第118回 名古屋アジャイル勉強会のワークショップ資料 https://nagoyaagile.connpass.com/event/150602/

1. アジャイルなチームに
コーチングを取り入れよう
2019/10/25(金)
第118回 名古屋アジャイル勉強会
You&I

2. ジコ、ショウカイ。
H/N： You&I(読み：ユーアンドアイ)
SNS： @you_and_i
出身： 生まれも育ちも名古屋市
年齢： 40代
本職： 商学部出身の職業プログラマ
言語： C++, C#他
所属： プログラミング生放送勉強会 名古屋支部長
名古屋アジャイル勉強会
わんくま同盟 名古屋勉強会
アジャイルなチームにコーチングを取り入れよう 2

3. ATTENTION
本資料は名古屋アジャイル勉強会
のサイトにて公開致します。
資料の内容について全ての
メモを取る必要はありません。
ワークショップ内容に集中して
頂ければ幸いです。
アジャイルなチームにコーチングを取り入れよう 3

4. ATTENTION
各テーブルに１部ずつ、
本資料を印刷したものを
用意しております。
必要に応じて、
資料を見返すのに
ご利用ください。
アジャイルなチームにコーチングを取り入れよう 4

5. AGENDA
1. 主旨説明＋α
2. コーチング概要
3. ワークショップ
4. アジャイルなチームのコーチング
5. まとめ
アジャイルなチームにコーチングを取り入れよう 5

6. 1. 主旨説明＋α
6
アジャイルなチームにコーチングを取り入れよ
う

7. 1. 主旨説明＋α
•ティーチング(Teaching)
•一般的な学校にあるように、教える立
場の教師と、学ぶ立場の生徒の関係
で、教師→生徒の一方向で行われる
教師主体の指導方法。
•教師が考える「答え」を生徒に伝える。
アジャイルなチームにコーチングを取り入れよう 7

8. 1. 主旨説明＋α
•コーチング(Coaching)
•1500年代の中世ヨーロッパの頃にコーチ
は「馬車」産地の地名を表し、人や荷
物を目的地まで送り届ける事に由来し
て、1800年代には個人教師の下で勉
強・指導する意味のスラングとして使わ
れ始め、現代で使われる意味に広がっ
た。
アジャイルなチームにコーチングを取り入れよう 8

9. 1. 主旨説明＋α
•コーチング(Coaching)
•コーチと相手は双方向にコミュニケーショ
ンを取りながら、コーチ対象となる相手
主体で行われる指導方法。
•コーチングでは自分の考えを持って行動
するように促すので、よくある指示待ち
人間に対する改善策としては有効です。
アジャイルなチームにコーチングを取り入れよう 9

10. 1. 主旨説明＋α
•今回の勉強会では、このコーチングを
テーマに取り上げ、以下について学び
したいと思います。
•コーチングの基本
•アジャイルな(又はアジャイルでない)チー
ムにコーチングを取り入れると何か嬉し
いのか
アジャイルなチームにコーチングを取り入れよう 10

11. 1. 主旨説明＋α
• 今日はグループワークを行いますので、最初
に自己紹介を行います。
• A3用紙に以下の内容を書き出して下さい。
1. お名前
2. 職場等やコーチ側・相手側に限らず、コーチ
ング経験の有無
3. コーチングで一番大事と思うこと、浮かばな
ければ理想のコーチ像・人物(マンガ等もOK)
•一人1分を目安に発表をお願いします。
アジャイルなチームにコーチングを取り入れよう 115分間

12. 2. コーチン
グ概要
アジャイルなチームにコーチングを取り入れよう 12

13. 2. コーチング概要
•コーチングとは(前述のお復習い)
•ティーチングとは異なる。コーチングの一
環として、必要に応じて(目標を達成す
る能力が不足しているならば)ティーチン
グも併用する。
• ティーチング
• 先生、チューター・TA、コンサルタント
• コーチング
• コーチ、メンター
アジャイルなチームにコーチングを取り入れよう 13

14. 2. コーチング概要
•コーチングとは(前述のお復習い)
•コーチと相手の双方向でコミュニケーショ
ンする。
※相手は部下に限りません。同僚・上司・
顧客、自分自身に対しても可能。
※個別指導が基本。グループコーチングを
行う場合も個別指導とセットで行う。
•相手の内面にある答えを、コーチが引き
出す。
アジャイルなチームにコーチングを取り入れよう 14

15. 2. コーチング概要
•個別指導のアプローチ
1. 相手により接し方を変える
• タイプ分け(CSI)
コントローラー/プロモーター/アナライザー/サポーター
• ソーシャルスタイル
ドライビング/エクスプレッシブ/エミアブル/アナリティカル
• その他
エニアグラム等の人格分類
2. レッテルを貼り替える
• 一度分類したとしても、成長やコミュニケー
ションを通じ、見方や行動が変化する事も
アジャイルなチームにコーチングを取り入れよう 15

