1. スマホアプリ開発者のための
Web API開発⼊入⾨門の⼊入⾨門

2. Agenda
⾃自⼰己紹介など
Web APIとは
なぜWeb APIが必要か
Web API開発の基本
パフォーマンス

3. Talknoteとは？
社内コミュニケーションサービス

4. Talknoteとは？
「共通の価値観が浸透した「いい会社」をつくる。」
ことをミッションに、サービス運営をしています。

5. ⾃自⼰己紹介
ミウラ @mxxxxkxxxx
雑⾷食型情報処理理技術者
2014/02にTalknoteへJoin
前職：グリーにて内製プロダクトの企画・開発
最近の趣味：何でもかんでもAWSのマネージドサービスにのっ
けて勝⼿手にスケールしてくれたらいいなと妄想をすること

6. Web APIとは
Web API = インターネット経由で利利⽤用できるAPI
API(Application Programming Interface)
ソフトウェアコンポーネントが互いにやりと
りするのに使⽤用するインタフェースの仕様
例例えばsocket
listen(), accept(), recv(), send(), etc.

7. Web APIとは
Web APIにはSOAPやRESTなどがあ
る
今回はREST APIのお話

8. Web APIとは
iPhoneアプリ
MV
C
サーバ
C
V M DBユーザ
サーバアプリ

9. なぜWeb APIが必要か
データの妥当性
コミュニケーションの正当性
マルチデバイス対応

10. なぜWeb APIが必要か
データの妥当性
iPhone
アプリ
サーバ
ユーザ
商品
購⼊入
トランザクション
購⼊入履履歴
データ作成
https://hoge.io/purchase
POST
いずれかで失敗したら
ロールバック
成功 or 失敗
購⼊入履履歴
データ作成
購⼊入履履歴
データ作成

11. サーバ
なぜWeb APIが必要か
コミュニケーションの正当性
ユーザ
ゲーム
アプリ
ユーザ
ユーザ
ランキング
データ
妥当なデータが担保する
コミュニケーションの
正当性
https://hoge.io/ranking
ゲーム
アプリ
ゲーム
アプリ

12. なぜWeb APIが必要か
マルチデバイス対応
サーバ
ユーザ
iPhone
アプリ
ユーザ
Android
アプリ
ユーザ
PC
Web
新
ロジック
ビジネスロジックに変更更が
あってもWeb APIは影響を受
けず、クライアントアプリケー
ションを改修する必要がない。
旧
ロジック
Web
API

13. Web API開発の基本
URL
ドメインモデル

14. Web API開発の基本
REST API -‐‑‒ HTTPメソッドでCRUD操作
POST -‐‑‒ Create
例例）POST /article … 記事を作成する
GET -‐‑‒ Read
例例）GET /article/1 … ID=1の記事を参照
する
URL

15. Web API開発の基本
REST API -‐‑‒ HTTPメソッドでCRUD操作
PUT -‐‑‒ Update
例例）PUT /article/1 … ID=1の記事を更更新する
DELETE -‐‑‒ Delete
例例）DELETE /article/1 … ID=1の記事を削除
する
URL

16. Web API開発の基本
URL
iPhone
アプリ
サーバアプリ
ユーザ
記事作成 Controller
/article[/1]
POST
GET
PUT
DELETE
成功
記事
成功
成功
View
JSON
記事参照
記事更更新
記事削除
Model
Article
RDBMS
articles

17. Web API開発の基本
URL
iPhone
アプリ
サーバアプリ
ユーザ
記事作成 Controller
/article
①POST
⑥成功
id=1
View
JSON
Model
Article
RDBMS
articles
②Article
作成
③articlesテーブル
レコード作成
④作成したレ
コードのid取得
⑤レンダリング

18. Web API開発の基本
URL
iPhone
アプリ
サーバアプリ
ユーザ
Controller
/article/1
①GET
id=1
⑤記事
id=1 View
JSON
記事参照
Model
Article
RDBMS
articles
②Article
取得
③articlesテーブル
レコード取得
④レンダリング

19. Web API開発の基本
最近APIバージョニングが話題
https://api.talknote.com/hoge
https://api.talknote.com/1/hoge
参考：APIのバージョニングは限局分岐でや
るのが良良い -‐‑‒ http://kenn.hatenablog.com/
entry/2014/03/06/105249
URL

20. Web API開発の基本
トランザクションスクリプトとは？
アクションより起動される⼀一連の⼿手続き
引⽤用元：ひがやすを blog -‐‑‒ http://
d.hatena.ne.jp/higayasuo/20080519/
1211183826
要はいわゆる「⼿手続き型」なプログラム
次で述べるドメインモデルの対義語（みたいな感じ）
ドメインモデル

