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人工知能に哲学が必要なわけ
三宅 陽一郎
(日本デジタルゲーム学会理事)
2018.8.21 LDCイノベーション講座
経歴
京都大学(数学) 大阪大学(原子核実験物理) 東京大学
(エネルギー工学/人工知能)
高エネルギー加速器研究所(半年ぐらい。修士論文)
http://www.facebook.com/youichiro.miyake
My Works (2004-2017)
AI for Game Titles
Books
目次
1. はじめに
2. 人工知能とは
3. キャラクターAI:意思決定
4. 西洋哲学と人工知能
5. 東洋哲学と人工知能、混沌、煩悩
6. 東洋哲学と人工知能、分節化、唯識論
7. 時間と知能
8. 人工知能、世界、縁起
9. 人工知能、知能、世界
自然知能と人工知能
人間
=自然知能
機械
=人工知能
ダートマス会議(1956年)
• ジョン・マッカーシーのいたダートマス大学で、人
工知能をテーマとして初めて開催された会議。
• Artificial Intelligence という名称もはじめてここで
用いられた。
http://www-formal.stanford.edu/jmc/history/dartmouth/dartmouth.html
ダートマス会議(1956年)
我々は、1956年の夏の2ヶ月間、10人の人工知能研究者
がニューハンプシャー州ハノーバーのダートマス大学に集
まることを提案する。そこで、学習のあらゆる観点や知能
の他の機能を正確に説明することで機械がそれらをシミュ
レートできるようにするための基本的研究を進める。機械
が言語を使うことができるようにする方法の探究、機械上
での抽象化と概念の形成、今は人間にしか解けない問題
を機械で解くこと、機械が自分自身を改善する方法などの
探究の試みがなされるだろう。我々は、注意深く選ばれた
科学者のグループがひと夏集まれば、それらの問題のうち
いくつかで大きな進展が得られると考えている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%
9E%E3%82%B9%E4%BC%9A%E8%AD%B0
人工知能=人間の知能を機械に写す(移す)。
機械(マシン)
ソフトウェア
知能
身体
機能
知能
http://www.1999.co.jp/blog/1210192
http://ja.wallpapersma.com/wallpaper/_-
%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%80%81%E5%A3%81%E7%B4%99%E3%80%81%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%89%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%81%AE%E3%80%81%E3%
83%9E%E3%83%83%E3%82%AF%E3%80%81%E3%83%9A%E3%83%83.html
身体性とインテリジェンス
Gray’s anatomy
脳の中心の部位は身体とつながっている。
生理機能を司っている。
それを囲うように、辺縁体、大脳がある。
http://square.umin.ac.jp/neuroinf/brain/005.html
http://www.amazon.co.jp/Grays-Anatomy-Anatomical-Clinical-Practice/dp/0443066841
意識/無意識の知性
身体の制御に
つながる
感覚を統合する
知性全体 人の意識的な部分
意識自身には機能がない
環境
身体
意識
無意識
意識的な知性
無意識的な知性
表象 意識に浮かび
上がるイメージ
人間の精神
意識
前意識
無意識
知能
言語による
精神の構造化
外部からの
情報
言語化のプロセス
シニフィアン
/シニフィエ
言語回路
(=解釈)
意識の形成
世界を分節化している
人間の精神
意識
前意識
無意識
外部からの
情報
言語・非言語境界面
(シニフィアン/シニフィエ)
意識の境界面 (表象)
知覚の境界面
知能と身体の境界面
(仏教で言う:阿頼耶識)
人間の精神
意識
前意識
無意識
外部からの
情報
生態学的人工知能
※生態=環境・身体との
結びつきを考える
伝統的な人工知能
身体知
人間の精神
意識
前意識
無意識
知能
言語による
精神の構造化
外部からの
情報
言語化のプロセス
シニフィアン/シニフィエ
言語回路
(=解釈)
機械の精神=人工知能
意識
前意識
無意識
知能
言語による
精神の構造化
外部からの
情報
言語化のプロセス
シンボル/010100000
言語回路
(=プログラム)
人間の精神、機械の精神
意識
前意識
無意識
外部からの
情報
意識
前意識
無意識
外部からの
情報
言語・非言語境界面
知覚の境界面
人工知能は、人間の知能を機械に移したもの。
人工知能の歴史
1956年 1986年 2016年
人工知能
発祥
日本人工知能学会
発足
現在
人間と人工知能が協調して仕事をする時代に
人間
=自然知能
機械
=人工知能
人工知能を、理解する
人工知能に、人間を理解させる。
質問
• AIを身近に感じることはありますか?
はい
いいえ
西欧的知能感
神
人間
人工
知能
垂直的知能感
人間に似ていれば
似ているほど良い。
= Human-like AI
東洋的知能感
神
人間
人工
知能
鹿
ゾウリ
ムシ
初音
ミク
AIBO たま
ごっち
水平的知能感
すべてに神が宿る
(「八百万の神」世界観)
会話ってなんだろう?
http://gahag.net/001633-animal-set/
言語とは世界の分割である
シロアリ
をつまむ
観察され
た構造
行動の
構造
行動の
対象物
シ
ロ
アリ
階層0
シロアリ
を棒で釣る
階層1
シ
ロ
アリ
棒
ヤシの種を台
石に載せてハ
ンマーで叩く
階層2
ヤ
シ
の
種
台
石
ハ
ン
マ
|
台石の下に別の台石
をかませてその上に
ヤシの種をのせてハ
ンマーで叩く
階層3
ヤ
シ
の
種
台
石
ハ
ン
マ
|
台
石
松沢哲郎「チンパンジーの心」(岩波書店、2000) より
言語構造=世界の理解の仕方
ペットボトルノート
ノートパソコン
机
左にある
右にある
奥にある奥にある
上にある上にある
イス
下にある
足が四本ある
平板がある
背もたれがある
木でできている
シンボルと世界
けものをのけものにしない
日本語で難易度の高い例文(考えてみよう)
コンピュータが内容を理解するためには、意味ある文章にするためには、
AIで良く使われる形態素解析という行為が必要です。
人間で言うと品詞分解です。
生起コスト
「けものをのけものにしない」の形態素解析の例
け もの
を
の け も の
に
け も の
の け も の
し な いけ の
に し
し
ない
もの
28
名詞:毛
44
名詞:物
48
名詞:獣
57
助詞:を
8
名詞:獣
57
の け も の
助詞:の
27
名詞:のけもの 77
動詞:のけ
17
名詞:物
37
名詞:野
27
名詞:毛
31
名詞:藻
67
助詞:の
8
助詞:に
7
名詞:竹刀
97
名詞:西
22
動詞:する変形
11
助動詞:ない
5
10
10
51
71
11
11
27 27 20
35
15
9
32
17
17
17
32 45
23
13
5
17
連接コスト
品詞
推定
人工知能は現実が苦手
自然知能と人工知能
人間
=自然知能
機械
=人工知能
人間が人工知能を理解する。
人工知能が人間を理解する。
目次
1. はじめに
2. 人工知能とは
3. キャラクターAI:意思決定
4. 西洋哲学と人工知能
5. 東洋哲学と人工知能、混沌、煩悩
6. 東洋哲学と人工知能、分節化、唯識論
7. 時間と知能
8. 人工知能、世界、縁起
9. 人工知能、知能、世界
人工知能とは
自然知能と人工知能
人間
=自然知能
機械
=人工知能
ダートマス会議(1956年)
我々は、1956年の夏の2ヶ月間、10人の人工知能研究者
がニューハンプシャー州ハノーバーのダートマス大学に集
まることを提案する。そこで、学習のあらゆる観点や知能
の他の機能を正確に説明することで機械がそれらをシミュ
レートできるようにするための基本的研究を進める。機械
が言語を使うことができるようにする方法の探究、機械上
での抽象化と概念の形成、今は人間にしか解けない問題
を機械で解くこと、機械が自分自身を改善する方法などの
探究の試みがなされるだろう。我々は、注意深く選ばれた
科学者のグループがひと夏集まれば、それらの問題のうち
いくつかで大きな進展が得られると考えている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%
9E%E3%82%B9%E4%BC%9A%E8%AD%B0
人工知能=人間の知能を機械に写す(移す)。
身体性とインテリジェンス
Gray’s anatomy
脳の中心の部位は身体とつながっている。
生理機能を司っている。
それを囲うように、辺縁体、大脳がある。
http://square.umin.ac.jp/neuroinf/brain/005.html
http://www.amazon.co.jp/Grays-Anatomy-Anatomical-Clinical-Practice/dp/0443066841
この300年の技術の動向
時間
規模
産業革命
情報革命
ネット革命
知能革命
機械化・自動化(オートメーション化)
電子情報化
オンライン化
知能化
第二次産業革命
電動化
1750 1860 1960 1990 Now…
現代は「知能化」の時代に
入りつつある。
第一次AIブーム 第二次AIブーム 第三次AIブーム
人工知能ブーム
時間
規模
情報革命
ネット革命
知能革命
電子情報化
オンライン化
知能化
1960 1990 2000
第一次AIブーム 第二次AIブーム 第三次AIブーム
1970 1980 2010
二つの人工知能
IF (s_collison==true)
register_all(s_star);
assign_edge();
assign_vertex();
mix_all();
シンボルによる人工知能
(記号主義)
ニューラルネットによる人工知能
(コネクショニズム)
IBM ワトソン
Google検索
など
AlphaGo
など
http://www.nature.com/nature/journal/v518/n7540/full/nature14236.html
神経素子(ニューロン)とは?
