半  11月復帰、自宅近くの認可には定員超過で入れず  育休中月に1度土曜日に親子教室に参加していた無認可保育所に預 けて復職。非常に満足度の高い保育だったのでそのまま転園せず二 人預け続けることに  「すみません、◯分遅れます」「気をつけて帰ってきて(運転し て)くださいね」に支えられる  親の子育てを優しく、ときに厳しく指導  子どもの様子をたくさん伝えれば伝えるほど園での様子を細かく フィードバックしてくれる(連絡ノートの活用)  娘が卒園式で大人になったら何になりたいか聞かれ  「ママみたいな『会社の人』になりたい」
  • 23. + 23 さあ、育休後からはじめよう  甘えを捨て自分の力で人生を切り拓いて行こう  第一号になる勇気を持とう  今は脇役に徹してみるのもいい。必ず巻き返しの チャンスはやってくるからあせらない  30代、40代からチャレンジできる自分に気づくと子 育てが楽になる→「この子も将来自分の力で何とか やっていける」「かまいすぎや詰め込みは不要」  父だけでなく母も積極的に「母の背中」を見せよう  周囲への感謝の気持ちを忘れずに! Copyright(c) 2010,2013 1995consultant.com All right reserved.
  • 24. + 24 おわりに ★参考文献 治部れんげ ふたりの子育てルール 山口理栄、新田香織「さあ、育休後からはじめよう 〜働くママへの忚援歌」労 働調査会 http://www.chosakai.co.jp/purchase/books/syousai/1308.html 吉越浩一郎 「残業ゼロ」の仕事力 bizmom(ビズマム)2012 autumn「働く母がラクになる両立術」 日経ビジネスアソシエ 2012年11月号「手帳術 2013」 ★育児休業後の働き方について意見交換することを目的とし、毎月、育休後カ フェを開催しています。育休中の方も毎回参加されます。パパも歓迎。詳細は下 記サイトをご覧ください。 http://1995consultant.com/individual/1995cafe ★メールマガジン【1995通信】を発行しています。下記サイトからご登録くだ さい。 http://1995consultant.com/mail_magazine/ Copyright(c) ,,2012 1995consultant.com All right reserved.