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Notes de l'éditeur
- 浄土へ行くには二つの道がある：１．自力の道つまり修行すること。二つ目は他力の道つまり南無阿弥陀仏を唱える。解脱とはあくまでも自力による。執着をなくす修行を積んで始めて解脱できる。ところが後大乗仏教になると他力による脱出（解脱）が考えられます。自分の力で解脱できない者を仏が救ってくれるという考えです。ただ南無阿弥陀仏ととなえればいい。そういう墓の軽視はインドにおいて最高に高まったともいえるのである。 それが火葬であり、それは墓という概念の消滅にまで達する。 なぜそういうことが可能なのかというと、そこにはブラフマン（梵）という宇宙原理との合体を目指す考え方があるからである。 彼らインド人が願うのは実は子孫から自分の霊を墓に詣でて祭ってもらうことではなく、 自分の霊魂（アートマン）が、やがて宇宙の根本的な原理たるブラフマン（梵）と合体することにある。 古代インドの宗教バラモン教とは実はこのブラフマニズム（ブラフマン主義）のことであり、ブラフマンが訛ってバラモンになるのである。 ブラフマンはブラマン、ブラモン、バラモンになる。 ローマ字で書くとわかりやすい。 BRAFMAN は、 BARAMON は、その多くの音価を共有している。 そのようなブラフマンとの合一を実現する神官階級が、バラモンという階級であった。ブラフマンという神の名は神官の階級名までなっている。