入力
入力
入力
出力
入力
この中にはイオン(電解,Na+,K+)
溶液が入っていて、入力によって電圧が
高まると出力する仕組みになっています。
100mVぐらい
ニューラルネットワーク内シグナル伝達スピード 100(m/sec) … 案外遅い
http://www.brain.riken.go.jp/jp/aware/neurons.html
ニューラルネットを理解しよう② 数学的原理
http://www.pri.kyoto-u.ac.jp/brain/brain/11/index-11.html
医学的知識
http://www.biwako.shiga-u.ac.jp/sensei/mnaka/ut/sozai/ai.html
モデル化
数学的モデル
ニューロン
人工ニューロン
入出力関係のグラフ 入出力関係の関数(シグモイド関数)
ニューラルネットワーク
(ニューロンをつなげたもの)
道具はこれで全て。これで何ができるだろう?
人工知能がブームになるとき
時間
規模
1960 1990 2000
第一次AIブーム 第二次AIブーム 第三次AIブーム
1970 1980 2010
ニューラルネットによる人工知能は、
浮き沈みが激しい。
人工知能がブームになるとき
時間
規模
1960 1990 2000
第一次AIブーム 第二次AIブーム 第三次AIブーム
1970 1980 2010
ニューラルネットによる人工知能は、浮き沈みが激しい。
= しかし、人工知能がブームになる時は、
必ず改良されたニューラルネットワークが現れる。
この300年の技術の動向
社会
機械レイヤー
情報処理レイヤー
人工知能レイヤー
2 第1次AIブーム
時間
規模
情報革命
ネット革命
知能革命
電子情報化
オンライン化
知能化
1960 1990 2000
第一次AIブーム 第二次AIブーム 第三次AIブーム
1970 1980 2010
2 第一次AIブーム(1960年代)
• コンピューターは大型のものしかない。
• 人工知能という分野自体が誕生したばかり。
• ニューラルネットという新しい分野のブーム。
19世紀後半
人間の脳は
ニューロンという
もので出来てい
るらしい
20世紀前半
ニューロンの
電気的性質が
解明される
(ホジキン博士、
ハクスレー博士)
1950年代に
ニューラルネット
発明
1963年に
ホジキン=ハク
スレー方程式が
ノーベル賞
2 第一次AIブーム(1960年代)
もし A ならば B
もし B ならば C
よって、
もし A ならば C
シンボルによる人工知能
(記号主義)
ニューラルネットによる人工知能
(コネクショニズム)
推論ベース ニューラルネット
誕生
3 第二次AIブーム(1980年代)
• パソコンが普及して行く。
• ルールを集めて知能を作ろう。
• 逆伝播法によるニューラルネットのブーム。
パソコンが
世の中で
普及して行く
知識主義
=
たくさんの知識
を人工知能に
与えて推論
すれば知能が
できる
インターネット
もなく、知識
が足りない。
推論も専門的
な機能のみ。
3 第二次AIブーム(1980年代)
IF (A) then B
IF (C) then D
IF (E) then F
IF (G) then H
IF ( I ) then J
シンボルによる人工知能
(記号主義)
ニューラルネットによる人工知能
(コネクショニズム)
ルールベース
新しい学習法=
逆伝搬法
3 第二次AIブーム(1980年代)
0 0 0
【逆伝播法】
ここが1になるように、
結合の強さを、
さかのぼって変えて行く。
4 第三次AIブーム(2010年代)
• インターネットが普及して行く。
• インターネットで蓄積されたデータを学習させて
知能を作ろう。
• 改善されたニューラルネットのブーム。
インターネット
が世の中で
普及して行く
データ
学習主義
=
たくさんのデー
タを人工知能
に学習させる
現在、進行中
4 第三次AIブーム(2010年代)
シンボルによる人工知能
(記号主義)
ニューラルネットによる人工知能
(コネクショニズム)
データベース
新しい学習法=
ディープラーニング
データベース
検索エンジン
キーワード 検索結果
検索
人
次の章で
説明
します
インターネットによる
膨大なデータ
4 第三次AIブーム(2010年代)
時間
規模
1960 1990 2000
第一次AIブーム 第二次AIブーム 第三次AIブーム
1970 1980 2010
ルールベース
逆伝播法
データベース
ディープ
ラーニング
推論ベース
ニューラル
ネット誕生
小型・中型
コンピュータの普及
大型コンピュータ
専門家のみのブーム
「人工知能=ディープラーニング」ではない
人工知能
ニューラルネット
ディープラーニング
人工知能は二種類ある。
直観型=コネクショニズム
論理型=記号主義
ディープラーニング=分別器
シンボルによる人工知能
(記号主義)
ニューラルネットによる人工知能
(コネクショニズム)
データベース
新しい学習法=
ディープラーニング
データベース
検索エンジン
キーワード 検索結果
検索
人
最初から
分けて
考える
よくわから
ないものを
分けられる
ようになる
主体と客体(谷淳)
谷淳、「力学系に基づく構成論的な認知の理解」、Springer
主体と客体(谷淳)
• この図では、まず仮に主体と客体という二項対立
の構造を想定してみる。客体環境からボトムアップ
するセンソリの流れを主体はある構えを持ちトップ
ダウン的に予測し解釈しようとする。両者の相互作
用を経て認識が成立し、行為が生成される。
谷淳、「力学系に基づく構成論的な認知の理解」、Springer
心と環境は溶け合っている
身体と環境も溶け合っている
Chaotic
主体と客体(谷淳)
• 認識の結果は主体の内部を変化させ、また生成された行為
は環境を変化させる。この相互作用を通して、主体から出発
したトップダウンの流れと客体から出発したボトムアップの流
れは分離不可能になり、もはや主体と客体といった区別は
無意味になる。この時に初めて、古典的な認知論で想定さ
れてきた、客体として操作される表象と、それを操作する主
体といった構図からも自由になれるのである。
• いかにこのような相互作用の場を構築するか、本文では筆
者らが行ってきた一連の認知ロボット実験について解説しな
がら、本問題について議論していく。
• 谷淳、「力学系に基づく構成論的な認知の理解」、Springer
主体と客体(谷淳)
谷淳、「力学系に基づく構成論的な認知の理解」、Springer
主体と客体(谷淳)
谷淳、「力学系に基づく構成論的な認知の理解」、Springer
唯識論世界は識から成り立つとする理論。
眼識
耳識
鼻識
舌識
身識
意識
阿頼耶識
(一切種子識)
末那識
感覚
(五識)
思考
自我執着心
根本心
表層心
深層心
言葉なしで対象を直接
に把握する。それぞれ
固有の対象を持つ。
五識と共に働いて感覚を
鮮明にする。五識の後に
言葉を用いて対象を概念的
に把握する
常に阿頼耶識を対象として
「我」と執する。
眼識ないし末那識を生じる。
身体を生じて生理的に維持している。
自然をつくり出し、それを維持し続けている。
一切を生じる種子を有する。
(横山紘一 「唯識の思想」、講談社学術文庫、P.60 )
阿頼耶識から生まれた
ものが、人間にさまざま
なものを見せる。
=煩悩
無分別智
• では、無分別智とは何か。普通私たちは何かを行うとき、「自
分」と「他者」と両者の間に展開する「行為」あるいは「物」という
三つを分別します。例えば、施すという行為(布施)のなかで、
「自分が人にこの物を施す」と考えます。もちろん施すということ
はよいことですが、このように三つを分別して施すと、そこに「自
分」と「他者」と「施す」という行為とが意識され、それに強く執着
することになります。「自分は人を救ったのだ」と傲ることになり
かねません。
• これに対して、この三つを分別せず、しかも布施をする行為、こ
れを無分別智に基づく布施行といい、このような智慧のことを
「三輪清浄の無分別智」といいます。このような智慧を働かせて
物事に成りきって生きる時間を、なるたけ多く持つことが大切で
す。なぜならこの無分別智がいわば火となって深層の阿頼耶識
に潜む汚れた種子を焼いていくからです。
(横山紘一「唯識でよむ般若心境 空の実践」、P.185)
東洋と西洋
物事を分解し、
組み上げることで、
知を形成しましょう。
(西洋)
物事を区別しない
ことで知が生まれる
(東洋)
人工知能人間
仏教と人工知能
• 仏教 = 煩悩から解脱する
• 人工知能 = むしろ煩悩を与えたい(執着)
煩悩 煩悩
解脱 執着
人工知能人間
仏教と人工知能
• 仏教 = 煩悩から解脱する
• 人工知能 = むしろ煩悩を与えたい(執着)
煩悩 煩悩
解脱 執着
人工知能にどのようにして煩悩を与えることができるか?
目次
1. はじめに
2. 人工知能とは
3. キャラクターAI:意思決定
4. 西洋哲学と人工知能
5. 東洋哲学と人工知能、混沌、煩悩
6. 東洋哲学と人工知能、分節化、唯識論
7. 時間と知能
8. 人工知能、世界、縁起
9. 人工知能、知能、世界
(例) スペースインベーダー(1978)
プレイヤーの動きに関係なく、決められた動きをする
(スペースインベーダー、タイトー、1978年)
(例)プリンス・オブ・ペルシャ
「プリンス・オブ・ペルシャ」など、
スプライトアニメーションを用意する必要がある場合、
必然的にこういった制御となる。
(プリンスオブペルシャ、1989年)
強化学習(例)
強化学習
(例)格闘ゲーム
キック
パン
チ
波動
R_0 : 報酬=ダメージ
http://piposozai.blog76.fc2.com/
http://dear-croa.d.dooo.jp/download/illust.html
強化学習
(例)格闘ゲームTaoFeng におけるキャラクター学習
Ralf Herbrich, Thore Graepel, Joaquin Quiñonero Candela Applied Games Group,Microsoft Research Cambridge
"Forza, Halo, Xbox Live The Magic of Research in Microsoft Products"
http://research.microsoft.com/en-us/projects/drivatar/ukstudentday.pptx
Microsoft Research Playing Machines: Machine Learning Applications in Computer Games
http://research.microsoft.com/en-us/projects/mlgames2008/
Video Games and Artificial Intelligence
http://research.microsoft.com/en-us/projects/ijcaiigames/
原始の海+光+熱+稲妻
http://us.123rf.com/400wm/400/400/anterovium/anterovium1102/anterovium110200037/8952668-light-beams-from-ocean-surface-penetrate-underwater-through-deep-blue-sea.jpg
ユーリーミラーの実験
ガスから生命の構成要素であるアミノ酸を合成した。
ハロルド・ュ―リーの研究室で、スタンレー・ミラーが実験(1953年)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Miller-Urey_experiment_JP.png
極性頭部 非極性尾部
水と仲良し 水と溶けあえない
(参考)永田和宏 「生命の内と外」 (「考える人」(Vol.45))
自己組織化
原始の海で構造化=外と内の形成
外
内
Energy
http://28275116.at.webry.info/201005/article_7.html
テセウスの船(パラドックス)
船の老朽化した部分を、新しい木に入れ替えているうちに、
全部を入れ替えてしまった。
はたしてこの船は元の船と同一のものであろうか?
