SlideShare une entreprise Scribd logo
1  sur  18
マルチタッチパネルの作成方
      法
       簡単に作れる
    マルチタッチパネルの作り方
参考文献:「赤外線を用いたマルチタッチシステムの製作」永野 直ら(2009
タッチパネルの作成方法簡易説
       明
• マルチタッチパネルの作成は大きく3つの工
  程に分けられる
1 FTIR方式のタッチパネルの作成
2 touch lib(タッチリブ)を使用して座標データの
受信
3 multi touch vista(マルチタッチビスタ)を介して、
座標データをタッチパネルのデータとして扱う
FTIR方式タッチパネル
• 作成に必要なもの
  アクリル板 使用したサイズ:650×545×3
  赤外線LEDリボン 5m
  やすり 1000 800 400 2
  00
  研磨剤
  ウェブカメラ
  赤外線透過フィルター
• FTIR方式とは、アクリル板と赤外線の全反
  射の性質を利用したマルチタッチ認証方
FTIR方式タッチパネル
• カメラのレンズの中にある赤外線除去フィルターを外して、赤
  外線透過フィルターを取り付ける。
  これで赤外線が見えるようになる
• アクリル板の両側面をやすりと研磨剤を使用してつるつるにす
  る
  赤外線を照射したときにきれいに通るように
• つるつるにした部分に赤外線LEDリボンをテープなどで張り付け
  る
• LEDリボンに乾電池などから電気を通すと、赤外線がアクリル板
  内に照射される
  カメラや設定によってはこの状態で赤外線がアクリル板から出
  ているのがわかる
• アクリル板の下にカメラを設置し、アクリル板をカメラの反対
  側からタッチすると、カメラでタッチしたところが白くなるこ
Touch lib
• 必要なもの
  公式サイト http://nuigroup.com/touchlib/
  サイトからtouch libをダウンロード
• Touch libは先ほど説明したタッチパネルの
  白いポイントとなった部分を座標上の
  データとして取得する
Touch lib
• ファイルをダウンロードすると以下のようになっている




• Config.batを起動する
Touch lib
• 設定をしOKを押すと6つのウィンドウが出て
  くる
Touch lib
• タッチすると触れた部分だけ赤外線が乱反射
  し、赤外線カメラを通すと白いポイントとな
  る
Touch lib
• Brightness、contrastの2つの値をうまく調節し、
  levelで白黒の具合を調整することでタッチした
  時にうまく白いポイントで拾うことができる
  むしろ、この調節をしないとうまくいかないと
  思う
• ディスプレイのサイズを測るためにキャリブ
  レーションという設定が必要不可欠である。画
  面上の20点をタッチするだけでプログラムが
  ディスプレイのサイズを計測してくれる。
  キャリブレーションの設定方法は1度Enterキー
  を押して画面がタッチした値を検出するモード
  になるので、その状態で C を押すとキャリ
  ブレーションを行うことができる。
Touch lib
• キャリブレーションを間違えた場合は R
  を押すことで1つ前に戻ることができる
• 値を検出するモードになるとバツボタンなど
  が消えてしまい閉じることができないので、
  Escボタンで終了しよう。
Touch lib
• 白くなったポインタはX、Y、Areaの値として取得さ
  れる
Multi touch vista
• 必要なもの
  公式サイト:http://multitouchvista.codeplex.com/
  サイトからMulti touch vistaをダウンロード
• 疑似的なドライバを実行する特殊な操作のため、
  「Multi-Touch Vista」を起動する過程で、一時的にマウ
  ス操作ができない瞬間がある。そのときにはキーボー
  ドを使用した画面操作が必要になる。[Alt]+[Tab]
  によるウィンドウ切り替え、[Tab]キー、矢印キー、
  [Enter]キーによるアプリの基本的な操作ができるこ
  とを確認のうえ、以下を参照してください。
• 以後の説明は参考サイトから引用したものである
  参考サイト:
  http://www.atmarkit.co.jp/fsmart/articles/multitouch01/02.
Multi touch vista
•    「Driver」フォルダには使用OSが32ビットも
    しくは64ビットに応じて「x32」「x64」フォ
    ルダがあるので、環境にあったフォルダの
    「Install driver.cmd」を管理者権限で実行する
    と、ドライバのインストール行われる。
    Windows 7がタッチデバイスの接続を認識する
    と、タスクバーの右端の「デスクトップの表
    示」ボタンが通常よりも幅が広くなります。

