大阪・芦原橋にある「A´ワーク創造館(大阪地域職業訓練センター)」では、礒井純充氏が提唱している「まちライブラリー」の考えに賛同し、2015年から館内に「まちライブラリー@A´ワーク創造館」というライブラリースペースを作っています。まちライブラリーは、利用者からの本の寄贈、一冊一冊に貼られた感想カード、イベントの開催など、本を通じて人とつながるための仕掛けづくりをしていることが特徴です。 「まちライブラリー@A´ワーク創造館」では、人とつながる仕組みづくりの一つとして、書籍貸出システム「Biblio」を開発し活用しています。「Biblio」は当館が実施しているIT系職業訓練の中で開発したもので、その開発経緯においても「人とのつながり」を意識しました。さらに、「Biblio」を利用したいという他のライブラリーとの交流および共同開発、単に貸出・返却を効率化するだけでなく、寄贈した本が新たな交流を生み出すような新たな仕組みづくりにも取り組んでいます。 今回は、本と人とのつながり、そしてそれを促進するシステムの役割と課題について、これまでの活動を元に私見をお話すると共に、皆さんの考えも色々お聞きしたいと考えております。Lire moins