http://img02.hamazo.tv/usr/j/a/g/jagr/629.jpg
テセウスのパラドックス
物質的構成 = 循環する
物質によらず不変なもの 構造 情報
だから、こう言える。
生物は物質的存在であると同時に、
情報的存在でもあるのだ。
テセウスのパラドックス
物質
情報
情報
物質
生物は、情報的存在であり、同時に物質的な存在である。
物質は情報に存在を与え、情報は物質に構造を与える。
情報と物質
情報
物質
生物は、情報的存在であり、同時に物質的な存在である。
物質は情報に存在を与え、情報は物質に構造を与える。
「情報と物質」から「精神と身体」へ
情報
物質
精神・知性
身体
精神と身体、そして進化
情報
物質
精神・知性
身体
進化
世界
物質的循環
物質
物理的INPUT
物理的OUTPUT
生理的代謝機能
世界
情報的循環
情報INPUT
INFORMATION
OUTPUT
INFORMATION
情報処理=情報代謝
(つまり思考)
物質的存在としての身体がそうであるように、情報的存在として人間は、
情報を摂取し、記憶し(=情報体としての自分を組み換え)、情報をアウトプット・排泄する。
世界
情報的・物質的循環
物質
物理的OUTPUT
代謝機能情報INPUT
INFORMATION
OUTPUT
INFORMATION
情報処理=情報代謝
(つまり思考)
生理的代謝機能
物理的INPUT
知能
環境
興奮(環世界)
情報(エージェント
アーキテクチャ)
事物そのもの
(華厳哲学)
事事無碍(華厳哲学)
A
K
B
C
D
E
F
G
H
I
J
(井筒俊彦全集九巻「事事無碍・理理無碍」、P.47)
機能環
効果器 受容器(刺激→興奮(記号))
客体
活動神経網
知覚神経網
前野佳彦訳・ユクスキュル「動物の環境と内的世界」 (みすず書房)
知覚世界活動世界
知覚微表担体
対象化された機構
活動担体
内的世界
興奮(記号)
興奮興奮
運動形態
=特定の筋肉を動かす
中枢神経網
環境世界
認識の
形成
記憶
意思の
決定
身体
制御
エフェクター・
身体
運動の
構成
センサー・
身体
意思決定
モジュール
意思決定
モジュール
意思決定
モジュール
記憶体
情報処理過程 運動創出過程
身体部分
情報
統合
運動
統合
記憶
精神と身体、そして進化
情報
物質
精神・知性
身体
人工知能
ハードウェア
知能は生き物の情報的側面である。
ユクスキュルの生物学
問い
生き物の「視る」とカメラの「視る」は
どう違うだろうか?
http://www.free-picture.net/reptiles/lizards/chameleon-wallpapers.jpg.html
生物の持つ目は、生物の知能と身体と深く結びついている
能動的な眼であり、
カメラは使用者の意思に従う受動的な眼である。
主体と客体はどう結ばれるか?
客体
(対象)
関係がない
http://sozai-free.com/sozai/00992.html
主体と客体はどう結ばれるか?
客体
(対象)
関係がない
主体と客体はどう結ばれるか?
関係がある
http://illpop.com/png_insecthtm/aquatic_a02.htm
主体と客体はどう結ばれるか?
客体
(対象)
関係がある
主体と客体はどう結ばれるか?
客体
(対象)
関係がある 知覚作用
環世界のイメージ
環世界=「かたつむりの殻」のように、生物それぞれが持ちつつ、
それが世界であり、それ以外の世界へ逸脱できない世界。
環境
人工知能とは?
身体
人工知能=人工的な存在(=身体)を環境の中で活動させる
入力(センサー) 行動(アウトプット)
知能
知能の内部世界
環境世界
エフェクター・
身体
センサー・
身体
知能の内部世界
環境世界
エフェクター・
身体
センサー・
身体
エージェント・アーキテクチャ
=世界と知能を分けて考える。
思考
環境世界
エフェクター・
身体
センサー・
身体
記憶
環境世界
認識の
形成
記憶
センサー・
身体
記憶体
情報処理過程
情報
統合
記憶
環境世界
認識の
形成
記憶
意思の
決定
センサー・
身体
意思決定
モジュール
意思決定
モジュール
意思決定
モジュール
記憶体
情報処理過程
情報
統合
記憶
環境世界
認識の
形成
記憶
意思の
決定
身体
制御
エフェクター・
身体
運動の
構成
センサー・
身体
意思決定
モジュール
意思決定
モジュール
意思決定
モジュール
記憶体
情報処理過程 運動創出過程
身体部分
情報
統合
運動
統合
記憶
知能の世界
環境世界
認識の
形成
記憶
意思の
決定
身体
制御
エフェクター・
身体
運動の
構成
センサー・
身体
意思決定
モジュール
意思決定
モジュール
意思決定
モジュール
記憶体
情報処理過程 運動創出過程
身体部分
情報
統合
運動
統合
エージェント・アーキテクチャ
=世界と知能を分けて考える。
知能の世界
環境世界
認識の
形成
記憶
意思の
決定
身体
制御
エフェクター・
身体
運動の
構成
センサー・
身体
意思決定
モジュール
意思決定
モジュール
意思決定
モジュール
対象・
現象
情報の流れ(インフォメーション・フロー)
影響を与える影響を受ける
記憶
3Dゲームの中のAI
Halo
(HALO、バンジー、2001年) デバッグ画面
The Illusion of Intelligence - Bungie.net Downloads
http://downloads.bungie.net/presentations/gdc02_jaime_griesemer.ppt
©2018 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
サブサンプション・アーキテクチャ(ロドニー・ブルックス)
INPUT OUTPUT
時間
情報抽象度
反射的に行動
少し場合ごとに対応
抽象的に思考
理論的に考える
言語化のプロセス
= 自意識の構築化
Subsumpution Architecture
運動の実現のプロセス
= 身体運動の生成
ルンバ (iRobot社)
http://chihoko777.exblog.jp/12567471/
知能と「フレーム」
時間(イメージ)
空間(論理)
殆どの人工知能は与えられたフレーム(問題設定)の
外に出ることはできない。
人間は柔軟にフレーム(問題設定)を創造し
変化させることができる。
フレーム問題
人間の知能の形/人工知能の形
人間(生物)の知能=総合的知能
=一つの知能がいろんなことをできる=フレームを創造・変化できる
お料理できる
将棋が打てる
目的地へ行ける
何でもできる可能性を
持つ総合知性
車が運転できる 言葉を話すことができる
人間の知能の形/人工知能の知能の形
AlphaGO
=囲碁しか打てない
=人間より強い
ナビ
=目的地へのルート
= とても正確
お掃除ロボット
=お掃除しかできない
= 24時間掃除
IBM ワトソン
=記号の統計情報しかない
=何百万行のテキストの関係を記憶
お料理ロボット
=お料理しかできない
=何万と言うレシピ
人工知能=専門的知能
一つのことしかできない。
人間の知能の形/人工知能の知能の形
お料理ロボット
=お料理しかできない
AlphaGO
=囲碁しか打てない
ナビ
=目的地へのルート
お掃除ロボット
=お掃除しかできない
IBM ワトソン
=記号の統計情報しかない
=何百万行のテキストの関係を記憶
人工知能=専門的知能
一つのことしかできない。一つのことがとても得意。
人工知能は自分で問題(フレーム)を
作れない。
与えられた問題の中で、人間より賢くなる。
これからの時代に必要な能力
=問題を作る能力
=人工知能を使役する能力
サービスと人工知能
情報空間の拡大
~人工知能の舞台が広がる
• やがて街全体を制御する人工知能が出現する。
http://www.s-hoshino.com
• その時、人工知能はアプリケーションではなく、
社会インフラとなる。新しく大きな市場。
情報空間の拡大
~人工知能の舞台が広がる
http://www.s-hoshino.com
ビックデータ
インフラ
としてのAI
職業は人工知能でなくなるか?
• 自分の職業の内容を細かくリストアップしてみましょう。
• その中の何割かが人工知能で置き換わるか、考えるか、
専門家に聞いてみよう。
• 全くなくなるのではなく、部分的に置き換わる。
• つまり発想を逆にして、人工知能といかに共存するか、そ
の共存の仕方を模索する時代に来た。
• 朝起きる。
• 電車に乗る。
• メイルをチェック。
• 必要な事項など返信。
• 会社に着く。
• メイルをチェック。予定をチェック。
• 要件を検討し内容を返す。
• 朝ミーティング。
• それぞれの要件を確認。
• 技術的な設計文書を書く。
• 相談する。プログラムして貰う。/ プログラムを書く。
• 出来ると社内に持っていく。
• 説得する。論争になる。
• つかれる。
• 食堂でたそがれながら、コーヒーを飲む。
• 机に返る。相談が来る。
• 技術的な解決策を示す。
• でも心配になってもう一度危機に来る。
• 人間関係の相談を受ける。
職業は人工知能でなくなるか?