              上が通常
              下がインストール後
Multi touch vista
• 次にサービスコンソール、ドライバコン
  ソールの順に起動する
  「Multitouch.Service.Console.exe」
  「Multitouch.Driver.Console.exe」の2つを起動
  すると、カーソルの他に赤い丸のカーソル
  が現れる。この状態では、赤い丸のカーソ
  ルは独立して操作できない。ここからさら
  に「Multitouch.Configuration.WPF.exe」を実行
  する。
Multi touch vista




• この設定画面が表示されたら、[Configure Device]
  をクリックすると、さらに小さなウィンドウが表示
  される。




• [Block native windows mouse…]のチェックボッ
  クスにチェックをして、[OK]ボタンをクリッ
Multi touch vista
• 以上で設定は完了。この状態でマウスクリック
  すると、赤い丸のカーソルに、以下のような波
  紋が表示される。これはタブレットPCやタッチ
  パネルで画面をクリックしたときと同じ挙動な
  ので、Windows 7がタッチ入力として認識をして
  いることが分かる。




• この時点でタッチ操作と見なされ、マウスの右
  クリックやスクロールホイールは動作しなくな
  るので、注意が必要。
おわりに
• FTIR方式のタッチパネル作成、タッチリブの使用、マルチ
  タッチビスタの使用、以上3点を行うことで基本的にはタッ
  チパネルとして動作することになる。
• このやり方でタッチパネルが動作しない場合の問題点は特定
  できないが、私たちが発見した問題点を挙げていく
 赤外線漏れ
  タッチする前から袖や腕に赤外線が反射してしまう
  この場合はアルミ箔など赤外線を遮断する薄いものを縁に巻
  きつけることにより、赤外線漏れを抑えることができた
 キャリブレートミス
  うまくキャリブレーションができていない。再設定しよう
 周囲が暗すぎる、明るすぎる
  周囲が蛍光灯など赤外線を発行するものによって明るすぎる
  と、袖などが赤外線に反射してしまいうまくいかないことが
  ある。
 逆に暗すぎると、brightness値を最小まで低くして暗くしても、
  赤外線が多すぎて白い所が多くなってしまうことがある。
専修大学 ネットワーク情報学部 山下プロジェクト2012
これは、参考文献を基に「プロジェクト」の授業の中で作成したものの制作過程を
まとめたものです。
何かございまさいたら以下のアドレスにご連絡ださい。
ne220035@senshu-u.jp (代表:西森 剛 宛)

Contenu connexe

Tendances

【Unite 2017 Tokyo】ScriptableObjectを使ってプログラマーもアーティストも幸せになろう
【Unite 2017 Tokyo】ScriptableObjectを使ってプログラマーもアーティストも幸せになろう【Unite 2017 Tokyo】ScriptableObjectを使ってプログラマーもアーティストも幸せになろう
【Unite 2017 Tokyo】ScriptableObjectを使ってプログラマーもアーティストも幸せになろうUnity Technologies Japan K.K.
 
【Unity道場 2017】PlayMakerによる初めてのUnityプログラミング
【Unity道場 2017】PlayMakerによる初めてのUnityプログラミング【Unity道場 2017】PlayMakerによる初めてのUnityプログラミング
【Unity道場 2017】PlayMakerによる初めてのUnityプログラミングUnity Technologies Japan K.K.
 
【Unite Tokyo 2018 Training Day】ProBuilderで学ぶレベルデザイン レベルデザインについて
【Unite Tokyo 2018 Training Day】ProBuilderで学ぶレベルデザイン レベルデザインについて【Unite Tokyo 2018 Training Day】ProBuilderで学ぶレベルデザイン レベルデザインについて
【Unite Tokyo 2018 Training Day】ProBuilderで学ぶレベルデザイン レベルデザインについてUnity Technologies Japan K.K.
 
