名古屋アジャイル勉強会「春のアジャイル入門」
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2017年4月28に開催した名古屋アジャイル勉強会「春のアジャイル入門」のワークショップ資料です。
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名古屋アジャイル勉強会「春のアジャイル入門」
- 2. 自己紹介 ● 山本 博之（やまもと ひろゆき） ● ベンダー勤務のプログラマー ○ パッケージソフトの導入支援、カスタマイズサービス ○ プログラミングの機会が増えてきたので楽しいです ● アジャイルエピソード ○ 今のプロジェクトではRedmineを使ってタスク管理をしてい ます。バージョン、親子チケットを使って階層化する、チケッ トに完了条件を書く、夕会で状況をフォローしあう。今のと ころうまくいっています 2
- 3. 今日の「アジャイル入門」の流れ ● 自己紹介 ● アジャイル方式によるアジャイル入門ワークショップ ○ アジャイル開発を模擬的にやってみます ■ と言っても実際に開発はしません ■ 要件の洗い出し、優先順位付け、見積り、作業実施、 ふりかえり、をやってみます ● まとめ、質疑応答や意見交換 3 ？ ！
- 4. 今日の「アジャイル入門」のねらい ● アジャイル開発の進め方を模擬的に体験して、理解を得ます ○ 要件に優先順位をつけ、その上位のものから実現していく ○ 要件をタスクに落とし込んで消化する ○ 要件やタスクの完了条件を意識する ○ 要件やタスクの見積りを行う ○ ふりかえりによってプロセスを改善する ● 意義ある体験ができるように準備しましたが、今日のこの体験 だけで完全な理解はできません ● 新たな理解への動機を得て、さらに学びを続け深めていただ ければ、と思います 4
- 5. 補足 ● この資料はネットで公開します ○ 申し込みページからリンクします ○ ご自由に再利用してください ● この資料のプリントアウトがテーブルにありますので、必要に 応じてご参照ください ● 気づいたこと等あれば、メモを取ってください ○ あとで共有していただけるとうれしいです ○ コピー用紙や付箋紙等ご自由に使ってください ● 質問・疑問等あれば、遠慮なく言ってください 5
- 6. 自己紹介 ● みなさんに自己紹介していただきます ● 以下をコピー用紙にサインペンで書いてください ○ お名前（本名でなくてかまいません） ○ お仕事（差し支えない範囲でかまいません） ○ 今日のこの勉強会に期待すること ○ あと（これは書かなくていいです）、アジャイル開発の経験 をお持ちでしたら、エピソードをひとつ簡単にご紹介くださ い ● 全員書けたら、ひとりづつそれを見せながら、自己紹介してく ださい 6
- 7. アジャイル入門 7
- 8. キックオフ ● まずはプロジェクトの目的の確認から ● テーマは「お仕事お悩み相談」とします ○ つまり、みなさんは「お悩み解消プロジェクト」のメンバー です ○ 各自が持っているお悩みに全員で相談にのり、悩みを解 消します（あるいはそのヒントを得ます） 8
- 9. 要件の洗い出し ● 皆さんがお仕事関連で困っているこ と、悩んでいることを付箋紙に一件 一葉で書いてください ○ どういったことでもよいです ○ どういった書き方でもよいです ○ ひとり何枚書いてもよいです 9 プロジェクトがわからないこ とだらけで不安だらけ 収納スペースが足りない
- 10. 要件の整理 ● 全員のお悩みをテーブルの真ん中 に集めてください ● 質問や確認をして、それぞれのお悩 み内容を把握、共有してください ○ 必要なら、キーワードやポイント を書き足したり、書きなおしたりし てください。付箋を継ぎ足してよ いです ○ と言っても書くのが目的ではな く、お悩みを理解して共有するの が目的です 10 プロジェクトがわからない ことだらけで不安だらけ 誰もやったことない仕事の 新規プロジェクト 収納スペースが足りない もうすぐ引っ越し、移動先 が狭い …
- 11. 要件の優先順位づけ ● お悩みに優先順位をつけます ○ 優先順位の高いものから、みん なで解決策を考えますので、重 要性・緊急性のあるもの、他の 悩みにも共通するもの、などが 上位にくるように、比較調整して ください ■ お悩みについての理解が足 りなければ、質問・確認など してください ● 最終的に、お悩みの付箋を、優先順 位順に一列に並べてください 11 プロジェクトがわからない ことだらけで不安だらけ 誰もやったことない仕事の 新規プロジェクト … …
