2019年10月16日 エンジニアカフェで開催したAzure Kinect体験会の資料。

1. Azure Kinect DK体験会

2. 自己紹介
氏名：吉永崇(Takashi Yoshinaga)
所属：九州先端科学技術研究所(ISIT)
専門：ARを用いた医療支援や運動計測
コミュニティ：ARコンテンツ作成勉強会
Twitter: @Taka_Yoshinaga or #AR_Fukuoka

3. ARコンテンツ作成勉強会(AR Fukuoka)
 2013年5月に勉強会をスタート
 ARコンテンツの作り方をハンズオン形式で学ぶ
 参加条件はAR/VRに興味がある人(知識不要)
 ほかにも体験会やLT会なども開催

4. サポートメンバー

5. サポートメンバー
宮田 尚之 (Naoyuki Miyata)

6. サポートメンバー

7. ハッシュタグ
#AR_Fukuoka または #AzureKinect

8. タイムテーブル
Time 内容
15:30-15:50 AzureKinectの解説とコンテンツ紹介
15:50-16:00 体験準備 (椅子の撤去とか)
16:00-18:00 体験 とQ&A
18:00-18:30 撤収
18:30- 希望者は懇親会

9. What’s Kinect?
Microsoft社のゲーム機のXBOX360用コントローラとして2010年に登場。
人の全身の動きで操作が可能なNUI(Natural User Interface)デバイス。

10. Kinectの特徴
RGBカメラと奥行を計測するDepthカメラを搭載したRGB-Dカメラ。
空間形状の点群(Point Cloud)計測や、人の認識や骨格の3次元的な
動きをリアルタイムに計測するモーションキャプチャが可能なデバイス。
Depthセンサ(赤外線プロジェクタ＋赤外線カメラ)
RGBカメラ

11. センサとしての広がり
オープンソースライブラリ(OpenNI)や公式SDKの登場により
開発者が自由にKinectのデータを利用できるようになったため
インタラクティブ・アートやロボット、UIの分野で広く活用

12. Kinect V2
初代よりも性能が向上したKinect V2が登場(Windows/Xbox)。
Depthの計測方式がToF方式に変更し精度が大幅に向上。

13. 計測方法の違い
ToF(Time of Flight)方式の採用により計測精度が向上
Light Coding(初代Kinect) ToF(Kinect V2)
画像引用元 (https://www.jp.tdk.com/techmag/knowledge/201102u/)

14. 2017年にKinectの製造販売が終了

15. Azure Kinect DKとして復活
2019年6月末に発売開始(米国・中国のみ)
ゲーム用ではなくビジネス向けの計測機器として販売

16. Azure Kinect DK
Depth、カラー画像、音声、加速度・角速度を計測可能。
さらに複数のAzure Kinectを同期させた計測も行える。
7つのマイク
Depthカメラ
(TOF方式)
Colorカメラ
加速度・各速度
複数Kinectの同期

17. 利用シーン
公式サイトでもゲーム以外の表現でKinectを紹介
https://azure.microsoft.com/ja-jp/services/kinect-dk/

18. 利用シーン https://youtu.be/2URblck97y8

19. 魅力はやっぱりDepth計測の進化

20. Depthセンサとしての特徴①
視野角の広角/挟角、最大計測距離の遠近の組み合わせで
4通りのモードからDepth計測方法を選ぶことが可能。
※カラー画像も6種類の解像度から選択してDepthにマッピング可能。
広角 挟角

21. Depthセンサとしての特徴②
点群のノイズが大幅に減少
http://azure-v2.glitch.me

22. Depthセンサとしての特徴③
Body Tracking SDKを使うことでモーションキャプチャもOK

23. 体験しよう

24. コンテンツ①：Azure Kinect Viewer
公式アプリケーションを自由に触ってみましょう
サポート

25. コンテンツ②： Body Tracking
公式サンプルを使ったモーションキャプチャを自由に触ってみましょう
サポート

26. コンテンツ③： Azure Kinect vs V2
新・旧Kinectの点群(Point Cloud)をVRで比較してみよう
サポート

27. コンテンツ④： ARホログラム
新・旧Kinectの点群(Point Cloud)を比較してみよう
開発&サポート

28. コンテンツ⑤：Looking Glass
VFX Graphを使ったPoint Cloudへのビジュアルエフェクトを体験
開発&サポート

29. 展示場所
スクリーン(Body Tracking)
Azure vs V2
ホログラム
Looking Glass
KinectViewer