2013年4月24日に東京で開催された「マイクロソフト アーキテクト フォーラム 2013」のセッション資料です。スピーカーは、高添＆長沢。

1. Microsoft Architect Forum 2013
10 年前から始まった
マイクロソフトの DevOps
～ 今とこれから ～
日本マイクロソフト
エバンジェリスト
高添 修・長沢 智治

2. 



Agenda
正しいアーキテクチャの重要性は誰もが知るところ
ただし、どんなアーキテクチャであってもやるべきことがある

4. Merc. Stage ShuttleJob
Cache
HTTP
SQL
Feed
Store DSS
FTP
Dynamic Systems Initiative (2003.05)
必要なリソース
運用ポリシー運用特性
既存、あるいは
新しいシステムの
モデルを作成
モデルに則した
システム運用
モデルに則した自動的なリソース確保
とシステム構成
ストレージサーバー ネットワークITライフサイクルをつなぐ
共通定義モデル

5. Oslo (2007.10)
dc.exe
*.csdl
*.ssdl
*.msl
…
Export
Compile
*.d
*.sq
l
Visual Studio Quadrant
Repository
• XAML (WF, WPF, …)
• SML / CML
• WSDL
• …
Converters
• CLR Metadata
• Active Directory
• WMI / WS-Man
• …
Loaders
• Oslo Process Server
• System Center DCM
• Visual Studio TFS
• SharePoint
• RedDog
• …
Runtimes
Models
“F5”
Instances &
Observations
• SAP
• MQ
• …
Adapters

7. ビジネスと IT
 ビジネスのトレンド
クラウド時代の到来利用者への
直接的な貢献
 IT の戦略的な役割

8. 戦略的な IT への変化
1990年代
Business
IT
Business
IT Business
IT
便利 有効 不可欠
Cost Center Key Infrastructure Morphing IT
 確立したビジネスモデル
 全体計画→全体リリース
 技術的な意思決定は
IT 部門
 ビジネスモデルに
IT が関与
 ニーズに応じたリリース
 技術的な方向性は
経営者層へ
 ビジネスを IT がけん引
 ジャスト イン タイム
 IT 計画と投資は、
顧客中心に
2000年代 2010年代
クライアント/サーバー Web / Web サービス デバイスとサービス

9. DevOps: ビジネスにフォーカス
Define
ビジネス
価値の創発
Develop
アイデアを
動くソフトウェアへ
Operate
ソフトウェアを
ビジネス価値として提供
要求
運用開発
動くソフトウェア

10. DevOps: バリアによる損失
Define
ビジネス
価値の創発
Develop
アイデアを
動くソフトウェアへ
Operate
ソフトウェアを
ビジネス価値として提供
要求
運用開発
動くソフトウェア
| |

11. DevOps: 継続的に価値を提供
Define
ビジネス
価値の創発
Develop
アイデアを
動くソフトウェアへ
Operate
ソフトウェアを
ビジネス価値として提供
要求
運用開発
動くソフトウェア
高い透明性 | 価値の流れ | ムダ取り
継続的フィードバック | 継続的品質 | 継続的デリバリー

12. DevOps: 課題
要求
運用開発
動くソフトウェア
運用が欠如した
受け入れ基準
技術的負債
の蓄積
運用を考慮した
設計の欠如
長い開発とテスト
の仕掛かり
運用準備が整わない
ソフトウェア
長いデプロイの仕掛かり 開発と運用のワークフローの
相違と分離
本番稼働中の障害への対応
デバッグが困難な本番環境で
の対応
実行可能なフィードバックの
欠如による MTTR の長期化
価値との相関関係が不明瞭

13. DevOps: Operation Readiness
 開発における運用への備えを
Problem
Solution
Value
運用要件を満たしていないソフトウェア
 最終的な段階での阻害要因となる
 本番稼働時に情報収集が困難となる害要因になる
早期の要求獲得と品質の作りこみ
 運用の受け入れ駆動開発 (ATDD), ラボによる自動化
 継続的インテグレーション, 継続的デプロイメント害要因になる
ビジネス価値に到達するソフトウェアへ
 ソフトウェアをビジネス価値として提供する
 サイクルタイムを短縮できる