自分の仕事に何割かが人工知能に置き換わる。
• 朝起きる。
• 電車に乗る。
• メイルをチェック。
• 必要な事項など返信。
• 会社に着く。
• メイルをチェック。予定をチェック。
• 要件を検討し内容を返す。
• 朝ミーティング。
• それぞれの要件を確認。
• 技術的な設計文書を書く。
• 相談する。プログラムして貰う。/ プログラムを書く。
• 出来ると社内に持っていく。
• 説得する。論争になる。
• つかれる。
• 食堂でたそがれながら、コーヒーを飲む。
• 机に返る。相談が来る。
• 技術的な解決策を示す。
• でも心配になってもう一度危機に来る。
• 人間関係の相談を受ける。
職業は人工知能でなくなるか?
自分の仕事に何割かが人工知能に置き換わる。
=これからは人間と人工知能が協調する時代
• 朝起きる。
• 電車に乗る。
• メイルをチェック。
• 必要な事項など返信。
• 会社に着く。
• メイルをチェック。予定をチェック。
• 要件を検討し内容を返す。
• 朝ミーティング。
• それぞれの要件を確認。
• 技術的な設計文書を書く。
• 相談する。プログラムして貰う。/ プログラムを書く。
• 出来ると社内に持っていく。
• 説得する。論争になる。
• つかれる。
• 食堂でたそがれながら、コーヒーを飲む。
• 机に返る。相談が来る。
• 技術的な解決策を示す。
• でも心配になってもう一度危機に来る。
• 人間関係の相談を受ける。
職業は人工知能でなくなるか?
自分の仕事に何割かが人工知能に置き換わる。
=これからは人間と人工知能が協調する時代
=人工知能とペアを組んで強いチームが勝つ
• 朝起きる。
• 電車に乗る。
• メイルをチェック。
• 必要な事項など返信。
• 会社に着く。
• メイルをチェック。予定をチェック。
• 要件を検討し内容を返す。
• 朝ミーティング。
• それぞれの要件を確認。
• 技術的な設計文書を書く。
• 相談する。プログラムして貰う。/ プログラムを書く。
• 出来ると社内に持っていく。
• 説得する。論争になる。
• つかれる。
• 食堂でたそがれながら、コーヒーを飲む。
• 机に返る。相談が来る。
• 技術的な解決策を示す。
• でも心配になってもう一度危機に来る。
• 人間関係の相談を受ける。
職業は人工知能でなくなるか?
自分の仕事に何割かが人工知能に置き換わる。
=これからは人間と人工知能が協調する時代
=人工知能とペアを組んで強いチームが勝つ
= 人間とペアを組むことを前提に人工知能を開発
するべき
= 単独の人工知能ではなく
単独の人工知能
人間とペアを
組む人工知能
社会
インフラ
パーソナル・
サービス
人間の心
人と人の間
/モバイル
システム
/ビックデータ
二つの人工知能
人工知能は二種類ある。
社会インフラとなる人工知能。
個人をアシストする人工知能。
二つともこれからのビジネス。
目次
1. はじめに
2. 人工知能とは
3. キャラクターAI:意思決定
4. 西洋哲学と人工知能
5. 東洋哲学と人工知能、混沌、煩悩
6. 東洋哲学と人工知能、分節化、唯識論
7. 時間と知能
8. 人工知能、世界、縁起
9. 人工知能、知能、世界
西洋哲学と人工知能
- 考える存在としての人工知能 -
「思考の算術化」のために
フレーゲ
(独、1848-1925)
アリストテレス
(希、384-322)
ラッセル
(英、1872-1970)
ジョージ・ブール
(英、1815-1864)
ヴィトゲンシュタイン
(墺、1889-1951)
クルト・ゲーデル
(墺、米、1906-1978)チューリング
(英、1912-1954)
ライプニッツ
(独、1646-1716)
ユークリッド
(埃、384-322)
デカルト
(仏、1596-1650)
アリストレス(B.C.383-322)
• 人類史上、最大の哲学者
• オルガノン(論理学に関する一連の著作)
• 形而上学 (キリスト教に強い影響)
• この後、2000年に渡って規範となる(なってしまう)
• 膨大な著作(弟子たちがまとめる)
近代へ
科学の起源と哲学の起源
ユークリッド
(埃、アレクサンドリア、
323-283 ぐらい)
アルキメデス
(希、384-322)
アリストテレス
(希、384-322)
巨大な形而上哲学の流れ
(思惟によってたどりつく)
科学・数学の流れ
ライプニッツ
(独、1646-1716)
デカルト
(独、1596-1650)
哲学、自然哲学、自然科学
哲学
自然哲学
自然科学
ニュートン「プリンキピア」(1687年)
自然哲学の数学的諸原理
「ニュートン力学」を総合幾何学を
用いて解説。
当時、微積分学はニュートンが作った
ばかりだったので、総合幾何学を用い
て解説した。
人類至上、宇宙を大規模に解き
明かした最高の書物。
哲学、自然哲学、自然科学
哲学
自然哲学
自然科学
当時の、学究者の野望(?)は、全学問を統一的に捉えること。
デカルト(1596-1650)
• 近代学問の父とみなされる
• 書物を読むのをやめ、自分自身で
納得の行く哲学を構築する。
• 「方法序説」「精神指導の規則」「哲
学原理」
• 数学では解析幾何学(座標幾何学)
• 小屋に閉じこもり、3つの着想を得る。
• 軍隊に入りながら各地を放浪
• 家庭教師など
デカルトの動機
「混乱する学問を確かな基礎の上に体系化する」
• 当時(16世紀)における学問は、さまざまな議論や、
宗教が混在しており、学問全体が体系化されていな
かった。
• 学問全体をユークリッド幾何学のように整然と体系化
できないのか。
• そのためには、あらゆる学問の出発点がなければなら
ない。
• そして、それは誰にとっても確からしいものでなければ
ならない。そこから論理的明証性によって学問全体を
再構築するのだ。
デカルト
世界
我
デカルト:学問をきちんと確実なものから基礎づけたい。
=もっとも確実なものから出発して論理を組み上げて行く。
コギトー
http://www.iwanami.co.jp/cgi-bin/isearch?isbn=ISBN4-00-336131-8
世界
疑い得ない、
論理の明証によって
築かれる世界
デカルト
我
近代科学、近代合理主義。
近代の出発点を与えた(デカルトの後の人がそう基礎づけた)。
論理的明証性
http://www.iwanami.co.jp/cgi-bin/isearch?isbn=ISBN4-00-336131-8
ライプニッツ(1646-1716)
• 万能の天才
• ハノーファー候(ドイツ)に仕える外
交官・文官
• 欧州全体に広い人脈(ロシア皇帝か
らバチカンまで)
• ベルリンアカデミー設立
• 法律、数学(『微積分』の発見、二進
法に関する論文)、哲学(『モナド
論』)に大きな足跡を残す
• デカルト批判
ライプニッツ「モナドロジー」
(原著:1714, 翻訳:2005,清水富雄、竹田篤司、飯塚勝久)
• さて、部分のないところには、ひろがりも形もあるはずが
ない。分割することもできない。モナドは、自然における
真のアトムである。一言で言えば真のアトムである。
(P.3)
• 「一」すなわち単一な実体において、(瞬間ごとに)多を
はらみ、多を表現している状態、その流れがいわゆる表
象である。 (P.6)
• デカルト哲学の末流が、この点で大きなあやまりをおか
したのも、意識にのぼらない表象は無とみなしたからで
ある。(P.7)
• そのあげく、魂と体がまったく切りはなされているとする、
• スコラ学者の偏見に(さかさまに)落ち込んだばかりでは
なく(p.7)
ライプニッツ「普遍学」
• ホッブズが,われわれの心mensの働きはすべて計
算computatioであると述べているがそれは正しい〉
(Leibniz,Gerh.4,p.64) (Web辞典から)
• 「もし何らかの厳密な言語か、あるいは少なくとも、
真に哲学的な表記法が与えられたなら、所与から理
性によって獲得しうるすべてのものは、何らかの計
算法により、ちょうど算術や幾何学の問題が解かれ
るのと同じように、見出すことができるであろう。」(ラ
イプニッツ、普遍学すなわち哲学的算法について)
(フレーゲ著作集1、勁草書房勁、P.138)
Element Characteristics universalis Leibniz (普遍的
記号法の原理)
http://www.iep.utm.edu/leib-log/
しかし、途中で終わる。
(ライプニッツはすぐに
できると思っていたが、
実は人類史上の、
とても大仕事だった。)
哲学
論理学
数学、論理学、哲学(=学問)
数学
数学
数学=?
