オリジンとイノベーションと読みます。 「大企業がイノベーション起こしにくい理由」とかそもそもイノベーションてなんなの？みたいな事を書いていますが、日々の頭の中をまとめる意味もあるので不備不足あったらすいません。バージョンアップしていきます。 ざっくり言うと、AIに仕事取られるとかそういうのはサービス業だけで、働き方改革って企業の為にあって個人が上り詰める糧にはあんまならなくて、なんなら我々、ぼんやりしてるとキャリアが詰むんだけど、どうする？みたいな事を書いています。 どこかで、この資料についてお話させていただける場所、探してます。 気になる方いましたらお気軽にご連絡くださいませ。

1. アイデアからスタートアップに変える方法
Junpei Qawasaki
Sep16th ,2017
原点とイノベーション
origin

2. 「新しいやり方を利用したビジネスで急成長し、市場開拓をしていく企業や事業」
本資料における”スタートアップ”という言葉は
と、定義します。
はじめに
また、”イノベーション”という言葉は
「これまでと違うやり方、これまで無かったモノやコトの価値」
と、定義します。

3. 前段
・世界中、共通しているのは「どんな業務にも寿命がある」ということ
・働く人の価値はアイドルみたいに常に変動していくこと
・テクノロジーの寿命はどんどん短くなっていくこと
業務の
寿命
キャリ
アと価
値
技術の
寿命
人の生活
時代の潮
流
↓徐々に衰退
衰退と入替
曖昧さ曖昧さ
↓徐々に衰退
複雑化 複雑化
すごい頑張っても優位性はすぐ消える
残りの人生に対して
不透明さが、すごい

4. 認められたい お金ほしい
有名に
なりたい
家族のため
良いもの
作りたい
好きなこと
やりたい
死にたくない
偉く
なりたい
社会のため
人間の働く理由はシンプル。
※某転職支援サービス調べ参考

5. 本プレゼンは「新規事業をやろう」とか「起業しよう」ではなく、
各個人が持ってるはずのスキルとセンスを活かし、
自分のキャリアを見出す、その補助をする視点で記載してます。
誰でも個々の”オリジン”があって、
誰でも小規模なサイドプロジェクトを始めることは出来ます。
”イノベーション”という曖昧な言葉に対して再定義がされるとうれしいです。

6. アイデアからスタートアップに変える方法

7. アイデア（目的地）の前に同乗者（仲間）を決める
POINT

8. スタート台の入り方
POINT

9. Name
ひとことで言うと
アイデアの概要
ターゲット・市場
良さ
５項目だけでスタート出来るフォーマット
最初は必ず、自力で書くこと
技術とか、デザインからじゃなく「価値」から入るのが重要なきがする

10. Idea Prototype
Business
Plan
Develop
４つのフェーズ

11. Idea Prototype
Business
Plan
Develop
2015 2016.3 2016.8 2017
Pitch
Contest
SXSW Service In
Target
FeedBack
Target
FeedBack
フェーズ単位のターゲット
フィジビリティ、PRなどを考慮しつつ、モチベーションの維持など
持続性のある取り組みを意識してPJを推進。
※新規事業「TREK TRACK」の例

12. Level 1 発端（Inception）
モチベーションを明らかに、何を目的として、何をしたいのかを明確にする。自分の動機が大事で公開の必要は無い。
Level 2 概念化（Ideate）
頭の中の漠然としたアイデアを、きちんとした概念としてまとめる。どのように製品化していくかを考える。
Level 3 改善（Improve）
アイデアをブラッシュアップする。具体的なステートメントにまとめ、他者に共有してFBを得て改良していく。
Level 4 調査（Investigate）
アイデアの有効性を、定量的・定性的に調査する。顧客にインタビューして何が求められるのかを確認する。
Level 5 反復（Iteration）
実験&検証の反復でアイデア改良。どうすれば価値が高まるか、どんなデータが有力か、どうすればそのデータを集め
られるのかなどを突き詰める。
Level 6 浸透（Infiltrate）
資金調達を試みる段階。自分のアイデアをどうやってまとめて、誰に説明すればよいかなどを知る。
Adobe「Kickbox」の例
出典：Adobe Kickbox

13. アイデアが出たら、アイデアを検証する
POINT

14. 社会的意義のあるもの
（Social Impact）
技術的難易度の高いもの
全ての人が共感しない
メンバーや支援者の共感が強い
優秀な人材が集まる傾向
参入障壁も低い
競争率がまだ低い

15. アイデアの説明は端的にシンプルに。
でも、うまく説明できないくらいが良い
POINT

16. 他人の家の
空きスペースに泊まれる
見知らぬ他人の車を
スマホで呼び出して
相乗りする
山の中にいる
登山者の位置情報が
誰でも見れる

17. 不動産における中間マージンをなくすアプリ
- 業界を破壊するイノベーション案 -
例えば

18. XXの分野で〇〇とアライアンスを組み、BtoBで収益を上げる
XX社の持つリソースを活用して機械学習により…を提供
量販店やAmazonで販売してX万台を売り上げ
行政の抱える課題を解決するため、各市区町村と連携
アイデアをブラッシュアップする中で陥る妄想
メディア的な位置付けで広告収益を上げる
× 実現性（feasibility）の謎さがすごくて、他力本願が多め。

