20200525 ris cd 2

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Faculty of Social Welfare - Rissho University
地域福祉論Ⅰ／地域福祉論（子福）（2020年度）
第２回子ども・家庭領域の社会福祉課題と
地域社会
【その１】
立正大学社会福祉学部新井利民

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• ライフサイクルの視点から地域福祉の課題を考えると、年齢の移行
期に制度の狭間があり困難を抱えやすいということで、制度によっ
て困難を抱えないようにするのが必要なのではと考えました。
• ICFは「利用者の全体像を把握することができる」と考えたように、
今回学んだ3つの視点の内容と、その視点から考えることによって
どのようにして地域課題の問題解決に繋がるのかを自分なりに理解
できたかなと思います。一人ひとりのニーズに応じた支援やサービ
スを提供するためには、それぞれの地域課題の視点から考えること
が重要であると感じました。
• 地域福祉のスケールについて図として見るのと頭で考えて想像する
だけとでは実感や理解が全く違うと感じた。図として学んだ方が地
域の大きさや生活課題を抱えている人の存在が頭に入ってきやす
かった。

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• 地域福祉と聞いて私は当初ミクロな社会での学問だと思っていたが、社
会全体を巻き込む非常に大きい範囲の学問だなと思い認識を改めた。地
域の階層一つとってみても国の制度・政策が絡んできて、全体があって
一つがあり、一つがあって全体があるのだと思った。
• この授業を受ける前は地域福祉とは小さい集まりの中だけで行われるも
のであると思っていたが、授業の中で政府や憲法、法律といった大きな
くくりに基づいて地域の福祉がなされているのだと分かった。
• 一番わかりやすいと感じたのが、『営利』と『非営利』でした。両者と
も利益を得ても良いのは知っていましたが、果たしてどこで営利か非営
利かを分けているのかがわかったのが大きいと感じます。

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③ 方法を理解し力を得る② 主体と役割を認識する
地域福祉論の
学習プロセス
① 地域課題を直視し
共感的に/構造的
に考える
取
り
組
み
仕
組
み

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第2回
子ども・家庭領域の社会福祉課題と
地域社会
【1】子どもの貧困
【2】育児の困難さ・助けの少なさ

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「子どもの貧困」という問題
• 2つの動画を見てみましょう（合計約10分）
二人の高校生
https://youtu.be/xIDN7esaOPo
子どもの貧困とは？
https://youtu.be/EcRUD5JeCkE

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地域課題を「構造的」に考える
①ライフサイクルの視点
②ＩＣＦの視点
③地理・社会経済・政治・歴史・文化的な
「背景」の視点

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地域社会
【その２】

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「子どもの貧困」を地域課題としてとらえる
【子ども・青年期の生活課題】（子どもの視点Ａ）
母子家庭・父子家庭であったり、親が病気がちで所得が少ない。
多子世帯で、養育費がたくさんかかっている。
不況により／解雇などがあり、生計を維持することが困難な家庭である。
子ども自身に病気や障害があり、医療費等の支出が多い。
十分な栄養が取ることができず、体格・体調に影響が出ている。
医療機関に十分かかることができていない。
給食費が払えないなど、生活に困窮している。
義務教育終了後、高校の学費を払うだけの余裕がない。
高校生や大学生ではあるが、アルバイト等で家計を支えており、学業に支障が
出ている。

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【社会人の生活課題・高齢期の生活課題】（親の視点Ｂ）
未婚による出産・子育てをしている。
若くして結婚・出産し、家庭の収入が低い状況である。
子育て期に離婚して、養育費が十分得られていない。
不況により／解雇などがあり、所得が減少してしまった。
多子で養育費がかかり、それに見合った収入が得られていない。
親である自分に病気や障害が発生し、十分に働くことができず収入が少なく
なった。
光熱水費の支払いも困難な状況である。
過去の借金の返済に苦しんでおり、働いていても家計を潤すことができない。
親の介護と子育てが重なり、それぞれお金がたくさんかかっている。
子どもの親が死亡/失踪し、年金暮らしの祖父母が子どもを育てている。

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②ICFの視点
生活機能心身機能・構造活動参加
立場Ａ
子ども
栄養不足による心身の発
達の遅れがある
適切な医療にかかってい
ないため、虫歯がひどい、
体調がわるい等の症状が
ある。
適切な治療を受けていな
いため、病気が放置され
ている／障害が残ってし
まった。
・・・・
三食を食べる習慣がない。
お風呂に入ることや清潔
を保つことなどがおろそ
かになっている。
基本的な学習態度を養う
ことができていない。
他者と共同して何かを行
うことが少ない。
・・・・
学習の機会への参加から足が
遠のく。
高校に進学できない、しない。
高校に行っても退学してしま
う。
趣味活動やスポーツへの参加
がない。
社会的スキルの獲得ができず
仕事が長続きしない。
地域での活動に参加できない。
・・・・・

