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Plus de Daisuke Sakuma (20)
Ecocen
- 3. History
間借りから始まった
1950年に天王寺の
美術館の廊下で展示
活動を開始して以来、
55年を迎えていま
す
その後1958年か
ら1974年まで、
公園の小学校跡で自
然科学博物館として
活動してきました。
- 6. 博物館に来れば、
野外へでかけたくなる
そこに行けば、例えば、「うち
の近くにそんな場所があったの
か」と出かけたくなるような仕
掛け。普通の場所を観察コース
として紹介。
野外に行って、わからないこと
を博物館に訪ねてくる、フィー
ルドと博物館のループをつくる。
そのための学芸員相談カウン
ターと参考資料
学芸員や友の会スタッフとの日
常的な接点。
- 9. 展示ーアマチュア育成ー良い標本
ー良い展示の循環
良い展示、活動は興味のある人
を引きつける
良い指導は良い標本採取につな
がる
博物館資料の充実、研究活動へ
その成果として良い展示へ
でもその背景には指導者である
学芸員が、どういう興味を持っ
ているのか、どういう研究を背
景に話しているのか、開示が欠
かせない
顔の見えることの重要性
- 11. 大阪市立自然史博物館のミッション
自然史博物館の使命
大阪の「自然の情報拠点」とし
資料収集保管 て自然史博物館の機能を発展さ
調査研究 せていきます。
社会教育施設として、人々の知
教育・普及 的好奇心を刺激し、見つめる学
習の援助を行います。
展示
地域との連携を促進してより広
範な市民との交流に努めます。
- 13. 自然史博物館をもっとも頼り
にしている人は誰?
学校
地域住民 (日常の学習施設として)
域外の住民(観光・行楽ユース)
隣接地域のアマチュア
隣接地域の自然関連活動 この先には,それぞ
れの地域の
「学校」や「地域住
民」が存在�
もっと楽しんでもらえ、もっと使いやすく、
もっとわかりやすくするには?�
- 15. 博物館コミュニティのコア:
友の会活動
大阪市立自然科学博物
館後援会から含め既に
56年の活動
オープンな、相互扶助
的活動
1700世帯の会員
ボランタリーな世話役
により、年間30回を超
える独自の観察会やイ
ベントプログラム
博物館の観察会へのボ
ランティア供給源
- 16. 補助スタッフの研修
野外行事を行うため
には、スタッフのた
めの密度の濃い研修
を行う
- 17. 大規模な野外行事に補助ス
タッフは欠かせない存在
150300人クラスの
行事も。それでも参加
できる学芸員はせいぜ
い4人ほど。
50人クラスで12人。
そこに、補助スタッフ
が数名∼10数人加わ
ることで、目の届く、
顔の見える行事が成立
- 18. ボランティア教育は
普及教育活動
博物館は学んでもらうとこ
ろ
ボランティアにも「楽しく」
学んでほしい
学んだことを活かす活動
としての実際の行事
ボランティアの導入によっ
て、野外行事は2倍に増
えたともいえる
- 20. 活躍の場は多様
様々なイベントの中
から参加したいもの
を選択
研修を積んでスキル
アップ
アマチュア研究者に
なって、今度は自分
で企画も!
- 25. 特定非営利活動法人
大阪自然史センター
大阪市立自然史博物館
友の会が2001年設立し
たNPO
現在常勤スタッフ7名、数
名、非常勤スタッフ多数
友の会、ボランティアの他、
ミュージアムショップの運
営、出版、デジタルコンテ
ンツ、他の博物館の経営
まで様々な事業を実現
- 26. なぜNPOに?
友の会の社会的責任
友の会の「経営」体制が必要になった
博物館の意志ではなく、市民の意志
会員が17002000世帯もいる団
体が任意団体でいいのか?