Unityでオニオンアーキテクチャ
UnityでオニオンアーキテクチャUnityでオニオンアーキテクチャ
Unityでオニオンアーキテクチャtorisoup
 
50分でわかるブループリントについて
50分でわかるブループリントについて50分でわかるブループリントについて
50分でわかるブループリントについてMasahiko Nakamura
 
Jenkinsを使ったコンシューマゲームでのデプロイとテスト
Jenkinsを使ったコンシューマゲームでのデプロイとテストJenkinsを使ったコンシューマゲームでのデプロイとテスト
Jenkinsを使ったコンシューマゲームでのデプロイとテストHiroyuki Tanaka
 
RPGにおけるイベント駆動型の設計と実装
RPGにおけるイベント駆動型の設計と実装RPGにおけるイベント駆動型の設計と実装
RPGにおけるイベント駆動型の設計と実装Koji Morikawa
 
Apache 2.4 新機能 “SSL編”
Apache 2.4 新機能 “SSL編”Apache 2.4 新機能 “SSL編”
Apache 2.4 新機能 “SSL編”Ryosuke Yamazaki
 
Barry開発へのこだわり
Barry開発へのこだわりBarry開発へのこだわり
Barry開発へのこだわりIIJ
 
リアルタイムリモートデバッグ環境によるゲーム開発イテレーションの高速化【DeNA TechCon 2020 ライブ配信】
リアルタイムリモートデバッグ環境によるゲーム開発イテレーションの高速化【DeNA TechCon 2020 ライブ配信】リアルタイムリモートデバッグ環境によるゲーム開発イテレーションの高速化【DeNA TechCon 2020 ライブ配信】
リアルタイムリモートデバッグ環境によるゲーム開発イテレーションの高速化【DeNA TechCon 2020 ライブ配信】DeNA
 
Substance Designer の使い方事例
Substance Designer の使い方事例Substance Designer の使い方事例
Substance Designer の使い方事例poko ponmaru
 
IL2CPPに関する軽い話
IL2CPPに関する軽い話IL2CPPに関する軽い話
IL2CPPに関する軽い話Wooram Yang
 
リアルタイムコマンドバトルのゲームで PlayFab を使ってみた
リアルタイムコマンドバトルのゲームで PlayFab を使ってみたリアルタイムコマンドバトルのゲームで PlayFab を使ってみた
リアルタイムコマンドバトルのゲームで PlayFab を使ってみたYutoNishine
 
UnityでUI開発を高速化した件
UnityでUI開発を高速化した件UnityでUI開発を高速化した件
UnityでUI開発を高速化した件Grenge, Inc.
 
ゲーム開発とデザインパターン
ゲーム開発とデザインパターンゲーム開発とデザインパターン
ゲーム開発とデザインパターンTakashi Komada
 
ゲームをおもしろくする技術 「ゲームとお笑い」
ゲームをおもしろくする技術 「ゲームとお笑い」ゲームをおもしろくする技術 「ゲームとお笑い」
ゲームをおもしろくする技術 「ゲームとお笑い」Kouji Ohno
 
【Unite Tokyo 2019】「禍つヴァールハイト」Timelineだから可能だった!モバイルに最適化されたリアルタイム3D演出!
【Unite Tokyo 2019】「禍つヴァールハイト」Timelineだから可能だった!モバイルに最適化されたリアルタイム3D演出!【Unite Tokyo 2019】「禍つヴァールハイト」Timelineだから可能だった!モバイルに最適化されたリアルタイム3D演出!
【Unite Tokyo 2019】「禍つヴァールハイト」Timelineだから可能だった!モバイルに最適化されたリアルタイム3D演出!UnityTechnologiesJapan002
 
インセプションデッキ: やらないことリストと トレードオフスライダーをやってる話
インセプションデッキ:やらないことリストとトレードオフスライダーをやってる話インセプションデッキ:やらないことリストとトレードオフスライダーをやってる話
インセプションデッキ: やらないことリストと トレードオフスライダーをやってる話Nobuhiro Yoshitake
 

Tendances (20)

【Unite 2017 Tokyo】ScriptableObjectを使ってプログラマーもアーティストも幸せになろう
【Unite 2017 Tokyo】ScriptableObjectを使ってプログラマーもアーティストも幸せになろう【Unite 2017 Tokyo】ScriptableObjectを使ってプログラマーもアーティストも幸せになろう
【Unite 2017 Tokyo】ScriptableObjectを使ってプログラマーもアーティストも幸せになろう
 
【Unity道場 2017】PlayMakerによる初めてのUnityプログラミング
【Unity道場 2017】PlayMakerによる初めてのUnityプログラミング【Unity道場 2017】PlayMakerによる初めてのUnityプログラミング
【Unity道場 2017】PlayMakerによる初めてのUnityプログラミング
 