数学
数学の歴史
代数学
幾何学
ディオファントス「算術」
方程式(当時はそう呼んでいなかったが)
ユークリッド
(埃、アレクサンドリア、
323-283 ぐらい)
x2 - n y2 = 1 などの解を求める
数学の歴史
代数学
幾何学
解析幾何学
純粋幾何学
x2 - n y2 = 1 などの方程式によって図形・曲線を表す。
記号操作によって、誰でも一定の手順で証明が可能。
補助線など「閃き」によって証明する。
デカルトからライプニッツへ
つまり数学を記号操作に還元することができる。
人間の思考一般を記号操作で表せるのではない
か? (普遍記号学)
ライプニッツ
(独、1646-1716)
デカルト
(独、1596-1650)
しかし、対立は数学だけではなくて、
より深い思想的立場が違う。
我、思うゆえに我あり。疑い得ないものから出発
して、明晰な論理によって認識を広げて行くこと。
論理学まで含めて、全学問を普遍記号の原理の
元に演繹する。
デカルト「近代学問の父」
「近代合理主義」
哲学
論理学
全学問
確実な推論によって
合理的推論によって
デカルトの著作
1618年『音楽提要』Compendium Musicae 公刊はデカルトの死後(1650年)である。
1628年『精神指導の規則』Regulae ad directionem ingenii
未完の著作。デカルトの死後(1651年)公刊される。
1633年『世界論』Le Monde ガリレオと同じく地動説を事実上認める内容を含んでいた
ため、実際には公刊取り止めとなる。デカルトの死後(1664年)公刊される。
1637年『みずからの理性を正しく導き、もろもろの学問において真理を探究するため
の方法についての序説およびこの方法の試論(屈折光学・気象学・幾何学)』Discours
de la méthode pour bien conduire sa raison, et chercher la verité dans les sciences(La
Dioptrique,Les Météores,La Géométrie)
試論(屈折光学・気象学・幾何学)を除いて序説単体で読まれるときは、『方法序説』
Discours de la méthode と略す。
1641年『省察』Meditationes de prima philosophia
1644年『哲学の原理』Principia philosophiae
1648年『人間論』Traité de l'homme 公刊はデカルトの死後(1664年)である。
1649年『情念論』Les passions de l'ame
https://ja.wikipedia.org/wiki/ルネ・デカルト
ライプニッツ「普遍記号学」
哲学
論理学
数学
記号の操作によって
人間の思考全体を
記号操作によって、
表されるはずだ。
ライプニッツ「モナドロジー」
(原著:1714, 翻訳:2005,清水富雄、竹田篤司、飯塚勝久)
• 表象も、表象に依存して動くものも、メカニックな理由、つまり
形や運動を持ち出しては、 説明がつかないということである。
ものを考えたり、感じたり、知覚したりできる(p.8)
フレーゲ(1848-1925)
• 分析哲学の祖
• 人間の思考の形式化
• ゲッティンゲン大学で博士号
• イエーナ大学で殆どの時期を過ごす
• 数学と哲学の間で独自の学問を打
ち立てる
• 現代数学の記号、一階述語論理は
フレーゲに寄る。
フレーゲ「普遍記号学」
哲学
論理学
数学
論理学の体系を
再構築する。
近代へ
科学の起源と哲学の起源
ユークリッド
(埃、アレクサンドリア、
323-283 ぐらい)
アルキメデス
(希、384-322)
アリストテレス
(希、384-322)
オルガノン
(アリストテレス論理学)
科学・数学の流れ
ライプニッツ
(独、1646-1716)
デカルト
(独、1596-1650)
フレーゲ
(独、1848-1925)
論理学の革新
人間の思考の
記号化
フレーゲ「普遍学」
「概念記法
– 算術の式言語を模造した純粋思考のための一つの式言語-」
フレーゲの記号系
http://plato.stanford.edu/entries/frege-theorem/notes.html
http://slideplayer.org/slide/667932/
フレーゲの記号系
https://www.math.uwaterloo.ca/~snburris/htd
ocs/scav/frege/frege.html
ブール代数
• 冪等則:x ∧ x = x ∨ x = x 、
• 交換則:x ∧ y = y ∧ x 、x ∨ y = y ∨ x 、
• 結合則:(x ∧ y)∧ z = x ∧(y ∧ z) 、(x ∨ y)∨ z = x ∨(y ∨ z) 、
• 吸収則:(x ∧ y)∨ x =x 、(x ∨ y)∧ x = x 、
• 分配則:(x ∨ y)∧ z = (x ∧ z)∨(y ∧ z)
• (x ∧ y)∨ z = (x ∨ z)∧(y ∨ z)
• さらにL の特別な元 0 ,1 と単項演算 ¬ について、以下が
成り立つとき <L; ∨, ∧, ¬> を可補分配束(ブール束)と呼
ぶ。
• 補元則: x ∨ ¬x = 1, x ∧ ¬ x = 0。
バートランド・ラッセル(英、1872-1970)
• 英の数学者・哲学者・文学者
• ノーベル文学賞を受賞
• ケンブリッジ大学で教える。
• ヴィトゲンシュタインを見出す。
• 政治的運動も展開。
• 数々の著作。
• 論理学者としてラッセルのパラドックス
ラッセルのパラドックス
• 「市長は自分が市長をする市以外に住まなくてはならない。市長
を集めた不在市長市に、すべての不在市長が住まなくてはならな
い。誰が市長になれば良いか?」
• 自己言明に対するパラドクス。
• フレーゲによる修正
• ラッセルによる修正 = 型階層理論
(集合にはクラスがある)
分析哲学の系譜
フレーゲ
(独1848-1925)
ラッセル
(英1872-1970)
ブール
(英1815-1864)
ヴィトゲンシュタイン
(墺、1889-1951)
ゲーデル
(墺1906-1978)
ライプニッツ
(独1646-1716)
デカルト
(仏1596-1650)
ラッセル/ホワイトヘッド
数学原理(Principia Mathematica)
• 数学が論理学で記述できることを示す。
• ラッセルのパラッドクスを回避するラッセル自身の「型理論」
(type theory)が盛り込まれる。
https://archive.org/details/PrincipiaMathematicaVolumeI
ヴィトゲンシュタイン(1889-1951)
• オーストリアの哲学者
• 工学からその基礎に疑問を持ち、
• 数学、さらに哲学へ。
• イギリスのケンブリッジのラッセルのもとで
哲学を研究する。
• フレーゲと交流。
• 孤高の哲学者。
• 20代で「論理哲学論考」を著して、小学校
教師に。その後、再び、大学で研究する。
「哲学論考」
• 講義を受けた聴講者が講義録をまとめる。
ヴィトゲンシュタイン「論理哲学論考」
• 哲学の目的は思考の論理的明晰化である。
• 哲学は学説ではなく、活動である。
• 哲学の仕事の本質は解明することにある。
• 哲学の成果は、命題ではない。命題の明晰化である。
• 思考はそのままではぼやけている。哲学はそれを明晰にし、
限界をはっきりさせねばならない。
(ヴィトゲンシュタイン「論理哲学論考」岩波文庫、P.51)
ヒルベルト「数理論理学」
• 20世紀最大の数学者
• 「マテマティカ・プリンキピア」の成果を
数学的に細分化し、数学基礎論として
位置付けた。
• ヒルベルト/アッカーマン「数理論理学」
(1927年、オリジナルはゲッティンゲン
大学における講義 1917-1918)
• 決定問題を提起
アラン・チューリング(1912-1954)
• ヒルベルトの関数計算の記法を体系的
かつ有限個の記号だけを使うように変
更すれば、その計算体系で証明可能な
すべての論理式を見つけることができ
るような自動機械Hを構成できる。
(チューリングに論文より引用)
(チャールズ・ベゾナルド「チューリングを
読む」P.344)
目次
1. はじめに
2. 人工知能とは
3. キャラクターAI:意思決定
4. 西洋哲学と人工知能
5. 東洋哲学と人工知能、混沌、煩悩
6. 東洋哲学と人工知能、分節化、唯識論
7. 時間と知能
8. 人工知能、世界、縁起
9. 人工知能、知能、世界
東洋哲学と人工知能、混沌、煩悩
荘子「万物斉同」
三.成形と成心
人間はまた「成心(生まれながらの心)」が備わっている。
「成心」については、知愚の別はないのである。
(荘子、中国の思想XII、岸陽子訳、徳間書店、P.54)
「良識はこの世で最も公平に配分されているものである。
……すなわち,よく判断し,真なるものを偽なるものから分
かつところの能力,これが本来良識または理性と名づけら
れるものだが,これはすべての人において生まれつき相
等しい」
(ルネ・デカルト 「方法序説」、落合太郎訳)
荘子「万物斉同」
三.成形と成心
しかしこの「成心」は、生活の過程において変形され、
是非を分別する知へと変質してゆく。こうして「成心」を
失った人間は勢いの赴くところ、「今日越に出発して昨日
到着した」というごとき、あり得ぬ命題を生み出すにい
たった。
(荘子、中国の思想XII、岸陽子訳、徳間書店、P.54)
荘子「万物斉同」
四.「明」による
ことばがうろから鳴り出す響きではない。ことばには意味
が含まれる。とはいえ、その意味が不確定のものだとすれば、
ことばは成立するはずがない。そうなれば、ことばはヒヨコの
囀りとは異なるとはいってみたところで、事実上、両者の差異
はないことになる。
そもそも「道」に真偽の別が生じ、ことばに是非の別が生じ
たのは、なぜであろうか。もともと「道」は万物に偏在するもの
であり、ことばも「道」と形影相伴う関係にあるのだが、人間の
さかしらが道を見失わせ、虚飾がことばの意味を覆ってし
まったのだ。
…このように人間は、たがいに異説を立てあって、論争に明
け暮れている。この是非の争いの悪循環を断ち切るには、
「明」によるほかないであろう。
(荘子、中国の思想XII、岸陽子訳、徳間書店、P.54)
• 分別(=賢しい知)を批判
では、何があるのか?
