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Plus de Yasuhiro Toudou (11)
Notes de l'éditeur
- いきなりですが、質問です。\nうつ病の人にとって、通院でいやなことは何だと思いますか?\n→だれだれさん。  なるほど。回答はこちらです。\n
- 単純で申し訳ないです。\nただ、うつ病を経験したからこそわかる、細かい点もあるかもしれません。\n今日はみなさんに、私の経験したことをしっかりお伝えできればと思います。\n
- わたしは東藤泰宏と申します。\nIT産業で働いていたのですが、過労によってうつ病になりました。\n現在も通院しています。小堀先生とは知人?でしょうか、つながりがありまして、本日お話しをさせていただくことになりました。\n
- 今日の流れです。\n最初にうつ病の社会経験をお話しします。みなさんはうつ病の症状や、経緯などはご存じかと思うので、それ以外のところにフォーカスしていきます。ちょっとだけ宣伝をさせていただきます。では。\n
- うつ病になると、どんな経験をするのか。\nこれを旅に例えてみました。\n全体の流れがこちらです。\n
- 初診から始まり、通院、服薬、会社と家族、制度、そして雑音・ノイズの順番に進めていきます。\n
- まずは初診から。\n
- こちらの数字、なにを意味するかわかる方いらっしゃいますか?\n完全に私の経験談なので難しいかも知れませんが。\nこれは、うつを自覚してから診察を受けるまでにかかった時間です。\nさらに、薬が効くまでは2週間ですよね?なので、「うつ病だ」と自覚してから、1ヶ月以上苦しみが続く、というわけです。\n
- 病院間で、予約の状況を共有することはできないでしょうか。\n救急車はどんどん電話して、受け入れ先の病院を探してくれますし、\n身近なところだと、図書館では区内や大学間で利用状況のデータベースを共有してますよね?\n
- そしてこれもお伝えしたいことです。\n寛解するのか、ずっとうつと付き合うのか、社会復帰を目標とするのか、治療のゴールも道筋もお話しいただいたことはないです。こちらから質問するとうっすらと答えてくれるのですが。\n
- どこを経由して、どこに向かうのかわからないまま飛行機にのるような感覚です。\nですので・・・\n
- できれば、うつ病の回復ステップとゴールを教えてほしいなと。\n特にうつ病の人は頭がぼんやりした状態で病院に来るので、先生の方から明示していただければなと。\n患者もより意欲的に回復を目指すことができるのではないでしょうか。\n
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- これはよく聞く話なので、新鮮みがないかもしれません。\nぼくが最初に言ったクリニックでは、会話になりませんでした。\n何を話しても、すぐに「では何とかという薬をだそう。」「じゃあ増量だね」と。2チャンネル\n
- 通院のときによく聞く言葉がこちらです。\n「さて、どうでしたか?」言葉自体には問題はないのですが、\nこれはぼくにはこんな風に聞こえます。\n
- 「忘れ物はありませんか?」\nただ、忘れ物があるかどうかを知るためには、あるものが必要です。\nどなたか、おわかりになる方いらっしゃいますか?\n
- 持ち物リストでした。\n何について、変化の有無を聞かれているのかが、よくわからないんですね。\nなので、診察室で、その場で思い浮かんだことを答えてしまいがちです。\n
- できれば、重要な項目を、事前に教えておいてほしいです。\nそうすれば、生活の中で気をつけてみたうえで、先生にきちんと報告できるようになります。\n
- 次は服薬です。\n
- ぼくはガリガリだったんですが、服薬を初めて半年と少しで10キロ太りました。\n他にも、意識が朦朧として、胃が痛くて、電車で吐いたりと、さんざんだったんですが、クリニックでは副作用について教えてくれることはありませんでした。\n
- あと、昼間に道ばたで意識を失ったこともありました。\n検査の結果、特に異常はなかったんですが、飲んでいる薬の副作用に「意識消失」と書いてあったのが怖いです。今後、なにかあると怖いので、車を運転しない人生にしようかと考えています。\n
- ということで、旅でたとえると、現地で謎の食物を食べている状態に近いかなと思います。\nちなみに、この写真も食材がなんなのかわかりません。\n
- つづいて会社、家族です。\n
- まず、何よりも休むための環境を作る必要があります。\nが、こんな問題があります。   ぼくは休職を勝ち取るまでに3ヶ月ほどかかりました。\nで、例えるとこうなります。\n
- 外国で、グルジア語でプレゼンテーションをして説得しなくてはいけない、という状況が近いかと思います。この中で、グルジア語を知らない方、いらっしゃいますか?ぼくも知りません。\n上司を説得するときも、そもそもうつ病について、自分もまだよくわかってはいないのです。\n
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- 自分で制度を調べて、書類申請、記入、押印、病院で押印、郵送・・・びっくりするくらい労力がかかります。\n最初の傷病手当を受け取るまでに、3ヶ月かかりました。\n
- こちらも、就職活動の際に、面接官がグルジア人だった、というイメージを持っていただければ、大変さと面倒くささを感じていただけるかもしれません。\n
- できれば、制度や、手続きのフローについて相談できる窓口があるとうれしいなと思います。\n
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- うつ病になると、色々な事を言う人が現れます。たとえば・・・\n
- この画像は過激ですが、治安の悪い場所では、ひったくりや置き引き、ぼったくりに遭わないように、気をつけないといけません。\n少し例えが強引ですね。\n
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- 今まで、6つの流れをみてきた訳ですが、実際には複合して体験しなくてはならないわけです。\nうつ病で頭がきちんと働かず、体も満足に動かない状態で。\nこれは、かなり困難な状況ではないでしょうか。\n
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- 第一部はここまでです。\nお疲れ様でした。\n質問ある方いらっしゃいますか?\n
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- 自分たちで解決するしかないな、と思い、\nうつ病の仲間と、カウンセリングのサービスを立ち上げました。\nビジネスプランコンテストで優勝して、もらった賞金で5月に会社を設立しています。\n
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