【Unite Tokyo 2018 Training Day】ProBuilderで学ぶレベルデザイン レベルデザインについて
【Unite Tokyo 2018 Training Day】ProBuilderで学ぶレベルデザイン レベルデザインについて【Unite Tokyo 2018 Training Day】ProBuilderで学ぶレベルデザイン レベルデザインについて
【Unite Tokyo 2018 Training Day】ProBuilderで学ぶレベルデザイン レベルデザインについて
 
Unityでオニオンアーキテクチャ
UnityでオニオンアーキテクチャUnityでオニオンアーキテクチャ
Unityでオニオンアーキテクチャ
 
50分でわかるブループリントについて
50分でわかるブループリントについて50分でわかるブループリントについて
50分でわかるブループリントについて
 
Jenkinsを使ったコンシューマゲームでのデプロイとテスト
Jenkinsを使ったコンシューマゲームでのデプロイとテストJenkinsを使ったコンシューマゲームでのデプロイとテスト
Jenkinsを使ったコンシューマゲームでのデプロイとテスト
 
実行速度の最適化のあれこれ プラス おまけ
実行速度の最適化のあれこれ プラス おまけ  実行速度の最適化のあれこれ プラス おまけ
実行速度の最適化のあれこれ プラス おまけ
 
RPGにおけるイベント駆動型の設計と実装
RPGにおけるイベント駆動型の設計と実装RPGにおけるイベント駆動型の設計と実装
RPGにおけるイベント駆動型の設計と実装
 
猫でも分かる UE4の新しいサンプル「Action RPG」について
猫でも分かる UE4の新しいサンプル「Action RPG」について猫でも分かる UE4の新しいサンプル「Action RPG」について
猫でも分かる UE4の新しいサンプル「Action RPG」について
 
Apache 2.4 新機能 “SSL編”
Apache 2.4 新機能 “SSL編”Apache 2.4 新機能 “SSL編”
Apache 2.4 新機能 “SSL編”
 
Barry開発へのこだわり
Barry開発へのこだわりBarry開発へのこだわり
Barry開発へのこだわり
 
リアルタイムリモートデバッグ環境によるゲーム開発イテレーションの高速化【DeNA TechCon 2020 ライブ配信】
リアルタイムリモートデバッグ環境によるゲーム開発イテレーションの高速化【DeNA TechCon 2020 ライブ配信】リアルタイムリモートデバッグ環境によるゲーム開発イテレーションの高速化【DeNA TechCon 2020 ライブ配信】
リアルタイムリモートデバッグ環境によるゲーム開発イテレーションの高速化【DeNA TechCon 2020 ライブ配信】
 
Substance Designer の使い方事例
Substance Designer の使い方事例Substance Designer の使い方事例
Substance Designer の使い方事例
 
IL2CPPに関する軽い話
IL2CPPに関する軽い話IL2CPPに関する軽い話
IL2CPPに関する軽い話
 
リアルタイムコマンドバトルのゲームで PlayFab を使ってみた
リアルタイムコマンドバトルのゲームで PlayFab を使ってみたリアルタイムコマンドバトルのゲームで PlayFab を使ってみた
リアルタイムコマンドバトルのゲームで PlayFab を使ってみた
 
UnityでUI開発を高速化した件
UnityでUI開発を高速化した件UnityでUI開発を高速化した件
UnityでUI開発を高速化した件
 
ゲーム開発とデザインパターン
ゲーム開発とデザインパターンゲーム開発とデザインパターン
ゲーム開発とデザインパターン
 
ゲームをおもしろくする技術 「ゲームとお笑い」
ゲームをおもしろくする技術 「ゲームとお笑い」ゲームをおもしろくする技術 「ゲームとお笑い」
ゲームをおもしろくする技術 「ゲームとお笑い」
 
【Unite Tokyo 2019】「禍つヴァールハイト」Timelineだから可能だった!モバイルに最適化されたリアルタイム3D演出!
【Unite Tokyo 2019】「禍つヴァールハイト」Timelineだから可能だった!モバイルに最適化されたリアルタイム3D演出!【Unite Tokyo 2019】「禍つヴァールハイト」Timelineだから可能だった!モバイルに最適化されたリアルタイム3D演出!
【Unite Tokyo 2019】「禍つヴァールハイト」Timelineだから可能だった!モバイルに最適化されたリアルタイム3D演出!
 