荘子
道(=万物を支配する根本原理)
明(=知の限界を超えた真知)
荘子「応帝王」
「どうだろう、人間にはみな眼耳口鼻など合わせて
七つの穴があり、それで見たり、聞いたり、食った
り、息をしたりするのだが、渾沌にはそれがない。
ひとつ、顔に穴をあけてさしあげては」
話がきまると、二人は一日にひとつずつ穴をあけ
ていった。そして七日目、渾沌は死んだ。
(荘子、中国の思想XII、岸陽子訳、徳間書店、P.190)
小知によって偉大なる自然の知を殺した話
小知 < 道=自然の摂理
環境世界
エフェクター・
身体
センサー・
身体
道に従え
道=世界を貫く原理=人間はそれによって
世界と一体となることでより良く生きる
荘子「万物斉同」
五.「道枢」の境地
すべての存在は、「あれ」と「これ」に区分される。しかし
ながら、あれの側からいえば、これは「あれ」であり、あれ
は「これ」である。つまり「あれ」なる概念は「これ」なる概
念との対比においてはじめて成立し「これ」なる概念は
「あれ」なる概念との対比においてはじめて成立するとい
うのが、彼我相対の説である。…たとえば生と死、可と不
可、是と非の関係もまた然り、すべて事物は相互に依存
しあうと同時に、相互に排斥しあう関係にある。
(荘子、中国の思想XII、岸陽子訳、徳間書店、P.54)
荘子「万物斉同」
五.「道枢」の境地
だからこそ、聖人は、あれかこれかと選択する立場をと
らず、生成変化する自然をそのまま受容しようとする…
このように、自他の区別を失うことにより個別存在でな
くなること、それが「道枢」である。「道」を体得した者は、
扉が枢を中心として無限に延転するように、無窮に変化
しつつ無窮の変化に対応してゆくことができるのだ。「道
枢」の境地においてこそ、是と非の対立は超克される。
「明」によるとは、このことである。
(荘子、中国の思想XII、岸陽子訳、徳間書店、P.57)
アリストテレス「範疇論」
• アリストテレスは、述語(AはBであるというときのBにあたる)の
種類を、範疇として下記のように区分する。
• すなわち「実体」「性質」「量」「関係」「能動」「受動」「場所」「時
間」「姿勢」「所有」(『カテゴリー論』第4章)。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%82
%B9%E3%83%88%E3%83%86%E3%83%AC%E3%82%B9
荘子とアリストテレス
• 世界を分けることで理解することで、理性を進めるのが、西洋
のアリストテレス以来の伝統である(範疇論)
• 人工知能もまた、その路線に従って、世界を分かち、論理に
従って思考する存在として構築された(第三回「デカルトと機
械論」)
• ニューラルネット、ディープラーニングもまた分別することがで
きる。人はそこに理性を見る。
• では、荘子は何を言っているのか?
荘子「道枢は対立を超える」
アリストテレス 「範疇論」 (カテゴリー)
ヘーゲル 「弁証法」 (対立)
荘子 「道枢」 (道)
ニューラルネット=分別器
0 0 0
【逆伝播法】
ここが1になるように、
結合の強さを、
さかのぼって変えて行く。
インターネットによる
膨大なデータ
4 第三次AIブーム(2010年代)
時間
規模
1960 1990 2000
第一次AIブーム 第二次AIブーム 第三次AIブーム
1970 1980 2010
ルールベース
逆伝播法
データベース
ディープ
ラーニング
推論ベース
ニューラル
ネット誕生
小型・中型
コンピュータの普及
大型コンピュータ
専門家のみのブーム
目次
1. はじめに
2. 人工知能とは
3. キャラクターAI:意思決定
4. 西洋哲学と人工知能
5. 東洋哲学と人工知能、混沌、煩悩
6. 東洋哲学と人工知能、分節化、唯識論
7. 時間と知能
8. 人工知能、世界、縁起
9. 人工知能、知能、世界
東洋哲学と人工知能、分節化、唯識論
二つの知能論
•西洋の知能論 = 機能論
•エージェントアーキテクチャ/
•環世界
•東洋の知能論 = 存在論
驚くほど存在について議論しない
驚くほど機能について議論しない
環境世界
認識の
形成
記憶
意思の
決定
身体
制御
エフェクター・身体
運動の
構成
センサー・身体
意思決定
モジュール
意思決定
モジュール
意思決定
モジュール
記憶体
情報処理過程 運動創出過程
身体部分
情報
統合
運動
統合
エージェント・アーキテクチャ
記憶
A
M
B
C
表層意識
言語アラヤ識
M領域
(イマージュ)
無意識
意識のゼロポイント
象徴化作用
意識化
深層
意識
領域
意識と本質、岩波文庫、井筒俊彦、P.214
意識と本質
我々が「・・・・・・の意識」(=表層意識)によって対象的に認識し関
わり合う無数の事物からなる経験的世界が、存在の有「本質的分
節の所産であることは、既に繰り返し述べたところ。事物と我々の
日常的出合いに関する限り、この存在分節は、たしかに表層意識
領域内での事態でしかない。だが、存在分節の根は深い。それは、
表層意識の働きに尽きるものではないし、また表層意識で始めて
起こることでもない。存在分節は、実は、意識のもっとずっと深いと
ころで生起するのだ。我々が表層意識の面で見る事物の分節は、
深層で第一次的分節の結果、あるいはそれの第二次的展開に過
ぎない。
(意識と本質、岩波文庫井筒俊彦、P.229)
存在の混沌
生態による分節化
言語による分節化
世界
存在の混沌
生態による分節化
=環世界による分節化
言語による分節化
世界
創造のプロセス
=存在の意味分節
存在の混沌
生態による分節化
言語による分節化
世界
創造のプロセス
=存在の意味分節
文化世界
環世界
(対世界)
唯識論
世界は識から成り立つとする理論。
眼識
耳識
鼻識
舌識
身識
意識
阿頼耶識
(一切種子識)
末那識
感覚
(五識)
思考
自我執着心
根本心
表層心
深層心
言葉なしで対象を直接
に把握する。それぞれ
固有の対象を持つ。
五識と共に働いて感覚を
鮮明にする。五識の後に
言葉を用いて対象を概念的
に把握する
常に阿頼耶識を対象として
「我」と執する。
眼識ないし末那識を生じる。
身体を生じて生理的に維持している。
自然をつくり出し、それを維持し続けている。
一切を生じる種子を有する。
(横山紘一 「唯識の思想」、講談社学術文庫、P.60 )
唯識論
世界は識から成り立つとする理論。
眼識
耳識
鼻識
舌識
身識
意識
阿頼耶識
(一切種子識)
末那識
感覚
(五識)
思考
自我執着心
根本心
表層心
深層心
言葉なしで対象を直接
に把握する。それぞれ
固有の対象を持つ。
五識と共に働いて感覚を
鮮明にする。五識の後に
言葉を用いて対象を概念的
に把握する
常に阿頼耶識を対象として
「我」と執する。
眼識ないし末那識を生じる。
身体を生じて生理的に維持している。
自然をつくり出し、それを維持し続けている。
一切を生じる種子を有する。
(横山紘一 「唯識の思想」、講談社学術文庫、P.60 )
阿頼耶識から生まれた
ものが、人間にさまざま
なものを見せる。
=煩悩
唯識論
世界は識から成り立つとする理論。
眼識
耳識
鼻識
舌識
身識
意識
阿頼耶識
(一切種子識)
末那識
感覚
(五識)
思考
自我執着心
根本心
表層心
深層心
言葉なしで対象を直接
に把握する。それぞれ
固有の対象を持つ。
五識と共に働いて感覚を
鮮明にする。五識の後に
言葉を用いて対象を概念的
に把握する
常に阿頼耶識を対象として
「我」と執する。
眼識ないし末那識を生じる。
身体を生じて生理的に維持している。
自然をつくり出し、それを維持し続けている。
一切を生じる種子を有する。
(横山紘一 「唯識の思想」、講談社学術文庫、P.60 )
この阿頼耶識から認識が立ち上がるプロセスを実装
できないか? それは現象学の志向性に通じる。
イブン・アラビーの存在論(イスラーム哲学)
イスラーム哲学の原像、岩波新書、井筒俊彦、P.119
言葉のない世界
イブン・アラビーの存在論(アラビア哲学)
イスラーム哲学の原像、岩波新書、井筒俊彦、P.119
アーラム・アム・ミサール
(根源的イマージュの世界)
存在的多者の領域
対象からなる世界
(=言葉で分節化された世界)
存在的多者の
領域
アーラム・
アム・ミ
サール
上昇過程
=自己の存在を
奥深く還元する
下降過程
=奥底の何かが
自己を世界において
顕現しようとする
イブン・アラビーの存在論(イスラーム哲学)
イスラーム哲学の原像、岩波新書、井筒俊彦、P.119
存在的多者の
領域
アーラム・
アム・ミ
サール
上昇過程
下降過程
上昇過程・下降過程
仏教: 向上・向下
(不覚 → 覚 → 不覚)
仏教: 向上門・却来門
仏教: 掃蕩門・建立門
浄土真宗: 住相・環相
スーフィズム: 上昇・下降
イブン・アラビーの存在論(イスラーム哲学)
イスラーム哲学の原像、岩波新書、井筒俊彦、P.119
イブン・アラビーの存在論(イスラーム哲学)
存在的多者の
領域
アーラム・
アム・ミ
サール
上昇過程 下降過程
存在のゼロポイント
=道(老子)
=絶対的一者(アハド)(イブン・アラビー)
=空=無
=光の光
=存在の零度(ロラン・バルト)
=絶対の無=絶対の有
=真空が妙有に切り替わるとおころ
=無極即太極(宋代の易学、周廉渓)
イスラーム哲学の原像、岩波新書、井筒俊彦、P.119
自己顕現の流れ
共創する場
人工知能モデル
トップダウンの流れ
ボトムアップの流れ
自分自身を形成
する流れ
自分自身を形成
する流れ
種子
自分
行為
自分自身を形成する
(認識もその一部。
自分自身としての認識)
行為を形成する
(自分自身を
世界へ投げ出す)
時間の作用に対して
ホメオタシス的衝動
アポトーシス的衝動
行動とは恒常性の破壊
形成とは変化の破壊
環境世界
認識の
形成
記憶
意思の
決定
身体
制御
エフェクター・身体
運動の
構成
センサー・身体
意思決定
モジュール
意思決定
モジュール
意思決定
モジュール
記憶体
情報処理過程 運動創出過程
身体部分
情報
統合
運動
統合
「構成的自己=知能」
の形成(創造)
「存在的自己・認識・記憶」
の形成(創造)
一なる全
(すべての源泉)
受け渡し
超時間的
自分を時間と世界
に投げ出す
三界虚妄、但是一心作(華厳哲学)
• 「華厳経」の、あの有名な「唯心かつ」に「三界虚妄、但是一心作」(存在世界は、隅
から隅まで虚像であって、すべては一つの心の作り出したもの)と言われ、法蔵は
「一切法皆唯心現、無別自体」(すべてのものは、いずれも、ただ心の現われであっ
て、心から離れた客観的なもの自体というものは実在しない)と『華厳旨帰』の一節
