A16_VB でクラサバシステムの開発をしていた平凡なチームが、どのようにクラウドネイティブプロダクト開発にシフトしアジャイル開発を進めることができたのか。 [Microsoft Japan Digital Days]
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株式会社内田洋行ITソリューションズ Advanced Technology & Product Development Center 技術推進課 プロダクト企画課 次長 兼 課長 （Advanced Technology & Product Development Center 次長、技術推進課 課長、プロダクト企画課課長） 金沢 達嵩 氏 日本マイクロソフト株式会社 App Innovationアーキテクト本部 Cloud Solution Architect 服部 佑樹 VB・SQL がメインのスキルで将来に不安を感じているエンジニア、DX で何をしていいかわからないミドルマネジメント層、DX 現場を知らないトップマネジメント層にお届けします。 VB と SQL だけで戦ってきたエンジニアが、DX の渦に巻き込まれながら Web、アジャイル、Azure スキルを獲得し生まれ変わったお話です。今まで身近だった VB・IaaS・VM・仮想サーバー・分業・ウォーターフォール開発から距離を置き、Azure PaaS を用いたクラウドネイティブ・アジャイル開発を推進しました。中間管理職である私は過去の成功体験の全てを捨てることに…。新しい価値基準を持つチームを作り上げた過程を紹介します。 【Microsoft Japan Digital Daysについて】 Microsoft Japan Digital Days は、お客様が競争力を高め、市場の変化に迅速に対応し、より多くのことを達成することを目的とした、日本マイクロソフトがお届けする最大級のデジタル イベントです。4 日間にわたる本イベントでは、一人一人の生産性や想像力を高め、クラウド時代の組織をデザインするモダンワークの最新事例や、変化の波をうまく乗り切り、企業の持続的な発展に必要なビジネスレジリエンス経営を支えるテクノロジの最新機能および、企業の競争優位性に欠かせないクラウド戦略のビジョンなどデジタル時代に必要な情報をお届けいたしました。（2021年10月11日～14日開催）
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A16_VB でクラサバシステムの開発をしていた平凡なチームが、どのようにクラウドネイティブプロダクト開発にシフトしアジャイル開発を進めることができたのか。 [Microsoft Japan Digital Days]
- 1. Microsoft Japan Digital Days *本資料の内容 (添付文書、リンク先などを含む) は Microsoft Japan Digital Days における公開日時点のものであり、予告なく変更される場合があります。 #MSDD2021 VBでクラサバシステムの開発をしていた平凡なチームが、 どのようにクラウドネイティブプロダクト開発にシフトし アジャイル開発を進めることができたのか 株式会社内田洋行ITソリューションズ システム開発本部 Advanced Technology & Product Development Center 次長 兼 技術推進課長 兼 プロダクト企画課長 金沢 達嵩 #A16
- 2. 自己紹介 現職場に採用される前 多重請負構造の中のエンジニアとしてキャリアをスタート。 携帯電話番号ポータビリティ（MNP）制度に関するシ ステム開発等に従事した。過酷な環境で身についたこと は、明日のためにとにかくこっそり勉強すること。 現職場に採用 ①自社でパッケージを持っている、②多重下請けを請け ないという2点に魅力を感じ現在の会社に中途入社。 パッケージ開発、カスタマイズ開発を経験した後、アジャイ ルスクラムチームのプロダクトオーナーとしてSaaSプロダクト をリリースした。 Certified ScrumMaster®（CSM®） Project Management Professional (PMP)® IPA 情報処理安全確保支援士試験 合格 IPA 応用情報、基本情報技術者、セキュリティマネジメント Microsoft Certified: Azure Administrator Associate Microsoft Certified: Azure AI Fundamentals CompTIA Cloud Essentials Certification ORACLE MASTER Gold Oracle PL/SQL Developer JDLA Deep Learning for GENERAL (G検定) 色彩検定1級（1級色彩コーディネーター）
- 3. Agenda 5年前の姿 チーム紹介（現在の姿） チーム変革の過程 中間管理職である自分自身のマインドチェンジ プロダクトリリースに必要なすべてのスキルを備えよう 全員で学ぶ 責任感の生まれ方 組織構造は後からついてきた
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- 6. Microsoft Japan Digital Days Visual Basic SQL ORACLE 自分たちの“仕事の領分”においてはこれで十分だった