インセプションデッキ: やらないことリストと トレードオフスライダーをやってる話
インセプションデッキ:やらないことリストとトレードオフスライダーをやってる話インセプションデッキ:やらないことリストとトレードオフスライダーをやってる話
インセプションデッキ: やらないことリストと トレードオフスライダーをやってる話
 

En vedette

タッチレス・インタラクティブ機能
タッチレス・インタラクティブ機能タッチレス・インタラクティブ機能
タッチレス・インタラクティブ機能LM3LABS
 
〈ベトナムお宅訪問〉 5人部屋の寮に住む女子大生のお宅訪問
〈ベトナムお宅訪問〉 5人部屋の寮に住む女子大生のお宅訪問〈ベトナムお宅訪問〉 5人部屋の寮に住む女子大生のお宅訪問
〈ベトナムお宅訪問〉 5人部屋の寮に住む女子大生のお宅訪問Q&Me Vietnam Market Research
 
Beatroboでのハードウェアプロトタイピング
BeatroboでのハードウェアプロトタイピングBeatroboでのハードウェアプロトタイピング
BeatroboでのハードウェアプロトタイピングHideyuki TAKEI
 
Biogas plant project
Biogas plant projectBiogas plant project
Biogas plant projectTulika Ghosh
 
Biogas final project proposal submitted
Biogas final project proposal  submittedBiogas final project proposal  submitted
Biogas final project proposal submittedAdane Nega
 
ビジネスと社会貢献!世界を変えるビジネスモデルの描き方【課題発見編】 先生:橋本博司先生
ビジネスと社会貢献!世界を変えるビジネスモデルの描き方【課題発見編】 先生:橋本博司先生ビジネスと社会貢献!世界を変えるビジネスモデルの描き方【課題発見編】 先生:橋本博司先生
ビジネスと社会貢献!世界を変えるビジネスモデルの描き方【課題発見編】 先生:橋本博司先生schoowebcampus
 

En vedette (7)

タッチレス・インタラクティブ機能
タッチレス・インタラクティブ機能タッチレス・インタラクティブ機能
タッチレス・インタラクティブ機能
 
〈ベトナムお宅訪問〉 5人部屋の寮に住む女子大生のお宅訪問
〈ベトナムお宅訪問〉 5人部屋の寮に住む女子大生のお宅訪問〈ベトナムお宅訪問〉 5人部屋の寮に住む女子大生のお宅訪問
〈ベトナムお宅訪問〉 5人部屋の寮に住む女子大生のお宅訪問
 
AUTOMATION of BIOMASS BOILER
AUTOMATION of BIOMASS BOILERAUTOMATION of BIOMASS BOILER
AUTOMATION of BIOMASS BOILER
 
Beatroboでのハードウェアプロトタイピング
BeatroboでのハードウェアプロトタイピングBeatroboでのハードウェアプロトタイピング
Beatroboでのハードウェアプロトタイピング
 
Biogas plant project
Biogas plant projectBiogas plant project
Biogas plant project
 
Biogas final project proposal submitted
Biogas final project proposal  submittedBiogas final project proposal  submitted
Biogas final project proposal submitted
 
ビジネスと社会貢献!世界を変えるビジネスモデルの描き方【課題発見編】 先生:橋本博司先生
ビジネスと社会貢献!世界を変えるビジネスモデルの描き方【課題発見編】 先生:橋本博司先生ビジネスと社会貢献!世界を変えるビジネスモデルの描き方【課題発見編】 先生:橋本博司先生
ビジネスと社会貢献!世界を変えるビジネスモデルの描き方【課題発見編】 先生:橋本博司先生
 

Similaire à 手作りマルチタッチパネル作成方法まとめ

さくらのクラウドを使ってみよう
さくらのクラウドを使ってみようさくらのクラウドを使ってみよう
さくらのクラウドを使ってみよう法林浩之
 
20101111 Tech 05 Exchange Online/OCS および Live Meetingの展開計画と実装
20101111 Tech 05 Exchange Online/OCS および Live Meetingの展開計画と実装20101111 Tech 05 Exchange Online/OCS および Live Meetingの展開計画と実装
20101111 Tech 05 Exchange Online/OCS および Live Meetingの展開計画と実装kumo2010
 
Tizen の未来と可能性
Tizen の未来と可能性Tizen の未来と可能性
Tizen の未来と可能性Naruto TAKAHASHI
 
さくらのIoT Platformを使ってみよう ~OSC大阪編~
さくらのIoT Platformを使ってみよう ~OSC大阪編~さくらのIoT Platformを使ってみよう ~OSC大阪編~
さくらのIoT Platformを使ってみよう ~OSC大阪編~法林浩之
 