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②ICFの視点
生活機能心身機能・構造活動参加
立場Ｂ
親
何らかの身体的な疾患や、
体の中に動かせない部位
がある。
何らかの精神的な疾患や、
その後遺症がある。
仕事ができない・しない。
家事を行うことに時間と
大きな負担がかかる。
子どもに対して基本的な
生活習慣を教えられな
い・教えない。
子どもに対して、学習の
促しができない・しない。
親同士の情報交換の機会
を持つことができない・
持たない。
子育てに対して相談を受
けられない・受けない。
仕事に参加できない・しない。
学校行事に参加できない・し
ない。
親同士の活動に参加できな
い・しない。
学校との面談機会に参加でき
ない・しない。
地域の適切な相談の場に参加
できない・しない。
文化的な活動に参加できな
い・しない。

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②ICFの視点
背景因子環境因子個人因子
立場Ａ
子ども
母子家庭・父子家庭などで、養育が困
難な家庭で育った。
親などから暴力や虐待を受けている。
あまりよくない住環境で育った。
地域住民もサポーティブではない。
支援環境が十分な地域ではない。
友人も家庭環境が厳しい者が多い。
 消極的すぎる性格／積極的すぎる性格
 基本的社会生活スキルが不足している
 基本的学習能力が不足している
 自分を極端に卑下している
 人間関係の形成能力に困難がある
立場Ｂ
親
親自身も厳しい家庭環境で育った。
あまりよくない住環境に置かれている
配偶者・パートナーや子ども・同居家
族から暴力などを日常的に受ける。
地域住民もサポーティブではない。
支援環境が十分な地域ではない。
友人も家庭環境が厳しい者が多い。
 消極的すぎる性格／積極的すぎる性格
 基本的社会生活スキルが不足している
 基本的学習能力が不足している
 自分を極端に卑下している
 人間関係の形成能力に困難がある
 子育てに関する知識や能力が不足している。

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③地理・社会経済・政治・歴史・文化的な「背景」
地理的背景（Geographical Background）
中山間地域でサービスが少ない・過密地域で生活環境が悪いなど
社会経済的背景（Socioeconomic Background）
所得が低い人々が密集して生活している地域であるなど
政治的背景（Political Background）
他地区は所得階層が高く、貧困世帯に対する政治的関心が薄いなど
歴史的・文化的背景（Historical and Cultural Background）
以前被差別部落があり、いまだ差別や偏見が残っているなど

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「育児の困難さ・助けの少なさ」を
地域課題としてとらえる
②ICFの視点
③地理・社会経済・政治・歴史・文化的な「背景」
これらに着目しながら、動画を見てみよう。
課題分析シートをWebに貼りました。活用してみてください。いずれ中
間レポートはこちらを1部作成してもらおうと思います）
出産後の女性（自殺予防ゲートキーパー養成研修用映像） https://youtu.be/CfcI6XrWTzM

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地域社会
【その３】

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町内会・自治会生活課題のある
「あの人」
（生活課題のある）
「あなた」

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地区
あなたあの人

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市区町村
あなたあの人

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都道府県
あなたあの人
• このように、「地域」は様々な階層
に分かれている。
• この階層を意識しながら、それぞれ
の領域でやるべきことを考え、取り
組んでいく必要がある。
 ＊「地域福祉」といった時の地域の
範囲は、おおむね都道府県まで

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地域での暮らしを支える4つの主体
【非営利・ボランタ
リー組織】３つの仕組
みの中間に位置し、
「社会的使命」のもと
事業実施・サービスを
提供する（担い手や財源
が不足しがち）。
【コミュニティ】
共感をベースにし
た助け合い（価値観
の変化、家族や地域社
会の変動により、コ
ミュニティによる解決
には限界も）。
【市場】お金を媒介
にサービスと交換。
企業は利益を上げる
ために行動（利益が上
がらないと行動しづら
い）。
【政府・自治体】
憲法や各種法律等に基
づき実践（制度等にない
ものは提供できない）。

