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∼イノベーションを目指すアプローチ∼
From Goods to Service: An approach for innovation
2018年5月22日(火)
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 特任講師
佐藤 千尋
イノベーションの定義
ヨーゼフ・
シュンペーター
1883-1950
イノベーションとは、
新結合の遂行である
『経済発展の理論 : 企業者利潤・資本・信用・利子および景気の回転に関する一研究』, 1912
イノベーションの定義
ピーター・
ドラッカー
1909-2005
イノベーションとは、
今までにない製品やサービスを
市場に投入し、新しい顧客を
創造して、短期間で大きな利益を
生むことである
ピーター・ドラッカー『イノベーションと企業家精神』, 1985
イノベーションの定義
クレイトン・
クリステンセン
1952-
イノベーションとは、
運によるものではなく
戦略によるものであり、
顧客の 片付けるべき仕事 を
見つけることから始まる。
クレイトン・クリステンセン『ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム』, 2016
どのようにイノベーションを
デザインするか?
イノベーションをどうデザインするか
1980年代のアメリカで、パソコンなどのデジタル機器の使い方を
デザインするために多くのデザイナーが採用した方法論
従来の工業デザインの方法
人間がデジタル機器を
負荷なく使うための
デザインの方法
ビル・モグリッジ(IDEOの創業者)
ビル・モグリッジ
1943-2012
Grid Compass(1979)
世界初のラップトップコンピュータ
Designing Interactions
(2006)
Designing Media
(2010)
観察から試作へ
例)IDEO - Reimagining Shopping Cart (1999)
https://www.youtube.com/watch?v=rpsIzypVgl8
企業によるデザイン会社買収の例
デザインするためのプロセス
EMPATHY
FRAMING
IDEATION
VALIDATION
異なる文脈を理解する(帰納的)
アプローチの視点を設定する(解釈的)
複数のアイデアをつくる(アブダクション)
プロトタイプを作り、実際にどのような価値が
生まれるのか観察する(分析的)
Thomas Wendt Design for Dasein: Understanding the Design of Experiences , 2015
COLLABORATION IDEATION
BUILD TO
THINK
「デザイン思考」
Thinking Like a Designer design thinking
—the informing process—
Empathy 

for alternate contexts
Understand
different contexts

end goal = discover what is

with qualitative methods.

Research methodologies
resolve 

• biased intuition

• observable phenomena

inductive
Framing 

of problems and
opportunities
Finding meaning = 

• make sense of

• develop a point of
view 

from vast amount of
observational data

argue opinion based on
individual experience

interpretive
Ideation 

of multiple solutions


Creating possibilities

• mediate premature
convergence

• mediate what could be with
what is feasible and what is
desirable
Ideation methods
• focus on flattening
hierarchies

• maintain proper timing and
balance between sketching
sessions, presenting, and
critiquing

abductive
Validation 

of execution


Prototype

• users in praxical use

• designers observe objects in
use, rather than theoretical
objects in the process of
being designed
Interpretive methods
• empirical determination of
the artifact’s value in the
context of a design problem

analytical
Fieldwork
Mental Model
Fieldwork
Analysis
Target
Persona
Philosophy &

Vision
Stakeholders
Ideation
Concept
Scheme
Concept

Sketch
Making
Story
Use Case
Key Path
Scenario
&
Story Board
Concept
Drawing
Actor
Journey
Map
Innovation
Engineering
Process
Wendt, Thomas. Design for Dasein: Understanding 