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- 24. 基本設計 詳細設計 開発 インフラ構築 脆弱性検査 テスト/運用 システム○○課 開発○○課 A社へ委託 顧客/システム課 インフラ○○課 分業スタイル 横断的な自律型組織 企画 設計 開発 インフラ構築 脆弱性検査 運用 スクラムチーム テスト自動化
- 25. Takashi Ohkawa アワードのカテゴリ Office Development 登壇実績 Global Microsoft 365 Developer Bootcamp 2020 TOKYO 第 1 回 Japan M365 Dev User Group 勉強会
- 26. Azure, AWS ★★★Microsoft Certified: DevOps Engineer Expert 5名 ★★★Microsoft Certified: Azure Solutions Architect Expert 1名 ★★Microsoft Certified: Azure Administrator Associate 6名 ★★Microsoft Certified: Azure Developer Associate 7名 ★★Microsoft Certified: Azure Security Engineer Associate 1名 ★★Microsoft Certified: Azure Data Scientist Associate 1名 ★★Microsoft Certified: Azure Database Administrator Associate 1名 ★Microsoft Certified: Azure Fundamentals 9名 ★Microsoft Certified: Azure Data Fundamentals 7名 ★Microsoft Certified: Azure AI Fundamentals 8名 AWS Certified Cloud Practitioner 2名 Microsoft MCSD: App Builder 1名 MCSA: Web Applications 1名 ★★Microsoft Certified: Security Operations Analyst Associate 1名 ★Microsoft Certified: Power Platform Fundamentals 8名 セキュリティ IPA 情報処理安全確保支援士 試験合格 1名 IPA セキュリティスペシャリスト 1名 IPA セキュリティマネジメント 2名 認定Webアプリケーション 脆弱性診断士 4名 認定ネットワーク 脆弱性診断士 1名 プロダクト 認定スクラムマスター 10名 PMP 1名 AI、深層学習、機械学習 JDLA Deep Learning for ENGINEER 1名 JDLA Deep Learning for GENERAL 4名 画像処理エンジニア検定 エキスパート1名 その他 IPA 応用情報 3名 IPA 基本情報 6名 CompTIA Cloud + 1名 CompTIA Cloud Essentials 4名 CompTIA Security+ 1名 チーム人数16名 認定資格延べ100個
- 28. コンピュータ・リテラシーをもたないならば、社員からの敬意を期待してはならない。 彼らにとっては日常のことである。上司がコンピュータ・リテラシーを持つことを当然とする。 （一九九八年） ピーター・ドラッカー By Jeff McNeill 翻訳書 P .F.Drucker. ネクスト・ソサエティ 上田 惇生訳. ダイヤモンド社, 2002 p.118 - 119
- 29. Microsoft Japan Digital Days チーム変革①-中間管理職である自分自身のマインドチェンジ テックイベントの参加 社外エンジニアとの交流 勉強し続ける
- 36. Microsoft Japan Digital Days
- 37. Microsoft Japan Digital Days 新しい芽は早めに摘んで軌道修正（＝新しいことに反対する仕事） あとは、部下に仕事を振って、人事考課をつけて、勤怠の承認をする 従来通りの仕事の領分を守る。仕事の幅が広がるようなことは反対する。 難しい仕事は曖昧なまま部下に丸投げ
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- 46. Microsoft Japan Digital Days チーム変革②-プロダクトリリースに必要なすべてのスキルを備えよう
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- 48. Microsoft Japan Digital Days 基本設計 詳細設計 開発 インフラ構築 脆弱性検査 テスト/運用 システム○○課 開発課 A社へ委託 顧客/システム課 インフラ○○課 分業スタイル 我々開発課 「ユーザー認証はWeb上で行いたい！」 「インフラはAzureのPaaSを使いたい！」 システム課 「今まで通りでいいじゃない」 インフラ課 「従来通りVPNで繋げばいいじゃない」
- 49. Microsoft Japan Digital Days プロダクトリリースに必要なすべてのスキルを備えよう