税金関係をクリアにする
社会的説明責任:NPOになることで、
決算予算/理事会議事録の開示などが
必要
- 27. ユーザーが望む博物館を実現
する回路
博物館にこう在って欲しいという希望と、
行政の内情を理解するあきらめ
これを超えて市民協働によって自ら実現
外部資金の獲得、経済的に安定な運営
行政では難しい、スタッフ、資金の柔軟性
- 28. 例:ワークショップ
当初は外部資金、現在は博物館
の委託事業
NPOスタッフは専門性を持って
プログラムを立案、遂行
期日までに、品質を持って仕上
げる
たとえば、当館のワークショッ
プは有給のファシリテーターが
立案、実行時も学芸員の話有給
スタッフが子供向けに展開。
ボランティアはその技を盗み、
指導を受ける
- 29. ■ボランティアスタッフと
NGOの違いは何か
あなたの仕事は誰が設計しています
か?
あなたの使命は何ですか?
実現手段はどうすればいいですか?
=>全部自分で設計するのがNGO
- 30. 友の会が社会的に機能するた
めに
内輪の活動でなく、世の中の役に立つ
ためには法人格が欠かせない
契約
保険
雇用
- 33. 博物館で行われる様々な活動
ノウハウを蓄積
単年度で行われる様々な補助事業の継続
大阪市単独ですぐに実施に移せないいろんな事業の
先行実施
博物館友の会が持つ人材の活用/博物館という魅力
ある職場に集まってくる人材と一緒に活動
最近実施したいろんな事業:「子供の居場所」・「社
会教育施設活性化21世紀事業」・「芸術拠点形成
事業」・「雇用創世プラン」・様々な科研費の取り
組み・・
- 35. 大阪自然史フェスティバル:
自然を見つめる活動の楽しさを表現する
詳細はhttp://www.omnh.net/npo/fes/2011/
2003、2004、2006、2009、
2011と過去5度実施、2007、
2010はバードフェスティバル
として、2008は自然保護に重
点を置いた関西自然フェスタと
して実施。毎回2日で1∼2万人
程度が来場
博物館の来館者・市民に自然を
めぐる活動の楽しさを伝える
受け手なだけではなく,知識を
求め交流する喜び,それを表現
する喜びを伝える(学習の新た
なステップ)
2012年は11月1011日に開
催 http://www.omnh.net/
npo/fes/2012/
- 38. 博物館が自然史センターとと
ファンド
もにめざすもの レイズ・
行政との
連携・・・
サークルの支援、指
導者の支援、学会や
他の博物館との連携
高いスキ
友の会によるア ルを持っ
マチュアの養成、 た有償ス
スキルアップ
タッフによ
る底辺拡
大
- 39. 博物館のステークホルダーは誰
でしょうか?
われわれは誰に対して責任があるでしょうか?われわれの博物館
を所有している、あるいは利害関係を持っている、またはそのように
感じているのは誰でしょうか?
納税者 ・地方および国の政治家
公務員 ・ビジネス業界
学界 ・スポンサー
利用者
将来の世代
職員
大阪自然史センターとして組織化
- 41. カルチャーは
コミュニティがつなぐ
カリスマだけのものでは
ない
学芸員は市民の質問、や
り取りが育てる
面白い動きはサポートし
てくれる
いまは友の会活動の対
応は完全に私より若手が
主導
変な方向に行ったら友の
会に叱られる(^_^;)
- 42. 教育とはコミュニティへ
のエンパワメントであり、
協働の基礎である
博物館と市民をつなぐ受け
皿としての博物館友の会、
アマチュアサークルなど博
物館コミュニティの重要性.
大阪自然史センターという
法人組織化によって説明責
任、経営安定を強化
大きな組織、公立組織のみ
が安定、という時代ではな
い。それぞれの利点を持ち
寄ってよりよい博物館を
- 45. NPO 西日本自然史系博物館
ネットワークの成立
「環瀬戸内地域(中国・四国地方)自然史
系博物館ネットワーク推進協議会」が基礎
となり、2004年成立
「21世紀の日本における自然史系博物館
が社会に果たすべき役割の重要性と潜在的
可能性を再認識し、・・・自然科学の振興、
自然環境管理に必要な基礎情報の収集と研
究、・・・国際交流及び情報化社会の発展
にも寄与することを目的とする。また、こ
れらを実現するため、博物館関係者および
市民による活動を支援し、経験と成果を蓄
積する。