16. 2. コーチング概要
•コーチングの前提
1. 誰もが持ち合わせる、無限の可能性
を信じる
2. 必要とする「答え」は相手が持っている
3. 「答え」を引き出すパートナーとなる
•コーチングで不可能な事
1. 相手の性格・人格を変える
2. 過去の出来事を変える
アジャイルなチームにコーチングを取り入れよう 16

17. 2. コーチング概要
•コーチングスキル
•書籍によって挙げられているスキルがマ
チマチなので、３パターン紹介します。
1. コーチングの基本とツボがよくわかる本
• 土岐優美著、秀和システム刊
2. コーチングの基本
• コーチ・エィ著、日本実業出版社刊
3. コーチングの「基本」が身につく本
• 本間正人著、秀和システム刊
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18. 2. コーチング概要
•コーチングスキル(パターン1)
1. 傾聴
2. 質問
3. 承認・フィードバック
4. 提案・リクエスト
5. チャンクダウン(Why:動機付け)/チャン
クアップ(How:具体的行動)
6. 要約
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19. 2. コーチング概要
•コーチングスキル(パターン2)
1. 聞く
2. 相手に合わせる(Pacing)
3. 質問
4. 承認(Acknowledgement)
5. フィードバック
6. 提案
7. 要望(Request)
アジャイルなチームにコーチングを取り入れよう 19

20. 2. コーチング概要
•コーチングスキル(パターン3)
1. 環境
2. 聴く
3. 問いかけ方
4. ほめる
5. 叱る
6. 励ます
7. 感謝する
アジャイルなチームにコーチングを取り入れよう 20

21. 2. コーチング概要
•コーチングスキル
1. 傾聴/聴く/聞く [x3]
2. 質問・問いかけ方 [x3]
3. 承認・フィードバック・ほめる/叱る/励ます/
感謝する [x3]
4. 提案・リクエスト・要望 [x3]
5. 相手に合わせる(Pacing)
6. チャンクダウン(Why:動機付け)/チャンク
アップ(How:具体的行動)
7. 環境
アジャイルなチームにコーチングを取り入れよう 21

22. 2. コーチング概要
•コーチングスキルについての疑問
•観察眼が項目にないのは、個人的に
ちょっと疑問ですね・・・。
アジャイルなチームにコーチングを取り入れよう 22

23. 2. コーチング概要
•コーチング・サイクル
1. 準備
2. 目標の明確化
1. 目標をはっきりさせる
2. 現状と問題点をつかむ
3. 資源の棚卸しをする
4. 行動計画を立てる
5. まとめる
3. 体験
• フォローアップ
4. 振り返り
アジャイルなチームにコーチングを取り入れよう 23

24. 2. コーチング概要
•コーチングの進め方のGROWモデル
•Goal : 目標の明確化
•Reality : 現状の把握
•Resource : 資源の発見
•Option : 選択肢の創造
•Will : 目標達成の意思
＋
•Check : 振り返り
アジャイルなチームにコーチングを取り入れよう 24

25. 2. コーチング概要
•目標設定はSMARTに
•Specific : 具体的である
•Measurable : 測定可能
•Achievable : 達成可能
•Result-based : 「成果」に基づく
• Realistic : 現実的
•Time-bound : 期限付きである
アジャイルなチームにコーチングを取り入れよう 25

26. 確認
•ここまでの説明についてご理解頂けま
したでしょうか？
•表明じゃんけんで理解度をお知らせ
下さい
•グー ：お前は何を言っているんだ？
•チョキ ：大体理解した。次に進めてOK
•パー ：全て理解した。
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27. 3. ワークショップ
アジャイルなチームにコーチングを取り入れよう 27

28. 3. ワークショップ1:傾聴
•基本コーチングスキルの一つ、傾聴をやっ
てみましょう。
•傾聴を行う上で大事なこと
1. 相手の話を聞き切る(割り込まない)
• 自分の先入観・価値観は捨てる、沈黙時
は待つ
2. 相手の話に反応する
• うなずく、相槌を打つ、etc.
3. 相手に合わせる(Pacing)
• 真正面で面と向かわずに、相手の目をじっく
りと見ない。
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29. 3. ワークショップ1:傾聴
•２～３人ひと組でペアを組んで下さ
い。誰が話し手になるか決めて下さい。
聞き手(コーチ)が進行して下さい。
•お題は、消費税10%への増税につい
て、以下について話して下さい。
•賛成/反対のどちらか。及びその理由
•増税前に何か買ったりしたか
•キャッシュレス決済の登録を行ったか。
登録後実際に使ったか
アジャイルなチームにコーチングを取り入れよう 292分間