the Design of Experiences. Thomas Wendt, 2015.
サービスデザイン・イノベーションの例
サービス・ドミナント・ロジック
(SDL)
デザイン思考
イノベーション
サービスデザイン
サービスデザインとは何か?
サービスデザインとは
サービスデザインとは、
サービスをデザインする手法や考え方である。
しかし、ここでいう「サービス」とは、
日本で一般に考えられている
いわゆる「サービス」とは異なる。
いわゆる「サービス」とは
(例)ホテルや飲食店などの接客業
役務のみを提供する
「モノ」ではないもの
サービスィーズ
(Services)
(例)電化製品や飲食物
などの製造業
役務の提供ではない物品の
製造と販売
「モノ」そのもの
分けて捉える
グッズ
(Goods)
いわゆる「サービス」
= サービス業
製造業
SDLにおける「サービス」とは
サービスデザインにおいて重要なことは、
モノかサービスかという二元論的な立場ではなく
モノはサービスに包摂されるという立場をとることであり、
これがサービス・ドミナント・ロジックにおける
「サービス」の捉え方である。
セオドア・レビット
1925-2006
顧客は 1/4インチの ドリル が
欲しいのではなく、
1/4インチの ねじ穴 が欲しいのだ
なぜなら、顧客が製品を求める目的は、モノ自体ではなく
モノを使うことで得られる便益だからである。
セオドア・レビット『マーケティング発想法』, 1968
SDLにおける「サービス」とは
つまり、
サービスデザイン=経験デザイン である!
顧客は自分のコンテキスト(文脈)において
製品を使って価値を感じる。
顧客の Value-in-Context (文脈価値)
コンテキスト(文脈)
価値
顧客の経験のデザインにおいて重要なこと
フィールドワーク
…顧客のコンテキストに
 基づいてデザインを
 行う
サービス・エコシステム
…全てのアクターがサービスを交換し、
価値を共創するネットワーク
+
デザイン思考
サービス・ドミナント・ロジック
顧客の経験のデザインにおいて重要なこと
コンセプトデザインのフレームワークとして
デザイン思考に加えて、サービス・ドミナント・ロジックの視点を用いる。
+
サービス・ドミナント・ロジック
どう利益を得るのか?誰と協力するのか?
デザイン思考
なぜつくるのか? 何をつくるのか? どう使うのか?
VargoとLuschが2004年に提唱した
新しいマーケティングのロジック
Robert F. LuschStephen L. Vargo
Value
サービス・ドミナント・ロジックとは
価値を生み出すのは企業と顧客の双方であり、
様々な顧客接点や相互作用を通して
価値は双方向的に共創される。
Value
価値
Stephen L. Vargo, Robert F. Lusch Service-Dominant Logic: Premises, Perspectives, Possibilities , 2014
サービス・ドミナント・ロジックとは
Stephen L. Vargo, Robert F. Lusch Service-Dominant Logic: Premises, Perspectives, Possibilities , 2014
(参考)グッズ・ドミナント・ロジックとは
価値を生み出すのは企業であり、
モノとしての製品に埋め込まれた価値が、
企業から顧客へと一方向的に提供される。
価値
SDL:参考資料(1)
Service-Dominant Logic: Premises, Perspectives, Possibilities (2014)
-Robert F. Lusch, Stephen L. Vargo
https://www.amazon.co.jp/Service-Dominant-Logic-Premises-Perspectives-Possibilities/dp/0521124328
SDL:参考資料(2)
Institutions and axioms: an extension and update of
service-dominant logic (2016)
-Robert F. Lusch, Stephen L. Vargo
https://link.springer.com/article/10.1007/s11747-015-0456-3
SDL:参考資料(3)
Service-Dominant Logic: A New Logic for Business (2016)
-Stephen L. Vargo
http://www.sdlogic.net/uploads/3/4/0/3/34033484/bayreuth_shared_economy_2016.short.pdf
SDLの公理系と基本的前提
公理1(基本的前提1)
サービスが交換の基本的基
盤である
(基本的前提2)
間接的交換は交換の基本的基盤
を見えなくする
(基本的前提3)
グッズはサービス提供のための
伝達手段である
(基本的前提4)
オペラント資源が競争優位の基
本的源泉である
(基本的前提5)
すべての経済はサービス経済で
ある
公理2(基本的前提6)
顧客は常に価値の共創者で
ある
(基本的前提7)
企業は価値を提供することができず、