- 50. Microsoft Japan Digital Days 小規模な社内システムプロジェクトに手をあげる
- 51. 小規模な社内システムプロジェクト 基本設計 詳細設計 開発 インフラ構築 脆弱性検査 テスト/運用 システム○○課 開発○○課 A社へ委託 顧客/システム課 インフラ○○課 分業スタイル 横断的な自律型組織？ 企画 設計 開発 インフラ構築 脆弱性検査 運用 テスト自動化
- 52. 小規模な社内システムプロジェクト 横断的な自律型組織 企画 設計 開発 インフラ構築 脆弱性検査 運用 テスト自動化 我々開発課 「ユーザー認証はWeb上で行いたい！ 行う！」 「インフラはAzureのPaaSを使いたい！ 使う！」 開発課 インフラ構築、設計、開発、脆弱性検査、運用など全部やる。 「作って終わり」→「作ってからがスタート」に意識が変わる。
- 54. Web （フロントエンド、サーバーサイド） Angular，Node.js, TypeScript, C# Angular Material, ASP.NET Core Web API HTML/CSS/JavaScript データベース Azure SQL Database, Oracle SQL インフラ Azure （Web Apps, Data Factory, Functions, API Management, …） Azure Pipeline 自動テスト Jasmine + Karma(Angular) NUnit (.NET Core) デスクトップクライアント WPF, C# 深層学習、機械学習 Python, Keras, Azure AI Platform セキュリティ、脆弱性診断 OWASP ZAP、手動検査技法 その他 Git，Azure DevOps, Teams, GitHub After
- 55. Microsoft Japan Digital Days 劇的に意思決定のスピードが向上する
- 57. Microsoft Japan Digital Days チーム変革③-全員で学ぶ
- 58. Microsoft Japan Digital Days 課長 Bさん Cさん Dさん Aさん。君は経験年数も長いし、優秀 だから、アジャイル研修組んどいた。 しっかり学んで、Bさん、Cさん、Dさんに 展開してあげてくれ！ Aさん はーい
- 59. Microsoft Japan Digital Days 課長 Aさん Bさん Cさん Dさん みんなでアジャイル研修行こう！ いいっすね！ X社の研修が 良さそう！ はーい！
- 60. Microsoft Japan Digital Days 課長 Aさん Bさん Cさん Dさん みんなでアジャイル研修行こう！ いいっすね！ X社の研修が 良さそう！ はーい！ • なるべく全員で学ぶ • マネージャーもメンバー一緒に学ぶ • 毎日ディスカッションが自然発生 • アジャイルはチーム全員が理解しているとう まくいく
- 61. Microsoft Japan Digital Days チーム変革④-責任感の生まれ方
- 62. 責任感を持って仕事をしなさい！
- 63. もうちょっと責任感を持てないの？
- 64. Microsoft Japan Digital Days 「責任感を持て」と500回繰り返し言ったところで責任感は生まれない
- 66. Microsoft Japan Digital Days 一人に責任と負荷が生まれ、チームから責任感が失われる
- 67. Microsoft Japan Digital Days 品質に 責任感を持て 「テスト担当」を 任命する 「テスト担当」の 責任が増す 他メンバーは 「テスト担当」を頼る 「テスト担当」に テストに関する研修を受 けてもらう 他メンバーは テストは自分の仕事で はないと錯覚しはじめる テストに問題があれば 「テスト担当」が𠮟責さ れる テストは「テスト担当」に まわしておけ。 →専任化される。 チームからテストに関する 責任感が失われる
- 68. Microsoft Japan Digital Days チーム内で、担当、責任者、リーダーを任命しない
- 69. Microsoft Japan Digital Days 品質について みんなで学ぶ みんなで研修に行く 同じテーマで ディスカッションできる “品質”の 価値観を共有 教育/機会/情報 格差がなくなる 全員がテストコードを 書けるようになる テストに関するタスク を誰もが担当できる 他人に押し付けるの ではなく自分が担当 する プロダクトに対する 責任感がチームに 生まれる
- 75. Microsoft Japan Digital Days VBでクラサバシステムの開発をしていた平凡なチームが、 どのようにクラウドネイティブプロダクト開発にシフトし アジャイル開発を進めることができたのか
- 76. Microsoft Japan Digital Days 最後に
- 78. リスクが先、リターンが後
- 80. © 2021 UCHIDA YOKO IT SOLUTIONS CO., LTD. All rights reserved. 本情報の内容 (添付文書、リンク先などを含む) は、公開日時点のものであり、予告なく変更される場合があります。 本コンテンツの著作権、および本コンテンツ中に出てくる商標権、団体名、ロゴ、製品、サービスなどはそれぞれ、各権利保有者に帰属します。