30. 3. ワークショップ1:傾聴
•ペア同士で傾聴してみた感想・振り返り
を行って下さい。
• 傾聴を行う上で大事なこと
1. 相手の話を聞き切る(割り込まない)
• 自分の先入観・価値観は捨てる、相手が沈黙
時は待つ
2. 相手の話に反応する
• うなずく、相槌を打つ、etc.
3. 相手に合わせる(Pacing)
• 真正面で面と向かわずに、相手の目をじっくりと
見ない。
アジャイルなチームにコーチングを取り入れよう 305分間

31. 3. ワークショップ2:問いかけ方
•基本コーチングスキルの一つ、問いか
け方をやってみましょう。
•問いかけを行う上で大事なこと
1. 相手に発言させる質問をする
2. オープン・クエスチョン
• 5W1H(なぜ、なに、どこ、いつ、誰、どう
やって)
3. クローズド・クエスチョン(Yes/No)
• 応用として、5W1Hと組み合わせて回答を
絞り込ませる
アジャイルなチームにコーチングを取り入れよう 31

32. 3. ワークショップ2:問いかけ方
•先程のペアで話し手を交代して下さい。
•お題は、同じ消費税10%への増税に
ついて、以下について話して下さい。
•賛成/反対のどちらか。及びその理由
•増税前に何か買ったりしたか
•キャッシュレス決済の登録を行ったか。
登録後実際に使ったか
アジャイルなチームにコーチングを取り入れよう 323分間

33. 3. ワークショップ2:問いかけ方
•ペア同士で問いかけしてみた感想・振
り返りを行って下さい。
•問いかけを行う上で大事なこと
1. 相手に発言させる質問をする
2. オープン・クエスチョン
• 5W1H(なぜ、なに、どこ、いつ、誰、どうやっ
て)
3. クローズド・クエスチョン(Yes/No)
• 応用として、5W1Hと組み合わせて回答を絞
り込ませる
アジャイルなチームにコーチングを取り入れよう 335分間

34. 4. アジャイ
ルなチーム
のコーチング
3
4

35. 4. アジャイルなチームのコーチング
•ここまで紹介してきた、一般的なコー
チングに対し、アジャイルなチームの
コーチング(以降、アジャイルコーチング)
には何が求められるのか、見ていきま
しょう。
アジャイルなチームにコーチングを取り入れよう 35

36. 4. アジャイルなチームのコーチング
•アジャイルコーチのスキル
1. 気づく
• 傾聴、観察眼
2. フィードバックする
• 質問する
3. 教育する
• アジャイルなプロセスやプラクティス
4. ファシリテートする
5. 支援する
アジャイルなチームにコーチングを取り入れよう 36

37. 4. アジャイルなチームのコーチング
•アジャイルチームのファシリテーション
•チームの結束を高める
•チームの空間を作る
•役割のバランスを取る
•チームをやる気にさせる
アジャイルなチームにコーチングを取り入れよう 37

38. 4. アジャイルなチームのコーチング
•アジャイルコーチングのPrOpERサイクル
1. Problem : 課題設定
2. Options : 選択肢
3. Experiment : 実験
4. Review : レビュー
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39. 4. アジャイルなチームのコーチング
•アジャイルコーチングの特性
•アジャイル開発の経験・知識
•個別指導＆グループコーチング
•変化の導入及び学習を促す
•アジャイルチームのファシリテーション
•対立を解消する
•合意を形成する
•ペースを維持する
•見える化する
アジャイルなチームにコーチングを取り入れよう 39

40. 5. まとめ
アジャイルなチームにコーチングを取り入れよう 40

41. 5. まとめ
•今日の勉強会でやったこと
•コーチングについてのお復習い
•ワークショップ
• 傾聴
• 問いかけ方
•アジャイルなチームのコーチング
アジャイルなチームにコーチングを取り入れよう 41

42. 5. まとめ
•今日紹介したコーチングスキルは、ほ
んの一部だけです。
•傾聴
• 二重傾聴
•承認・フィードバック
• YOU / I / WE メッセージ
•etc.
•実践しながら引き出しを増やしましょう。
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43. 確認
•今回のワークショップについてご理解頂け
ましたでしょうか？
•表明じゃんけんで理解度をお知らせ下さ
い
• グー
• お前は何を言っているんだ？
• チョキ
• 大体理解した。復習しつつ実践に繋げたい。
• パー
• 全て理解した。早速明日から実践する。
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