価値提案しかできない
(基本的前提8)
サービス中心の視点は顧客志向的であ
り、関係的である
公理3(基本的前提9)
すべての経済的および社会的
アクターはリソースの統合者
である
公理4(基本的前提10)
価値は常に受益者によって独自
にかつ現象学的に決定される
公理5(基本的前提11)
価値共創はアクターが創造した
制度と制度配列を通じて調整さ
れる
サービス・ドミナント・ロジックの用語
アクター
(Actors)
リソース
(Resources)
サービス
(Service)
価値
(Value)
アクター(Actors)
アクターとは、目的のために活動する能力
(agency)を持った存在であり、
制度や規範などの構造(structure)の中で
活動している。
アクター(Actors)
(例)
・個人
・企業
・非営利組織
・政府組織
・家庭
アクター
目的のために
活動する能力
構造
(制度や規範など)
アクターの行動を
制限する
アクター
共通の
制度
サービス(Service)
サービスとは、アクターがリソースを適用して、
他のアクターや自分自身に便益を与える仕組みのこと。
サービス(Service)
アクター自身
他のアクター
アクター
リソースを
適用する
サービス
便益
便益
公理1(基本的前提1)
サービスが交換の基本的基
盤である
サービス(Service)
サービスにおけるグッズの役割
グッズ(goods)
サービス提供の媒介としての役割を果たすアプライアンス
(appliances)
サービスは車という
輸送のためのアプライアンスを
介して提供される。
例)自家用車による個人の輸送サービス
サービスは直接的に提供される場合もあれば、
間接的に提供される場合もある。
美容院
直接的に提供される例
スタイリスト 顧客
サービス(Service)
間接的に提供される例
スポーツクラブ
雑用係
パーソナル
トレーナー
顧客
会計担当営業
サービス(Service)
(基本的前提2)
間接的交換は交換の基本的
基盤を見えなくする
リソース(Resources)
リソースとは、アクターが価値創造のために利用する
すべてのものであり、2種類のリソースがある。
リソース(Resources)
オペランド・リソース
価値を生むために他のリソースを必要とする
(例)自然資源、コンピュータ、自動車
リソース(Resources)
オペラント・リソース
他のリソースに働きかけて価値を生み出す
(例)人間のスキル、能力、ナレッジ
人間にとって便益のあるサービスを生み出すために、
アクターはオペラントリソースを
オペランドリソースに適用しなければならない。
(基本的前提4)
オペラント資源が競争優位
の基本的源泉である
リソース(Resources)
価値とは、便益(benefit)のことであり、
ある特定のアクターの生活の質(well-being)を
増大するもの。
価値(Value)
・価値はアクターに特有(specific)のものである
・価値は常に共創され(co-created)、
 現象学的に決定される
・価値創造は別々のコンテクストで起こり、
 それぞれの出来事は独自(unique)である
価値(Value)
価値はアクターによって
提供されることはなく、
単に提案されるだけである。
価値(Value)
× value proposition
○ value proposing
アクター 受益者アクター
価値
アクターはそれぞれのコンテクストで
価値を感じる(Value-in-Context)
(基本的前提7)
企業は価値を提供することが
できず、価値提案しかできない
価値提案(Value proposing)
受益者アクターが価値創造に
積極的に参加するために、アクターが
どのような提案をするかを表したもの。
価値(Value)
サービス・エコシステム
サービス・ドミナント・ロジックの視点で
コンセプトをデザインするためには、
サービスエコシステムを構築することが重要である。
サービスエコシステム
サービスに関わるアクター(顧客や企業、
その他の全てのステークホルダー)が
サービスを交換し、価値を共創する
ネットワークのこと。
サービス・エコシステム
A2A (Actor to Actor) フレームワーク
A2Aフレームワーク
サービスエコシステムを構成する
各アクター間のサービス交換のこと。
A2A (Actor to Actor) フレームワーク
アクターはリソースを統合し、アプライアンス(モノ)を介してサービスを交換する
アクター(企業)
アプライアンス
(サービス提供の
 媒介となるモノ)
価値
(Value-in-Context)
価値
(Value-in-Context)
A2A (Actor to Actor) フレームワーク
リソース
アクター(顧客)
リソース
リソース
リソース
リソース
リソース
複数のA2Aのつながりを考えながら、
全体となるサービスエコシステムを構築する。
各アクター間のサービス交換が入れ子状態となり、
制度が入ることで全体が成立する。
※SDLにおいては、アクターによってつくられる制度を
デザインすることがイノベーションである。
コンセプトはどうデザインするのか?
How?
With Who?
What?
Why?哲学
ビジョン
サービスエコシステム
コンセプト