IoTの始め方~.NET Micro Framework編
IoTの始め方~.NET Micro Framework編IoTの始め方~.NET Micro Framework編
IoTの始め方~.NET Micro Framework編Nobuaki Aoki
 
Windows8のクライアントHyper-V入門(.NETラボ勉強会 2013/6/22 日本マイクロソフト)
Windows8のクライアントHyper-V入門(.NETラボ勉強会 2013/6/22 日本マイクロソフト)Windows8のクライアントHyper-V入門(.NETラボ勉強会 2013/6/22 日本マイクロソフト)
Windows8のクライアントHyper-V入門(.NETラボ勉強会 2013/6/22 日本マイクロソフト)Tomokazu Kizawa
 
.NET 6 時代のデスクトップ アプリケーション開発
.NET 6 時代のデスクトップ アプリケーション開発.NET 6 時代のデスクトップ アプリケーション開発
.NET 6 時代のデスクトップ アプリケーション開発Fujio Kojima
 
ここが変わったTizen sdk2.0alpha
ここが変わったTizen sdk2.0alphaここが変わったTizen sdk2.0alpha
ここが変わったTizen sdk2.0alphaHiroshi Sakate
 
簡便な大型幅広デジタルサイネージシステムとその自動運用システム
簡便な大型幅広デジタルサイネージシステムとその自動運用システム簡便な大型幅広デジタルサイネージシステムとその自動運用システム
簡便な大型幅広デジタルサイネージシステムとその自動運用システムTakashi Yamanoue
 
BitVisor Summit 3 「BitVisorの現状と今後」
BitVisor Summit 3 「BitVisorの現状と今後」BitVisor Summit 3 「BitVisorの現状と今後」
BitVisor Summit 3 「BitVisorの現状と今後」Takahiro Shinagawa
 
AWS IoT EduKit ワークショップのご紹介
AWS IoT EduKit ワークショップのご紹介AWS IoT EduKit ワークショップのご紹介
AWS IoT EduKit ワークショップのご紹介Yukinobu Mine
 
Exploring the x64
Exploring the x64Exploring the x64
Exploring the x64FFRI, Inc.
 
スマートフォンブラウザ不具合特集
スマートフォンブラウザ不具合特集スマートフォンブラウザ不具合特集
スマートフォンブラウザ不具合特集Hiroaki Wakamatsu
 
SICE 2020 Rtm tutorial 2_online_en
SICE 2020 Rtm tutorial 2_online_enSICE 2020 Rtm tutorial 2_online_en
SICE 2020 Rtm tutorial 2_online_enopenrtm
 
mbedとwindows 8.1
mbedとwindows 8.1mbedとwindows 8.1
mbedとwindows 8.1Nobuaki Aoki
 

Similaire à 手作りマルチタッチパネル作成方法まとめ (20)

Ppt touya g
Ppt touya gPpt touya g
Ppt touya g
 
Ppt touya g
Ppt touya gPpt touya g
Ppt touya g
 
さくらのクラウドを使ってみよう
さくらのクラウドを使ってみようさくらのクラウドを使ってみよう
さくらのクラウドを使ってみよう
 
20101111 Tech 05 Exchange Online/OCS および Live Meetingの展開計画と実装
20101111 Tech 05 Exchange Online/OCS および Live Meetingの展開計画と実装20101111 Tech 05 Exchange Online/OCS および Live Meetingの展開計画と実装
20101111 Tech 05 Exchange Online/OCS および Live Meetingの展開計画と実装
 
Tizen の未来と可能性
Tizen の未来と可能性Tizen の未来と可能性
Tizen の未来と可能性
 
さくらのIoT Platformを使ってみよう ~OSC大阪編~
さくらのIoT Platformを使ってみよう ~OSC大阪編~さくらのIoT Platformを使ってみよう ~OSC大阪編~
さくらのIoT Platformを使ってみよう ~OSC大阪編~
 
お客様が望んでいるモダンデスクトップアプリとは?/傾向と対策 Part1
お客様が望んでいるモダンデスクトップアプリとは?/傾向と対策 Part1お客様が望んでいるモダンデスクトップアプリとは?/傾向と対策 Part1
お客様が望んでいるモダンデスクトップアプリとは?/傾向と対策 Part1
 