14. DevOps: Operation Readiness
 開発における運用への備えを
要求
運用要件
(ログ/QoS)
開発
テスト
疑似本番環境でのテスト
運用要件含めた品質の作りこみ
継続的な開発とテスト

15. DevOps: Just-in-Time Delivery
 開発のアジリティと継続的カイゼンへ
Problem
Solution
Value
顧客ニーズにアラインできない開発サイクル
 ビジネス価値の提供が不定期となり、ユーザーの期待に応えられない
 開発サイクルが定まらず、品質とデリバリーがビジネスに合わない害要
アジャイルプラクティスとカイゼン
 スクラムのフレームワークによる「検査と適応」
 継続的にフィードバックを得る仕組みと体質づくり害要因になる
ビジネス価値に到達するソフトウェアへ
 適切なビジネス価値を定期的に提供し続ける
 サイクルタイムの短縮と QCDS のバランス調整ができる

16. DevOps: Just-in-Time Delivery
 開発のアジリティと継続的カイゼンへ
PRIORITIZE PLAN EXECUTE RESPOND
スプリント
(2週間)
デイリースクラム
プロダクト
オーナー チーム
スクラムマスター

17. DevOps: Mean time to Repair
 本番稼働中の対応の最適化へ
Problem
Solution
Value
運用中の障害検出と解決が極めて困難
 高い MTTR によるビジネス価値への浸食
 継続的なフィードバックへの阻害になる
本番稼働環境でも開発プラクティスを実践
 本番環境相当でのテストの継続的な実施 (仮想テスト環境)
 統合されたインシデント管理, 本番環境でのデバッグの実践害要因になる
MTTR の短縮
 ソフトウェアをビジネス価値として提供し続ける
 サイクルタイムを短縮できる

18. DevOps: Mean time to Repair
 開発における運用への備えを 運用の問題解決フロー
開発 運用
問題検知
改修依頼
情報提供
解決確認
問題受入
分析調査
改修
問題解決
開発の問題解決フロー
問題解決

20. 継続的な流れを生む仕組みへ
継続的運用テスト
継続的フィードバック
継続的デプロイメント
継続的インテグレーション
継続的テスト

21. “MTTR 短縮” のためのアプリ監視
アラート
動作パターン識別
より詳細な情報

22. 監視から開発のアサイン
開発のアサイン
Visual Studio から
確認したところ
Ops & Dev Tool のアラート連携

23. Web テストと世界から自動監視
Visual Studio にて
テスト定義ファイル
.webtest の保存
世界中にある
マイクロソフトの
データセンターから監視
レスポンスだけ見ても
こんなに違いが !
Operations Manager
Global Service Monitor

24. ビルドとアプリ管理の自動化
TFS 連携による
開発環境管理の
自動化
Orchestrator
Integration Pack
Orchestrator への
インプット
Orchestrator から
受け取り
実際の業務処理
(普通のコード)
自動
プロセスへ

25. 開発とテスト環境の構築
開発環境用の
プライベートクラウドを
自動構築
リソースの解放と制限
開発者用のツールから
仮想マシンを管理
※ スナップショットも
Virtual Machine
Manager

27. Microsoft Architect Forum 2013
ビジネスのための IT には必須
 できていないのであれば、ぜひともご検討を

28. Microsoft Architect Forum 2013
Resources
概念とソリューションについて
 Enterprise DevOps ホワイトペーパー (英語)
 http://aka.ms/EntDevOpsWp
 ソフトウェア開発環境の最新動向と出張セミナー
 http://aka.ms/ALMjp
マイクロソフト製品による実現方法について
 Integrating Operations Manager with Development Processes (DevOps) Topics
 http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/jj614609.aspx
 How to Synchronize Alerts with TFS in System Center 2012 SP1
 http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/jj614615.aspx