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【Drop wave】cedec2012『起業したゲーム会社を7年間倒産させない方法』
- 6. 自己紹介 松下正和
株式会社ヘキサドライブ 代表取締役
以前は、大手ゲーム会社にてプログラマー。
会社名: 株式会社ヘキサドライブ
設立: 2007年2月
オフィス: 東京(港区高輪)、大阪(大阪市中央区)
資本金: 一千万円 従業員数:44名(役員含む)
家庭用ゲームの開発を中心に、
最近ではソーシャルゲームなども開発中!
スタッフの8割がプログラマーの会社です!
最近では、
「関西から日本のゲームシーンを盛り上げる!」
という事で、『GIPWest』という組織を作ってます!
http://gipwest.com
http://hexadrive.jp
- 7. ホットティー株式会社
代表取締役 保手濱 彰人
自分理念:世界一と呼ばれる男になる
6年前の写真
企業理念:スマフォのゲームで世界を獲る
創業 :2006年8月
事業内容:スマフォアプリ開発/スマフォゲーム開発
<紹介>
•1984年生まれ。
•東京大学を3回留年後中退。
•2005年、ドリームゲートのビジネスコンテストで優勝。
•2005年、ホリエモンのカバン持ちを経験。
•2006年、学習塾を創業。
•2009年、スマフォ事業を開始。
•2011年、学習塾事業を売却、スマフォゲーム一本に事業集中。
•2012年、KLab株式会社と資本業務提携。
7
- 8. 株式会社NAC
代表取締役 対馬 健司
創業 :2006年9月
事業内容:CG受託制作
企業理念:良い仕事は良い精神から。
良い精神は良い環境から。
コンピューターグラフィックスを通じてお客様の満足を追求し
全社員の物心両面の幸福と社会を笑顔にする事を目的とします。
■紹介■
・ 1967年 北海道生まれ
・ 1985年 三菱ガス化学株式会社入社
・ 1994年 ゲームメーカー入社
・ 2003年 ゲームソフト開発会社取締役に就任
・ 2006年 株式会社NAC設立
就活アワード2011,2012,2013 3年連続受賞
毎日新聞デジタル注目企業50
2009年度ベストベンチャー100
- 16. 8,TOP(社長)として気をつけていることは?
■DropWave本城
率先垂範。社長は常に背中を見られていると肝に銘じている。また、会社の状況を理解して
納得して働いてもらうために、戦略を社員に説明する努力を怠らないこと。毎月、経営方針
説明会を開催して、全社員に会社の状況を説明していた。そのあと、社員全員で会社経費で
飲みに行く会をやっていた。
■ヘキサドライブ松下
スタッフが良いゲームを作れる環境を作る事。そういう理想を常に追い求めていく姿勢が大事
なのかなと思います。まだまだ現実の壁は高く理想は遠いですが、諦めずに、一歩一歩進ん
でいく事が大切かと。
■ホットティ-保手濱
自分が一番凄いこと。論理的妥当性。
■NAC対馬
私の今の会社での役割は夢を描いて会社に入ってくる人達にいかに伸び伸びと良い仕事をし
てもらえるかという環境作りと会社としての指針を示すことだと思ってます。特にクリエーター
と呼ばれる人達はどれだけ高い給料を払っても自分のやりたいことが出来ていないとストレス
となって良い仕事にならない傾向が強い職種です。いくら見た目立派なオフィスでもそこで働
いている社員の士気が低ければ良いものも生み出せません。やりたいこと=楽な事では無く
、やりがいのある仕事を一生懸命できる環境作りを心がけています。
- 17. 9,資金繰りで苦労したことは?
■DropWave本城
最初の半年の給与は役員全員13万円。また、起業後数年たってからも、会社のお金があぶなくなったとき
は、躊躇なく役員報酬をギリギリまで下げた。付き合ってくれた役員にも感謝。そのほか、入金の翌月末払
いを徹底したり、銀行から多めに借りたりして、2~3ヶ月分以上の運転資金が常に口座にある状態をキー
プしている。
■ヘキサドライブ松下
資金繰り=仕事繰りなんですが、開発出身の社長は”営業”がネックになりやすいのではないかと思いま
す。私も3年目で営業をあまりしていなかったので、4年目で仕事が無くなり苦労しました。
■ホットティ-保手濱
数年間苦労しっぱなしだった。消費者金融の常連だったこともある。どんぶり勘定だと後々大変なことにな
るから、大雑把な性格の人は、1円&1日単位で正確に通帳の動きを見るか、細かくてうるさい、自分を
叱れる人を近くに置いておく必要がある。特に起業家は大雑把な人が多いので要注意。雑な資金繰りで
倒産した周囲の社長を沢山見た。
■NAC対馬
中小の開発会社の場合、気をつけなければならないのはPL(損益計算書)よりもCF(キャッシュフロー)すな
わち綿密なキャッシュシュミレーションです。PL上で利益が出ていても資金力のない小さな会社の場合クラ
イアントの支払い遅延や予期せぬ事が起こった場合資金ぐりがすぐに厳しくなってしまいますのでそういう
こともある程度想定した余裕あるCF管理が重要になってくると思います。私の場合、かなり細かいCF管理
表を作り尚且つ事故の事前予測を常に行う事でそれらをなんどか回避してきました。ですので本当の意味
で苦労したことは今の会社では無いのですが昔役員をやってた会社ではかなり資金繰りに苦労してました
。今思うと大きな要因は単純にどんぶり勘定が原因だったのですが今はその教訓で経営してます。理想的
には無借金経営が理想ですがある程度余裕のあるCFという意味では無理のない範囲での銀行などから
の借り入れも必要だとは思います。