- 12. 完了条件の明確化 ● 並べたお悩みの一番上のものを取 り上げ、「相談の完了条件」を決め、 付箋に書いてください ○ 相談者が「OKです」「満足しまし た」と思える条件です ● また、このあとの実際の相談で話 す、具体的な内容を決めて、別の付 箋に書き出してください 12 同じような経験をしている人、 あるいは不安の解消方法に心 当たりがある人に、話してもら う 質疑応答をする プロジェクトがわからない ことだらけで不安だらけ 誰もやったことない仕事の新 規プロジェクト 実行できる不安解消策を得る
- 13. プロジェクトがわからない ことだらけで不安だらけ 誰もやったことない仕事の新 規プロジェクト 実行できる不安解消策を得る 解決アクションの見積り ● 予定時間を見積ってください ○ 付箋の隅に予定時間を書いてく ださい ● 勉強会としての都合上、10分以内 で完了してほしいです ○ 見積りが10分を超えているな ら、お悩みを分割し解決する範 囲を絞って、10分に収めてくださ い 13 同じような経験をしている人、 あるいは不安の解消方法に 心当たりがある人に、話して もらう 4 質疑応答をする 5
- 14. アクションの実行/要件の実現 ● では、解決アクションを始めます ○ 予定時間を意識してください ○ 完了条件を意識してください ● 準備はよいですか？ ● では、解決のためアクション（相 談）を行ってください 14 プロジェクトがわからない ことだらけで不安だらけ 誰もやったことない仕事の新 規プロジェクト 実行できる不安解消策を得る 同じような経験をしている人、 あるいは不安の解消方法に 心当たりがある人に、話して もらう 4 質疑応答をする 5
- 15. ふりかえり ● 今行ったお悩み相談について、以下の観点でふりかえりましょ う ○ うまくいったと思いますか ■ 具体的にどこがよかったですか ○ よりよく行うアイデアとかありますか ■ ポイントを、コピー用紙に書き出してください 15
- 16. 次の要件/見積りとタスクばらし ● 次のお悩みに取り掛かります ○ さきほどのふりかえりで挙げたポイントを意識してください ● リストの一番上にあるお悩みが対象です ● 要件の見積りをします ○ 先ほどのお悩みの重みを５としたら、今度の要件の重みは 0〜9のどのくらいでしょうか？ ○ 重すぎる場合は、要件の分割をしてください ● 完了条件を決めてください ● 具体的な相談内容を決めて、予定時間を設定してください ○ 予定時間が10分を超えてしまう場合は要件の分割を 16
- 17. 要件の実現/タスクの実行 ● では、相談本編を実行してください ○ 時間の管理をお願いします ○ 完了条件を意識してください ○ 前回のふりかえりで得たポイントを意識してください 17
- 18. ふりかえり ● 今行った二回目のお悩み相談についてふりかえりましょう ○ うまくいったと思いますか ■ 具体的にどこがよかったですか ○ 前回の感想と変わりましたか、それはなぜですか ○ よりよく行うアイデアとかありますか ■ ポイントを、コピー用紙に書き出してください 18
- 19. ここまでで行ったことまとめ（続く） ● お悩みを付箋紙に書き出しました ● お悩みに優先順位をつけました ○ 優先「度」ではなく「順位」です ● お悩み相談の完了条件を決めました ● 相談の話し合い内容を明確にしました ○ 見積りを合議で行いました ● 優先順位の高いものから順に実施しました ○ 今回は便宜的に1件づつ行いました 19
- 20. ここまでで行ったことまとめ（続き） ● ふりかえりを行いました ○ ふりかえりは繰り返し行い、改善していきました ● お悩みの規模を見積りました ○ お悩みを相対的に比較して見積りました 20
- 21. 今回取り扱わなかったこと ● アジャイルのプロジェクト運営の側面（技術的な側面以外）は、 「スクラム」という開発手法としてまとめられています ● 今日はそのスクラムの簡易版をやってみました ● 本式のスクラムでは、プロジェクト参加者のロールや、会議 体、顧客への提供方法などがしっかりと定められています ● ぜひスクラムについて調べてみてください ○ 例えば「スクラムガイド」など ○ https://www.scrumguides.org/docs/scrumguide/v2016/ 2016-Scrum-Guide-Japanese.pdf 21