2014年2月に大垣駅前で展示した体験型プロジェクション作品「AMI」のインタラクションに、Kinectを利用した際の知見について。2014年9月にソフトピアで開催されたKinect活用セミナーにて発表。

1. 公共の場での体験型作品展示
–屋外で観客を誘導するためのkinect–
José María Campaña Rojas
古郡 唯希

2. 自己紹介
• 情報科学芸術大学院大学
通称 IAMAS(イアマス)の学生
• M２ 古郡唯希（ふるごおり ゆき）
• M２ カンパニャロハス ホセマリア
• 今日はよろしく御願いします！

3. Iamasは、

4. Iamasは、
• 「メディアアートの学校」…っていうイメージ？
• 他にもいろいろやっています。
• メディア表現研究科
– アート、デザイン、エンジニアリング…
– 音楽、建築、プロダクト…
– ソーシャルコミニケーション、教育…

6. プロジェクト
• 私たちは
「体験拡張インターフェイスプロジェクト」
に所属しています。

8. プロジェクションマッピング
• 建物に投影するイメージ？
• 視点（立ち位置）の固定
• お金がかかる
• 観客は「見る」だけ
• 普通のヤツをしても意味ない？
新しい！プロジェクションマッピング！

9. で、
• 今年の２月、バレンタインデー
• 大垣北口駅前の広場
• 中に入れる
体験型プロジェクションマッピング
「AMI」（アミ）

10. 「AMI」
• Absorbent（没入）
• Mapping（マッピング）
• Interaction（インタラクション）
• 網状の素材

11. 企画
• プロジェクションマッピングをして！
…東京駅みたいな？！！？
……無茶！！
• バレンタインデーをテーマに！

13. 問題点
• 予算は限られている（高価なプロジェク
タは用意できない）
• 結構明るい（バス乗り場）
• 設営の困難さ（プロジェクターの場所）
• 場所の制約（通路から外れている）
などなど…

14. いろんなものを参考に

15. 公共の場所で、
• 体験型作品を展示する敷居の高さ
よくわからないもの？興味がない……？
• まずは興味をもってもらって、近づいて
もらうことが重要！
• 人を引き寄せるためには？

16. 立体スクリ ーンは透過性が
高いので、 夜は見えにく く なり
噴水の前にハート が浮いている
よう に見える。
正面
体験拡張インタ ーフェ イスプロジェ クト

17. インタラクションの設計
• 近づけば近づくほど変化する
中に入ってもらう（体験してもらう）ための誘導
：インタラクションにkinectをつかう！
• なるべく広い範囲を認識したい
：kinectを二つ使う！
• 内部に入ったことを区別する
：インタラクションにバリエーションを
与える（圧力センサーを併用）

18. kinectといえば、

19. kinect
• カメラモードでは深度情報はとれない！
• 深度（3D情報）をとる：赤外線
ということは…
屋外では昼間は使えない！

21. kinect
• Macでの開発の面倒さ
：MicrosoftのSDKは使えない
：Processing?OpenFrameworks?
• ケーブルの干渉、ノイズ
：距離があると通信できない！
：ラグが生じる

22. kinect
• kinectは一般的なものになった
なんだ、kinectか…
• 作品で使用する場合
仕組みを悟らせない工夫が重要
• 仕組みがわかるとがっかりすることもある

23. 設営の様子…

25. 実際の設営の様子
雪の写真
屋外設営の苦労

31. 実際の設営の様子
雪の写真
屋外設営の苦労

36. アート場面でのkinect
• インタラクションを簡単に与えられる！
• 安価、誰でも
• インタラクティブアートや、
メディアアートというものが
身近に感じられるようになった
• ProcessingやOFとの親和性

37. kinect2