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子ども・家庭領域の社会福祉課題に取組む主体
①政府・自治体【都道府県】例）埼玉県
県庁に「福祉部」その中に「少子政策課」「子ども安全課」がある。
少
子
政
策
課
の
担
当
と
業
務
担当担当業務
企画・子育てムー
ブメント担当
• 子育て応援行動計画に関すること
• パパ・ママ応援ショップ・多子世帯応援クーポン（3キュー子育てチケット）に関すること
• 結婚支援事業に関すること
子育て環境整備担
当
• 放課後児童クラブに関すること
• 地域子育て支援センター（拠点）に関すること
• 児童厚生施設（児童館・児童遊園）に関すること
こどもの未来応援
担当
• 子供の貧困対策に関すること
• こども応援ネットワーク埼玉に関すること
• 子ども食堂・子供の居場所づくりに関すること
手当・ひとり親家
庭支援担当
• 児童手当に関すること
• 児童扶養手当及び特別児童扶養手当の認定・支給に関すること
• ひとり親家庭への支援に関すること
施設運営・人材確
保担当
• 保育所運営費に関すること
• 保育士試験及び登録事務に関すること
• 保育人材の確保・定着に関すること
施設整備・指導担
当
• 保育所・幼保連携型認定こども園を設置する社会福祉法人の認可等に関すること
• 保育所・認定こども園設置認可に関すること
• 保育所・認定こども園の整備に関すること
保育所など子育
てしやすい環境
づくりや、子ど
もの貧困問題に
取り組む

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県庁に「福祉部」その中に「少子政策課」「子ども安全課」がある。
子
ど
も
安
全
課
の
担
当
業
務
担当担当業務
総務・児童相談担当
児童虐待の防止等に関する
法律の施行に関すること
養護担当
児童福祉施設を運営する法人
の認可等に関すること
児童権利擁護担当子供の権利擁護に関すること
皆さんが聞いたことのある、
「児童相談所」や「児童養護施設」
の設置や運営に関わる
イラスト東京新聞Ｗｅｂサイト https://sukusuku.tokyo-np.co.jp/support/18615/

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【児童相談所とは？】
児童相談所は、県（政令市）の相
談機関として、子どもについての
様々な相談に応じ、それぞれの問
題解決に必要な指導援助を提供す
るところ。
相談と指導には、専門の職員（福
祉・心理・医学）があたる。
埼玉県設置が7か所（中央・南・
川越・所沢・熊谷・越谷・草加）、
政令指定都市であるさいたま市設
置が２か所（同じ建物に２か所）。
一時保護所の併設が多い。
イラスト東京新聞Ｗｅｂサイト https://sukusuku.tokyo-np.co.jp/support/18615/
「児童相談所」は都道府県と大規模
な市・区が設置・運営するもの

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①政府・自治体【市町村】例）熊谷市
熊谷市役所に、福祉部があり、その中に「子ども課」と「保育課」がある。
子
ど
も
課
の
担
当
業
務
係担当業務
給付係
• 中学校修了まで支給される児童手当や、主
にひとり親家庭を対象に支給される児童扶
養手当などの給付。
• 高等学校修了前の児童や、ひとり親家庭等
の児童・その保護者を対象の医療費助成。
相談支援係
• 児童虐待対応や子育て等の相談業務。
• 子ども会等子ども関連団体の活動支援
• 家庭児童相談室や少年補導センターを設置。
「市町村」は、
身近な相談機関
としての役割と、
金銭的給付・保
育などの直接的
なサービスを行
う役割がある

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①政府・自治体【市町村】例）熊谷市
熊谷市役所に、福祉部があり、その中に「子ども課」と「保育課」がある。
【そのほかに】
母子保健の部署では、妊産婦のケアや子どもの健康診断、発達支援を実施
障害福祉の部署では、障害児への支援を実施
教育委員会では、学校教育を通じた支援が必要な子供の支援を実施
保
育
課
の
担
当
業
務
係担当業務
管理係
• 民間保育所への運営費支給
• 民間保育所が適正に運営されているか監査。
保育係
• 公立保育所の運営
• 入所希望者の受付、入所決定、保育料の決定。
学童保育係
• 公立の放課後学童保育希望者の受付
• 入室決定、保育料の決定
保育などの直接的
なサービスを行う
役割とともに、民
間（営利・非営
利）が行うサービ
スの支援や監督を
行う役割がある。

