IT エンジニア向けの Windows 関連の勉強用資料です。
今回は先日発表があったばかりの Windows 365 の概要紹介です。
現在発表された情報を分かりやすいように整理してまとめました。Microsoft の公式見解ではないことや、まだリリースされていない製品で今後も変更はあると思いますので、あくまで勉強用資料として参考にしていただければ幸いです。
ngsym
2. 勉強用資料 | 確実に内容が保証されるものではありません
本資料について
IT エンジニア向けの勉強資料として公開しています
Microsoft の正式見解であったり、内容をコミットするものではございません。
仕様が変わったり、サポートされる情報が変化することもあることをご了承ください。
内容を一部だけ変更して使うなどを控えていただければ、シェアは自由にしていただいて構いません。
ただし、営業資料などのビジネス目的での使用はお控えください。m(_ _)m
@takuyaot01
太田 卓也
3. おしながき
◼ Windows 365 ってなーに?
◼ Windows 365 に必要なモノたち
◼ Windows 365 の構成・利用イメージ
ITエンジニアのための流し読み Windows
Windows365 ってどんな感じ?-せっかちなあなたへ編-
4. 勉強用資料 | 確実に内容が保証されるものではありません
Windows 365 ってなーに? - 超概要
ユーザー
管理者が月額固定料金の
仮想 Windows を購入
いつでも展開 (増減) 可能
割り当てられたユーザーは
ブラウザー / リモート接続で
いつでも利用可能
Cloud PC
新しいモデル
◼ ユーザー当たりで月額・固定料金で購入
◼ 仕事用の環境として IT 部門による管理
◼ 必要に応じて、すぐに展開 (増減) が可能
様々なメリット
◼ 仕事用の Windows 環境をすぐに渡せる
◼ 急な増員や一時的なリソースとして活用
◼ 月額が固定料金でコスト算出しやすい
企業向けクラウドベースの Windows 仮想 PC の新しいソリューション
5. 勉強用資料 | 確実に内容が保証されるものではありません
Windows 365 ってなーに? - もっとザックリいうと
❶ 管理者によるスペックや OS イメージの割り当て ❷ 割り当てられたユーザーによるセルフ サービス
割り当てられたユーザーは
クリックで Cloud PC へ接続可能
(画面はブラウザーの場合)
どのユーザーに割り当てるか選択
スペックもユーザーごとに選択可能
管理者側 ユーザー側
6. おしながき
◼ Windows 365 ってなーに?
◼ Windows 365 に必要なモノたち
◼ Windows 365 の構成・利用イメージ
ITエンジニアのための流し読み Windows
Windows365 ってどんな感じ?-せっかちなあなたへ編-
7. 勉強用資料 | 確実に内容が保証されるものではありません
Windows 365 に必要なモノたち - ライセンス・前提条件 (予定)
まだ正式に決まっていません! 8/1 に正式な価格・ライセンスが発表されます!
Windows 365 Enterprise (大規模向け)
◼ Windows 365 Enterprise (スペックに応じた月額料金 x ユーザー数)
◼ 前提ライセンス : M365 E3 以上 もしくは Windows E3 (or VDA) + EMS E3 といった感じ
◼ Azure サブスクリプション (vNET の作成、通信料など)
◼ ハイブリッド Azure AD 参加環境 (オンプレミス AD と Azure AD を接続している環境が必要)
Windows 365 Business (中小規模向け)
◼ Windows 365 Business (スペックに応じた月額料金 x ユーザー数)
◼ Azure AD 参加環境のサポート
※ Azure AD 参加 (オンプレミス AD との接続不要) は今後サポート予定
Get started with Windows 365
Get started with Windows 365 - Microsoft Tech Community
8. 勉強用資料 | 確実に内容が保証されるものではありません
Windows 365 に必要なモノたち – ちょっとエンジニア向け
ライセンス Windows 365 のライセンス + 前提ライセンス (M365 E3 など。Windows 365 Enterprise)
Azure サブスクリプション Azure 仮想ネットワークに少なくとも 1 つ必要
ネットワーク ドメイン コントローラーへ接続のための Azure 仮想ネットワーク (Windows 365 Enterprise)
デバイスの登録
ハイブリッド Azure AD Join (Windows 365 Enterprise)
Azure AD Join (Windows 365 Business)
ユーザー ID
Hybrid users (AD + Azure AD) (Windows 365 Enterprise)
Azure AD (Windows 365 Business)
イメージ
Azure のギャラリーを使用 Windows 10 Enterprise ※ 注 : AVD と違い通常のシングルセッションです
カスタムイメージのアップロード (予定)
PC 管理
Microsoft Endpoint Manager – Microsoft Intune
(MECM の共同管理もサポート予定)
管理権限
M365:Intune サービス管理者 (プロビジョニング後の標準 MEM RBAC)
Azure:サブスクリプション所有者 (ネットワーク接続のセットアップ)
9. おしながき
◼ Windows 365 ってなーに?
