2016年02月26日(金)に開催された、【東京】Kotlin Birthday Party での発表資料です！ エモいやつです。 #jkug

1. 未来に備えたKotlin、大好きだぜ！
@RyotaMurohoshi
2016年02月26日(金)'【東京】Kotlin'Birthday'Party

2. Kotlin、1.0リリース
おめでとうございます

3. 0.x系では言語仕様の破壊的変更に、
苦しんだりした人も多いのでは！？

4. 1.0がリリースされた今、当分は言語仕様の
破壊的変更に苦しむこともありませんね！

5. 嬉しいですね！！！

6. ん、本当に嬉しいだけですかね！？

7. 違う見方をしましょう

8. 1.0がリリースされたので破壊的な変更が入らなくなったのではなく、必要な破壊的な変更を
簡単には入れられなくなった
というよりも、
非常に入れることが難しくなった

9. 自己紹介します

10. むろほし(@RyotaMurohoshi)/です。
C#erです！

11. さてさて、みなさん

12. async

13. typeof

14. yield

15. sealed

16. これなんでしょうか？

17. そう！

18. 全部C#のキーワードですね！

19. 冗談です

20. ？？？？？
• async
• typeof
• yield
• sealed

21. Kotlin1.0*Beta4で予約*or*新たな文脈で予約されたもの
• async
• typeof
• yield
• sealed
sealedは代数的データ型とかで使ってましたよね
ankoの中にasyncって拡張関数ありすよね

22. yieldは予約されただけです。
何か意味のあるキーワードではありません。

23. ankoにasyncって拡張関数がありますね

24. Kotlin1.0*Beta4以前のankoのasync
async {
// ここに時間のかかる処理
uiThread {
toast("時間のかかる処理が終わったよ！")
}
}

25. Kotlin1.0*Beta4からのankoのasync
async({
// ここに時間のかかる処理
uiThread {
toast("時間のかかる処理が終わったよ！")
}
})
{の前ではasyncが予約されているので、()が必要に

26. なぜ1.0リリース直前に
こんなことをしたのでしょうか？

27. 未来のため
ですよね

28. 言語が正式にリリースされた後では、
破壊的な変更は大変難しいですよね!or!覚悟がいりますよね
リリースされる前に破壊的な変更は入れる必要があったんですね∼
え、Swi$にPythonがなんだって∼！？

29. この前のKotlin'Android勉強会で
JetBrainsの中の人*@yanex_ru*さんに
Kotlinの言語仕様の破壊的な変更について質問しました

30. 質問への回答のざっくり要約
本当に必要なら破壊的な変更を入れる
しかし、なるべく破壊的な変更を避け、
バージョン間の互換性をサポートしたい
とのことでしたね

31. Kotlin1.0*Beta4で予約*or*新たな文脈で予約されたもの
• async
• typeof
• yield
• sealed
これらも将来的な破壊的な変更を少なくするための変更

32. ちょっとC#の話

33. C#もKotlinみたいなnull非許容な機能が欲しいって意見が。
けど後方互換性を考えるとなかなか簡単ではない
もし、1から設計するなら参照型にnull非許容を入れたいとのこと
h"ps://ufcpp.wordpress.com/2012/04/10/null%E9%9D%9E%E8%A8%B1%E5%AE%B9/

34. Kotlin'1.0、なかなか出ませんでしたね
時間をかけて後方互換性の可能性を考慮したためらしいですね。
非常にいいことだと思います！

35. 未来に備えて

36. またC#の話
Windowsはもちろん、Android、iOS、Mac、家庭用ゲーム
様々なプラットフォームでC#製のものが存在します

37. 今はKotlinの活躍の場はAndroidが多いかもしれません。
5年後や10年後、C#の様に更に活躍の場が広がるかもしれません
そのために、1.0の準備期間は大事な準備期間だったと思います！
個人的にはもっと長くてもいいのかとも思ってました

38. Kotlin、1.0リリース
おめでとうございます

39. 未来に備えたKotlin、大好きだぜ！
@RyotaMurohoshi