21. Web API開発の基本
ドメインモデルとは？
オブジェクト指向と親和性の⾼高い概念念
ドメイン内の名詞によって体系化されたモデル
引⽤用元：ひがやすを blog -‐‑‒ http://
d.hatena.ne.jp/higayasuo/20080519/
1211183826
ドメインモデル

22. Web API開発の基本
ドメイン内の名詞って？
ECを⼀一つのドメインとして例例えると…
ドメインモデル
EC
ユーザ
認証
商品
購⼊入

23. Web API開発の基本
Web APIはドメインモデルで設計しよう
ドメインモデルのメリット
DRY
疎結合
ってことは変更更に強い。
ドメインモデル

24. Web API開発の基本
Web APIはドメインモデルで設計しよう
ドメインモデルのデメリット
トランザクションスクリプトより設計が難
しい
ドメインモデル貧⾎血症に陥る可能性
ドメインモデル

25. パフォーマンス
• 基本はIO
• 病は気から
• 性能劣劣化はIOから
• クソシステムはデータ設計から

26. パフォーマンス
ということでRDBMSでパフォーマン
ス稼ぐお話をちょこっと
Web APIというよりサーバのお話
ですが…
MySQL前提

27. パフォーマンス
アプリが発⾏行行するクエリはとにかくexplainしよう
ActiveRecordやその他ORM経由でもデバッグロ
グ等にSQLを吐かせるように
漢のコンピュータ道でexplainの⾒見見⽅方を詳解して
います。
http://nippondanji.blogspot.jp/2009/03/
mysqlexplain.html

28. パフォーマンス
アプリが発⾏行行するクエリはとにかくexplainしよう
index効いていないクエリがないように
サービスが成⻑⾧長してくると、index効いてい
ないクエリのせいでDBサーバのCPUが100%
に張りつきはじめます。
indexが効いていてもフルスキャンしている
ようじゃダメ

29. パフォーマンス

30. パフォーマンス

31. パフォーマンス

32. パフォーマンス
すでにサービス上で動いているクエリの
性能が⼗十分に稼げていない場合
張れるのであればindex張る
⾼高トラフィックでindex張った瞬間にア
ラートが⾶飛びそうで怖いのであれば…
ヒントを駆使してみる

33. パフォーマンス
ヒントの例例
MySQLの結合は原則ネスティッドループ結合
結合順序によっては効いてほしいindexが効かなかったり等の
原因により、⾛走査するレコード数が⾮非常に多くなる。
結合順序はオプティマイザが決定する。
開発者が結合順序を制御したい場合、STRAIGHT_̲JOIN
で制御可能。
合わせてindexを制御するUSE|IGNORE|FORCE INDEX構⽂文
も有効な場合がある
他にもいろいろ

34. パフォーマンス
クエリの発⾏行行数が無駄に多くて性能劣劣化を招く
ケースもあります。
N+1問題
①userテーブルから10レコード取得する
②user.idをキーとしてuser_̲profileテーブル
からレコードを逐次取得する
①=1回, ②=10回クエリを発⾏行行することに
なる

35. パフォーマンス
クエリの発⾏行行数が無駄に多くて性能劣劣化を招くケースもあり
ます。
N+1問題
ActiveRecordでLazy Loadingする場合などに発⽣生
防⽌止策
結合して1クエリで取得する
select * from user u inner join user_̲profile
up on u.id = up.user_̲id
Eager Loading

36. パフォーマンス
⾼高トラフィックになってくると…
drop tableしただけでサービスに影響で
たり
ハードリンク張らずにdrop tableする
とファイルシステム的にすぐデータを
消そうとするためにIOが発⽣生し、終わ
るまでメタデータをロックしてしまう

37. パフォーマンス
そういうときはハードリンク絡めて
drop tableしてみよう

38. 1テーブル1ibd/frm前提
パフォーマンス
MySQL ファイルシステム
データ
/var/mysql/data/messages.ibdmessages

39. ①ibd/frmにハードリンク張る
$ ln /var/mysql/data/messages.ibd /home/admin/messages.ibd
パフォーマンス
MySQL ファイルシステム
データ
/var/mysql/data/messages.ibd
/home/admin/messages.ibd
messages

40. ②drop table
mysql> drop table messages;
パフォーマンス
MySQL ファイルシステム
データ
/var/mysql/data/messages.ibd
/home/admin/messages.ibd
messages
drop table
messages;
ハードリンクが残っているので
まだ物理理削除されない

41. ③作成しておいたハードリンクを穏やかに削除
$ ionice -‐‑‒c 3 rm -‐‑‒f /home/admin/messages.ibd
パフォーマンス
MySQL ファイルシステム
データ
/home/admin/messages.ibd

42. ④完了了
パフォーマンス
MySQL ファイルシステム

43. ご清聴ありがとうございました