に言っておりますが、これらの言葉は、これを同趣旨の無数の他の言表と同じく、い
ずれも要するに、唯識派の根本テーゼである「万物唯識」の展開にすぎません。
(井筒俊彦全集九巻「事事無碍・理理無碍」、P.28)
理事無碍(華厳哲学)
• 「妙有」的側面が脚光を浴びて前に現れ、「真空的」側面が背
後の闇に隠れる場合、当然のことながら、「空」は、思想的に、
強力な存在肯定的原理として機能しはじめます。「空」が、本
来的には、否定そのものであり、存在否定的プロセスであっ
たことを、あたかもわすれてしまったように。…. そのような形
で、否定から肯定に向きを変え、「有」的原理に変換した「空」
を、華厳哲学は「理」と呼びます。「理」は「事」と対をなして、
華厳的存在論の中枢をなす重要な概念です。
(井筒俊彦全集九巻「事事無碍・理理無碍」、P.35)
空
存在を否定
(真空的)
存在を肯定
(妙有的)
理事無碍 (華厳哲学)
• これに反して、仏、すなわち一度、存在解体を体験し、「空」を識っ
た人は、一切の現象的差別のかげに無差別を見る。二重の「見」を
行使する「複眼の士」は。、「事」を見ていながら、それを透き通して、
そのまま「理」を見ている。というよりも、むしろ、「空」的な主体に
とっては、同じものが「事」であって「理」である、「理」でありながら
「事」である、と言ったほうがいいでしょう。「事」がいかに千差万別
であろうとも、それらの存在分節の裏側には、「虚空のごとく一切処
に遍在する」無分節がある。文節と無分節とは同時現成。この存在
論的事態を「理事無碍」(「事理無碍」)というのであります。
(井筒俊彦全集九巻「事事無碍・理理無碍」、P.41)
事事無碍(華厳哲学)
• ただ一つのものの存在にも、全宇宙が参与する。存在世界は、こ
のように一瞬一瞬に新しく現成していく。「一一微塵中、見一切法
界」(空中に舞うひとつ一つの極微の塵のなかに、存在世界の全体
を見る)と『華厳経』に言われています。あらゆるものの生命が互い
に融通しつつ脈動する壮麗な、あの華厳的世界像が、ここに拓け
るのです。路傍に一輪の花開く時、天下は春爛漫。「華開世界起の
時節、すなわち春到なり」(『正法眼蔵』「梅華」)という道元の言葉
が憶い出されます。
• ある一物の現起は、すなわち、一切万法の現起。ある特定のもの
が、それだけで個的に現起するということは、絶対にあり得ない。
常にすべてのものが、同時に、全体的に現起するのです。事物の
このような存在実相を、華厳哲学では「縁起」といいます。「縁起」は
「性起」とならんで華厳哲学の中枢概念です。
(井筒俊彦全集九巻「事事無碍・理理無碍」、P.47)
華厳哲学
• 物も、事も、私も、私自身が成り立たせているのだ。
意識の持続性
現在の思考
常に意識にのっとって
「現実になろう」とする意識の流れたち
意
識
意
識
下
コンテクスト
知能
時
あらゆる瞬間(一定の周期ごと)に自分自身が作られる
いろいろな刺激が世界から入って来る
目次
1. はじめに
2. 人工知能とは
3. キャラクターAI:意思決定
4. 西洋哲学と人工知能
5. 東洋哲学と人工知能、混沌、煩悩
6. 東洋哲学と人工知能、分節化、唯識論
7. 時間と知能
8. 人工知能、世界、縁起
9. 人工知能、知能、世界
時間と知能
道元「有時(うじ)」
• これを要約していえば、あらゆる世界のあらゆる
存在は、連続する時々である。だが、それはまた
ある時であるから、またわがある時である。
• 事のありようの活ぱつぱつ地としてあるのが、つ
まりある時なのである。それを有だと無だと騒ぎ
立てることはいらぬことである。
(道元「正方眼蔵(一)」、増谷文雄訳、「有時」、P.261.262)
コンテキスト
(=文脈、流れ)
• 我々がコンテキスト呼ぶもの。
• 一つの意味、一つの方向をもって積み重さなるもの。
• それが時間。
コンテキスト
(=文脈、流れ)
我々の深層では
さまざまな文脈が競合している
一つの時=全存在
一つの時
一つの時
一つの時
一つの時
有時
有時=一つの時は全存在であり、時の連なりは、
それぞれの時=全存在が衝突することなく連なること。
道元「有時(うじ)」
• とするなれば、松も時であり、竹も時である。時は飛び去ると
のみ心得てはならない。飛び去るのが時の性質とのみ学んで
はならない。もし時は飛び去るものとのみすれば、そこに隙間
が出て来くるであろう。「ある時」ということばの道理にまため
ぐり遇えないのは、時はただ過ぎゆくものとのみ学んでいるか
らである。
(道元「正方眼蔵(一)」、増谷文雄訳、「有時」、P.258)
道元「有時(うじ)」
• そのような道理であるから、大地のいたるところに、さまざまな
現象があり、いろいろな草木があるが、その現象や草木の一
つ一つがそれぞれ全世界をもっていることが学ばねばならな
い。
• だが、どこまでいっても、そのような時ばかりであるのだから、
ある時はまたすべての時である。ある草木も、ある現象も、み
な時である。そして、それぞれの時に、すべての存在、すべて
の世界がこめられているのである。
(道元「正方眼蔵(一)」、増谷文雄訳、「有時」、P.255)
道元「有時(うじ)」
• いったい、この世界は、自己をおしひろげて全世界となすので
ある。その全世界の人々物々をかりに時々であると考えてみ
るがよい。すると物と物とが相さまたげることがないように、時
と時とが相ぶつかることもない。
• 自己をおし並べて自己がそれを見るのであるから、自己もま
た時だというのが、このような道理をいうのである。
(道元「正方眼蔵(一)」、増谷文雄訳、「有時」、P.254)
意識を作る=自身を語る
St=k-1
St=k
St=k+1
ロゴス t=k-2
ロゴス t=k-1
ロゴス t=k
差延によって作り出された差異は
もう一度、統合される。
しかし、新しい差延が生まれる
語る
語る
意識を作る=自身を語る
St=k-1
St=k
St=k+1
ロゴス t=k-2
ロゴス t=k-1
ロゴス t=k
知能は差延、差異、統合、反復の
システムである。
意識を作る=自身を語る
St=k-1
St=k
St=k+1
ロゴス t=k-2
ロゴス t=k-1
ロゴス t=k
知能は差延、差異、統合、反復の
システムである。
逸脱(差異化,差延)
統合(引き戻し)
語る
語る
差延された過去が積み重なる
時間
我々は過去の反響の積み重なりの中で生きている。
t=k-1 t=k t=k+1 t=k+2
私ごと内側から作り出す
知能
今の意識
過去の意識
さらに過去の意識
時
消えて行く
意識とは常に次の意識に溶け合わされる。
まるで波が次から来る波に融け続けるように。
Peter Gorges https://www.flickr.com/photos/petergorges/2940133463/
私は次に来る私に食われ続ける =意識の本質(意識の持続性)
=時間
知能
消えて行く
道元「有時(うじ)」
• とするなれば、松も時であり、竹も時である。時は飛び去ると
のみ心得てはならない。飛び去るのが時の性質とのみ学んでは
ならない。もし時は飛び去るものとのみすれば、そこに隙間が
出て来くるであろう。「ある時」ということばの道理にまため
ぐり遇えないのは、時はただ過ぎゆくものとのみ学んでいるか
らである。
(道元「正方眼蔵(一)」、増谷文雄訳、「有時」、P.258)
環境世界
認識の
形成
記憶
意思の
決定
身体
制御
エフェクター・身体
運動の
構成
センサー・身体
意思決定
モジュール
意思決定
モジュール
意思決定
モジュール
記憶体
情報処理過程 運動創出過程
身体部分
情報
統合
運動
統合
「構成的自己=知能」
の形成(創造)
「存在的自己・認識・記憶」
の形成(創造)
一なる全
(すべての源泉)
自分を時間と世界
に投げ出す
考えるというよりは、
自分自身が世界と一緒に
作られる
意識を作る=自身を語る
St=k-1
St=k
St=k+1
ロゴス t=k-2
ロゴス t=k-1
ロゴス t=k
意識を作る=自らを「語る、表
現する、表明する、表現する」
ことが必要である
亀裂
亀裂
亀裂
語る
語る
St=k-1
St=k
St=k+1
ロゴス t=k-2
ロゴス t=k-1
ロゴス t=k
逸脱(差異化,差延)
統合(引き戻し)
語る
語る
差延によって作り出された差異はもう一度、統合される。
しかし、新しい差延が生まれる。
知能は差延、差異、統合、反復のシステムである。
差延された過去が積み重なる
時間
我々は過去の反響の積み重なりの中で生きている。
t=k-1 t=k t=k+1 t=k+2
二つのアーキテクチャの試み
(2)生成・融合・減衰型のアーキテクチャ
知能
+ + +
現在の瞬間のAI
水の波紋のように意識が作られる
著作者 acworks
タイトル 波紋が浮かぶ水面 http://01.gatag.net/0013916-free-photo/
知能
時
自我自我 自我
「私」ごと内側から作り出す
私ごと内側から作り出す
知能
今の意識
過去の意識
私ごと内側から作り出す
知能
今の意識
過去の意識
さらに過去の意識
時
私ごと内側から作り出す
知能
今の意識
過去の意識
さらに過去の意識
時
消えて行く
世界ごと「私」を創り出す=それが知能
知能
時
消えて行く
意識とは常に次の意識に溶け合わさ
れる。
まるで波が次から来る波に融け続け
るように。
Peter Gorges https://www.flickr.com/photos/petergorges/2940133463/
私は次に来る私に食われ続ける =意識の本質(意識の持続性)
=時間
知能
消えて行く
メタAI
キャラクター
AI
ゲーム状況を認識
作り得るゲームの流れを見出す
ゲームの流れを実現するために
キャラクターを巻き込む
ゲームの流れに準じつつ行動する
人工知能モデル
存在を失う
=情報体の方向
存在を得る(受肉)
=世界への
埋め込みのベクトル
トップダウンの流れ
ボトムアップの流れ
物質から精神へ
精神から物質へ
この二つのベクトルを人工知能の中に取り込む
自分自身を形成
する流れ
自分自身を形成
する流れ
共創する場
自己顕現の流れ
共創する場
トップダウンの流れ
ボトムアップの流れ
自分自身を形成
する流れ
自分自身を形成
する流れ
自分
行為
自分自身を形成する
(認識もその一部。
自分自身としての認識)
行為を形成する
(自分自身を
世界へ投げ出す)
時間の作用に対して
ホメオタシス的衝動
アポトーシス的衝動
行動とは恒常性の破壊
形成とは変化の破壊
知能
この力が時
自分自身