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②非営利・ボランタリー組織
• 様々な児童福祉や家庭支援を行っている施
設は、非営利法人（社会福祉法人やＮＰＯ
法人など）が行っている場合も多い。
• 地域には様々な子育てに関わる団体があり、
力を持ち寄りながら、子ども家庭支援の取
り組みをしている人々がいる。
http://numanumanu-ma.jugem.jp/
ＮＰＯ法人子育て支援さくらっこ
https://kosodate-sakurakko.com/

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③市場（営利企業）
• 自治体からの「委託」や支援を受けて、ま
た利用者からサービスに見合った利用料を
徴収して、営利企業（会社）として子育て
支援サービスを運営。
• 企業の社会貢献活動（ＣＳＲ）として、子
育てしやすい社会のために活動する会社も。

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④家族・コミュニティ
• 家族の役割は大事。しかし、その役割を果たす
ことが困難な家庭がある。
• 隣り近所で、子どもや家庭を支えることも大切。
しかし、この20年あまりで、急激に人々同士の
関わり合いは減少している。
• 公園の張り紙の例。子どもはどこで遊べば？⇒
• 家族・コミュニティの大切な役割を確認しつつ
も、その役割が果たせない場合の支援、役割が
果たせるような支援、そして環境づくりが必要。

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社会福祉実践の3層構造
臨床（ミクロ）
運営管理（メゾ）
政策（マクロ）
個別ニーズの把握個別支援実践
事
業
所
自
治
体
国
個別ニーズの
集合的把握
支援の組織化
による実践
集合的ニーズ
の政策的把握
政策・計画
による実践
～地域社会に暮らす様々な人々～
個別ニーズの
政策的把握

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臨床（ミクロ）実践
•個別ニーズの把握
•個別支援実践

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子ども・家庭領域の臨床（ミクロ）実践
【個別ニーズの把握】
子ども・家庭からの相談、地域からの相談や通報
保育所・学童保育・学校・児童委員等による把握
市町村子育て支援部署・母子保健部署でのニーズ
の把握・集約
都道府県児童相談所等専門機関での把握・集約
【個別支援実践】
ニーズに基づいた相談援助
ニーズに基づいた適切な制度利用・サービス利用
支援
支援の限界・課題の把握とメゾ・マクロへの送致

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運営管理（メゾ）
•個別ニーズの
集合的把握
•支援の組織化による実践

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子ども・家庭領域の運営管理（メゾ）実践
【個別ニーズの集合的把握】（例示）
10代や若年の妊娠・出産が増えてきた
〇〇地区では所得が少なく養育困難な家庭が増加
休校が続き子育てにストレスを抱えた親が増加
〇〇という制度を使っているが課題が多い
【支援の組織化による実践】
地域を巻き込んで性教育の企画を立案・実施
自治会・商店街とっしょに子育て世帯の現状把握と支援策を検討。
保育所の保護者会や学校のＰＴＡと共に現状把握と支援策を検討。
子ども食堂やフードパントリーを企画・実施・支援
「要保護児童対策地域協議会」等で協議し、継続的に情報把握と共有。
ボランティアの育成や調整による子ども・子育て世代への支援活動の企画実施。
〇〇制度利用者の課題を調査、マクロ実践への送致

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地域の人々と共に
子ども・子育て世
代を支援（例）

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政策（マクロ）実践
•集合的ニーズの
政策的把握
•政策・計画による実践

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子ども・家庭領域の政策（マクロ）実践
【集合的ニーズの政策的把握】
（計画策定のために）市内の親・子へアンケート調査
サービス提供事業所の報告資料・調査資料の分析
制度利用実績の統計数値や内容の傾向などを分析
【政策・計画による実践】
子ども子育て支援計画の策定と評価
子ども子育て支援会議において政策内容の評価と改善点の
審議
自治体内での合意の取り付け・議会での審議・議決

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地域福祉の基本的枠組み
（生活課題を解決する「仕組み」と「取り組み」）
テキストＰ23 図序-9 地域福祉の基本的枠組み
【仕組みとしての地域福祉】
 地域で生活する人々の多種多様な生活課
題を解決するための政策、法律、社会シ
ステムなど
【取り組みとしての地域福祉】
 地域で生活する人々の多種多様な生活課
題を解決するための実践（個人・集団・
地域の活動）
【生活課題の解決】
〇個人で解決する
〇地域住民相互で解決する
〇公的機関の支援

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本日のまとめ
子ども家庭分野の課題について
①地域課題を直視し、共感的／構造的に考える
②主体と役割を認識する
③方法を理解し力を得ることについて示した
これらの「具体的取り組み」と「仕組みづくり」
が、子ども家庭分野の地域福祉実践である。

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Notes de l'éditeur