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学校の情報通信環境整備事業における進捗
- 1. 学校の情報通信環境整備事業における進捗
−総務省・フューチャースクール推進事業を事例として−
フューチャースクール実証校は 林 向達
小学校 10 校(地図上) Kotatsu RIN (rin@me.com)
中学校 8 校
徳島文理大学
特別支援学校 2 校 Tokushima Bunri University
他にも総務省「地域雇用
創造 ICT 絆プロジェクト」
事業で似たような環境を 本発表における略語や用語について
作った学校があるよ
FS:フューチャースクール
LI:学びのイノベーション
TPC:タブレット PC
IWB:インタラクティブホワイトボード
(=電子黒板)
担当研究者=地域有識者
授業支援システム=児童用端末を管理し
授業を支援する機能を
持つソフトウェア
今回は小学校のお話…
- 2. 本日の発表
・FS 推進事業は TPC を前提とした の
ICT 環境の構築及び運用について試 要点
みを行ない、一定程度の成果を残し
つつある。
・ただし、ICT 環境の仕様決定過程
や事業進行手続は、進歩し変化する
現実に適応的ではなかった。
・打ち上げ花火的な事業は終わり、
今後は各自治体の現実に即した線香
花火的な取組が重要になってくる。
- 3. 教育分野における ICT 利活用を進めるため
に情報通信技術に関する課題の抽出や分析を
行うのが目的。平成 22 年度から開始。
文部科学省の LI 事業との連携を行なうこ
とで,ハードとソフトの両面から実証研究が
行なえることを特徴とする。
事業始まったら
iPad とか出た来
ちゃったけど…
2009 年 10 月 こんにちは!
ICT 利活用型教育の確立支援事業構想 ICT支援員です!
よろしくね
2009 年 12 月 22 日
原口ビジョン
・タブレット PC
・インタラクティブホワイトボード
・校内無線 LAN
・協働教育プラットフォーム
- 4. 常駐 ICT 支援員の存在
【1年目】 【2年目】 【3年目】
ハードに関連 ICT 環境のハー すでに教職員の
するトラブル解 ド利用に関する業 一員として関係を
決や補助などが 務の割合は徐々に 築き、教育そのも
主な仕事。 減り、授業のため のへのサポートを
限定的な役割 活用準備や学習へ 担う場面も珍しく
の中で学校教育 支援するように仕 なくなっていた。
に参画していく。 事内容が変化して その役割は ICT
いった。 に限定されない。
そのとき担当研究者は…
担当研究者とはいえ,実証校に訪問する機会
は多くない。場合によっては月に1回訪問でき
ない場合もある。
実証校の様子を知るには,担当の先生方から
だけでなく,ICT 支援員さんからの話も貴重で
ある。日頃の支援業務の内容について教授して
もらいながら,実際に ICT 環境や学校の先生,
子どもたちとの関わりについても話を聞いた。
- 5. 1 ICT 機器導入に関する問題の洗い出し
年 ・機器の配置や使用ルール
事業仕分けや事業レ
ビューで「廃止」の
目 ・共有フォルダの構成デザイン
話ばっかり伝わって
きてウンザリ…
新しい機器環境への適応
ICT 支援員さんの赴任 やってきたばかり
の TPC に興味津々
さっそく使いこな
してます
そのとき担当研究者は…
初年度は,実証校の公募選考を
含んで事業がスタートしたため,
環境構築は9月,実際に利用を開
始したのは 10 月頃となった。
しかし,事業的には初年度の機
器導入の実態こそ重要な検証対象
であるため,そのような問題関心
で実証校訪問などを試みた。
- 6. 災害対応と端末持ち帰り 2
・足代小学校「緊急災害警報」ソフトの導入事例 年
・3G データ通信で持ち帰り
日常的な活用の問題について
目
・足代小学校「目の健康体操」ビデオの取り組み
・タブレット PC 使用時の姿勢の問題
デジタル教科書の実証作業が加わる
導入した ICT 環境のトラブルや導入直後の
様々な課題の解決や調整等で慌ただかった初年
度を過ぎて,2年目は教育利用により焦点を当
てた取組みとなった。
担当研究者として実証校との関係を深めつつ,
実際に ICT 環境を使って実証する学校側の立場
に寄り添いながら,実証環境に対する利点や改
善点の明確化のサポートを行なった。
- 7. 3 機器環境の日常化
年 ・IWB の普段遣いと地デジ・テレビの使い分け等
目 ・図書のバーコード管理
実証校によって様々な
・教室プリンタの活用 取組みが行なわれた。
たとえば,佐賀では電
様々なチャレンジを行なった 子ノートの活用といっ
た例がある。
いまある機器や技術の活用
- 8. LI 事業の取り組み そして担当研究者は…
FS 推進事業の地域有識者も個別の実
・デジタル教材と指導方法の模索 態があり、それぞれの3年を過ごした。
LI 事業には別に有識者が設定されて
いるため、実証校との関係は研究者個
学習者用デジタル教科 別の取組みとなる。
ここで得た知見を少しでも発信し,
書は開発中。事業以外
共有できればと考えている。
では利用されてない。
すでに市販されている
指導者用とは別物。