19. （Execution > IDEA）
（Value > Experience）

20. とりあえず表舞台に出る、をやる。
POINT

21. 少数の人が使える「実用可能な」ものを素早くローンチ（MVP）
Airbnb（当時はAir Bed&Breakfast）
「無力で何もない」二人がパパーッと作った。
ホストとして家を貸すのも自分たちで３人の顧客を得る
そこから２年で世界に轟く企業に
Amazon
電子メールで注文。それに対して納期をメールで返し、
決済システムも存在しないため、クレジットカード情報
を顧客からメールでもらってた
長時間在庫でも
問題無い
「本」から
スタート
本のEC販売
という市場を
独占
Internetや
流通技術を磨く ここからのAmazonがすごい→

22. Distribution Technology
Consumers LifeStyle
Kindle
Prime
AmazonWebService
Echo
Amazon AI
Dash
Login&Payment

23. 新しいものを作り出してるからこそ、批判される。
少なくとも舞台に立っている証明である。
もし批判に耐えられないのなら、やらなければ良い。

24. トレードオフを常に意識する
POINT

25. MTG
メール
の対応
移動時
間
IDEA
ローン
チ
トレードオフは無視出来ない。
結果として代償を支払うことになる。
資料作
成
実装
○コンチネンタル航空に見る、トレードオフの失敗
- LCCと戦うために格安チケットを導入。ただし従来の戦略は維持したままで。
- 負担が多くオペレーションも複雑になり、遅延や欠航が相次ぎクレームに。
全部は無理
→戦略的ポジションと別のポジションは同立することは出来ない
利用者増
売り上げ
負荷の増加
ミスの増加
クレーム
満足度
信頼の低下
◎ 理想 × 現実

26. レピュテーションリスクへの対策
POINT

27. 否定的な評価や評判が広まることによって、信用や価値が低下し、損失を被る危険度。
例えば「メニューに高級食材を表記しておきながら、実際には異なる食材を使用していた」等の
悪評が広まることで、リスクが顕在化する。
【レピュテーションリスク】: reputation risk
1. このプロジェクトにはどんなリスクがあるか
2. 最悪の場合、どんなことになりうるか？
3. 周囲の人への影響はどのようなものがあるか？
4. そのリスクは自分（会社）にとってどの程度の経済的負担があるか？
5. リスクを減らすためにどのような投資を行うべきか？
５段階シナリオプランニングによるリスクマネジメント

28. ビジネスモデルは大事だが一番の重要事項ではない
POINT

29. サブスクリプション
フリーミアム
プラットフォーム・モデル
シェアモデル ロングテール
オムニチャネル
ジレット・モデル
キュレーションメディア
オープン・イノベーション
最近のビジネスモデルの傾向
ビジネスモデル ＝ 事業活動の構造
①
マネタイズ
②
差別化要素
③
事業領域
④
産業的役割
⑤
オペレーシ
ョン構造
企業における新規事業の特徴
・決めなくてもスタートが切れる = スピードと柔軟性が高い
・ブレない、説得力が高いことが前提
・そもそも「スタートアップ」はビジネスモデルが確立してなくていい

30. スケールしないことを、する。
POINT

31. スケールしないこと、やります。
Airbnb Pebble Amazon
創業者が家を貸す
一人一人のユーザーに
会いに行く
時計の組み立てを
全て自分たちで行う
入った注文に対して
自分たちで梱包から
発送まで行う
自分たちのサービス/プロダクトに対して自分たちを熟練させる
スケールする際の課題・注意点などが見えてくる

32. 計画的偶発性を利用する
POINT

33. 計画的偶発性（計画された偶発性）とは
5つのスタンスをとることで偶然の出来事や出会いを
意図的に引き起こし、それによって道を切り開くという理論
Curiosity
好奇心
Flexibility
柔軟性
Optimism
楽観性
Risk Taking
リスクをとる
Persistence
持続性
新しい学習機会を探求し
、それを逃さないこと
失敗にも構わず
継続させること
態度や環境に拘らず、
常に意見を変えること
新しい機会があった時、
可能性があって、到達出
来るものとして見ること
不確実な結果、流れに
直面しても行動し続けること

34. 個々の”オリジン” を掘り下げる
LAST POINT

35. 【オリジン】：名詞
起源、原点、発端、源泉、原因、生まれ、素姓主な意味
○ 自分及びメンバーがどんな原点を持っているのか
○ 何をしたいのか、どんなスタイルを持っていたいのか
この解と、実現する為のオリジンが揃わないと実現しない
だから、多くの企業ではイノベーションの土俵に立つ事すら出来ない
（商業イノベーターという崩壊した概念）
”ビジョン”は誰かが提示してくれるもので
“面白い仕事”は誰かが提供してくれたり、
いつか空から落ちてくると思い込んでいるケースが多い

36. 続きは、本編にて
※本資料についてイベント等にて話す場所を広く探しております。
（30-45分枠、カスタマイズ可、資料配布可）
ご興味ある方は
https://www.facebook.com/jkawasaki.win8dev
までメッセージなどでコンタクトください。