IoTの始め方~.NET Micro Framework編
IoTの始め方~.NET Micro Framework編IoTの始め方~.NET Micro Framework編
IoTの始め方~.NET Micro Framework編
 
Windows8のクライアントHyper-V入門(.NETラボ勉強会 2013/6/22 日本マイクロソフト)
Windows8のクライアントHyper-V入門(.NETラボ勉強会 2013/6/22 日本マイクロソフト)Windows8のクライアントHyper-V入門(.NETラボ勉強会 2013/6/22 日本マイクロソフト)
Windows8のクライアントHyper-V入門(.NETラボ勉強会 2013/6/22 日本マイクロソフト)
 
.NET 6 時代のデスクトップ アプリケーション開発
.NET 6 時代のデスクトップ アプリケーション開発.NET 6 時代のデスクトップ アプリケーション開発
.NET 6 時代のデスクトップ アプリケーション開発
 
ここが変わったTizen sdk2.0alpha
ここが変わったTizen sdk2.0alphaここが変わったTizen sdk2.0alpha
ここが変わったTizen sdk2.0alpha
 
簡便な大型幅広デジタルサイネージシステムとその自動運用システム
簡便な大型幅広デジタルサイネージシステムとその自動運用システム簡便な大型幅広デジタルサイネージシステムとその自動運用システム
簡便な大型幅広デジタルサイネージシステムとその自動運用システム
 
BitVisor Summit 3 「BitVisorの現状と今後」
BitVisor Summit 3 「BitVisorの現状と今後」BitVisor Summit 3 「BitVisorの現状と今後」
BitVisor Summit 3 「BitVisorの現状と今後」
 
AWS IoT EduKit ワークショップのご紹介
AWS IoT EduKit ワークショップのご紹介AWS IoT EduKit ワークショップのご紹介
AWS IoT EduKit ワークショップのご紹介
 
Exploring the x64
Exploring the x64Exploring the x64
Exploring the x64
 
2013 Ignite UI 最新情報 in 岡山
2013 Ignite UI 最新情報 in 岡山2013 Ignite UI 最新情報 in 岡山
2013 Ignite UI 最新情報 in 岡山
 
スマートフォンブラウザ不具合特集
スマートフォンブラウザ不具合特集スマートフォンブラウザ不具合特集
スマートフォンブラウザ不具合特集
 
SICE 2020 Rtm tutorial 2_online_en
SICE 2020 Rtm tutorial 2_online_enSICE 2020 Rtm tutorial 2_online_en
SICE 2020 Rtm tutorial 2_online_en
 