哲学(Philosophy)
哲学とは、「このサービスをなぜ作るのか」を
端的に述べたもの。
社会的背景を含めた作り手の問題意識から生まれ、
「こうありたい」という強い思いが込められているもの。
サービスのデザインプロセスの最上流にあり、
以後のプロセスでの拠り所となる。
哲学(Philosophy)
Uberの哲学
「人は好きな時に好きな場所へ
行くことで、人生を豊かにする
権利がある」
ビジョンとは、哲学に沿って欲望されたもの。
これから作る製品やサービスは
具体的にどのようなものになるかはまだわからない。
したがって、欲望は「例えば〇〇のようなもの」
というように表す。
ビジョンは最上位の設計図とも言える。
ビジョン(Vision)
Uberのビジョン
「流れる水のように誰もがどこでも
手にすることができる、
信頼のできる交通手段が欲しい」
ビジョン(Vision)
https://www.uber.com/en-JP/our-story/
テクノロジー(技術)とは?
クリステンセンの定義
クレイトン・
クリステンセン
1952-
テクノロジーとは、素材・
部品・情報・労働・エネルギー
をインプットとして価値を
生み出す仕組みである
Clayton M. Christensen, Joseph L. Bower Disruptive Technologies: Catching the Wave , 1995
なぜ、技術の棚卸しを行うのか?
イノベーションは既存技術の組み合わせ
によって実現される。×
ヨーゼフ・
シュンペーター
1883-1950
イノベーションとは、
新結合の遂行である
『経済発展の理論 : 企業者利潤・資本・信用・利子および景気の回転に関する一研究』, 1912
フィールドワーク
文字通り「〇〇についての師匠」に尊敬の念を持って弟子入りして師匠の世界に入ることで、
師匠のコンテキストを自分の経験とする。
ヒュー・ベイヤー, カレン・ホルツブラッド『Contextual Design: Defining Customer-Centered Systems』, 1997
CONTEXTUAL INQUIRY
参与観察
(Participating Observation)
共感
(Empathy)
師匠は弟子とは異なる
日常生活を送っている!
弟 子 師 匠
師匠・弟子モデル
ポイント1:ラポールの構築
共感
(Empathy)
弟 子 師 匠
ラポールとは、互いに相手を信頼し、受け入れている状態。
師匠に信頼してもらい観察してもよいと言ってもらえるには、
師匠を尊敬し、共感を持つことが となる。
師匠・弟子モデル
ポイント2:参与観察
文字通り「〇〇についての師匠」に尊敬の念を持って
弟子入りすることで、自分の経験を拡大する方法。
参与観察
(Participating Observation)
共感
(Empathy)
弟 子 師 匠
師匠・弟子モデル
ポイント3:濃い記述
「師匠・弟子モデル」の調査は民族誌的手法。
必ず「濃い記述」を残さなければならない
Thin Description
(薄い記述)
Thick Description
(濃い記述)
クリフォード・ギアーツ
観察したことをそのまま
書き留めただけのもの
なぜ師匠はそのように行ったのか、
その根拠や背景までを明らかにする。
記述者の解釈が含まれる
クリフォード・ギアーツ『文化の解釈学』, 1973
師匠・弟子モデル
なぜ、解釈をしてよいのか。
間主観性
弟 子 師 匠間主観性
師匠の背後にリアリティがあるわけではない。
自分と相手との関係性の中にしかリアリティはない。
自分と相手の間で合意できる解釈ならばそこにはリアリティがある。
メンタルモデルをつくる
メンタルモデルは認識と行動のパターンである
濃い記述の中から、「認識」と「行動」のセットが含まれているような
記述を抜き出し、3段階に分けてメンタルモデルをデザインしていく
ターゲットペルソナ
実在しないが、メンタルモデルを元にして組み立てられており、
コンセプトデザインを行うプロセスの中で、
現実の人間を代表して表現するためのモデルとなる人物。
ターゲットペルソナ
具体的な「個人」として
表現されたモデル
デザインの対象となる個人のニーズを満た
すためにはどうすればよいか?
デザイナー
ペルソナの設定が
非常に有効
サービスイノベーションのためには…
メンタルモデル
A2A (Actor to Actor) フレームワーク
A2Aフレームワークとは、各アクターがリソースを統合し、
他のアクターとのサービス交換を通じて価値共創を行う
フレームワークであり、サービスエコシステムを構成するもの。
公理2(基本的前提6)
顧客は常に価値の共創
者である
公理3(基本的前提9)
すべての経済的および社
会的アクターはリソース
の統合者である
A2A (Actor to Actor) フレームワーク
アクターは、自身が関連するシステム(=サービスエコシステム)の
viabilityを向上させるために、他のアクターとつながり、
リソースを統合してサービスの交換を行う。
リソース
アクター
統合する
サービスを交換する
アクター
統合する
リソース
viability:the fact that something can be done and can be successful