(共創の場)
無限の世界無限の世界
身体=存在
身体を起点として自分が生成して行く。
志向性の矢
世界からの流れと自分自身の内側
からの流れで作り出した世界 = 現実
現実
現実
こちらから見たときの断面
ゼ
ロ
無限世界
志向性の矢
ゼ
ロ
無限世界
志向性の矢
知能
目次
1. はじめに
2. 人工知能とは
3. キャラクターAI:意思決定
4. 西洋哲学と人工知能
5. 東洋哲学と人工知能、混沌、煩悩
6. 東洋哲学と人工知能、分節化、唯識論
7. 時間と知能
8. 人工知能、世界、縁起
9. 人工知能、知能、世界
人工知能、世界、縁起
二つのアーキテクチャの試み
知能
知覚される現実
言語的現実・推論的現実
(虚構)
思考(推論)によっても、現実を作り出してしまう。
二諦論(世俗諦と勝義諦(しょうぎたい))
• 世親は、世俗有/施設を対象とする言明が世俗諦であ
り、勝義有/法を対象とする正しい言明が勝義諦であ
る、と言う。アビダルマの共通理解によれば、ブッ
ダの言明は二種類に分類される。壺や水なあどの世
俗的・常識的存在に関して「壺がある」「水があ
る」などという言明と、色・受・想・行・識などの
実在する諸法に関する「色と眼根によって眼識が生
じる」などの言明とである。前者が「世俗諦」(常
識的真実)と呼ばれ、後者が「勝義諦」(優れた真
実)と呼ばれるのである。
(「認識論と論理学」春秋社、P.19)
直接知覚の種類
直接知覚には四種類ある。すなわち感官知、意知覚、自
己認識、ヨーガ行者の直接知覚である。これらを簡潔に
説く「ニヤーヤ・ビンドゥ」の一節を見ておこう。
それ(直接知覚)は四種類である。(第一に)感官知で
ある。(第二に、感官知)それ自身の対象の直後の対象
と共働因とする、等無間縁である感官知によって生みさ
れたもの、それが意識である。(第三に)一切の心およ
び心作用には自己認識が(成立する)。そして(第四
に)真実の対象を瞑想(反復実習、現実化)する高まり
の極限において生じるヨーガ行者の認識である。
(認識論と論理学」春秋社、P.101)
対象1
対象2
対象3
対象の流れ 心の流れ
感官知
=対象1の直接知覚
=意知覚の等無間縁
意知覚(意識)
対象1の概念知
(認識論と論理学」春秋社、P.102)
知能
この力が時
現実
世界 世界
世界 世界
世界
知能
世界からの流れ、そして、内側からの創造の流れが、
人間の「現実」を作り出す。
それは自分の身体と運動が組み込まれた世界。
知能
この力が時
現実
自分自身
世界からの流れと
自分自身の内側からの流れ
で作り出した世界 = 現実
衝突
=苦しみ
無限の世界無限の世界
情報処理装置から、
混沌的実体として縁起の中にいる人工知能へ
単なる情報処理装置ではなく
混沌的実体として世界との
縁起の中にいる人工知能
混沌としての知能
設計としては、身体とか心か分けずに、
世界や内面と関係のある要素を生成し、消滅させることで、
人工知性を作って行く。
人工知能、体験、部分からの総合
問題は体験から来る
• 人工知能は世界を、自分を体験していない
• 人工知能は世界から情報を抜き取っているだけ
体験 問題
人間=体験から問題を創造(ジェネレート)する
問題は体験から来る
• 人工知能は世界を、自分を体験していない
• 人工知能は世界から情報を抜き取っているだけ
問題
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体験 問題
人間=体験から問題を創造(ジェネレート)する
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東洋型哲学
体験
体験
体験
体験
体験
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体験
体験によって問題を解く = 禅
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西洋のわかった=東洋のわかったような
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体験
体験
体験
体験
体験
体験
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西洋のわかった=東洋のわかったような
東洋のわかった=個人的な理解
体験
体験
体験
体験
体験
体験
問題
東洋=体験を貫くほとばしり(神髄)=悟り
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理
華厳哲学とアリストテレス哲学
理
華厳(けごん)哲学 アリストテレス
原因 結果
混沌としての知能
悟り
より大きな
悟り
華厳の縁起
混沌としての知能
設計としては、身体とか心か分けずに、
世界や内面と関係のある要素を生成し、消滅させることで、
人工知性を作って行く。
環境
知能
知能のコア
環境から要請
される知能
環境
たくさんの自己がある
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それらがそれぞれの世界を持っている
部分
知能
対世界
効果器 受容器(刺激→興奮(記号))
客体
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知覚神経網
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知覚世界活動世界
知覚微表担体
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活動担体
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興奮興奮
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中枢神経網
対世界
持続的意識
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一瞬一瞬生起される構成的自己
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環境世界
環境
時間
意識=無意識の境界
線
無意識=身体の境界
線
二つのアーキテクチャの試み
(1)無意識インタレース型アーキテクチャ(競合
型)
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握ろうとしている。
意
識
意
識
下
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時間
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t=k-1 t=k t=k+1 t=k+2
身体
頭脳
身体
イマージュ
求心性情報
(身体→脳)
遠心性情報
(脳→身体)
…予測された身体状態
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=注意
環境
知能
知能のコア
環境から要請
される知能
環境
体験から悟る
部分
知能
体験
体験 体験 体験
体験
物質世界
一なる全
知能の
極
自意識
より高度な知能
環世界的知能
存在のゼロポイント
知能の極点
機能的
知能モデル
精神的
存在論的
知能モデル
環世界
物質世界
一なる全
知能の
極
自意識
より高度な知能
環世界的知能
存在のゼロポイント
知能の極点
機能的
知能モデル
精神的
存在論的
知能モデル
環世界
世界の側に真理が含まれると思う
=東洋
思惟の世界に真理があると思う
=西洋
世界と共創する流れ
• インフォメーションフローではなく、世界からの事物の流れ。
世界の各部分からの関係を受けて総合的に流れる神髄
• 人工知能だけではフレームは破ることができないかもしれない
が、世界の一部として、知能を明け渡すことで、世界の発展と
共創して、知能を高めて行くことができるのではないか?
環境
知能
知能のコア
環境から要請
される知能
環境
体験から悟る
部分
知能
体験
体験 体験 体験
体験
目次
1. はじめに
2. 人工知能とは
3. キャラクターAI:意思決定
4. 西洋哲学と人工知能
5. 東洋哲学と人工知能、混沌、煩悩
6. 東洋哲学と人工知能、分節化、唯識論
7. 時間と知能
8. 人工知能、世界、縁起
9. 人工知能、知能、世界
人工知能、知能、世界
人工知能人間
仏教と人工知能
• 仏教 = 煩悩から解脱する
• 人工知能 = むしろ煩悩を与えたい(執着)
煩悩 煩悩
解脱 執着
存在的多者の
領域
アーラム・
アム・ミ
サール
上昇過程
=自己の存在を
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下降過程
=奥底の何かが
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イスラーム哲学の原像、岩波新書、井筒俊彦、P.119
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無限の世界無限の世界
混沌としての知能
悟り
より大きな
悟り
環境
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環境
体験から悟る
部分
知能
体験
体験 体験 体験
体験
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人工知能に哲学が必要なわけ

Notes de l'éditeur

  1. 技術の動向
  2. 技術の動向
  3. あたいぜ
  4. いぜ
  5. あたいぜ
  6. あたいぜ
  7. ソシュール 社会から押し付けられたものとして、 井筒 言語アラヤ識 内面にある 記号を問題としてすることで何か Bは言語アラヤ識 p.214 有無中道の。。。ここ引用する 限りなく流動的 世界に開いている 超越的なものに対して開いている 「我々」自身から 自分という存在も一度宙に浮かせないといけない。
  8. ソシュール 社会から押し付けられたものとして、 井筒 言語アラヤ識 内面にある 記号を問題としてすることで何か Bは言語アラヤ識 p.214 有無中道の。。。ここ引用する 限りなく流動的 世界に開いている 超越的なものに対して開いている 「我々」自身から 自分という存在も一度宙に浮かせないといけない。