mbedとwindows 8.1
mbedとwindows 8.1mbedとwindows 8.1
mbedとwindows 8.1
 
F1 64 デモ
F1 64 デモF1 64 デモ
F1 64 デモ
 

手作りマルチタッチパネル作成方法まとめ

  • 1. マルチタッチパネルの作成方 法 簡単に作れる マルチタッチパネルの作り方 参考文献:「赤外線を用いたマルチタッチシステムの製作」永野 直ら(2009
  • 2. タッチパネルの作成方法簡易説 明 • マルチタッチパネルの作成は大きく3つの工 程に分けられる 1 FTIR方式のタッチパネルの作成 2 touch lib(タッチリブ)を使用して座標データの 受信 3 multi touch vista(マルチタッチビスタ)を介して、 座標データをタッチパネルのデータとして扱う
  • 3. FTIR方式タッチパネル • 作成に必要なもの アクリル板 使用したサイズ:650×545×3 赤外線LEDリボン 5m やすり 1000 800 400 2 00 研磨剤 ウェブカメラ 赤外線透過フィルター • FTIR方式とは、アクリル板と赤外線の全反 射の性質を利用したマルチタッチ認証方
  • 4. FTIR方式タッチパネル • カメラのレンズの中にある赤外線除去フィルターを外して、赤 外線透過フィルターを取り付ける。 これで赤外線が見えるようになる • アクリル板の両側面をやすりと研磨剤を使用してつるつるにす る 赤外線を照射したときにきれいに通るように • つるつるにした部分に赤外線LEDリボンをテープなどで張り付け る • LEDリボンに乾電池などから電気を通すと、赤外線がアクリル板 内に照射される カメラや設定によってはこの状態で赤外線がアクリル板から出 ているのがわかる • アクリル板の下にカメラを設置し、アクリル板をカメラの反対 側からタッチすると、カメラでタッチしたところが白くなるこ
  • 5. Touch lib • 必要なもの 公式サイト http://nuigroup.com/touchlib/ サイトからtouch libをダウンロード • Touch libは先ほど説明したタッチパネルの 白いポイントとなった部分を座標上の データとして取得する
  • 8. Touch lib • タッチすると触れた部分だけ赤外線が乱反射 し、赤外線カメラを通すと白いポイントとな る
  • 9. Touch lib • Brightness、contrastの2つの値をうまく調節し、 levelで白黒の具合を調整することでタッチした 時にうまく白いポイントで拾うことができる むしろ、この調節をしないとうまくいかないと 思う • ディスプレイのサイズを測るためにキャリブ レーションという設定が必要不可欠である。画 面上の20点をタッチするだけでプログラムが ディスプレイのサイズを計測してくれる。 キャリブレーションの設定方法は1度Enterキー を押して画面がタッチした値を検出するモード になるので、その状態で C を押すとキャリ ブレーションを行うことができる。
  • 10. Touch lib • キャリブレーションを間違えた場合は R を押すことで1つ前に戻ることができる • 値を検出するモードになるとバツボタンなど が消えてしまい閉じることができないので、 Escボタンで終了しよう。
  • 12. Multi touch vista • 必要なもの 公式サイト:http://multitouchvista.codeplex.com/ サイトからMulti touch vistaをダウンロード • 疑似的なドライバを実行する特殊な操作のため、 「Multi-Touch Vista」を起動する過程で、一時的にマウ ス操作ができない瞬間がある。そのときにはキーボー ドを使用した画面操作が必要になる。[Alt]+[Tab] によるウィンドウ切り替え、[Tab]キー、矢印キー、 [Enter]キーによるアプリの基本的な操作ができるこ とを確認のうえ、以下を参照してください。 • 以後の説明は参考サイトから引用したものである 参考サイト: http://www.atmarkit.co.jp/fsmart/articles/multitouch01/02.
  • 13. Multi touch vista • 「Driver」フォルダには使用OSが32ビットも しくは64ビットに応じて「x32」「x64」フォ ルダがあるので、環境にあったフォルダの 「Install driver.cmd」を管理者権限で実行する と、ドライバのインストール行われる。 Windows 7がタッチデバイスの接続を認識する と、タスクバーの右端の「デスクトップの表 示」ボタンが通常よりも幅が広くなります。 上が通常 下がインストール後
  • 14. Multi touch vista • 次にサービスコンソール、ドライバコン ソールの順に起動する 「Multitouch.Service.Console.exe」 「Multitouch.Driver.Console.exe」の2つを起動 すると、カーソルの他に赤い丸のカーソル が現れる。この状態では、赤い丸のカーソ ルは独立して操作できない。ここからさら に「Multitouch.Configuration.WPF.exe」を実行 する。
  • 15. Multi touch vista • この設定画面が表示されたら、[Configure Device] をクリックすると、さらに小さなウィンドウが表示 される。 • [Block native windows mouse…]のチェックボッ クスにチェックをして、[OK]ボタンをクリッ
  • 16. Multi touch vista • 以上で設定は完了。この状態でマウスクリック すると、赤い丸のカーソルに、以下のような波 紋が表示される。これはタブレットPCやタッチ パネルで画面をクリックしたときと同じ挙動な ので、Windows 7がタッチ入力として認識をして いることが分かる。 • この時点でタッチ操作と見なされ、マウスの右 クリックやスクロールホイールは動作しなくな るので、注意が必要。
  • 17. おわりに • FTIR方式のタッチパネル作成、タッチリブの使用、マルチ タッチビスタの使用、以上3点を行うことで基本的にはタッ チパネルとして動作することになる。 • このやり方でタッチパネルが動作しない場合の問題点は特定 できないが、私たちが発見した問題点を挙げていく  赤外線漏れ タッチする前から袖や腕に赤外線が反射してしまう この場合はアルミ箔など赤外線を遮断する薄いものを縁に巻 きつけることにより、赤外線漏れを抑えることができた  キャリブレートミス うまくキャリブレーションができていない。再設定しよう  周囲が暗すぎる、明るすぎる 周囲が蛍光灯など赤外線を発行するものによって明るすぎる と、袖などが赤外線に反射してしまいうまくいかないことが ある。 逆に暗すぎると、brightness値を最小まで低くして暗くしても、 赤外線が多すぎて白い所が多くなってしまうことがある。