細胞農業の普及シナリオ
- 11. 参入に必要な初期投資はいくら?
プラントの建設コストは規模の 0.6乗に比例することが経験的に
知られている(0.6乗則) (New Scientist vol.17, No.326 p355)
https://www.city.mitoyo.lg.jp/div/kankyo/pdf/kentou/10-2.pdf
CA =Aプラントの建設価格
CB =Aと同種のBプラントの建設価格
SA =Aの能力(規模)
SB =Bの能力(規模)
CB=CA×(SB/SA)^0.6
競争力のある価格(¥570/kg)での
製造には、4.8億円の設備費が必
要で、初期投資額は大きめ。
⇒培養肉の製造設備は地
域単位で建設されそう?
生産規模 設備費 肉1kgあたり設備費
100kg/月 0.3億 ¥3600
1t/月 1.2億 ¥1420
10t/月 4.8億 ¥570
100t/月 19億 ¥230
1000t/月 75億 ¥90
Q: 培養肉の最小効率規模
(MES*)はどのぐらいか?
設備の初期投資はいくら?
*MES(Minimum efficient scale) - 市場競
争力を持つ製品を作るための最小規模
(インテグリカルチャー(株)による試算 (2017年)
設備の減価償却は7年を想定、0.6乗則で試算
- 16. 非現実的 一極集中 多極分散 超多様化
・DIYバイオ技術の進歩で製
品単価軸以外での競争の余
地が生まれ、より右側の可
能性が上がる。
・DIYバイオの存在自体が事
業や政策の判断を右側に寄
せる圧力となる
time
「自宅で培養肉」などDIYバイオの影響
必要な資本
培養も
調理の
一種