◼ Windows 365 に必要なモノたち
◼ Windows 365 の構成・利用イメージ
ITエンジニアのための流し読み Windows
Windows365 ってどんな感じ?-せっかちなあなたへ編-
10. 勉強用資料 | 確実に内容が保証されるものではありません
0. したごしらえ
1. ライセンスの割り当て
2. ネットワーク接続
3. プロビジョニング ポリシーの作成
4. ユーザーからの接続
Windows 365 の構成・利用イメージ
Windows 365 Enterprise 想定です (Business はもっとシンプル)
ここら辺の Blog のスクリーン ショットをかりて分かりやすくまとめてます
Get started with Windows 365
Get started with Windows 365 - Microsoft Tech Community
11. 勉強用資料 | 確実に内容が保証されるものではありません
0. したごしらえ
ハイブリッド Azure AD 参加の準備
Azure AD Connect を利用して、
オンプレ AD と AAD を接続
Azure VNet の構成
Azure Virtual Network (VNet) にて、
オンプレ AD のレコードを解決できる
DNS サーバーにルーティング設定をする
オンプレミス AD の用意
既存のオンプレミス Active Directory (AD)、
もしくは別途 AD を用意
※ Azure AD 参加 (オンプレミス AD 無し) は今後サポート
つまり、セッション ホスト (ユーザーが接続する仮想マシン) は、Azure AD とオンプレミス AD が接続されている環境の上に構築され、
そのオンプレミス AD に参加している状態 (ハイブリッド Azure AD 参加) で管理されることになります。(Windows 365 Enterprise の場合)
Point!
Vnet の DNS の設定 Azure AD Connect の構成
Azure AD Connect するための
オンプレミス AD
13. 勉強用資料 | 確実に内容が保証されるものではありません
2. ネットワーク接続
❶ MEM の管理ポータルにアクセス ❷ Cloud PC が接続する VNet を選択
[デバイス] – [Windows 365 から]
[Create connection] をクリック
リストより作成した Azure VNet を選択
❸ オンプレミス AD の情報入力
接続するオンプレミス AD の情報を入力
「0. したごしらえ」 で準備したネットワーク接続を利用して、オンプレミス AD のネットワークとの接続を実施
14. 勉強用資料 | 確実に内容が保証されるものではありません
❶ MEM の管理ポータルからポリシー作成 ❷ 展開する OS イメージを選択
[デバイス] – [Windows 365 から]
[Create policy] をクリック
ギャラリーよりユーザーが使用するのに
最適な OS イメージを選択
❸ 割り当てるユーザーを選択
Azure AD のグループを選択可能
ライセンスを割り当てているユーザーに対して、
Cloud PC が提供されるようにする
プロビジョニング ポリシーを作成し、実際に展開するイメージと割り当てるユーザーを設定
3. プロビジョニング ポリシーの作成
※ カスタム イメージも選択できる予定
15. 勉強用資料 | 確実に内容が保証されるものではありません
❶ Windows 365 ポータルにアクセス ❷ ローカルリソースの共有を選択
ユーザーがブラウザーでアクセスすると、
割り当てられてる Cloud PC が表示される
[Open browser] をクリック
接続のタイミングでアクセス元デバイスと
共有するデバイスを選択可能
❸ Cloud PC のデスクトップ操作
通常の Windows と同様に
クラウド上の Windows を利用
そのユーザー専用の仮想マシンとなる
ブラウザーから接続する際のオペレーションのイメージ (リモートデスクトップクライアントでも接続可能)
4. ユーザーからの接続
※ 共有可能なでバースは次ページ参照
16. 勉強用資料 | 確実に内容が保証されるものではありません
Windows Desktop
(MSRDC)
Microsoft Store client
(URDC)
Android iOS/iPadOS macOS Web Portal
キーボード X X X X X X
マウス X X X X X X
タッチ X X X X X
ペン X X (as touch) X (as touch)
シリアル ポート X
USB X
Teams AV リダイレクション X
マルチメディア リダイレクション Coming soon
カメラ X X X X
クリップボード X X Text Text, images X text
ローカル ドライブ /ストレージ X X X X
X
ロケーション X
マイク X X Coming soon X X In preview
プリンター X X (CUPS only) PDF print
スキャナー X
スマート カード X
X (Windows logon
not supported)
スピーカー X X X X X X
参考 : エンドポイントごとのデバイスのサポート
17. 勉強用資料 | 確実に内容が保証されるものではありません
◼ Windows 365 製品紹介ページ (日本語)
https://www.microsoft.com/ja-jp/windows-365
◼ Microsoft Inspire 2021 での発表
https://myinspire.microsoft.com/sessions/a80a31ae-565b-483d-ab34-b5e5b7fbc39b
◼ Windows IT Pro Blog
https://techcommunity.microsoft.com/t5/windows-it-pro-blog/bg-p/Windows10Blog
◼ Tech Community – Windows 365
https://techcommunity.microsoft.com/t5/windows-365/bd-p/Windows365Discussions
◼ Windows IT Pro Blog - Get started with Windows 365
https://techcommunity.microsoft.com/t5/windows-it-pro-blog/get-started-with-windows-365/ba-p/2530504
参考公開情報