     the fact that something is capable of developing and surviving independently
A2A (Actor to Actor) フレームワーク
アクター(ペルソナ)はどのようなリソースを統合し、
どのアクターとサービスを交換するのかを検討していく。
作成したターゲットペルソナ
アクター
=
・・・・
サービスエコシステム
サービスエコシステムとは、A2Aのネットワークであり、
共通の制度とサービス交換を通じて結びついた、
リソースの統合者であるアクターからなる
ダイナミックな価値共創のシステムである。
サービスエコシステム
A2A
A2A
公理3(基本的前提9)
すべての経済的および社
会的アクターはリソース
の統合者である
公理1(基本的前提1)
サービスが交換の基本
的基盤である
公理4(基本的前提10)
価値は常に受益者によって
独自にかつ現象学的に決定
される
それぞれのA2Aを組み合わせ、サービスエコシステムを考える。
コンセプトとは何か?
コンセプトとは
作り手が価値を提案 (Value Proposing) するために
リソース (Resources) が統合され、
全体として1つになっているもの。(Composition)
Resource
Concept
Value Co-creation
Value-in-Context
Value-in-Context
Value-in-Context
Value proposingResource
Resource
Value Proposing が同じでも
Value-in-Contextが異なる事例に
ホンダのカブがある。
ホンダのカブのValue-in-Context
1952年発売 HONDA C100
ホンダのカブのValue-in-Context
そば屋の出前をする若者が片手で運転できて、
重い荷物も運ぶことができる
小型のオートバイ
日本でのカブ
本田宗一郎と藤沢武夫
ホンダのカブのValue-in-Context
4ストロークエンジンと
遠心クラッチ
軽量大型レッグシールド
アンダーボーンフレーム
Value
proposing
HONDA C100
Concept
Resources
・片手で運転できる
・重い荷物が載せられる
・燃費が良い
・泥で服が汚れない
ホンダのカブのValue-in-Context
カブはアメリカでは異なる使われ方をした
ホンダのカブのValue-in-Context
Value-in-Context
出前の若者
アメリカの大学生
同じコンセプトを提供しても、顧客によって感じるValueが違う
Value proposing
・片手で運転できる
・重い荷物が載せられる
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・泥で服が汚れない
コンテキスト
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